今日はとても暖かくて、朝起きたときの気温が13度でした。3月下旬並みなんだ
そうです。一応コートを持って学校に行ったのですが、要りませんでした。
今日は62回生の卒業式が行われました。
とてもいい卒業式でした。最後の『仰げば尊し』ではウルウルしてしまいました。
式次第にはなかった『仰げば尊し』の斉唱ですので、おそらくは生徒らが主体的に
企画したのでしょう。 目を真っ赤にしている卒業生が例年より多かったこともあり
とても感動的な卒業式になったように思います。
生徒たちは2月25・26日に各大学を受験します。
先日の週刊誌の記事にありました「東大までの人、東大からの人」ではないです
けれども、大学に入った後にどんどん活躍してほしいなと願っております。
単に大学に入っただけ、単にその大学の卒業生であるだけ、というのでは意味が
ありません。社会に出て、人々に感謝される人間に育ってほしいと願っています。
『礼記』に次のような言葉があります。
君子の人を愛するや徳を以ってし、
細人の人を愛するや姑息を以ってす。
細人というのは小人と同義でして、「つまらない人」という意味です。言うまでもなく
君子の反意語です。
皆さんには、他の方々のために、打算ではなく、心からいろんなことをしてやりた
いと願う君子になってほしい。それが「人を愛する」ということなのです。
62回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。