KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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リーディング指導

Posted on: 2018年1月27日(土) 18:40

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札幌でセミナーをしておりました。今日のテーマはリーディン
グ指導についてでした。

読み流しているだけでは上達しません。英語が使えるレベルに
まで英語力を高めたいのであれば、です。

始まる前に「今日のセミナーはタフです」とホワイトボードに
書きましたが、終わってから「確かに今までで一番タフだった」
と多くの先生方から声をかけていただきました。

タフでした。でもね、タフでないと力なんかつかないんです。

それは野球でもサッカーでも楽器でも同じことです。

読み流していたらいつか・・・そんなレベルでは大した力には
ならないのです。多読とも言えないような「少読」では。

これから懇親会ですが、さらにディープに議論を深めます。

ご参加くださった50人の先生がたに感謝しています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
僕のリーディングはタフです。でもリーディングのみ
ならず、リスニングや英作文や英語を話す力が付きます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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今日はGTEC for Studentsでした

Posted on: 2018年1月26日(金) 18:18

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我が家の花壇も少し雪化粧をしました。僕が植えた桜と梅に
うっすらとですが雪が積もりました。

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プランターもこんなふうに。

北海道や東北、北陸地方の方々にとっては大したことないん
でしょうけれども、ほとんど雪が降らないこちらの人間に
とってはこの程度でもけっこうな騒ぎなのです・・・

・・・と思いながら学校の帰りに運転していたのです。

すると、目の前で追突事故が!びっくりしました。

気温ぐらいは我慢しますが、雪が降るとこういう事故につな
がりますね。気をつけないとあきません。

さて、今日はGTEC for Studentsを受検しました。

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2コマ連続で英語にしてもらって、前半45分でReadingを、
後半45分でListeningとWritingを行いました。

試験ではないので合否があるわけではありません。英検と
違うのはその点です。TOEICに近い。

今日時点での生徒たちの英語力がわかります。

中2や高1、高2でも受検するそうですが、中3は今日に
実施しました。結果が返ってくるのが楽しみです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
事前にStep Up Drillは配布しましたが、いっさい対策は
しておりません。対策しても意味ないですからね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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生徒たちとの会話

Posted on: 2018年1月25日(木) 16:24

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先日の授業での生徒たちとの会話です。

木村:自分ら、少子高齢化って知ってるわな?
生徒:そりゃ知ってるわな。
木村:女性の1/3が65歳以上って知ってた?
生徒:え?いま?
木村:そうそう。というか、2017年の時点ですでに。
生徒:やばくないっすか?
木村:ちなみにさ、2020年っていうと?
生徒:オリンピックですが。
木村:その年に女性の半数が50歳以上になる。
生徒:・・・
木村:その人たちが子どもを産む確率は低いので・・・
生徒:つまり少子化はさらに進んでいく。
木村:2024年になると国民の1/3が65歳以上。年金生活。
生徒:国民の1/3が65歳以上!
木村:それを残りの人たちが年金で支えることになる。
生徒:19歳以下は払わんのだから、無理じゃないですか?
木村:普通は無理やろうな。あと数年で破たんする。
生徒:あるいは消費税を20%に上げるとか。
木村:20%では低いやろうな。
生徒:まじでやばくないか?
木村:世界でここまでの少子化は日本だけなんよね。
生徒:人口爆発と食糧危機が話題になってるってのに。
木村:移民を受け入れるか。あるいはアメリカの州になるか。
生徒:中国に吸収されるとか。
木村:ないと思う。問題は日本人が8000万人程度になると。
生徒:移民が4000万人とか?
木村:そういうことやな。高齢化のピークは2042年。
生徒:その年にはどうなる?
木村:俺は78歳。まだ死んでないと思う。
生徒:殺しても死なんくせに。どうなるんですか?
木村:日本最大のピンチと言われてるなぁ。
生徒:どういう点で?
木村:自分で考えたほうがいいよ。来週ある本を紹介する。

というわけで、明日『未来の年表』(講談社現代新書)を
生徒たちに紹介する予定でおります。

よかったら皆さんもお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
すでに40%以上の私大が定員割れを起こしております。
国立大学の倒産が始まると言われておりますが・・・

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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対談ならわかりやすいかなと思いまして。

