KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

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毎日続ける!英語リスニング

Posted on: 2021年1月23日(土) 21:02

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三省堂から『毎日続ける!英語リスニング』が刊行されます。
書店さんに並ぶのは1月29日(僕の誕生日)です。

この『毎日続ける!英語リスニング1』は英検3~準2級レベル。
スクリプトも比較的短いものが多いです。

一方、下の画像が『毎日続ける!英語リスニング2』。
英検2級レベルで、スクリプトもそれなりに長くなっています。

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リスニングって毎日やれば絶対に得点源になってきます。
共通レストレベルであれば、満点はどうかわからないけど、高得点がとれます。

やる受験生とやらない受験生では、一番差がつくところです。

やっている受験生は90点以上は絶対にとれます。

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スクリプトはすべて僕の書き起こしです。
これは『毎日続ける!英語リスニング1』です。
長生きする人は握力が強いというデータがあるのですね。
では握力を強くするにはどうしたらいいかという内容のスクリプトです。

①聞いて問題を解く。
②ディクテーションを行う。
③リーディングをする。
④オーバーラッピングやシャドーイングを行う。
⑤バックトランスレーションを行う。

という一連の基本的な通訳トレーニングは変わりません。
リスニングを得意にするための一連の流れです。

バックトランスレーションシートはこうなっています。

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このページの下部にQRコードが付いていますね。

ここにアクセスすると動画が立ち上がるようになっています。
僕が勉強法とかモチベーション管理について話をしています。

今まではコラムだったのですが、動画のほうがわかりやすいはずです。
コラムもいいのですが、こういう形で毎日続けてもらいやすくしています。

1月29日に書店さんに並びます。
自分の英語力に応じて、続けていってください。

必ず最低でも14日間は続けてください。
2冊ともやれば、28日間続けることになります。
買ったら最初に日付を記入してください。
そしてその書きこんだ日付のとおりにトレーニングを行ってください。

14日間あるいは28日間、毎日トレーニングを行ってください。
タフです。しかし絶対に力がつきます。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
リスニングができると、モチベ―ションが上がります。
もっと聞き取れるようになりたい!と思うようになります。


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聞き流しに効果はないけれども

Posted on: 2020年12月26日(土) 10:41

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リスニングの評価とか定期考査ってどうすればいいのでしょうか。
そういう質問が届いたので、キムタツチャンネルでお話ししました。

トレーニングを授業でやった素材を、またリスニングさせるって意味ないですわな。
それって「覚えていますか」というリスニング問題になります。

聞けましたか?という試験にしないと意味がありません。

動画はこちらです。よかったらご覧ください。

また、よかったらチャンネル登録をお願いいたします。

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こうしてブログを書いている間も、英語が流れています。
聞き流しにはあまり効果はありません。
が、トレーニングをやった素材を聞き流すのは構いません。

新しいものを使ってトレーニングをするのは効果的です。
しかし、なかなか毎日新しい素材を使ってというわけにもいきません。

以前使った教材が60%、新しい教材を40%でも構わないのです。
大事なことは毎日それなりに続けるということなのですから。

僕の場合は自分が創った『名スピーチリスニング』を使います。
というか、ジョブズやオバマのスピーチを使っているのです。

毎日ジョブズというのも少し飽きます。毎日マララも飽きます。
そもそも過去に何度も声を出した教材ですからね。
スクリプトまでほとんど全部そらんじることができるのです。

それを使って英語を「聞き流し」ながら、ぶつぶつ声を出しています。

いまはスマホがあればできますからいいですね。便利になりました。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます!
ジョブズのスピーチは何度聞いても「あぁそうだなぁ」と思わされます。
生き方、考え方の教科書になっています。

 


kimutatsu

英文法を正しく学ぼう

Posted on: 2020年12月23日(水) 15:55

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この写真は『ENGLISH EXPRESS』新年号からの抜粋です。
担当の方からご連絡がありまして。
朝日出版社のメルマガ「~英語を“楽習”しましょ~」というのがあります。
そこでこのインタビューの裏話が書かれるそうです。

