KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

What can I do?

Posted on: 2012年3月11日(日) 14:47

 

 

 

 

 

 

 
あれからちょうど1年が経とうとしています。

この1年間、いろんなことを考えてきました。

ALL JAPANとは言いながら、なかなかひとつになれなかった国と国民の姿に
ついて、考えさせられてばかりいました。

政治家に責任を押し付けてばかりの僕たちにこそ、何か問題はなかったのかと
考えて、では自分には何ができるのだろうと自問してばかりいました。

宮城に2度、福島に1度赴きましたが、被災地の方々にどういう言葉をかけてい
いのかわからず、言葉の重みについて考え続けました。

「頑張って下さい」、「絆」、「大丈夫ですか」・・・言葉だけが空回りしているような
そんな印象ばかりで、簡単には「頑張って」とは言えませんでした。

テレビでは、芸能人たちが「絆」と書いたTシャツを着て義捐金を集めている番組
が終わると、直後にニュースで東北のがれきの受け入れを拒否している人々の
姿が映しだされていました。

「瓦礫に放射能は含まれてないのか!調べろ!」と叫んでいる男性がいました。

人々のあり様が変わってしまったコミュニティーもたくさんあります。想像を絶する
ような変化を、手に取るように理解することができるはずがありません。

1年が経った今日、テレビではずっと被災地の1年間を特集しています。

でも節目だから特集というのではなく、もっとテレビだからこそできることがあっ
たのではないかと思っています。

与党と野党が喧嘩を繰り返し、解散しろと声高に叫ぶ党首、争点は消費税・・・

これでいいのでしょうか。

かく言う僕も、お金を送るしかできない自分をもどかしく思ってばかりいました。

幸い、啓林館の方々とアルクの方々のおかげで、東北の先生方や生徒たちに
語る機会が持てたのは良かったと思いますが、どれほどの力になれたのでしょう。

1年経った節目だからこそ考えたいことがあります。しかし節目にしか考えてもら
えない被災者の方々が、現としていらっしゃいます。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると同時に、これから東北の復興に向
けて自分にはどういうことができるのかを考え、瞑想して分析し、それを実行に移す
ことで僕なりの支援をしていきます。

ちょうど、1年が経ちました。黙祷。

 
今日も僕のブログにおこしくださいまして、ありがとうございました。
地震の多い日本というこの国のあり様を考えていかねばなりません。

 


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