Posted on: 2018年1月24日(水) 18:49

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同時通訳者の柴原智幸先生との共著です。英作文の本です。
明後日出るのですが、一足早く著者のもとに送られてきた
のでアップしておきます。

解説部分がすべて木村と柴原の対談になっております。

英作文って日本語の力がかなり高くないと上手くできない
のです。だから日本語の力のある共著者を探していました。

通訳って日本語の力がないとできないはず!と思いまして
柴原さんに声をかけました。夏前から三省堂の社屋に籠り、
数時間対談しました。それを何回も行いました。

英作文って日本語を英語に直すことではありません。

日本語で書かれた筆写の言いたいことを英語で表現するこ
となのです。日本語の単語を英語の単語に直すことだと
考えている人は、英作文も英語スピーキングも上達しない。

***********
近所に住むおばあさんには身寄りがないので、世話好きな
うちの母がときどき声をかけるようにしている。
***********

これはこの本に入っている問題ですが、解説部分がすべて
二人の対談になっていますので、どのようにすれば適切な
英語にたどり着けるのか、わかりやすいんじゃないかなと
思っております。

そういう思いを込めて、タイトルが『キムタツ・シバハラ
の英作文、対談ならわかりやすいかなと思いまして。』と
なりました。

受験生だけじゃなくて、英語を書くのが上手くなりたいと
思っておられる方々全員に手に取っていただき、読書感覚
でお読みいただければ、英作文というのがどういうものな
のかがおわかりいただけるんじゃないかと思っています。

宜しくお願いします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
ちなみにこの「おばあさん」はgrandmotherではありま
せん。そんなことをすると「身寄りがない」と矛盾します。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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週末は札幌です

Posted on: 2018年1月23日(火) 9:00

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首都圏は大雪で大変みたいですね。さっきからニュースを見て
いるんですが、駅も道路も大変そうです。

皆さん、昨夜はお疲れ様でした。今日は雪が氷になりますので
滑らないようにお気を付けください。

かくいう僕は今週末、札幌に行きます。

札幌でリーディング指導のセミナーを開催するのです。

日本人は英語を読んだり書いたりはできるけど・・・と言われ
ていますが、果たして本当にそうでしょうか。

高校生の平均的なリーディングの速度は70 wpmだそうです。

英語教員の平均速度は120 wpmだそうです。

一方、英語を使って仕事をしようと思ったら、500 wpm程度は
ほしいと村上憲郎氏の本に書いてありました。

僕は英語の読み方が悪いから遅いのだと思っています。語彙力
が低いことも日本人が読めない原因です。

ではどう鍛えればいいのか。

それを札幌のセミナーでお話をさせていただきます。

定員は60名で、あと10席ほどなんだそうです。

よかったらこちらからお申し込みください。

宜しくお願いします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
大雪の中、東京の坂道でそりをしたりスキーをしたり
している人たちの映像を見て、素晴らしいと思っています。
常にポジティブ!そりを用意してあるところが特に。

 


kimutatsu

山形、夢をかなえる勉強会

Posted on: 2018年1月22日(月) 21:12

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東京の方は雪らしいですね。山形はものすごい雪でした。
おかげで非日常を楽しむことができました。

庄内を出た僕たちは松木先生の車で月山を超えて山形市内
に入りました。途中で寒河江SAで休憩しました。

こんな感じで休憩しました。

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休憩してるでしょ?

松木先生が主宰する「山形夢をかなえる勉強会」が開催され
る山形南高等学校にようやく到着しました。

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読む力だけだったら昭和時代の指導でいいと思うのですけれ
ども、話したり聞いたり英作したりするための力を身につけ
ようと思ったら、昭和時代の指導では全く駄目です。

文字を使って発音を習得するのとCDを使ったり電子辞書の音
声ボタンを押したりしながら発音を習得するのと、常識的に
考えてどちらが上達するか考えてみましょうよと話しました。

そのあとで単語集の根本的な使い方やリーディングやリスニン
グの基本的な指導法、あるいは英作文の授業法などについて
かなり詳細にお話をさせていただきました。

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英作文のコーナーでは同時通訳者の柴原智幸先生とのチーム
ティーチングを行いながら英作文の授業をしました。

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出席カードのコメント欄を読みながら、山形空港から伊丹に
帰ったのですが、「今まで受けた全てのセミナーの中で一番
役に立った」というコメントを年配の先生がしてくださって
いて、本当に嬉しかったです。

