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kimutatsu

合格おめでとう!

Posted on: 2011年3月10日(木) 20:56

 

 

 

 

 

 

 

 

今日で前期の発表が終わりまして、2日後の後期に向けて動き始めました。
合格した人たちはおめでとうございます。努力が実りましたね。

本校は99名が東大を受験し、うち70名が合格。浪人と合わせると、現時点
では95名が合格ということになっているようです。理Ⅲは17名だそうです。

僕は他学年の教員で、野球部の生徒たち以外は知らないのですが、多くの
生徒たちが職員室を訪れて、先生方と歓談しているのを微笑ましく見ており
ました。4月からそれぞれの生活が始まりますね。

不合格になった生徒諸君で後期を受験する人は気持ちを切り替えてガンバ
りましょう!もう浪人を決めた人は、今の今から再出発しましょう。

それと毎年言っていることですが、合格した人は今日ぐらいはご両親にお礼
を言いましょうね。そしてこれからの4年間もよろしくと伝えましょう。

それが言えるぐらいの大人であってほしいな。

それから今日は中3が1月に受検したGTECの成績が返却されてきました。
高3の全国平均点が460点なのですが、中3生の平均が510点でした。

まぁまぁ良かったのですが、リスニングで点が取れていない生徒がたくさん
いるので、これを4月から叩きなおしてやろうと思っております。覚悟しな。

というわけで、今日はいいニュースばかりで、気分爽快です。良かった良か
った。毎日がこうならどれだけいいやろう。

そろそろきっぱりと春です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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10日で前期発表も終わり

Posted on: 2011年3月9日(水) 21:59

 

 

 

 

 

 
何人かの生徒たちや先生方から「合格しました」というメールが届いています。
顔も知らない生徒諸君ではあるけど、「ブログは毎日チェックしてた」というメー
ルを受け取るにつけ、毎日更新しないとなと思わざるを得ません。

がんばろう。

明日は東大や京大などの合格発表があります。灘の生徒たちもそういった難
関大学を多く受験してる。今年は東大受験者が少なかったけど。

今年の高3生はいつにも増して医学部受験が多いみたいです。理Ⅲと京医を
あわせるとかなりの数が受験してる。

明日発表ですね。楽しみにしておこう。

ちなみに明日発売の『週刊文春』という文藝春秋社発行の週刊誌に現代東大
受験事情みたいな特集記事が掲載されるようです。

僕も電話取材を受けまして、いろいろ話をさせていただきました。おそらく名前
も載るんやろうけど・・・とにかく興味がある方はお読みくださいませ。

ここ数年は東大をはじめとする旧帝大の人気はうなぎのぼりですが、京大だけ
が不人気傾向になっています。前年度と対比して受験者が減り続けてる。

今年はどうだったんでしょうね。

各社の分析結果なども合わせて、今後の指導に生かしたいと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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僕の日常的意識(常なる意識として)

Posted on: 2011年3月8日(火) 2:19

 

 

 

 

 

 