朝日出版社のメルマガを読んでおられる方はどうぞ楽しみにして下さい。

それとアルクのHP上で英文法の指導法についてコラムを書きました。
4技能を伸ばすための英文法指導についてというタイトルで、指導者向けです。

こちらです。

英文法はネクステなどの4技能型問題集をやる人が多いようです。
そしてそれ自体は否定しません。

英文法学習の入口としてはいいのではないでしょうか。

でも、高3になってもネクステをやっているようでは駄目です。
おそらく何周繰り返しても忘れてしまいます。

道路交通法を勉強して、車を運転しないようなものです。
そのうちその法律を忘れてしまいます。

英文法を学んだら、必ず英語の文をひたすら書くことです。
英文法学習の入口は四択でもいいのですが、出口(ゴール)は作文です。

たとえば仮定法の問題だけを解いていても、英文を書かないと絶対にマスターできません。
英語のプロの場合、それがわかっているので自分でひたすら英作をします。
問題集をするというより、自分で文を作って書いていくのです。
場合によってはそれが板書という形になるかもしれません。

・僕の背がもう少し高かったら黒板の一番上に手が届くのに。
・お母さんが生きていたら、僕の合格を喜んでくれるだろうに。
・つまらないことを言わなければ、あの政治家も辞職せずに済んだだろう。
・あんな馬鹿な事件を起こさなかったら、あの人は今も教員をやっていることだろう。
・あなたに出会わなかったら、今の僕はありません。
・あそこのOBがなかったら、今日のゴルフは完璧だったのに。

こんな感じで、仮定法を一通り学んだら自分で思いつく限りの文を書きます。
そのなかでもし知らない語句があったら、調べます。
それによって語彙力も同時についてくるのです。

英文法を四択で終わらせると、英作文での文法ミスを減らせません。
それに英文法そのものを忘れていってしまいます。

言語の学習においては、その言語のルールを学ぶのは重要です。
が、正しく学ばないと時間と労力の無駄になってしまいます。
気をつけましょう。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕が高校のときはGRAMMARという単位がありました。
なので英語の勉強をかなりきっちりやることができました。

 


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増刷

Posted on: 2020年12月12日(土) 14:12

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右側の基礎編が出たのが9月末(オレンジのしましま)。
左側の実践編が出たのが11月末(グリーンのしましま)。

いずれも初版がそろそろなくなってきて、重版がかかりました。
われわれ物書きにとってもっとも嬉しい単語です。重版。

ありがとうございます!皆さん、ほんまにありがとう!

ちなみに作家にとってもっとも悲しい単語は絶版です。嗚呼・・・
せっかく創ったのにこの世から姿を消してしまったのかと悲しくなります。

が、重版はいろんな意味で嬉しいのです。

重版がかかるということは、次の著作の依頼が来やすくなるんです。
この作家の本は売れるということで、他社さんからも声がかかります。
作家にとっては「本を出す」ことより「本を出し続ける」ことが大事。
そのためには出版社からの依頼がなければなりません。

昔のように、作家が原稿を持ち込み、評価されたら本になるということはなくなりました。

今まで本を出したことのない人の原稿が書籍化されることはない。

我々のように物書きでさえも、売れなくなったら出してもらえません。
そういう点では作家ってけっこう厳しいんですよね。

この2冊が売れたことで、また来年も本を出させてくれそうな気がします。

皆さん、ありがとうございます。感謝申し上げます。
これからもいろんな本を出していきますので、よかったら手に取ってみてください。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
出版社はどこも経営が大変ですからね。
持ち込み企画はほとんどすべてボツになります。

 


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毎日続けるために

Posted on: 2020年12月8日(火) 19:33

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冬になると太ります。皆さんはどうですか。僕はそうです。
それを踏まえて?春から秋にかけては痩せるようにしています。

が、今年は駄目でした。

昨年の冬に太ったまま、また1年後を迎えてしまいましたがな。

まぁいいわ。落ち着いたらまたジム通いを始めるし。

毎日行こう。

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1月に三省堂から『毎日続けるリスニング1・2』を出します。

そこにはレッスンの数だけ動画を収録してあるんです。
といってもDVDが付いているわけではありません。

QRコードが貼り付けられてあるんです。

毎日続けられるように、1つのレッスンが終わると動画を見てもらいます。
英語の勉強法がわからないな。
モチベーションが上がってこないな。
そういう人たちのために、僕からメッセージを送っています。

