『English Journal』誌に「僕の英語の教え方・学び方」というコラムを連載して
るんですが、これが思いのほか好評のようで、中には英語科準備室の掲示板
に貼りつけたり回覧板で回し読みしたりしている学校もあるとのこと。
僕も若い頃はどうやって教えていいのか皆目わからなくて、我流で意味もなく
大学の過去問を「演習」と称してやらせていたのですが、それではほとんど力が
付くわけもなく、今から思えば苦い思い出となっております。
補習で生徒を居残りさせても、結局はその「演習」と称した入試問題を解くだけ。
要するになんにもわかってなかったってことですねぇ。
どうしてできないのかということを考えもしないで、ただただ「演習」をしていても、
まったく力が付かないのは当然のことなのですが、他の方法を思いつかなかった
ものですから、高3やったら入試をやらしとけば力が付くんやないか?と思い込み
来る日も来る日も、「解けない入試」が「いつか解けるのでは」と思ってやってた。
若かったってことで、当時の生徒たち、許してください。
『English Journal』に書いてあることは、文字通り「僕の教え方」なのですけれ
ども、時として当時を思い出して、苦々しい記憶と闘いながら書いているのです。
59回生を教えていたときに「これだ!」という感覚を掴み、現在高1の66回生に
は、その方法をさらにハードに加工して教えているのです。
そして『English Journal』ではその方法をご紹介しているということです。多少
なりとも若い(否、若くなくても)先生方のご指導の参考になればと思います。