いつも野球の試合や練習の風景の写真を使っていますが、これはすべて
先週の保護者の方が撮って下さるものを譲っていただいているのです。
去年は西川さんが撮って下さり、今年は玉村さんが撮って下さっています。
いつもありがとうございます。
さて夜行バスのほとんど完徹状態から授業と面談をし、12時間寝た後に
公式戦(灘区東灘区大会)の1回戦が行われました。
私はふらふら。
なのに会場は灘でした。
会場責任者+監督+審判と、1人3役をこなさねばならなかったのです
が、部長の前川先生の助けもあり、なんとか乗り切りました。
さて、夏の公式戦では1勝もできずに涙を飲んだ灘中野球部でしたけれど
それ以来は基本的な練習、特に素振りを重視して取り組んできました。
守備についてはだいたい(まぁ、だいたいではいかんのですが)OKなので
問題は打撃なのです。それとバントね。
なのでバントの小テストなどを行いながら、練習してきました。
素振りは1日300スイングしようということで、生徒たちに課してきました。
結果、9-5で公式戦初勝利!をおさめることができました。よかった・・・
7-0までいったときはこのままコールド勝ちかなと思ったのですが、相手
の中学は市大会まで駒を進めた強豪なので、粘る粘る。
一時は7-5まで迫られましたが、最終回に2点を取って突き放しました。
よく打ちました。相手の監督さんも客席で観戦していた次に当たる魚崎中
の監督さんも「よぉ打ちますねぇ」と。
確かにスイングがかなり速くなった。
素振りを繰り返しただけなんですが、大事ですね、基本的な練習って。
速いのを打つために速いボールで練習するってのもいいんでしょうけれど
でもまずは遅いボールが打てないと速いのは打てないと言われます。
勉強もそうです。
速い英語を聞こうと思ったら、まずは遅いスピードのをいかに数こなすか
というのが大事なんですよね。
そこでどれだけディクテーションや音読を反復するかです。
基本練習を大事にしたおかげで勝てました。選手たちも基本的な練習の
繰り返しがいかに大事かわかってくれたのではないかと思います。
1番打者から4番打者までがクリーンヒットを続けることができ、守備陣も
ほとんどエラーがありませんでした。
逆に7-0から7-5にされるきっかけになったのは、やはり四球とエラー
でした。ミスをすると、次は精神力が強くないとつけこまれますね。
いろいろと勉強になった一戦でした。
プロ野球のほうでは星稜高校の卒業生である彼が海の向こうで大活躍。
ワールドシリーズのMVPを獲得しました。素晴らしいことです。
イチロー選手も松井選手も基本的な練習を大事にしていると聞きますが、
結局大きいことを成し遂げるためには、奇をてらうのではなく、当たり前の
ことがどれだけ当たり前にできるかが大事なんですね。
今日は保護者会の最終日です。成績の悪い生徒たちがどうして悪いのか
というと、日々の復習ができていないからの一言に尽きます。
直前の定期考査対策に失敗したからではない。
かく言う我々教員のほうは授業のクオリティを上げ続けないと駄目です。
現在の自分に満足することなく、日々の小さい努力を重ねることですね。
(追記)明日の2回戦に勝てば準決勝進出です。