先月沖縄に行ったとき、東大志望の生徒(とその保護者)に会いました。
どんなふうに勉強していけばいいかという話になりました。
いろいろ弱点の補強について話をしていました。
が、あれ?君さ、センター試験の過去問ってどれぐらい取れるの?と尋ねました。
すると残念ながらあまり点数が高くありません。
うーん、共通テストも同じことになるんやけどね、おそらく。
東大とか京大とか二次試験の配点が高い大学でも共通テストの高得点者が合格する。
共通テストは基礎ができていないと高得点が取れないのよね。
たかだか少し対策問題集をしたぐらいでは高得点など取れないのよ。
その点では先に東大の過去問だのなんだのより、共通テストレベルを固めろ。
という話をさせていただきました。
二次試験が終わったあとの分析でもそういう結果が出ます。
東大でも京大でも、ほとんど逆転現象は起こっていません。
センター試験の高得点者がそのまま合格しているんですね。
センター試験で取れなかった子はほとんど不合格になってるんです。
東大や京大の問題が難しいからといって、難しい問題にあたる生徒が多いのです。
でも難しい問題ではなく、基本的な問題で取れるかどうかが合否の鍵なんです。
難しい問題では差がつかないからですね。
今日はある生徒に上に書いたのと同じ話をしました。
模試の判定が悪い理由は君が高1高2でサボったからなんだ。
時計を巻き戻すことはできないが、今からでもその部分をやったほうがいいわ、と。
さぁ、彼がどうするのかはわかりません。
が、願わくば僕のアドバイスを聞いて、10月いっぱいで基本を固めてくれることを祈ります。
ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
やたら過去問とかやる人がいますが、それで伸びると思ってるのかなぁ。