KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

みんな、本を読もう!

Posted on: 2009年10月23日(金) 22:58

山田君

以前、山田君と飲みながら勉強論を戦わせていたときに、ぽそっと彼が「結局は
勉強って経済活動なんですね」と言ったのを聞いて、微妙に感動した木村です。

若いのに、よくわかっとる。

勉強も経済活動だという意味がわからん人に卑近な例を。

例えば最近あまり話題にならないけど、相変わらず水面下では苦しんでいる人
も多い「派遣切り」という問題やけど。

確かに突然切られた人はかなりショックやし、生活どないすんねんって気持ちに
なるのは言うまでもない。

しかし企業側の論理だって間違っているわけではない。

企業だって生き残っていかねばならない。

というわけで経費の中でもっとも大きいウエートを占める人件費を削減するのは
当然やと思うんです。

問題は・・・

もしあなたがその対象者のひとりであったとする。

隣にもうひとりの対象者がいる。東大卒。二人の仕事の能力はそれほど変わら
ないとしましょう。ここでいう「能力」は潜在能力のことではありませんぞ。

あなたは猛勉強をして、法律、経済、英語、フランス語、中国語などに強くなった
としましょう。寝る間も惜しんで、一所懸命に勉強をしたとします。

企業サイドに立ってみたらわかると思うけど、あなたは切られません。

切られないどころか、もっと給料の高い会社から引き抜きがあるかもしれない。

勉強そのものが一種の経済活動になるということです。

45歳の僕が勉強するのはすでに経済活動ではなく、例えば読書やヒアリング・
マラソンそのものへの純粋な興味になってる。

でも万が一、灘が倒産してしまったとしても、今なら英語を使って食べていける。

何も武器がない人は、これから大変やと思う。特に卒業大学の名前だけじゃあ、
とても食べていけない。自分はこれができるという武器を持たないとあかん。

その意味で読書ができない人はかなり不利やな。不利な理由は社会に出れば、
きっと理解できる。否、体感できると思う。

本を読もう。それが勉強の第一歩やと思う。経済活動の第一歩でもある。

今日のこの人のブログはいつにも増して熱いけど、とってもいいことを、そして、
大人が子どもに対して、あるいは自身に対して、言い続けねばならない真理を、
書いてくれてる。

大人が子どもに対して「もっと本を読みましょう」と言うのであれば、やはり自ら
すすんで本を手に取らねばならないし、本を買わねばならぬ。

 

(追記)最近、中国古典の本を買いました。かなりはまっております。

 


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