上の本は、灘の同僚である前川先生が執筆された本です。僕もまだ1回しか
読んでいないので、内容を詳しく語る資格もありませんが非常に面白いです。
前川先生は第五章の「近代学校と男性のセクシュアリティ形成」を執筆されて
います。内容を書くよりも、「はじめに」の部分を引用させていただきます。
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性に関すること。もう少し詳しくいうなら、ある人が、性に関してどのような知識を
いつごろ学び、どのような体験をいつごろしたのか。そしてそれらの知識や体験
から、性に対してどのような態度を持つにいたったのか。
これらは大変興味深いことであるが、なかなか歴史の表面には現れにくい。
それは性に関する話題を公にすることがタブー視されているという次元の問題
以前に、性に関することは「個人的」な経験とされることが多く、当事者以外に
よって記録されることは稀であるからだ。
(中略)
本章では『私の履歴書 文化人編』150人分の自叙伝を史料として用い、近代
日本のセクシュアリティについて検証する。具体的には、幼少期から学生期に
おいて、男性の性に関する知識や行動・態度のあり方、すなわち男性のセクシュ
アリティがどのように形成されていくのかを分析していく。
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灘の先生の面白いところは、前川君だけでなく、もちろん僕だけでなく、多くの
先生方が自分の人生を前向きに捉え、いろんな活動をされている点だと思う。
これから前川先生もたくさんの本をお出しになることが決まっているそうですが
僕も若い彼に負けないように、しっかり勉強して、いい本を出そうと思います。
よければ彼の本を手にとっていただきまして、お読み頂ければと思います。
なかなか書店さんで見つけるのは難しいので、こちらからお求めください。
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(追記)今週の読売新聞の受験特集に僕が載ると思います。