定例化しようという声があるそうです。

これからも時間の許す限り、東北に足を運ぶつもりです。

地方はどんどん人が減っていきますが、生徒数が減っていく
なかでも一生懸命に働いている先生方がおられます。

僕がここまで培ってきた授業方法が先生方のお役に立つなら
欣幸の至りだと考えております。

主宰してくれた松木先生、ありがとう。

参加してくれはった東北の40名の先生方、本当にありがとう。

協力してくれたアルク、ベネッセ、カシオ、ラーンズの皆さん、
これからも我々教員を支えて下さい。後援費などは要りません。
いろいろと一緒にやってもらえれば嬉しく思います。

またこれからも宜しくお願いします。

福島は言うまでもなく、それ以外の地域にも足を運ぼうと思っ
ています。また会いましょう!楽しみにしています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
帰りは山形の山口先生に山形空港まで送って頂きました。
山口さん、また飲みましょう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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山形県立鶴岡北高等学校さんにて

Posted on: 2018年1月21日(日) 21:10

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山形県にこの時期に行くのは恒例になっています。庄内空港
から鶴岡北高校へ。そして高1の生徒たち全員に講演をさせ
ていただきました。英語の勉強の仕方について。

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これも恒例になっていますが、通訳の柴原智幸先生も参加し
てくださいました。先生、いつもありがとうございます。

というわけで、高1の講演は柴原先生はオーディエンスとし
て生徒たちと一緒に聞いてくださったのですが、高2生徒に
対しては木村と柴原の対談という形で行いました。

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模試の持つ意味合い、リーディングの復習の仕方、そして
英作文の方法について、2人で対談し、生徒たちにその対
談を聞いてもらうという形で行いました。

柴原さんが僕に質問したり、逆に僕が柴原さんに質問を投
げかけたりしましたが、終わってから生徒たちも我々のと
ころにきて質問をしたりしていました。

あの子たちの役に立てばいいなと思っています。

終わってからは藤沢周平ゆかりの宿、九兵衛旅館で「夢を
かなえる懇親会」が行われました。松木先生の音頭のもと、
山形の先生方がお集まりくださいました。

僕の誕生日が近いということで・・・

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こういうサプライズも!

いとうれし。

まっちゃん、ありがとう。そしてお越しくださいました山形の
先生方、ありがとうございます!久しぶりに温泉に浸かって
ゆっくりさせていただきました。感謝しています。

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ちなみにこの旅館、めっちゃいいんですよ。落ち着く。

また来年も行ければいいなと思っています。

翌日の朝(つまり今朝)の写真です。みんな、二日酔いもなく、
非常に元気に松木先生の車に乗り込み、次の場所へと向かいま
した。長くなるのでここでいったん止めます。

鶴岡北の生徒たち、ありがとうね。また会いましょう。

自分の人生なので、勉強の意味を考えて努力を楽しんで下さい。
自分の生きたい人生が生きられるよう、自分のレベルアップに
努めてください。そして人々の役に立つ人になってください。

とても充実した1日になりました。感謝感謝です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
松木先生の車で豪雪の月山を抜け、山形南高校へと
向かいました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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来週はGTEC for Students

Posted on: 2018年1月20日(土) 8:14

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昨日の授業で今学期の授業計画を配布しました。目ざとい
生徒が「来週の今日、GTECって書いてある!」と叫びま
して、そこから「GTECってどんなん?」の大質問大会が。

極めて簡単に言えば、TOEICの生徒バージョンやなぁと僕。

対策的なことはするんですかとA君。

対策なんかしても意味ないやろとB君。

木村:来週の金曜日時点でどれぐらいの英語力があるかを
見る検査なので、対策をしても意味がない。むしろ対策を
せずに受検して、点数が高くない人は「ではどのように勉
強すれば高い点数が取れるのか」を考えることになるし、
点数が高い人は今の勉強を続けていけばいい。対策をして
しまうとそこが見えなくなるので、対策はしないよ。

生徒たちは静かに頷いておりました。

来週の金曜日は数学の先生に授業を1コマもらって、2時
間かけて(間に休憩はさむ)GTEC for Studentsを行うの
ですが、僕も生徒たちもドキドキワクワクしております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
現在の中3はセンター試験レベルの英文を読みながら、
そして『ユメタン①』をやりながら、そのレベルの語彙
力をつけていっているところです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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NHKニュースを見て

