僕の知り合いの絵本作家さんが新しい本を出します。明日。
『じごくにアイス』という絵本です。楽しそうな絵でしょう?
これ、3年かけてお作りになったそうです。
で、ここからはぶっちゃけで。
コロナの影響で、書店さんの多くが閉まっています。
あるいは開いている書店さんでも、人がほとんどいません。
作家も大変なんです。
このコロナ禍のせいで、本の初版部数が少なくなっています。
初版部数が少ない=売れないかもと出版社が思ってるとお考え下さい。
実際、売れないと3年もかけて作った本が消えます。
専門用語では絶版というのですが、本が二刷にならないということです。
初版本だけで、もうこの世から消えるということですね。
せっかく作ったのに、誰の手にも届かないまま消える・・・
本ってなかなか売れないし、作家の印税は低いのです。
ちなみにこの本、定価が1430円なんです。
1430円のうち、彼にいくら入ると思いますか?印税が。
ぶっちゃけで書くと、1冊売れると彼に約50円が入ります。
50円 / 1430円です。なので、仮に2000部売れても10万円。
1か月の給料よりかなり低いでしょ。3年かけた本がそんなのです。
3年間の労働で貰えるのが10万円。死ぬ。作家ってそんなんなんですよ。
(しかも2000部も本が売れるのはレアですしね)
で、できればでいいのですが、僕の知り合いのこの本、よかったら!
え?続きを書け?いや、よかったら書店さんで見てみてください。
で、いいなと思われたら買ってください。
ただし、この絵本が皆さんのお近くの書店さんに置かれるとは限りません。
そういう場合はお取り寄せをしてください。
そうすると書店員さんに「へぇ、こんな本があるんだ」と知って貰えます。
本屋さんがない場合は楽天ブックやアマゾンでも構いません。
よかったらでけっこうです。申し訳ありません。
珍しくこんなことを書くのは、この状況では彼が絵本作家を続けられないのです。
だって3年もかけたのに10万円も入らなかったら生きていけないでしょ。
6冊買ってくださると、彼は300円ショップで1つ買い物ができます。
30冊買ってくださると、彼は1500円の絵本を1冊買うことができます。
絵本の詳細はこちらにあります。
どうぞ宜しくお願いいたします!
ブログにおいで頂き、ありがとうございました!
本を書いたら多少は儲かると思っている人がいますが・・・
誰もが知ってる小説家が生活保護の申請をされたそうです。