明日もやってくださいねと話しかけています。

また詳細は出版されたら書きますね。
でも、毎日続ければリスニング力は絶対に上がってくるんです。

毎日続けられれば。

そのためにどうしたらいいかなと思っていたのです。
で、今まではコラムやったんですけど、今回は動画にしました。

楽しみにお待ちください。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
内容的には1が英検3~準2レベル、2が英検2級レベルです。

 


kimutatsu

毎日続ける

Posted on: 2020年12月5日(土) 22:40

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子どもの頃、母と弟と一緒に大阪万博に行きましてねぇ。
なんかえらい待った記憶しかないなぁ。

1970年か。

もう50年も前なんですね。そりゃ僕も年をとるわけやな。

真っ白な太陽の塔が、真っ赤に染まる日が来るとはなぁ。
太郎さんも天国で目をむいておられることでしょう。

新型コロナウイルスの終息を心から願っています。

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1月に出すリスニングの本の打ち合わせに来ています。
まだ何日に出せるかはわからないんですけど。

毎日続けていきましょうというコンセプトの本です。

なかなか続けられないじゃないですか。
1冊の本を完璧に終わらせた!という高校生って少ないと思うんです。

どうすれば続けられるんでしょうかね。

そりゃ確かにモチベーション管理がそもそもできていないんです。
それに計画性もおそらくないんじゃないかと思うんです。

しかし、それにプラスして続けられる要素があればいいと思いませんか?

いろいろ考えたんです。続けられるそのプラスアルファを。

まだ発表できる段階ではないんですけど・・・

1レッスン終わるたびに、誰かに背中を押してもらったらどうでしょうか。
たとえば横に先生がいて「明日も頑張ろう!」とか。

内容的には三省堂の「まるまる」と同じ形になっています。

ディクテーション、リーディング、通訳トレからのバックトランスレーション。

それにプラスして、モチベーションを上げられるようになっています。

リスニングの本ですが、実はシリーズ本なんです。
以後、リーディングやライティングなども出していくことになっています。

シリーズ名は「毎日続けるシリーズ」です。

楽しみにしておいてください。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
書店さんに並ぶのはリスニングが1月、リーディングが2月でしょうか。

 


kimutatsu

History of Studying English Listening

Posted on: 2020年11月30日(月) 20:21

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『English Express』新年号の巻頭カラーで取り上げていただきました。

さくらと一緒に!

編集者の方が「EE史上で犬が登場するのは、さくらが初めてです!」と。

僕の書斎で取材に答えました。

今回、特にリスニングの勉強法についてお話をさせていただいています。
まったくリスニングができなかった僕がどう勉強したかについて。

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いつもどおりのくつろいだ格好で申し訳ないです。

僕は灘校に34歳で赴任したんです。
そしてそのときにはまったくリスニングができませんでした。
当然のようにスピーキングも。

市販の教材でいろいろやってみましたが、まったく駄目でした。

当時、6000万円の借金がありましたので、あまりカネを使えませんでしてね。
でも自己投資しないと将来まで貧乏のままでいることになりますよね。

だから勉強のためのお金はケチらないようにしました。
でもさすがに半年70万円の通訳養成学校には通えませんでした。

余裕のあるお金はなかったのですが、入ったカネは全て書籍にまわしました。
といっても生活費を入れないといけませんから、それも少なかったですが。

おかげで今の僕があるように思います。

リスニングは苦になりません。言うてもそれほど得意じゃないけど。
海外に行って苦労をすることはさすがにありません。
ネイティブとの会話は、わからなかったら聞けばいいので楽です。
なんていったの?もう一度言って、と。

テレビのニュースはあまり苦になりません。
専門用語が飛び交うようなのは、さすがに無理ですけどね。
特に自然科学(物理や化学など)の内容は専門用語が多くて。
アメリカの大統領が話すような内容なら大丈夫です。

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ちゃんとトレーニングをすれば、誰でもここまでは来れます。