Posted on: 2018年1月19日(金) 10:08

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30年後には小学校が現在の3分の1ほどになるというニュース
がNHKで流れました。

ずっと前からわかっていることで、僕のメルマガでは繰り返し
言っていることなんです。10年後には学校が今みたいに
たくさん要らなくなりますし、失職する教員がたくさん出ます。

単純計算ですが、各県100名ずつぐらいは英語の教員が不要
となってしまいます。英語だけで。

10年後にそうなります。

もうほとんど確定していることなのです。

僕はあと12年で定年なのですが、いまの20歳代や30歳代
の先生方は、公立といえども教員のままでいられるかどうか
わかりません。私学の場合はかなりまずいことになります。

私大の40%が現時点でも定員に達していないのですが、国公立
大学も今年から倒産してもおかしくない状態になります。

我々大人は言うまでもないですが、子どもたちには組織に頼ら
ない力を身に付けてほしいと願っています。

少子化、2人の夫婦から1人の子どもしか生まれない場合には
単純に1減となりますし、結婚しないとか子どもを作らないと
かいう場合には、もっと大きい減となります。

若い人たちが年寄りを支えるのは絶対に無理な社会になってき
ています。数年後に日本人の3分の1が65歳以上になります。

それを残りの人たちが支えるなんて到底できません。

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どうすればいいのか、僕にはわかりません。おそらく政治家に
もわからないでしょう。僕が生きている間に日本人の人口が
8000万人ぐらいになるのですから、国力が低下するだけで
なく、日本を維持するための警察や消防をはじめとする公務員、
自衛官などが不足するはずです。国を維持するためは税金を
今よりもずっと上げないといけなくなるでしょう。

遺産を全て没収する(相続税100%)と言っている政治家が
いますが、そうなったら若い人たちは大変です。

ひとつだけ言えるのは、個人の力を身に付けようというしかな
いのではないかということです。

以前は大企業に就職すると安泰な時代がありました。

これからはどうでしょう。

大企業を維持するための人材が確実に不足しますので、海外の
人材を積極的に採用することになるはずです。

すでにそういう企業は増えていますけどね。

今日の授業で少し生徒たちに言ったのですが、英語と中国語が
話せる自分を作ったり、海外でも使ってもらえるものづくりを
したりすることが重要だと思っています。

日本の市場だけでは生きていけないのですから。

変に煽ることは意味がないですが、しかし人口推移については
現在の1~8歳ぐらいの子どもの数から鑑みると、確定してい
ますので、危機感を持ちながら自分の力を高める努力をしてい
くことが何より肝要だと思っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕の母校もなくなっていくんだろうなと思うと、やはり
少し寂しいなと感じております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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補習

Posted on: 2018年1月18日(木) 23:55

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三学期も週に1回の補習を継続します。英文法ベースの英作
文の補習です。というか、英文法=英作文なのですが。

今日のテーマは上の写真のとおり、不定詞と動名詞でした。

簡単に不定詞と動名詞の特に注意すべき点を簡単に5分程度
で黒板に箇条書きにし、それを見ながら英作していきます。

じっくり考えて英作するというより、配布されて即座に英作
するという、いわばクイックレスポンス(瞬間英作文)が
できなければ、スピーキングにつながりませんので、事前に
プリントは渡してありましたが、その場でどんどんやってい
くように指示しながら進めました。

参加自由の補習でしたが、約30名の生徒たちがああでもない
こうでもないと言いながら、そして僕の解説を聞きながら、
質問しながら、わざと間違った答えを板書したのを指摘しな
がら、不定詞と動名詞の勉強をしました。

こうして居残って勉強しようとする姿勢や良し。

あとは自宅に帰ってから再度復習するかどうかですね。

4月からは高1です。

高1になると新しく40名ほどが入学してきます。

灘校では新しく高校から入ってくる子のことを新高生と呼ん
でいます。中学から上がる子は在来生です。

在来生たちは新高生たちに負けないように、灘中学から学ん
でいる誇りを胸に勉強しているように思います。

われわれ教員はそういう気持ちを刺激しながら、彼らが勉強
しやすい環境を作っていってやろうと思っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
毎週1回の補習、生徒たちからやってほしいという声が
あったので続けております。教員がやるぞと言ったわけ
ではありません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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