イライラしたりしますか?と聞かれて「あまり」と答え、悩んだりするのはどん
なときですか?と聞かれて「体重がうまく落ちない時とか」と答える私。

風みたいな人ですねと言われたり、お前は自然児かと言われたり。オイコラ、
人を北京原人みたいに言うな。

と言っても風みたいに爽やかな人って意味ではなかろ。私はそんなお洒落な
人間ではなく、むしろバタ臭い人間だ。

でさ、思うんやけど。

人間ってのは近いところを見てるとイライラしたり悩んだりするよね。上手くい
かなかったりして、どうしたらいいのかわからずに悩んだり。

で、私に関して言えば、あまり近くを見ていない。見ているのは一箇所だけ。
今際の際に満足できる人生でありたいと思う。

もちろん今際の際がいつ訪れるのかはわからない。明日かもしれへん。もし
かしたらあと40年ぐらい生きれるかもしれぬ。

わからないけど、人生のプロセスにおいて、自分の人生を豊かにすべく努力
できているなら、それはそれで良しとしようじゃないか。

他人の人生をどうのこうの言うことも不必要やし、他人の失敗を嘲笑うことも
不必要。大事なのは生きてるうちの自分の達成度のみだ。

自分をできる限り高めてから旅立ちたいのです。どうせ死んだら、カネなんて
持っていけないし、名声があっても死んだら自慢できん。

だけど死ぬ直前、まさに今際の際になって「あぁ、やり残した」とは思いたくな
いのです。最期ぐらいは自分を褒めながら旅立ちたいな。

意識が遠くなっていくまさにその時、「やったぜ」と思いながら逝きたい。

他人の評価は全く気にならなくなった。むしろ自分の評価こそ大事にしたい。
ただし独善的にはなりたくないから、これまで以上に人の意見に耳を傾ける。

生き急ぐこと勿れ。生き急ぐこと勿れ。今日失敗したなら明日やればよろし。
明日失敗しないように頑張ればよろし。連敗しないように。

失敗したからとて、刹那的感情の赴くままに行動してはならない。今日のミ
スは長い長い人生の中では、小さなかすり傷にもならないのです。

明日同じミスをしないように、明日こそダラダラしないように、前を向いて歩こ
うとする意識を持つこと、否、実際に歩いてみることが大事なのです。

そうすれば必ずや今際の際に笑える。少なくともその近くまでは行けるはず。
あとは人生の目的や計画を着実に遂行することです。

大局的に人生を見よう。ゆめゆめ生き急ぐこと勿れ。我々は確実に死ぬのだ。
だとすれば、笑って死ねる人生を構築することが、生に対する義務なのです。

ま、そういうことです。Y君、わかったかね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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期末考査採点中です

Posted on: 2011年3月7日(月) 23:58

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島天文館の商店街で見つけました。いや、僕の生徒たちも日本の将来
を見据えて学問やスポーツに励んでいただきたいものですな。

採点しながら思う。

先般から多くの先生方より「期末考査の問題を見せてくださらぬか?」という
依頼メールが多数寄せられまして。

幸いにして、僕のメーリングリストには1040名ほどの先生方が登録されて
いらっしゃるので、それを使ってお送りすることにしました。

今回の試験範囲は教科書と『速読特訓ゼミ 基礎レベル編』の11~15でし
たが、特に後者の自習教材からどのように出題してるのか見たいと。

さすがに1000名を超える先生方に送信するのはちょっとだけ勇気が要った
けど、まぁ「嗤われるなら嗤われてもよろし」と腹をくくって送信。

東大入試を意識した出題ですね?とある先生より。

うーん、そういうわけではないです。それよりちゃんと読み込んできてるかどう
かの一点に絞って作問しました。したがって和訳は1題もなし。

教科書の全訳は配布してあるし、『速読特訓ゼミ』には訳が掲載されています。
和訳問題を出したら、訳だけを読んできてお手軽な対策をしてきた生徒でも点
が取れることになって、それは英語の問題とは言えぬ。

英語をちゃあんと読み込んできてるかどうか。

試験を作るときには、その一点に絞って作問してるのです。「読み込み」こそが
彼らの復習におけるDUTYなのですから、そこを問うことになるのですな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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残念ではあるけれど

Posted on: 2011年3月6日(日) 17:02

 

 

 

 

 

 

残念ながら神戸市軟式少年大会は3回戦で散りました。さすがに神戸市
優勝経験のあるチームは鍛えられていました。

うちはまったく負けてなかった。ほとんど互角やった。けど、勝てなかった。

ここというところでミスが出るのは、やはりまだまだなのでしょう。残念です。
いい試合ではありました。善戦はしました。あともう少し・・・ホントあと少し。

ま、それが大変なのですが。

月末は春季大会がありますし、4月に入ると春合宿です。勉強だけでは絶
対に得られないいい経験を彼らはしているなと思います。

どんどん上を目指して、これからも練習練習です。そしてそれがまた勉強の
ほうにも生きるのです。これからの彼らを楽しみにしている監督なのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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鹿児島は本当によかった

Posted on: 2011年3月5日(土) 16:17

 

 

 

 

 

 

