職員室で今日同僚と話をしていたんですけど、成績の悪い子、
つまり中学から今まであまり勉強してこなかった子が、高2
とか高3になって「やろうと思います」と言ったところで
結局は中学から始めないといけないのが数学と英語でして。
やる気になって始めたけど、授業がわからない・・・
なので続かない・・・
やっぱりやる気がなくなってしまった・・・
の悪循環。
と言われても、こちらもどうしようもないですわなぁ。
だから定期考査レベルのことはやっておきやと言ってたのに。
たとえば僕の授業、今ではもう国公立大学の二次試験を使い、
単語は『ユメタン②』を日々の帯活動でやっているんです。
でもその前にちゃんと中学校の検定教科書『New CROWN』
とか『はじめての英文速読』などをやってきた結果として
今にいたっているわけです。
明日からやりますと言われれば、それでは『New CROWN』
が読めるかどうか、『ユメタン⓪』の例文が読めるかどうか、
まずはチェックしなさいということになります。
特にいま中学生の人は、今がものすごく大事なんですよ。
高2や高3になったら勉強をやろうと思っても、結局のところ
中学の内容から始めることになってしまうので、偏差値の高い
大学に入ろうと思ったら間に合わないのです。本当に。
積み重ねの教科(英語と数学)は手を抜かないほうがいいです。
あとからやり直せます。やり直せますが、かなり時間がかかる。
手を抜いてしまって今から真剣にやろうと思う人は、教科書を
引っ張り出してきて100%理解できるかどうかチェックします。
問題集じゃなくって。教科書が一番いい。
自分はどこから手を抜いてしまったのかを可視化します。
他の子たちが高1や高2のことをやっていても、自分はさぼって
しまったんだから中2からやり直さないといかんということに
なるのです。数学と英語に関して言えば。
まずは意識改革。その次は砂場で山を築くのと同じ。土台から
どんどん固めていくことになります。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
特に親が「〇〇中に合格したら勉強しなくていいから」とか
「〇〇中に合格したらゲームしていいから」とか言うと
入学後に間違いなく勉強しなくなります。