KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2014年9月20日

kimutatsu

フレーズの覚え方

Posted on: 2014年9月20日(土) 18:39

akita3
(秋田の宮脇書店さんにて)

単語を覚えるときって、使うことを前提にして覚えていかないと
なかなか面白くないし、定着も悪いと思うんですよね。

その点では「この単語はこういう意味」「この意味にはこういう
単語がある」と、英語→日本語、日本語→英語のクイックレスポ
ンスがある程度できるようになったら、フレーズを覚えましょう。

ユメタン①はeffortで始まっていますが、フレーズにはmake efforts
to realize my dreamsとあります。それを何度も口に出して覚える。

そのうえで「私のお父さんは夢を叶えようと一生懸命ガンバった」
だとしたらMy father made efforts to realize his dreams.になるなぁ
などと考えながら覚えてもらいたいな。

ちなみに最近こういう相談が多くて。

******************
今年受験の高3です。『ユメタン②』について質問があります。
キムタツ式語彙学習法で3か月前に1冊制覇しました。
それからいったん離れ・・・
今の時期から過去問解こうとしたところ、覚えたはずの単語を
忘れていることが多く、長文を読むたび焦っています。

もう一度覚えなおそうと思っているのですが、また1週間ずつ
かけてやるのには時間が足りません。
2周目以降はどのように取り組めばいいでしょうか。
******************

単語や短いフレーズを機械的に覚えているだけでは、なかなか
使う(読む、聞く、書く、話す)場面では使えないのです。

できるだけ長いフレーズやセンテンス、あるいは文章ごと覚え
たほうが比較にならないぐらい機能的なのです。

yumetan61

ですので、お勧めしたいのは2周目はフレーズに移るということ
ですね。各語にフレーズやセンテンスが付いていますでしょ。

それを覚えて、単語の意味だけでなく英語力全体を上げます!

フレーズを覚えるのは大変だと思っている人はそもそも暗記のや
り方を知らない人ではないでしょうか。僕もそうでした。

必ず時間を短く切って覚えていきます。

例えば『ユメタン』は見開きが10語ずつになっています。

左ページに5つ、右ページに5つ。それごとに進めていきましょう。

1つのフレーズを声に出して覚えてみてください。おそらく20秒
ほどで覚えられたはずです。必ずここは集中して声に出します。

5フレーズ覚えるのに1分です。10フレーズだと2分。

2分集中したら少し休みましょう。筋トレと同じ要領です。

そんな感じで進めていきますが、50フレーズ覚えるのにかかるの
がだいたい10分程度です。休憩時間を含めるとその倍かな。

覚えたなと思ったら見返していきましょう。あぁ忘れてるなぁと
思ったものだけ拾い直していきましょう。

そこまでやっておけばあとはCDを使って瞬間英作文を繰り返し続
けます。クイックレスポンスで言えるようになれば、英語を話す力
や英語を速く読む力が備わってきますし、当たり前の話ですが、
リスニング力は格段にアップします。保証します。

再度書きますが、英語力を上げるためには必要なことを覚えないと
ダメです。ダメですが、考えて出てくるような知識では使えない。

イヌと言われたら即座にdogが出てくると思いますが、それと同じ
感覚で「雰囲気」と言われたら即座にatmosphereが出てくるように
すべきだし、「このレストランってすっごくいい雰囲気だよね」と
言われたら即座にThis restaurant has a very pleasant atmosphere.
などと言えるようにするのです。

そういうことをちゃんとしなければ、僕の高校時代みたいになって
しまいます。

つまり「読むのはまぁまぁだけど、知らない単語が出てきたら全く
ダメダメな感じ」「書くのはほとんどダメで、部分点狙い」、聞く
のと話すのはもう完全にアウト・・・という英語力です。

それでも偏差値80取ったことあったんですけどね。

偏差値80でもその程度ですからねぇ。模試なんてのは。

できるだけ長いフレーズやセンテンス、あるいは読み込んだ文章を
クイックレスポンスで言えるところまで反復してみましょう。

思うほど時間はかかりません。しかも時間をかけただけ力が伸びます。

あと、大人は必ずCDを使ってiPodなどで英語の勉強をします。

高校生の皆さんもCDを絶対に使うことです。でないと伸びません。
脅かして申し訳ないけど、これ以上英語ができない人を増やしたく
ないのです。CDを使って正しく英語の勉強をしましょう!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
模試の成績を見て、もうがっかりしたくないでしょう?
ちゃんとやれば英語なんか上がります。

 


kimutatsu

京都大学

Posted on: 2014年9月20日(土) 0:36

kyoto

この7月に京都大学が「この度、アドミッションポリシーを以下
のとおり変更いたしました」と発表したのはご存知でしょうか。

京都大学入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)と
いう表題になっています。その方針が変わったとのこと。

すでに発表されてけっこう経つのでご存知の方もいらっしゃるか
と思うのですが、このブログもアクセス数が多いので念のために
書いておこうかなと思いまして。

そのまま引用しますね。

***********************
京都大学が入学を希望する者に求めるものは、以下に掲げる
基礎的な学力です。

1.高等学校の教育課程の教科・科目の習得により培われる
分析力と俯瞰力
2.高等学校の教育課程の教科・科目で習得した内容を活用
する力
3.外国語運用能力を含むコミュニケーションに関する力
***********************

と書かれています。

英語科の教員としては3番が気になるところですね。

いよいよあの評判の悪い京大入試が変わるのかな?であればいい
なぁと思っていますが、いきなり次の入試から変わるのかな。

いずれにしても過去問ばかりやっているよりも、バランスのよい
英語力の向上を生徒たちには願っています。

京大にはこういう普通の長文問題は出ないといって軽視していた
ら、もしかすると・・・ということにもなりかねませんよ。

過去問をやっていたら英語力が上がるというわけではありません。
どんな問題が来ても大丈夫なように、英語力全体を伸ばしておき
ましょうね。

受験生の皆さん、頑張って下さい。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
まさかいきなりリスニング導入は・・・個人的にはあってもいいと
思ってるけど、リスニングを軽視してる受験生は泣くことになるな。

 


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