KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語

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The worst meetings are…

Posted on: 2017年8月31日(木) 11:50

058

二学期に使用する英文法のプリントを作っていて、いろんな
英文を作っていたのですが、ネットでヒットした次の英文を
読んで、思わず噴き出しました。

The worst meetings are those that leave the attendees
wondering why the meeting was even called to begin with.

意味はわかりますか。中学生も読んでいるだろうから、一応
下に注を打っておきます。


leave+O+doing Oに~させる、させておく
attendee 出席者
wonder why~ なぜ~なんだろうと思う
be called 召集される
to begin with そもそも

そういう会議って社会人になると多いんですよ、生徒諸君。

なんでこの会議って行われてるんだ?って参加者に思わせる
ような会議なんてするべきじゃないんですけどね。

会議ってのは議論するための場所なんですが、多くの会議は
単なる報告会になるので、「なんで?」となるのです。

でも多くの管理職は会議が好きなので、働いている人たちは
ほとんどの管理職のことをダメ上司だと思うんですけどね。

日本社会って面白いですね。

ほとんど全員が会議嫌いなのに、ほぼ毎日どこかの会社とか
学校で多くの会議が開かれているのですから。

会議が行われている時間は業績も成績も上がらないのに。

ちなみに灘校は会議が極端に少ないので、僕は大好きです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日は職員会議がありますが、それはさすがに二学期の
行事などを話し合わないといかんので必要です。
が、おそらく1時間もしないうちに終わるでしょう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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羽生選手の英語インタビュー

Posted on: 2017年4月18日(火) 9:12

EJ

『English Journal』の4月号にスケートの羽生選手の肉声が
収録されているのをご存知ですか。

EJのインタビュー記事なんですが、英語が上手いですねぇ。

授業教材として使います。

聞いてるだけではもったいないので、聞き尽くして読み尽く
して、暗唱の手前ぐらいまではやってもらおうと思います。

EJ、僕も連載させて頂いていますが、こういうのを増やして
ほしいですね。外国人のインタビューもいいのですけれども
日本人が海外のメディアの取材に答えて英語で話している
ものをたくさん取り上げてほしいなぁと思いました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
さっそく明日の授業で使う予定でおります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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Prized Promotion

Posted on: 2017年2月3日(金) 18:08

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今日は金曜日。MAINICHI WEEKLYが届く日です。

今週のトップは稀勢の里の横綱昇進についての記事でした。

こういうのを読むときって内容はわかっているからすっと読める
のですが、だからといって読み飛ばしていては英語力を伸ばす
ことなんてできません。

知らない単語は飛ばせっておっしゃる「知識人」がおられますが、
じゃあいつ言葉を覚えるの?と聞きたくなります。

さて、今回面白かった表現をちょっと列挙してみましょう。

・the first Japanese-born wrestler to be promoted to sumo’s
top rank since Wakanohana in 1998

意味はわかると思うのですが、間違いのないようにしたいので
敢えて下品な解説をします。promoteが受動態になっています。
これはpromoteが「~を昇進させる」という他動詞だからです。
受動態にすることで「昇進する」という意味で使うことができます。

・Appearing at the title-conferring ceremony in Tokyo alongside
his stablemaster Tagonoura,

conferは「~を授与する」という意味です。title-conferring ceremony
は横審の人が来て「横綱になりますよ」と伝える伝達式のことです。

・floored Yokozuna Hakuho with a last-ditch beltless arm throw
on the final day

これが難しかった。last ditchは「土壇場、最後の砦」という意味です。
ここではハイフンで結ばれて形容詞として使われています。
beltless arm throwが難しかったのですが、要するにベルト(まわし)
を掴まないで腕で投げ飛ばすのですから「すくい投げ」ということです。

他にも「これは僕には表現できないな」という部分がありますので
意味をとった上で何度も何度も音読をして自分の英語を話す際に
用いる表現たちの仲間入りをさせてあげようと思っています。

ついでに生徒たちには少しリライトして配布し、授業中に読む予定で
おります。もちろん定期考査の範囲になりますので、生徒たちも
きっと楽しく喜びながら読み込んでくれることでしょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
He kept a grip on his emotions.という表現はぜひ使いたい。
ちなみに「春場所」はspring meetと表現されています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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Park in Peril

Posted on: 2016年12月8日(木) 15:46

weekly

先週のMainichi Weeklyの1面です。

Park in Perilと大きくheadlineに書かれています。

写真を見て、あぁ韓国の大統領に反対するデモがすごくって
公園が危険な状態にあるってことかと思い、読み始めてから
自分を恥じました。プロとしてはこういうのが恥ずかしい。

Park = 公園

って誰でも最初は思うじゃない?

