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kimutatsu について

kimutatsu / kimutatsu23748

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小学5・6年の英語教科化についての記事を読みました。休み時間
とか夏休みを利用するそうです。

記事はこちらです。

小学校英語、毎日2時間やるならまだしも、週2時間ですよね。

何ができるんでしょう。よくわかりません。わけがわからなくなって
結局は塾に行く児童が増えたり、英語が嫌いになる児童が増えたり
するように思います。僕が小学校時代に休み時間や夏休みを削ら
れて勉強せいと言われたら、きっと逃げ出していただろうな。

それと短時間学習は確かに効果的ではありますが、そもそもどうす
れば英語力が上がるのかの哲学がないのに、時間だけを増やした
ところで疲弊するだけです。

私学の中学校や高校でも休み時間や放課後や長期休みなんかに
補習をやっていますが、この補習はなんのためにやってるの?とい
いたくなるような補習もたくさんあります。

そして先生方が疲弊しています。

短時間学習や補習を効果的にするためには、どうしてこの学習や
補習が必要なのか、生徒たちが受講すればどういう力が確実に
伸びるのか、どうして授業中には行えなかったのか等等の検証が
必要ですし、補習の後にも本当に効果があったのかという検証を
行うべきだと思います。

効果がないのであれば、機械的に補習などをやっても無駄です。
先生も生徒も疲弊するための補習では逆効果です。

師弟関係という言葉もありますが、師も弟も疲弊していては伸びま
せん。特に最近の学校は師が疲弊し過ぎています。

文科省の方々にそこの部分をどうお考えなのか聞いてみたい。

小学生は小学生でもっとやることがあるんじゃないのでしょうかね?
僕は知り合いがみんな経済産業省なので機会があるのかどうかは
全くわからないのですが、本当に文科省の人と話してみたいです。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は完全にオフにして、沖縄で羽を伸ばしまくります。
ちなみに灘校では春休みの補習はいっさいありません。
ここは教員も生徒も次年度に向けて、仕事や勉強の面でも
リフレッシュの面でも、しっかりと準備しなければなりません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

英語を話すというのは

Posted on: 2016年3月24日(木) 8:56

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先日、柴原先生(NHK放送通訳)・丸山先生(ラ・サール)・木村の3人
で4技能型テストのスピーキング問題を作っていました。

フェイスブックのメッセンジャーで意見交換しながら。

もちろん誰に依頼されたわけでもなく、現在のGTEC-CBTやTEAPの
スピーキング問題では、英語を話す力を図りにくいのではないかと
考えていたので、実際の使用場面を考えながら作ってみました。

一度、英語で答えてみてください。

目の前に外国人がいます。その人から尋ねられたと仮定して答えて
ください。それぞれの英語は目の前の外国人が発した質問です。

***********************

1. Will you explain why Japan was isolated for such a
long period in Edo era?

2. Why do Japanese people kill smart and cute creatures
such as dolphin?

3. A lot of Japanese people are against the idea of raising
consumption tax.  But many of them support LDP.  Why?

4. To what extent should high school teachers express
their own opinions on politics in schools?

5. Why doesn’t MEXT get to the idea of improving the students’
whole intelligence through studying English?

Preparation time: 5 seconds
Response time: 3 minutes per each question

***********************

それぞれの質問に答えるための準備時間を5秒にしました。

これは相手の質問に対して5秒以上沈黙していると、自然な会話
にならないだろうと考えたからです。

ちなみに1番は僕が実際にロンドンで質問されたことです。

英語を英語だけで学ぶのではなく、英語を通じて歴史や政治経済や
教育、社会の動きなどを語れるように学ぶべきではないでしょうか。

近くの駅に行くにはどうしたらいいか?という問いに答える練習だって
そりゃ初期段階では大切ですが、それって黙って地図を差し出しても
いいわけでして、必ずしも英語が必要なわけではありません。

英語が必要な場面を考えて、英語の問題は作りたいものですし、それ
を考えて、英語の指導をすべきではないかと思っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕が教えている中1生徒たちが高3になったときには
「尖閣諸島の問題を解決するにはどうしたらいいか」
「北方領土の問題がどのようにして発生したのか」
「神戸はすぐに復興したのに、東北の復興が進まない
のはなぜだと思われるか」
などについて英語で話してもらいます。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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I’m in Okinawa.

