KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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卒業式

Posted on: 2012年2月9日(木) 22:28

 

 

 

 

 

 

 

 

 (札幌セミナーでの様子です)

北海道の先生方からのお礼メールやお葉書きが止まらなくて、本当に嬉しく
思っています。感謝感謝です。

今日は本校の卒業式がありまして、64回生が卒業していきました。

灘の卒業証書授与は呼名のときに、生徒たちがひとりずつ壇上に上がって、
校長先生から証書を受け取るのです。

在校生からは先輩の名前(やあだ名)を呼ぶ声が飛びます。

たまに卒業生が簡単なパフォーマンスをしたり、各クラブの代表が「野球部卒
業生起立!お世話になった○○先生に礼!」みたいなことをするのです。

で、僕は以前からこういうのって良くないなと思ってきました。

こんなにも大人な集団なのに、どうしてセレモニーという、言うなればもっとも
大人らしさを発揮できる場で、子どもみたいなことをするんだろうと思って。

騒ぐのであれば、終わってから騒ぐ場があるし、クラブの先生にお礼を言うの
は卒業「式」ではなく、卒業「後」のクラブの集まりでいいのではないかと。

式典というのはそういう場ではない。

今日も朝から多くの先生方が「またあぁいうことをする生徒が続出して、せっか
くの卒業式が間延びするんやろうな」と、職員室のあちこちで話していました。

1組が始まって、一発目は誰がするのかと思っていたら・・・10人過ぎたところ
で僕の前にいた先生が「珍しいな」と呟かれた。

半分過ぎたところで、また別の先生が「こいつら大人やなぁ」と。

そして1組が終わって、僕の周りの先生方が一斉に目と目を合わせて「これ
は・・・」という顔をされたのです。

式典が終わったとき、我々教員はみんな彼らを褒め称えていました。

そう、誰もパフォーマンスをしなかった。結果的に誰もしなかった。変な格好を
してる人はいたが、まったく印象に残らなかったし、話題にも上らなかった。

それぐらい64回生は立派でした。

終わってから、とてもいい卒業式でしたねと、彼らの担任団に声をかける先生
方がたくさんいらして、担任団の先生方も照れておられたけれども、なにより
彼らの6年間の指導の賜物なんだろうなと思いました。

本当にいい卒業式だったなぁ。代表生徒K君の答辞も本当によかった。

僕の生徒たちが卒業するのは2年後。間違いなく僕は泣くなぁ。

そのときもまた今日の先輩たちに習って、いい卒業式を作ってくれればいいな
と、うちの学年の先生方で話をしながら帰りました。

64回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。そしていい卒業式をありがと
うございました。入試では力を発揮できるよう、残りの日々を頑張って下さい。

そして世界の人たちの幸せに貢献できる、素敵な人材に育ってくださいね。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
感謝しております。

 


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