なにでトレーニングするかです。どの教材を選ぶかだけですね。
トレーニング方法はどれを使っても同じなので。

僕の『名スピーチリスニング』を選んでくだされば嬉しく思います。

『English Express』の1月号、よかったら読んでくださいね。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
さくらは写真撮影の直前まで爆睡しておりました。

 


kimutatsu

短期間で英単語を覚えるには

Posted on: 2020年11月27日(金) 15:40

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なかなか語彙を定着させることができませんというメールが届きました。
共通テストまでに基本的な語彙を完璧にしたいのにということです。

土台になるのは「絶対に自分を伸ばすぞ」という気迫ですね。
それがないと、いくら始めてもダラダラしてしまうものです。

次に「ではいつまでに定着させるのか」という計画が必要となります。
時間は常に有限ですからね。特に受験勉強の際は時間を切ります。

常に「いつまでにその仕事を終わらせるのか」が必要ですよね。
それがないと「自分なりに頑張ろう」という甘い気持ちが働きますからね。

たとえば12月31日までに土台となる語彙力を身につけるとします。
『ユメタン①』の1000語は絶対に押さえておきたい基本語彙です。

悠長に毎日100語とかのペースでは自分との約束が守れません。
なぜなら反復回数が少なくなってしまうからですね。

即座に身につける勉強法と「1年かけて」という人の勉強法とは異なります。

まずは毎日500語に設定するとします。
(プロが語彙力を身につける場合、毎日1000語ぐらいはやっているのです)

そして
11月28日 ユメタン① 001~500
11月29日 ユメタン① 001~500
11月30日 ユメタン① 001~500
(中略)
12月10日 ユメタン① 001~500

といった具合に、単語集を使って、毎日500語を音読します。
そのうえで意味を確認します。無理に覚えるのではなく、反復回数を増やします。
1語1秒としても、500語であれば500秒ですから、8分から9分しかかかりません。
それぐらいの速度でひたすら音読をしていきます。意味の確認をしながら。

それを毎日5セットほど繰り返します。
そうすると単語の勉強を毎日40分ほどすることになります。

12月11日 ユメタン① 501~1000
12月12日 ユメタン① 501~1000
12月13日 ユメタン① 501~1000
(中略)
12月20日 ユメタン① 501~1000

といった具合に次の500語も同じようにして刷り込みます。
毎日の8分×5セットを必ず練習します。
そのセット数を増やしてあげるとさらに効果的です。

12月21日 ユメタン① 001~1000
12月22日 ユメタン① 001~1000
12月23日 ユメタン① 001~1000
(中略)
12月30日 ユメタン① 001~1000
12月31日 ユメタン① 001~1000
最後にその1000語をもう一度反復し直します。
今度は1000語ありますので、1語1秒としても17分かかります。

休憩しながらボチボチとやっているようでは自分に甘さがでます。
上に書いたように、気迫を土台とし、ひたすら声を出します。
17分程度も集中できないようでは先が思いやられるというものです。
ファイティングスピリットが必要で、それを土台に反復回数をこなします。

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短期間で語彙力を身につけようと思うと、反復回数を劇的に増やす必要があります。
そうすると1回あたりの語数を増やすしかありません。

手元にある単語集が分厚いものであっても、やり方は同じです。
ただ、最後の復習が3000語とかになると、かなりきついと思います。
『ユメタン』の場合、1000語がひとまとまりですので、やりやすいと思います。
よければ見てみてください。

1000語ちゅうの950語程度が覚えられれば、共通テストなら大丈夫でしょう。

英語力のある人は、総じて語彙力が高いのです。
ある時期に徹底して語彙を頭に入れたよという人が多いのではないでしょうか。
だらだらやっていても忘れていきます。
集中して一気にやっていくのが効果的ではないでしょうか。

自分のペースでぼちぼちと、なんてやっていると忘れる速度も速くなります。

上に書いたような方法を試してみてください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
茨城県水戸市に来ております。

 


kimutatsu

合わせて音読

Posted on: 2020年11月25日(水) 22:30

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この秋にアルクから出させてもらった2冊です。
おかげさまで、多くの方々が手に取ってくださっているそうです。

