先日僕の生徒たちは中2になったのですが、今日で中2の教科書が終わりました。
これまたレッスン1からレッスン8まで全て暗唱してもらいました。お疲れ~♪
来週は月曜と火曜しか授業がなく、水曜からは文化祭準備のために学校は
休みになります。なので月曜に課題テストを返却し、火曜日は復習をやろう。
そしてGW明けの5月7日から中3の教科書に入ります。
無理な速度で進むことはナンセンスですから、生徒の様子を見ながら授業をやり、
確認テスト→再テストを繰り返すことになります。
現在の基礎段階でいかにこだわるかが大事です。今の学習が東大や京大等の
入試問題を解く土台となるのです。今こそ重要の気持ちで進んでいきます。
先般のジュンク堂大阪本店さんで行った講演に来られた田中さんからコメントを
頂戴しました。終わってからのサイン会で質問されたのですが、書名を失念し、
「わからなかったら連絡下さい」と言って別れた方なのです。
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木村先生の英語の指導方法を学べて本当によかったです。
講演後、英文解釈の参考書を探したのですが、見つからなっかたので
メールしました。よろしければ お教えいただきたいです。
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長文を読むときに「これがS、これがV、この関係代名詞の先行詞は・・・」なんて
いちいち精読しながら読み進めることはできません。
否、できます。
できますが、そんな読み方をしているとなかなか前に進みません。それにもう一つ
弊害があります。それは全体の主張を読み取りにくくなるということです。
第一段落を読んでいるときはいいのですが、第四段落を読んでいる時になると、
第一や第二段落で書かれていたことを忘れるというケースが多々あります。
長文を読む際に「これがS、これがV」という「構造分析ごっこ」をしながら読んでる
と、そうなることが多い。それよりも主張を理解しようとしながら読み進めるべき。
ただ長文を読む前の段階で、1冊でいいので英文解釈の本を潰しておけばいい。
そうするとわざわざ「これがS、これがV」なんてやらなくても、ナチュラルに構造を
分析しながら、自然に読み進めることができます。
日本語の本を読むのに「これが主語、これが述語」なんて考えながら読まんよね。
それはナチュラルに構造分析できる力が備わっているからなのです。
僕が生徒たちに勧めようかなと思っているのは、だいたい次の4冊ですね。
● ビジュアル英文解釈(駿台文庫)のPart.1
今は亡き伊藤先生が書かれた、昔からある本です。結構なボリュームがあります。
Part.2もありますが、Part.1だけで十分だと思います。
● ポレポレ英文解釈プロセス50
代ゼミの西先生が書かれた名著です。50の文章から成ります。結構難しいです。
初心者は手を出さないほうがいいと思います。
● 基礎英文解釈の技術100
桐原書店の『英文解釈の技術100』の続篇です。基礎と付いていることからわかる
と思いますが、かなり易しいです。高2レベルかな。結構ボリュームありますよ。
● 東大英語基礎力マスターVol.5
私が書いた本ですが、文章が28しかないので、2週間もあれば終わらせることが
できます。文構造が難しい文章を集めました。パズルを解く要領でやりましょう。
じっくりやろうと思う人は『ビジュアル英文解釈』とか『基礎英文解釈の技術』などが
いいと思います。短期間でパパパっとやってしまおうと思う人は『東大英語基礎力
マスターVol.5』がいいと思います。
それぞれ見ていただいて、自分のニーズに合ったものを選ばれてはどうでしょう。
僕ですか?
僕はきっと『基礎英文解釈の技術100』を生徒に与え、夏休みなどの宿題として
『東大英語基礎力マスター』Vol.5をやらせ、英文解釈は終わりにするかなと。
皆さんのご参考になれば幸いです。
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(追記)宿題考査、今回もよく頑張ってくれました。平均点高かったです。
(追記)次回の英語教師塾についてはこちらをご覧下さい。