書くのを忘れてたけど、鹿児島へ行ってきました。ベネッセ九州支社の企画
で鹿児島の先生方の前でお話をさせていただきました。

ありがとうございました。

特に私学の先生方対象ということもあり、西大和時代に偏差値40台の生徒
たちを教えていた頃の話もさせていただきました。

成績の悪い生徒の対策として、長文やら英作文やらの指導をする前の段階
をきちんとしないといくら勉強しても伸びないものは伸びないのですね。

英語ではなく日本史や世界史を例にとるとわかりやすい。

知識の部分を全く知らないで論述の対策問題集を買ってきても意味がない。
まずは覚えることを覚えないとダメです。覚えるためには反復することです。

英語の場合は音声CDがあるのとないのとでは、効果に大きい差が出ます。
それを使いながら、音声ごと知識を大きく伸ばしていくのです。

その土台ありきで、次のステップ、また次のステップに続くことになります。
多少手順を間違えても問題ないのですが、土台の段階で間違えてしまった
りすると、読めるけど聞けないとか書けないとかいうことになります。

というような話を鹿児島でさせていただきました。ベネッセの皆さんと参加
された先生方には感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

翌日、後くんの車に乗って知覧に行ってきました。『永遠のゼロ』を読んだ時
ぐらいから、知覧に行きたくてしょうがなかったのです。

戦争中、追い詰められた日本は、窮余の一策として特攻作戦を立て、知覧
飛行場は昭和20年3月に最前線特攻基地の1つに指定されたのです。

今も知覧には知覧特攻平和会館があり、特攻隊員として飛び立っていった
若い少年兵たちの遺書や遺影が展示されています。

高2や高3の生徒たちと同い年、あるいは大学生ぐらいの子どもたちが、極
めて短い飛行訓練の後に沖縄にいる米軍めがけて飛び立っていったのです。

富屋食堂の鳥浜トメさんのインタビューのビデオは涙なしでは見れなかった。
特攻隊員は志願兵とされていますが、もちろんそんなことはありません。

お母さんに向けた手紙が中でも一番多いのは、きっと男ってのはいつまで経
っても母親への想いが強いってことなのでしょうと、会館の語り部の男性がお
っしゃっていました。

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母上お元気ですか。

永い間本当に有難うございました。

我六歳の時より育て下されし母。

継母とは言え世の此の種の女にある如き

不祥事は一度たりとてなく

慈しみ育て下されし母。

有難い母 尊い母。

俺は幸福だった。

遂に最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺。

幾度か思い切って呼ばんとしたが

何と意志薄弱な俺だったろう。

母上お許し下さい。

さぞ淋しかったでしょう。

今こそ大声で呼ばして頂きます。

お母さん お母さん お母さんと。

*********************

 

 

 

 

 

 

(特攻隊員が寝泊りしていた三角兵舎です)

特攻隊の是非はよく論じられるけれども、少なくとも誰も幸せにはなってない
というのは事実ですし、彼らの多くは前途有望たる少年だったのです。

よく特攻隊員は志願兵だったと言われますが、「特攻隊員になることを熱望
する・希望する・希望しない」と書かれた紙が司令部から配布されたら、当時
の雰囲気で「希望しない」に○を付けることができた人が何人いたのでしょう。

ほとんどの人が周囲の顔色を窺いながら「熱望する」か「希望する」に○をつけ
たといいます。そうしてほとんどの人がアメリカの空母にたどり着く前に撃ち落
されて、命を失ったといいます。

館内に数多く展示された遺書や飛び立つ直前の写真を見ながら、こみ上げ
てくる涙を止めることはできませんでした。

まだ行ったことがないという若い人たちは是非行ってほしい。そして命につい
て、平和について、愛するということについて、考えてほしいなと思います。

そしてこうした人々の犠牲の上に、現在の平和があるということを認識し、今
の自分を、自分の命や生を、大事にしてほしいなと願っています。

鹿児島の皆さん、ありがとうございました。今回も有意義な旅になりました。
心から感謝申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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今日で中学の授業は終わり

Posted on: 2011年3月2日(水) 1:09

 

 

 

 

 

 

