KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

Think different.

Posted on: 2012年12月30日(日) 21:26

  

 

 

 

 

 

 
福岡工大附城東高校での授業が終わったらすぐに車で博多駅近くに
あるカシオさんのビルに直行。TK九州支部の先生方に授業を行った。

TK=チームキムタツです。

TKは関東支部が最も動きが盛んやけど、関西や九州の先生方も負け
ずに頑張っておられる。

4年前には12名しかいなかったのに、今では2000名近くになってる。

さて、九州では駒場東邦の佐藤先生が東京から駆けつけてくれて、ユ
メブンを使った文法の授業を行ってくれた。

その後には僕が長いスクリプトを使って、長い放送でも気を失わずにリ
スニングができるための授業を行った。

来られていた先生方はそのまま忘年会に突入し、約30名強で盛り上
がった。

何よりいいなと思ったのは、違う学校の先生方同士であぁでもないこぅ
でもないと授業の方法について議論が起こっていたことだ。

なかなか学校の中ではできないような議論をしたり、あるいは情報交
換をしたりできるのが、TKの最もいいところだと思う。

都道府県の教委主催の勉強会とはそのあたりが全く違う。

誰も偉くないし、誰もヘボくない。業者も含めて全員が平等に議論がで
きるところがいいのだ。全員が本音で語り合える。

 

 

 

 

 

 

 
今日は『クーリエ・ジャポン』の取材を受けて、編集者の方がオフィスに
いらっしゃったけど、TKの話をしたら驚いておられた。

先生方が所属する集団で2000人なんて、今までなかったと思うなぁ。

勉強する気のある先生なら絶対に伸びる。

石黒先生のようなベテランも、通訳の柴原先生のような英語がめっちゃ
できる先生も、昨日教員になった若手も、同じように熱心に学ぶ。

その姿勢がある限り、このTKは存続し続けるやろう。

僕が逝った後でさえも。

高校教員が下で、大学教員が上というわけでもない。業者が下という
ことは絶対にあり得ない。

みんな日本人の英語をちゃんと向上させようという意識の下において
全員が常に同じポジションにいる。誰が上とか下とかあり得ん。

また来年以降も自分たちこそ英語教育の中枢にいて生徒たちを鍛えな
ければ、将来の日本はダメになるかもしれんのだというプロ意識をお互
いに刺激し合いたいなと思ってる。

今年も北海道から鹿児島までいろんなところで勉強会を開いた。

来年の2月にはいよいよ沖縄で1回やることになっています。また多く
の先生方に参加してもらえれば嬉しい。

TOEICの点数が良くても話せなければ意味がない。試験の点数が取
れる人間じゃなくって、英語を使って世界に通用するような人材を育て
られたらいいなと願ってる。

そのためには教育の最前線にいる我々教員がしっかりしないとダメや。
しっかりとプロ意識を持って。

生徒たちのせいにするのではなく、もしかしたら自分の方法がまずい
のかもしれぬと自問自答しながら教育していくことが重要やなぁ。

Think Different.

ジョブズは考え方を固定化させていてはならないと言いました。そうし
てThink different.という言葉を使いました。

我々はコンピュータではなく、人を創造する職種に携わっている人間や
からこそ、今までこうやってきたから・・・という考えではなく、常に自分
の方法や考え方を見つめ直しながら進めていかねばならぬ。

Think different.

今使っているその本で本当に上がるんやろうか。今使っているその方
法で本当に英語力は上がるんやろうか。みんなが使ってるからという
安易な理由で選んでないやろうか。それでいいんやろうか。

そういう気持ちを大事にしながら、また来年も努力していきたい。

今年もあと1日ですね。明日は今年の手帳を繰りながら、来年以降の
自分にゆっくりと想いを馳せようと思っている木村です。

 
今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
年賀状ですが、あと400枚ぐらいコメントを書けば終わります。
八杉先生、河原先生、佐藤君、葉書きをありがとうございました。

 


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