子どもの頃、55歳のおっちゃんはかなりのおっちゃんで、
近所にいる55歳はとても恐くて、だからこそ逆に笑うと
なんだかホッとする存在だったのですね。
いま、自分が55歳になって思うのは、あまり中学時代と
変わらないなということです。
中学時代、なんだか周囲の人たちの顔色をうかがったり、
将来が見えなかったりしながらもその日その日をそれな
りに生きていたように思います。
成績なんて模試の結果が返ってきたときしか気にせずに
自転車で石舞台古墳近辺を走り回っていました。
もちろん今は自転車で走り回ることなどありません。
しかし大人になっても、周囲の顔色を伺うということに
ついては、もしかしたら子供時代以上かもしれないなと
感じております。
本当の意味で自由になりたい。
そう思いながら生きています。
灘校は自由だと言われますが、こういう自由は自由では
ありませんからね。そもそも出勤する自由があるわけ
ではない。朝起きて準備して、眠くても職場に向かうの
ですから、全く自由ではありません。
なんのために勉強するのですかと尋ねられれば、今の僕
としては「自由になるため」としか言えません。
とことんまで力をつけた人だけが自由になれるのではな
いかと思っていますし、今もその想いで勉強しています。
未熟な段階では野球も楽器も英語も、勉強はしんどいこ
とだらけですけどね。
4月からはまたある専門学校に通って、勉強します。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
生徒たちにその話をすると「先生の未来を楽しみにしてる」
と言ってくれました。