*********************
South Korean prosecutors on Nov. 20 indicted Choi Soon-sil,
an old friend of President Park Geun-hye who allegedly
manipulated government affairs.  Prosecutors also said
they believe Park conspired in Choi’s criminal activities and that
Park will be investigated as “a suspect.”
*********************

そっか、Park = 朴(パク)大統領のことね。

Park in Parilってことは「危機的状況にある朴大統領」って意味か。

そりゃ公園のわけないわな。

あれ?でも待てよ・・・これヘッドライン(見出し)やろ。

もしかしたら公園だって人がいっぱいで危なくて、掛詞になってる
なんてのは考え過ぎなのか?記事の中に実は「公園が人で溢れ
かえっていた」というのが出てくるんじゃない?

と思って読み進めました。

が、記事の中にはひと言もデモの場所が a park であるとは書か
れてはいませんでしたがな。

でもこういう感じで考えながら読むのも楽しいんだよということで
恥を忍んでご紹介させていただきました。

生徒や学生の皆さんは、上の記事の中に発音と意味の知らない
単語や表現があるのであれば電子辞書で調べておこう。

紙辞書でもいいけど、電子辞書のほうがいいと思う。

音声ボタンを押せば、発音がわかりやすいでしょ。

発音記号を完璧にマスターしてる高校生や大学生がどれぐらい
いるのかを考えると、電子辞書のほうがいいと思う。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみに音声はサイトで聞くことができます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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「大学に入る」を英語で言うと?

Posted on: 2016年5月29日(日) 6:00

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旺文社の『オーレックス英和辞典』に載ってるPlanet Boardが
面白くて好きです。

100名の英語ネイティブスピーカーへのアンケート調査をもとに
英語の語法や文法の様々な疑問に答えるというものです。

問題:「大学に入学する」というときの動詞はどれを使いますか。
a) My son wants to enter this university.
b) My son wants to get into this university.
c) My son wants to be admitted to this university.
d) どれも使わない。

それぞれ「これを用いる」と答えた人のパーセンテージです。
a) 14%
b) 88%
c) 39%
d) 8%

get intoが約9割ですね。

enter this universityは物理的に大学のキャンパスに入るという
意味であり、試験や選考を経て入学するという意味ならば
get into / be admitted to / go to / be accepted toなどが
ふさわしいということでした。

be admitted toは堅い文体では可能だというネイティブもいたと
いう解説が添えられていました。

get into / go toを使うほうが一般的ということですので中学1年
の生徒であっても大丈夫ですね。

I want to get into / go to this university.

理屈だけじゃなくて英文ごと覚えておきましょう!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
『オーレックス英和辞典』と『ウィズダム英和辞典』はいいですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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関係代名詞に入りました

Posted on: 2016年5月26日(木) 14:15

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中間考査が終わって、また普通授業が始まりました。英語のほうは
関係代名詞と関係副詞を終わらせます。

関係代名詞は接続詞プラス代名詞の働きがあります。

代名詞ですので、指しているものがあるのです。

関係代名詞が指しているものを先行詞と呼びます。

I saw an actress who often appears on TV.

この英文の場合は「テレビによく出る女優を見た」でいいのですね。

I saw an actress at a station who often appears on TV.

関係代名詞の直前が先行詞ではないa stationになっています。
これを間違えて「テレビによく出る駅で、女優を見た」と考えないよう
気を付けないとあかんなぁという話をしました。

必ずしも先行詞が関係代名詞の直前にあるわけじゃないんやでと。

071

関係代名詞の目的格が終われば、前置詞プラス関係代名詞をやり、
それが終わったら関係副詞をやります。

そうしたらだいたいですが中学英語の範囲は終わり。

代名詞や形容詞などの品詞は英文法では取り上げず、リスニング
とかリーディングの中で出てきたものを学んでいきます。

来週末からは多読多聴に入ります。それをやりながら、たくさんの
英語をしゃべったり書いたりしてもらいます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
昨年の4月に入学してきた彼らもやっとここまで来ました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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makeを使った表現

