KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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最近読んだ本をご紹介

Posted on: 2011年12月12日(月) 17:15

 

 

 

 

 

 

最近読んだ本を書いとこう。って本当はもっと読んでるけど、これはどうかなぁと
思った本は書かないでおきます。

読後感ってのは人によって違うので、本来的には全部書いたほうがいいし、僕
がツマランと思った本でも誰かにとっては良書になる可能性もないわけではない。

だけど全部書いてるとかなりの冊数になるので、そこは容赦してほしいなと。

①『夕映え天使』 浅田次郎
 この人の短篇ってのは泣かせる系が多いんやけど、この本も例外ではない。
 『鉄道員』同様に、人生の喜怒哀楽を心に沁み入らせたい人は必読です。

②『ひとは情熱がなければ生きていけない』 浅田次郎
 この人のエッセイってのは、本当にあの小説を書いてるのと同一人物なのか
 と思わせるぐらい痛快な江戸っ子口調なのですが、『勇気凛凛ルリの色』シリ
 ーズもその例外ではありません。エッセイ好きな人はどうぞ。

③『活動写真の女』 浅田次郎
 本当は写真の字が旧字体なのですが、僕のPCでは出せない。幽霊の女に
 恋をする京大生の話です。あぁ、しかし男も女も恋をするとこうなるんだなぁと
 おっさんは身悶えながら読みました。後悔するかもしれないのに、自分の心に
 正直に生きようとするのは、素敵なことなのでしょうが。

④『天国までの百マイル』 浅田次郎
 灘の生徒たちに推薦しました。もしかしたらここでもすでに紹介したかもしれん。
 医者になりたいなと思ってる人には是非とも読んでもらいたい。

⑤『シェエラザード』 浅田次郎
 昨年、『永遠のゼロ』を読んだときに感じたのと同じ感動を味わった。この本もま
 た戦争を背景にしているんですけど、時間の軸を戦時中と現代の両方に置いて
 いるという点では『日輪の遺産』に近いかもしれません。是非とも読んでほしい。
 いや、本当に感動した。この中では一番にお勧めします。

⑥『解夏』 さだまさし
 さださんのファンならば、彼の小説が彼の歌の歌詞とほぼ同じ構成になっている
 という点で、とても安定感があることに気が付くだろうと思うんです。浅田先生の
 小説に比べると(当然ながら)余計な文が散見されることもあるけど、それでもさだ
 さんは小説家としても一流と言わざるを得ません。彼の『眉山』もお勧め。

小説好きな木村なので今回は評論がないのですが、お勧めの6冊をご紹介しました。
最近は週に3冊ぐらいしか読めないので、数が少なくてごめんなさい。

 


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