KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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語彙力と文法力を定着させるには

Posted on: 2009年10月24日(土) 1:33

沖縄の牧志公設市場

沖縄に行きたい・・・ついでに言えば、沖縄に住みたい・・・タヒチに住むとなると
さすがにちょっと病気の時とか大変そうやけど、沖縄なら大丈夫やろう。

中間考査の採点が進んでいくが、今回も平均点は80点を大きく越えそう。
否、下手すりゃ90点を越えるかもしれん。それは無理か・・・でもかなり高い。

決して簡単な問題ではないし、中2なのに過去完了進行形まで教えているので
定着させるのに今回はかなり時間がかかった。

今回の試験範囲一覧。
●時制全般(現在形から過去完了進行形まで)
●V+O+to do(tellやaskやwant)
●関係代名詞(whatと複合関係詞除く)
●分詞全般
●不定詞の意味上の主語
●疑問詞+to do
●間接疑問

文法と単語の力がどうすれば定着するのかを考えましてな。

いや、もう十何年も前に。

カラオケで歌を歌うのに何度か練習して、90点台を取れるようになるためには
どうすればいいのか・・・ということから考えを波及させまして。

そこから単語力と文法力を定着させるのには、どうすればいいのかを、考えて
考えて考えて、今まできたといっても過言ではないわ。

そして失敗を重ねて参りました。

が、やっとたどり着いた気がする。今教えてる66回生の生徒たちは幸せやと、
自分でも思う。確かに大変やとは思うけど。

でもこの方法なら定着する・・・という方法を見つけたからで、それに従って勉強
すれば、否、授業をすれば、そして彼らが僕についてきてくれさえすれば、間違
いなく語彙力と文法力はつく。

はずだ。

先生方対象の講演では何度か話をしたんやけど、あまりブログには書かなかっ
たのは、どう書いていいのかわからなかったからだ。

『ユメタン』を使うようになって、生徒たちは物凄く苦労してるけど、物凄く覚える
ようになり、しかも忘れないというお便りやメールを非常に多く頂くようになった。

ありがたし。

教員は妥協すること勿れ。生徒の悲鳴(「悪魔や!」「うげー!」「1週間100語
なんて多すぎる!」その他もろもろ)を快感に感じつつ、卒業時に「あれだけの
勉強をしたんやから落ちるわけなかろ」という自信を植えつけるべきやと思う。

どうやったら文法センタードな定期考査で平均点がこんなにも高く取れるのか、
考えてみた。自分の授業の何が効果的やったのかを。

そしてやはりあのやり方が間違ってなかったんやなと思うブログに出くわした。

敬愛なる前田先生のブログです。

結局、参考書ってのはあくまでも参考書なのだ。

野球の本を熟読するのはいいが、実際にそれを練習や試合で何度も出力する
選手こそが上手くなれるのは言うまでもない。

前田先生のブログを読んで、自分の考えが整理できた。先生、そのとおりです。

文法と単語の力を定着させたい人は、どうぞこちらをお読み下さい。

例えば今回「時制」の定着をするために、再テストも含めれば何度小テストを行
ったかわからんぐらい行った。手を変え品を変え。

あるときは和訳テスト。あるときは誤文訂正。あるときは動詞の形を変化させ、
あるときは穴埋めをさせ、あるときは英作をさせた。

最初は過去進行形と過去完了進行形の違いがわからなかった生徒たちやった
けれども、間違う生徒のほうが少なくなってきたのは、たぶん10回目ぐらいの
小テストの頃やったと思う。

時制だけで10数回。授業開始とともに5分のテスト。隣同士交換で答え合わせ。
回収して記録。落ちたら明日頑張ればいい。追試もする。追々試もする。

でも理論は教えてあるので、もう補習はしない。やるのはテストのみ。追試と。

結局、文法も『ユメタン』と同じ方式でやればよかったのか。出力を増やしたの
が効果的やったのか。そうか・・・

つまり結局は形を変えて反復するのがいいのだ。

高校英文法に昨日から入ったけど、同じ方法で生徒たちの文法力をアップさせ
ようと思う。そして『ユメタン』を使って語彙力をつけさせよう。

鉄板の英語基礎力をつけさせよう。これだけやって不合格になったら、そりゃあ
しょうがないやろうと思えるぐらいまではやろう。自分が納得するまでやろう。

生徒たち、ついてきなされ。

もう夜中の1時半を大きく回ったので、採点を止めて、執筆活動に入ります。

あと1時間だけ頑張ろう。起きたら野球の練習。久々にフォーメーションの練習
をやろう。選手たちには理論は伝えてあるので、後は出力あるのみ。

それはそれとして、生徒諸君、語彙と文法は早いうちに定着させないと、あとに
なって異常なほど苦労するぞ。できれば高2の終わりまでにやっとこうぜ。

そして高3は多読と多聴に徹するべし。がんばれ。

 

(追記)前田先生、ありがとう。頭の中がすっきり晴れました。

 


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