KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2011年4月26日

kimutatsu

今年はリスニング力を磨くぜ!

Posted on: 2011年4月26日(火) 22:42

 

 

 

 

 

 

今年の授業の目標は「リスニング力の強化」と決めて、とりあえずは啓林館の
『リスニングボックス1』というのを採用し、今日は生徒たちに配布した。

生徒たちには「今年中にリスニングの本を10冊ぐらい潰すと思う」と言うた。
10冊にだいたい20題ぐらいの問題があるから、全部で200題。

200題をディクテーションし、さらにはそのまま暗唱するとしたらどうなるかね。
普通はリスニングの力のみならず、英語力全体が伸びるはずだ。

今日配布したのは僕が書いた本ではないが、そのうち僕の著作も配布するこ
とになろう。彼らは「儲かるやん!」などと笑いながら言うが、まぁそう言うなよ。

こっちも儲けようとしてお前たちに配布してるんやないねん。力を付けたいねん。
俺の書いた本よりいいのがあれば、もちろんそれを採用するんやから。

というわけで今年はリスニングを中心に授業も宿題も何もかも進みます。したが
って『ユメタン』のCDも最大限に活用してほしいし、教科書の本文のCDも活用し、
1年後には相当な英語の基礎力を身につけてくれていることを希望する。

センター試験のリスニングで満点を取ることが目標なんやない。
東大のリスニングで満点を取ることが目標なのでもない。

英語をちゃんと聞いて、ちゃんと理解して、自分でもちゃんと相手に英語で話す
力を持った大人になってほしいから、今はその土台作りをしてるだけや。

俺らの世代は書いてある英語を読むことはできるけど、英作文をしたり、英語を
喋ったり聞いたりする力を伸ばすことには、かなり苦労したんや。

これからの日本人はそうであってほしくない。自由に英語を使って、日本だけで
はなく、世界を舞台に活躍してもらいたい。

英語を教える我々のような立場ではなく、英語を使う立場でどんどん世界へ飛び
出してほしい。だからこその『ユメタン』やし、だからこそのリスニング中心、音読
中心の授業なのだ。生徒たち、これからが正念場。しっかりガンバレ!

 


kimutatsu

単語集と生きた英語を併用せよ

Posted on: 2011年4月26日(火) 1:59

 

 

 

 

 

 

 

 

英語の勉強をするのに単語だけをやっているとバランスが良くないどころか、
覚えられないときにイライラするので、長続きしないように思う。

かと言って、あまり語彙力のない学生さんが多読ばかりやっていても効率が
すこぶる悪いわけで、その両方からのアクセスが望ましい。

『ユメタン』のいいところは(と著者が自ら言うのも変だが)音ごと覚えられると
いう点にある。したがって高3になって「発音・アクセント集」のようなプリントを
急いでセコセコと配布する必要がない。あれは英語教員の敗北だ。

音・意味・スペリング・センテンスやフレーズごと丸呑みできる単語集なのだ。
ちゃんとやれば物凄い力が付く。保証するわ、まじで。

でも残念ながら『ユメタン』だけだと、確かにごっつい力は付くが、味気ない。

かくいう私はアルクさんから毎月『English Journal』が送られてくるが、それ
とは別に1冊購入し、CDをipodに入れて寸暇を惜しんで聞いている。

ポートマンのインタビューのように、えらい聞き取りにくい場合はイライラするが
しかしあっさりとスクリプトを開き、そうかなるほどとリーディングに移りながら、
最終的には何度も何度も読み返し、気付いたらほぼ暗唱している。

暗唱したものをさらに聞き込み、ポートマンやジョブズと同じリズムで話す。も
ちろん英語で話すのだ。そしてリスニング力は格段にアップしていく。

あ、しまった、昨日がその『English Journal』の締め切り日であった!まずい。
今日学校から帰ってやろう。危ない危ない。

『English Journal』をやっていて良いなと思うのは、インタビューを受けている
セレブリティーたちが自分の言葉で喋っているのだけど、その人独自の英語を
使っていることで、聞いているととっても面白い。

すると知らない単語はあまり出てこないにしても、ほぉこういう表現を使うかぁ!
と感心させられることが多々あるのだ。

これは単語集だけでは味わえない醍醐味と言えよう。

受験のためだけに単語集をひらすら覚えるのは味気ない。単語集はもちろんの
ことながら、極めて有効な武器ではあるが、たまには生きた英語に触れ、自分
が覚えた単語がどのように使われているのかを確認し給え。

そしてその単語を自分でしっかりと使えるようになれば、つまり英語を喋ったり
あるいは書いたりする際に、正確に使えるようになったら、それはその時初めて
その単語を「覚えた」と言えるのではないかと思っている。

INPUT → INTAKE → OUTPUT というのはつまり、そういうことなのだ。

 


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