Posted on: 2016年5月19日(木) 8:18

appli2

『ユメタン』アプリ、楽しいですね。いろんな単語を覚えて英語を
話せるようになってください。

うちの生徒たちもそろそろ英語を話すレベルに入っています。

あとはちょっとした表現ですね。

たとえばtake a bathやtake a showerは知っています。
「風呂に入る」「シャワーを浴びる」というような意味です。

make a bathとなると意味が言えない生徒もたくさんいます。
「風呂をいれる、わかす」という意味です。

make a bedは「布団を整える、寝る準備をする」ですよね。
それを応用させればわかると思うのです。

make a showerという表現は面白いです。
Many drops make a shower.「多くの水滴がシャワーを作る」
がどのような意味を表すかご存知ですか。

これで「塵も積もれば山となる」という意味を表します。

make a diveは「駆け込む」という意味です。ダイブするんです。

I made a dive for a bathroom.はどういう意味かわかります?
そうですね。「トイレに駆け込んだ」のです。

こういう表現をどんどん覚えていけば英語を話す力も高くなります。
表現集を買っただけでは使えるようになりません。

たくさん覚えて、覚えるたびにどんどん使いましょう!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
自分だけの表現集を作っておくと便利ですよ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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英語は・・・

Posted on: 2016年5月1日(日) 6:00

english

英語は音読だ!
なにを言うか!英語は多読だ!
馬鹿め!英語は単語文法だ!
違う!英語は英語のまま理解するんだ!
なんだと!英語は日本語を介するんだ!

どれも正しい。どれも間違い。

上の写真見て。ケッサクでっせ。

みんな極端やねん。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日と明後日、灘校の文化祭です。
自由に入れますので、どうぞお越しください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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Next and next

Posted on: 2016年4月24日(日) 5:12

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以前、山手線に乗っていたときのこと。池袋駅に向かう車両にて。

僕の横に日本人のおじさん、その向こう側に外国人の男性が立って
いました。僕はドアの上にある路線図を見ながらボケーっと。

と、その時、外国人の男性が隣のおじさんに話しかけました。

外:Excuse me, but I have to get off the train at Ikebukuro.
男:Ikebukuro.   Yes, well…
外:Where is Ikebukuro Station?

僕は「池袋は次の次やな」と思っていました。そうすると・・・

男:Ikebukuro is … Ah … next and next station.
外:Next and next …

僕は「このままでは次の駅とその次の駅が池袋やと勘違いするん
ちゃうやろうか」と思ったので、関西人のおせっかいぶりを遺憾なく
発揮して、その外国人の男性に対して

僕:Ikebukuro is the second station from here.

と申し上げました。

外国人の方は片手を挙げ、Thank you!とお返事。

Next and nextのおじさんはちょっと気恥ずかしそうに立っておら
れました。

英語を話す機会って突然訪れます。

いきなり英語で話しかけられたときにしっかりと応対できなければ
「英語を話せる人」とはみなされません。

突然のチャンスをものにできるために、英語を話すトレーニングを
しておくべきです。

クイックレスポンスができてはじめて「英語が話せる」とみなされる
のだという意識を強く持っておきましょう。

僕は散歩のとき、突然こういうことを尋ねられたらという想定をして
英語を話す練習をします。思い浮かばない表現があったら、帰宅
してから英辞郎などで調べて、メモ帳に書きつけておきます。

こういったことの反復があって英語は話せるようになっていくのです。

日本にいながらでも英語は話せるようになります。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今週末から灘校は文化祭色に染まります。
5/2・3が文化祭。どうぞおいでください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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授業にて

Posted on: 2016年4月21日(木) 5:07

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灘校の教室にて。授業が始まって数分経ったときのこと。

ある生徒曰く「先生、咳が出るので保健室に行きたいんですけど」

木村答えて曰く「それを英語で言ってから行きなさい」

生徒:I want to go … to … Ah … 保健室・・・ because I …

木村曰く「受動態の説明をしてるので、しっかり聞きなさい」

受動態の説明が終わってから全員に質問。

木村:保健室って英語で何って言うんやった?

生徒たち:sick room!

木村:sick roomの前はaかtheかどちらがいい?

生徒たち:the!

木村:どうして?

生徒たち:この学校には保健室が1つしかない。保健室と言えば
あそこやなと特定できる。

木村:咳ってのはcoughって言うねんけど、病気にはaが付くこと
を考えて、じゃあさっきの内容をもう一度言ってみなさい。

先ほどの生徒:I want to go to the sick room because
I have a cough.

木村:You should have gone there before the class bell.
Anyway, go ahead and take care.

そして生徒は保健室に向かっていきました。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
暖かいかなと思ってベッドから毛布をとったら寒かったです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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