(大垣書店京都駅前店さんの様子です)
実は風呂に入るのが好きでして、やたらと長いこと風呂に入りますのや。
どれぐらいって、最近は1時間とか1時間半とか。
少し前、三重中・高の先生が授業見学にいらっしゃったのは書きました。
その先生が風呂で本を読んでると聞いて、そのやり方?というか、本が
ヨレヨレにならない方法を教えていただき、やたらと読んでるのです。
簡単な方法ではあるけど、これがなかなかよろしい。
風呂に入り、バスタブの蓋を半分開ける。それがテーブル代わりになる。
そこにタオルを敷いて、そこに本と飲み物を置く。
僕の場合は眼鏡も。
本にはブックカバーを付けるのですが、比較的分厚いビニール製のを選び
ます。そうすると風呂の蓋とブックカバーが本を湿気から守ります。
本がまったくヨレヨレにならないのです。
この方法で毎日本を風呂に持って入り、延々と読んでいます。最初は風呂
に完全に浸かって、アチチになってきたら半身浴にして。
この2週間で読んだ本は以下のとおりです。
● 手塚治虫の描いた戦争 手塚治虫(朝日文庫)
● あの日にドライブ 荻原浩(光文社文庫)
● 羅生門・蜘蛛の糸・杜子春・外十八編 芥川龍之介(文春文庫)
● 日本人が誤解する英語 マーク・ピーターセン(光文社知恵の森文庫)
● 死にゆく者からの言葉 鈴木秀子(文春文庫)
● 「死ぬ瞬間」と死後の生 キューブラー・ロス(中公文庫)
● つきのふね 森絵都(角川文庫)
● 地下鉄に乗って 浅田次郎(講談社文庫)
8冊か、1ヶ月16冊ペースですね。あまり多くはないけど、まぁいいや。
風呂の時間が長いお陰で、体重がガクンと(でもないか)落ちました。
ダイエットにも効果的です。
それはそうと『地下鉄に乗って』はかなりお勧めです。自分の人生について、
僕が今まで見過ごしてきた過去について考えさせられます。
浅田先生の本は好きでして、この本もまた秀逸です。単なるSFではない。
最後の最後で人生について考えさせられます。
今月の生徒たちへの推薦図書はこれにするつもりです。
それからキューブラー・ロスについては、臨死体験について、死後の生に
ついて、いろいろと考えたい人は読んでほしいな。
僕はこの本以前にも彼女の本は読んでるけど、死が怖くなくなりました。
むしろ現在の生に対し、思いあがりたくないなと思いました。
生きてる間に誰かの悪口を言ったり書いたりする、愚痴を言って落ち込む、
陰口で盛り上がる等の行為をすまいと思ったのは、彼女の影響でもある。
与えられた命だからこそしっかりと自分を高めたいと思うようになりました。
『つきのふね』は気軽に読めます。森さんの本は『いつかパラソルの下で』
も好きです。彼女の本は軽いタッチで日常のことが書かれてあって、気持
ちがふんわりさせられます。
三重の先生から木村先生の読んでいる本を知りたいというリクエストがあり
まして、その上、大阪のセミナーで、生徒たちに推薦している本が知りたい
と仰っていた先生がおられたことを思い出したので、書いてみました。
読んだ本を全て書いていたら、毎日ブログの内容がこんな感じになってしま
うので、たまったら紹介しますね。1週間に3~4冊のペースで読んでいます。