最近はどうも「世界一ナントカな授業」とかいうテレビ番組からの出演依頼や
週刊誌の取材などなど、身辺が騒がしい気がするけど、まぁ今までどおりに
生きていくことにしよう。バラエティ番組には出ません。僕は一般人だ。

それより何より今日で中学3年間の授業が全て終わります。

生徒たちには言うたんやけど、期待していたよりもかなり英語ができる集団
になってくれたと思う。

昨日は10枚の読解プリントを次々と解いてもらったが、実質的に10枚解く
のにだいたい15~18分ぐらいしかかかってない。1枚2分弱。

確かに速読用のプリントではあるが、高2用のを中3でやっている分を考える
と、かなり速いと思う。自分で「苦手」と思ってる生徒でもかなり読めていた。

ここまではかなり順調です。

4月からは新高1生徒が40名入ってくるので、もう一度英文法をやり直します。
中学から上がった生徒も忘れてるだろうから、いい復習になるはずだ。

今までたくさんの文章を暗唱し、暗写してきたので、僕自身が驚くぐらいに英語
全体の力が付いてるのを実感してる。

それから『ユメタン』のゼロと①を2周ずつやったので、単語力もかなり付いてき
た。春休みに3周目。4月からはフレーズの暗唱で4周目に入ります。

秋からは『ユメタン』②をやって、高校2年生で難関大学レベルの単語は終わり。
高校3年生では問題演習とスピーキング・リスニングを鍛えて卒業してもらう。

ここまでは順調過ぎるぐらい順調。だからこそ4月からも中だるみなく進んでほ
しいと願っているのです。とにかく中学3年間、よく付いてきてくれました。

僕のことを悪魔だの鬼だの鬼畜だの言ってたのが懐かしいな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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久しぶりの連勝!

Posted on: 2011年2月28日(月) 7:34

 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 
26日から神戸市の軟式少年大会が始まりました。土曜日は御影中学に
2-1で勝ち、昨日は27-0(5回コールド)で神戸龍谷中学に勝ちました。

監督になって何度かコールド勝ちはありますが、27-0なんて初めてでした。
相手はともかく、最後まで緊張感を切らすことなく戦えたと思います。

クリンナップにHRをはじめとする長打が出ましたし、投手も2試合で自責点は
ゼロに抑えたので、3回戦に期待が持てそうです。

3回戦は櫨谷中学。神戸市優勝の中学ですが、全力でぶつかってきます。
相手に名前負けしないで戦えれば、いい試合ができると思っています。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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2011年度東大入試プチ分析

Posted on: 2011年2月27日(日) 9:49

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日から大会が始まり、昼過ぎに終わりまして、その後、橋本恭先生と電話
で喋った後に帰宅。夜は八私学野球25周年のパーティーが宝塚Hであって、
帰宅後花粉症に負けて爆睡。

また書きますが、昨日の1回戦は2-1で勝ちましたので、2回戦に進出で、
今日の相手は神戸龍谷中学校です。第4試合。

第3試合は主審を務めねばならないので、腰をいたわらねばならぬ。重労働。

あ、それより朝から東大の入試を解いてみました。僕なりの分析をしてみます。
一部、予備校などの分析とは異なるかもしれないけど、灘の生徒たちを教えて
いる立場から、難化とか易化(いか:やさしくなることね)とかの分析をしてみた
いと思います。

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大問1(A)3段落から成るパッセージを70~80字の日本語に要約する問題。
       オーソドックスだし、字数の与え方も適切。標準レベル。

大問1(B)パラグラフ整序の問題。今年は(B)と(C)に分かれたので語数は
       増えたけど、内容的にも難度的にも難しくないと思う。易化。

大問1(C)パッセージ中の不要な文や追加文の位置を答えさせる問題。面倒
       臭いのは面倒臭いけど、難しくはない。易化。

大問2(A)従来通りの設問だし、拙著『東大英語ライティング&グラマー』でも
       この手の問題はたくさん作った。これは易しいと思う。

大問2(B)いつも書いてるとおり自由英作文は得点源やけど、この問題に関し
       て言えば、文章の展開を考える力がないと高得点は貰えないかと。
       understandとpainを1回しか使えないとあるが、それなら言い換え
       をすればいいだけだ。内容が哲学的なので、やや難としよう。