Posted on: 2016年3月23日(水) 15:00

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今日から沖縄です。月末は福島です。沖縄と福島の教育支援をする
ようになって、年に何度も来ています。

今日は興南高校のPTAで話をした後に、沖縄の先生方と勉強会です。

特にこのたび、とてつもない進学実績を残した公立高校があります。
そこの先生方にどのように取り組みをされていたのかを聞きます。

トップ校ではありませんが、国公立大に前後期合わせて160名ほどを
合格させました。偏差値でいうと45~52の学校の生徒たちの結果と
しては凄いものです。

『ユメタン』や『夢リス』を使って結果を残してくれたのは嬉しいの
ですが、どうやって先生方が指導されたのかをみんなで共有し、自分
の学校に生かしていこうという勉強会です。

終わったらオリオンと残波を楽しみます。笑

もうすぐPTAの講演が始まります。頑張ってきます!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
行きも帰りもマイルを使ったので、交通費はタダでした。
ビジネスホテル代だけで、充実した沖縄ライフを楽しみます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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すさまじい成果

Posted on: 2016年3月22日(火) 6:00

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神戸のある高校の英語科の先生からメールを頂戴しました。そこの
生徒たちには1度だけ講演をしたことがあります。

本当に明るい生徒たちで、僕が「こいつが『ユメタン』を作らなかった
ら自分たちはこんなにも苦しめられなかったのにって思ってない?」
と言うと、ゲラゲラ笑いながら頷いていたのが印象的です。

『ユメタン』を創った理由を説明し、だから『ユメタン』を使って受験の
ためだけでなく、英語が話せるようになってほしいんやと語りました。

その学校の先生から連絡がありまして・・・

*********************

先生にご講演いただいた学年も卒業していきました。
最後の英検の発表が終わりまして、結構な成績を
おさめていかれました。
これもひとえに『ユメタン』のお蔭だと思っております。

学年当初は準一級が1人だけでしたが、33人に増え
ました。そして英検一級も2人になりました。

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ひと学年で英検準一級が33名、一級が2名!

すげぇ!

『ユメタン』だけでなく、先生方のご指導も素晴らしかったのでしょう
けれども、生徒たち頑張りましたねぇ・・・すごい!

著者として本当に嬉しく思います。

無味乾燥な単語学習はつまらないなんていう変な人もいますけれど
単語を頭に叩き込まないと英語も日本語も中国語も使えるようには
なりません。そんなことは英語ができる人なら誰でも知っています。

無味乾燥なバットの素振りはつまらない。野球を楽しみたい!なんて
いう野球選手がどこにいるんでしょうね。

無味乾燥なアルペジオの練習はつまらない。楽器の演奏を楽しめる
ようになりたい!とか。

ちゃんと英語が話せるようになったりリスニングができるようになったり
するためには、土台となる英単語と英文法の知識が必要です。

この学校の生徒たちは本当によく頑張ったんだなぁと嬉しくなりました。

英語が苦手な人もいると思いますが、それは地道な暗記を怠っている
からではないでしょうか。それはでも本当に英語ができるようになりたい
と願うのであれば、絶対的に必要なことなのです。

あと2週間で新年度になりますし、心新たにして言葉を覚えませんか?

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
しかし学年に準一級33人、一級2人って凄まじいですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

体と心のメンテを怠らない

Posted on: 2016年3月21日(月) 16:00

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あと10日ほどすれば、学校の先生になって28年が過ぎたことにな
ります。あと何年続けられるのかわからないけど、とにかく28年目
の教員生活があと10日です。

最初に勤めた西大和学園では、成績が芳しくない生徒をいかにし
て育てて、希望の大学に入れてやるかを常に考えていました。

誰も教えてくれませんので、自分なりの答えを出して、それに基づ
いて一生懸命に働きました。

灘校に入ってからは少しだけ違うスタイルになりましたが、それで
も成績の伸びない生徒をいかにして伸ばし、進路保障をしてやる
のかということについては、ずっと考えています。

その中でいろんな価値観に出会いましたが、絶対に違うなぁと思う
ものもありました。

たとえば学校を休まない先生は良い先生だというものです。

体調管理をするのが何より求められるのが学校というところです。
それは生徒だけの話ではありません。教員もそうです。

長期休みをしないよう、心と体のケアを自分でするのも教員の最も
重要な仕事のひとつです。

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迷惑になるような欠勤の仕方ではプロとして失格なのでしょうけれ
ども、今日は無理しなくてもいいなと思うならば、定められた日数の
範囲内でしっかりと休みをとって、翌日に備えるべきです。

教員は土日も部活の引率で、休みがあまりありません。

なかには学校こそ超ブラック企業という先生もいます。まぁそうかも
しれませんね。「休み」という点に関して言えば。

でもプロですからね。

迷惑のかからない範囲で体と心のケアをするべきです。

僕の友人は大阪の私立高校で勤めていたのですが、うつ病になり、
自殺してしまいました。

学校を休む先生はダメな先生で、休まない先生は良い先生である
と保護者が言いたくなる気持ちはわかりますが、しかし違います。

しっかりと自己管理をする先生が良い先生なのです。

生徒の成績を上げてやる。そのために体と心のメンテをしっかりと
自分でできる人こそプロなのです。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
権利を主張して休んでばかりいて、さらには生徒の力を
伸ばせない先生はあきませんで。
そんなんはプロちゃいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

一回戦は惜敗

Posted on: 2016年3月21日(月) 9:53

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昨日は春季大会の一回戦が行われました。相手は本山南中学校。
とても良い天気でしたが、風が強くて寒かったです。

1点先制されたのですが、連打で逆転3-1に。

このままいくかなと思われたのですが・・・

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5回裏にピッチャーの制球が乱れ、四球が多くなって負けました。

3-4のスコアでした。残念。

今日は灘校で敗者復活戦に臨みます。相手は本山中学校。

まだ春が来ていないのに、今日負けると春が終わります。

生徒たちには頑張ってもらいます!