ありがとうございます。

ただ問題を解くだけではリスニング力は身につきません。
必ず解いて、スクリプトを読み込んだら、声を出しましょう。

リスニング力があまりない人が、ある程度聞き取れるまで時間がかかります。
その人の語彙力によって聞き取れるようになるまでの期間が違います。
それなりに文章が読める人であれば、1か月もあれば大丈夫です。

が、それまでは毎日やりましょう。毎日です。必ず毎日。

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問題はリスニング力が全くなく、語彙力も低いという人です。

この人の場合、聞いても聞いてもなかなか伸びません。
そもそも語彙力が低い人の場合、読むのもきついはず。
読みもできない人が聞き取れることは常識的にあり得ないですよね。

そういう人は聞いて「わからん」と思ったら、読んでください。
スクリプトを先に見てしまってください。

そしてその文章を読むところから始めましょう。

知らない単語や熟語なども先に意味と音をチェックしましょう。
そして冠詞とか前置詞とか、細かいところの用法を確認しましょう。

もうこの文章は意味も音も大丈夫!という状態を作ります。

そしてそのうえで音声に合わせて20~30回音読します。
この「合わせて音読」がキーワードです。

我流でやってもリスニング力は上がってきません。

徐々に長いスクリプトのものも同じようにしてやっていきます。

それを50日ほど続けてください。
本当は90日と書きたいところなんです。
でも共通テストまで50日ほどですからね。

まずは読める状態を作らないと、聞けるようにはなりません。
そしてそのためにはけっこうな語彙力が要ります。

先に語彙力を身につけるほうがいいんです。読みながら。
でもそれだと時間がかかるので、読んだあとにリスニングの学習をしましょう。
リスニング力を身につけたければ、読んだあとに「合わせて音読」です。

受験生の皆さん、自分の目標をかなえるために、努力しましょう。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
かくいう僕も毎日「合わせて音読」をしています。

 


kimutatsu

一貫した勉強計画がないから

Posted on: 2020年11月24日(火) 22:59

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子どもに英語ができるようになってほしい!
そう思っている親御さんからメールをいただきます。

インターナショナルスクールに入れればいいでしょうか?とか。

まぁいいですけど、英語以外のことは日本の学校のほうが・・・
英語ができるといいですけどね。英語以外のことも大事です。

海外で将来暮らすのであれば話は別ですけどね。

英語ができない原因のひとつに、勉強計画が一貫していないというのがあります。

たとえば小学生時代に子どもを僕に預けるとします。
そして5年ぐらい、僕がその子を専属で教えるとします。
僕の一貫してシラバスのもとで、英語を教えるのです。

そうしたら間違いなく、英語ができるようになっています。
といっても、師匠である僕のレベルを超えることはないでしょうけど。
僕レベルで良ければ、英語力を身につけることができるでしょう。

でも小学校のときはA先生の指導方針で教わり、
中1のときはB先生、
中2のときはC先生・・・
中3では・・・高1では・・・
という感じで、指導の方針が一貫していないのが普通ですね。

これでは仮に塾に行って頑張ったとしても、それほど伸びません。

もちろん英検2級とかに合格するレベルでいいなら、それもいいでしょう。

でも「子どもに英語ができるようになってほしい」が英検2級でいいです?
英検2級では仕事でも学問でも、まともに英語が使えないですよ。
海外に行ってもほとんど通じないレベルですよ。

せめて英検3段ぐらいの英語力を身につけたいところじゃないですか。

日本の学校の場合、なかなか一貫した方針で教えられないんですよ。
それは文科省に問題があるんですけどね。

タブレット導入とかとはまったく別次元の問題で。

長い目で見た工程表、旅程表が必要なんですね。
小学校のときはこれ!中学1年はこれ!中2ではこれ!という勉強計画表です。

そういったものが存在しなくて、右へ行ったり左へ行ったりするので駄目なんです。

けっこうカネばかりかかりますね。英語の勉強って。
そりゃ自己投資にはかなりのお金がかかりますし、かけたほうがいいです。

でもかけたわりには上達していないとなると、悲しくなりますね。

自分の中ではこれという旅程表があるんです。
で、それはまた近いうちに書くことになると思います。

もう少し待っていてください。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
職員室、コロナの影響で窓やドアが全開なんですよ。
寒い・・・コロナよりなにより風邪ひくっちゅうねん。

 


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