大問3(A)実際の放送を聞いたわけではないのでなんとも言いがたいけれども
       スクリプトと問題を見る限りでは例年どおり。landscapeの概念につ
       いては面白いし、東大らしくていいな。

大問3(B)久々に(B)と(C)が連続したものになった。(B)は質問も英語になっ
       ているという点でやや難。だけど実際の講演を聞いてればわかるが、
       講義やプレゼンの最後に質問が為されるのが普通で、最初から印刷
       されている講義やプレゼンなんて存在しないわけで、その点では社会
       人にとっては設定は普通とも言える。ま、でも受験生にはやや難。

大問3(C)今年からディクテーションがなくなったんやね。正直そのほうがいいわ。
       だってディクテーションができるかどうかを問うのもどうかと思う。大事
       なスキルなのでディクテーション自体は否定しないけど、それより大事
       なことは、細部が聞きとれなかったとしても、全体を聞いてちゃんと相手
       の言っていることが理解できる能力なんやから。標準レベル。

大問4(A)誤文訂正問題。かなり簡単。連続した2語を書かねばならないってこと
       はつまり、正解は文中に同じ語が2つ以上あって、そのうちのどれかを
       確定させねばならないってことですな。(2)のareがそれにあたる。

大問4(B)英語を日本語に翻訳する問題。構造的にも内容的にも標準レベル。

大問5   小説の読書の問題。個人的に小説は大好きなので、東大の問題にし
       てはエライ簡単やなと思いながら読んだけど、読書慣れしてなかったら
       そうでもないのでしょうか。ま、でも個人的分析なので易化としておく。

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と、ここまでだいたい易化と標準を並べたけど、それはあくまでも各設問を個別
に見た場合の分析なのです。全体としては難化したと思う。

つまり何を言いたいかと言うと、やはり1つ1つをじっくり考えて解いてはいられ
ないわけで、情報処理速度の遅い人は合格できないシステムになってる。

YAHOO知恵袋のカンニングがあった京大に比べると、頭のキレみたいなもの
が求められるし、だから官僚養成大学なんていわれることもあるのかもしれぬ。

高校生にはちょっと問題数が多すぎるのではないかと、個人的には思う。

それと進学校の教員なら誰でも知ってることではあると思うが、老婆心ながら。
東大に入った教え子が、東大にはやたら帰国子女がいるって言ってたけれど、
きっと大問3のリスニングで点が取れればかなり有利ってことになろう。

昨年度あたりから『東大英語リスニングBASIC』を、進学校で採用するところ
が増えているが、先生方はわかってるってことだ。

センター試験リスニングに比べて速度は速くはないが、長い時間英語を聞い
ていられる、それでいて普通に「人の言うことが理解できる」人を求めている
ってことになろう。だから講義やプレゼンのような問題が出題される。

それから得点源の大問1(A)、大問2、大問4あたりで落とさないことも大事。
大問4(A)や(B)などは読書した文章をちゃんと復習すること。特に大問4の
誤文訂正は文法力が問われてるのではなく、やはり読解力が問われてる。

復習の仕方やそもそもの読み方、速読の方法については、『速読特訓ゼミ』
に詳しく書いたので割愛します。構造分析する読み方では東大は合格しない。

来年度以降に東大を受験する人たちの参考になれば。

    

 


kimutatsu

心に火をつける授業を

Posted on: 2011年2月25日(金) 22:13

 

 

 

 

 

 

 

二次試験が始まりましたね。受験生の皆さんは結果を恐れず、まずは自分
の力を発揮しようとすることを念頭に置いて頑張ってみてください。

応援しています。

最近、多くの先生方と授業論を語ることがよくあるのですが、僕はこう思う。
イギリスの哲学者ウィリアム・アーサー・ワードの言葉です。

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凡庸な教師は喋る。
良い教師は説明する。
優れた教師は示す。
偉大な教師は心に火をつける。

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英語なら英語、数学なら数学の授業を通じて、生徒たちの心に火をつけるこ
とのできる教師が偉大なのです。

道はまだ険しい。だけど僕は頑張ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般