応援よろしくお願いします!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕は審判も頑張ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

Take Notes

Posted on: 2016年3月20日(日) 15:00

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僕はメモ魔でして、何かあると即座にその場でメモする習慣がある
時期からできました。飲み会の途中でも思いついたこととか、前の
人が大事なことをおっしゃったりしたことを書き留めます。

メモをとろうとするとメモ帳は必要です。

しかし意外とメモ帳がなくても、たとえば箸袋とか、レシートの裏とか
そういうところに書いておくことはできます。

あとからメモ帳に転記すればいいのです。

むしろ、書くもの(something to write with)がないのです。ペンとか
鉛筆とかですね。どこかに書くものない?とよく言いませんか。

そんなわけで僕はペンをいろんなところに入れてあります。

鞄の中にはいろんなところに入れていますし、スーツの内ポケットや
ジーンズのポケットなど、書くものをけっこう入れています。

スマホなどのメモ帳機能は意外と不便でして、むしろ書きつけたほう
が覚えていられますし、印象が強くなるものです。

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メモを取らない人の場合、せっかく相手が大事なことを言っているに
も関わらず、耳で聞いているだけなので、翌日になったら忘れている
ということがよくあります。昔は僕もそうでした。

覚えていられると思ってしまうんでしょうが、エビングハウスの研究に
よると、翌日には今日覚えたことの74%を忘れているのが人間の脳
なんだそうですよ。物忘れが激しいんじゃなくて忘れる動物なのです。

であれば、大事なことはメモに取っておいたほうがいいですし、その
ためにペンなどの書くものはすぐに取り出せるところに用意しておい
たほうがいいです。

相手に「メモを出しますのでちょっと待ってください」と言うのはさすが
に失礼です。話している間にメモを取るのは失礼には当たりません。

成功するための第一要件として、大事なことを逃さないというのがあ
るとすれば、メモを取る習慣を身に付けたいものですね。

若い人たちには特にメモを取る習慣を早いうちに身に付けてほしい
と願っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
目の前でメモを取ってくれると、「この人はしっかり聞いて
くれているんだな」と安心します。むしろメモを取らない人は
いくらリアクションが良くても信頼できません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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正しく文が作れるようになること

Posted on: 2016年3月19日(土) 6:00

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春休みに入りました。宿題は育伸社さんに作っていただいたオリジナ
ルの問題集です。3学期に習った英文法の復習になっています。

この前も書きましたとおり、3学期にやった分野は英語学習にとっては
かなり重要でエッセンシャルなところです。

これから何度も何度もでてきます。

まずは理解すること。理解ができたら自分で新しい文がいくつも作れる
ようにすること。

それが重要です。和訳だけではダメです。発信できるようになって初め
て完璧に理解したと言えるのです。

生徒たちには頑張ってもらいます!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
4月から『ユメタン⓪』も2周目に入ります。

 


kimutatsu

同窓会

Posted on: 2016年3月18日(金) 7:15

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この写真の生徒たちはいま20歳になりました。彼らの同窓会が昨日
新神戸で行われて、参加してきました。全員大学生です。

福島から前川くんも駆けつけてくれました。

酒の飲み方を知らん甘いやつらめと口では言いながらも、彼らが灘
に入学してきた日のことを思い出していました。

灘は中1で担任を持つと、基本的には6年持ち上がり制です。

ペンマンシップからハーバード大の入学指導まで行います。

先生と生徒というよりむしろ人間同士としていい関係を築けなければ、
いい成果を上げることはできないのです。

66回生の生徒たちとはとてもいい関係を築けたように思います。

いま教えている73回生たちとは始まったばかり。

彼らとも7~8年後に美味しいお酒が飲めたらいいなと思っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
先生、東京に来たらメッセンジャーかラインで連絡して
くださいね!という彼らの言葉を嬉しく聞いていました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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家庭学習で復習を

Posted on: 2016年3月17日(木) 15:00

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英語Aも英語Bも平均点は70数点でした。全体的に見ればとっても
よくできていたと思います。現在は不定詞、動名詞、接続詞、比較
などなど、英文法の根幹をなす部分をやっています。

返却時に生徒たちに言ったのですが、この試験の出来が悪かった、
つまり勉強が十分でなかった生徒は、春休みに出された宿題を
しっかりと反復しないととてもまずいことになります。

宿題はすべてこの三学期にやった内容の復習になっています。

不定詞、動名詞、接続詞、比較ができない生徒が英語が得意にな
るわけがないのです。

逆に三学期の復習がしっかりでき、今回の試験でもある程度の点
が取れた生徒については、宿題をやりながら固めていってほしい。

現在は本当に重要な部分を進んでいます。

生徒たちが家庭学習をしっかり行ってくれることに期待しています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
なんだかんだ言って、いくら真面目に授業を受けようとも
家庭学習をしない生徒の成績が伸びるわけないですわな。