
久留米大附設中学3年生の女子生徒の自学自習ノートです。
藤木先生から写真が送られてきて、見てびっくり!
左ページは覚えられない単語を書きつけて覚えているのでしょうね。
右ページは?
上のほうに「アンパンマンで覚えるユメタン Unit7編」とあります。
クリックすれば拡大されますので、じっくりご覧下さい。
単語テストに合格するだけの勉強ならここまでしなくていいはず。
その生徒は工夫をして、絵を描きながら脳に刷り込もうとしているのですね。
これは素晴らしい。
工夫。自分でこうすれば刷り込まれるんだと思ったのでしょう。
楽をして覚える方法を模索している人には思いつかない発想です。
その生徒は「楽をして」いるのではなく「楽しんで」いるようにも思えます。
そういった姿勢の中から単語が刷り込まれていくんですよね。
九九並みの速度で、即座に頭から引き出せるように刷り込んでほしいものです。
素晴らしい。
藤木先生からのメールの抜粋です。
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ユメタン①は今年度中3当初より始めまして、
一周目の今のところは100問ずつの英→日4択テストを
毎週の範囲を100個ずつ増やしながら、
ぶりぶりに鍛えております。
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毎週の範囲を100個ずつ増やす???
つまり2週目は200個、3週目は300個ってことか。
それはきっと5週目や6週目はかなりきついはずです。
でも反復回数は相当増えるはず。
なにかを覚えるためには勉強時間より反復回数が命です。
ハードですが、久留米大附設の生徒は鍛えられますねぇ。
ぶりぶりに高い英語力を身につけて大学に進むことになるはず。
いい先生に当たってよかったですねぇ。
しんどいことをさせる先生に当たってよかったですねぇ。

語彙や表現は読みながら覚えるという方法が基本になります。
あるいは話したり書いたりする際に調べて覚えることもあります。
が、それだけだとかなり覚える量が少なくなってしまうんです。
同じ文章に何度も何度も出会わないと覚えられないはずです。
脳の機能からすれば。
読みながら覚えるなんて悠長なことをしていられないはずです。
もちろん英語が大好きで、この英語の本は10回以上読んだ!
というような場合は別です。
が、それでもそういう本を100冊ぐらいは持っておきたいところです。
ほとんどの単語を知っているという状況でないと文章の中では
覚えられないんです。せめて95%ぐらいは知っている文章なら
たまぁぁぁに出てくる知らない単語を覚えることができます。
でも知らない単語が1行に1個以上あるような場合は無理です。
ですので、社会人も含めて単語集を使う人が多いのだと思います。
さまざまな単語集が出ていますので、いいものを使うべきです。
問題は使い方です。
常に意識するのは反復回数です。反復回数が命です。
3000語掲載されている単語集があるとします。
それを何周するのか?ということを先ず最初に考えるべきなのですね。
理想的なのは20~30周ほどすることです。
そうすればきっとほとんどの単語が頭に入るのではないでしょうか。
逆に、それを2周や3周するだけでは覚えられません。
そうすると1周あたりの単語数が多いほうが何周もまわせます。
僕の場合、1日500~1000語ぐらいのペースです。
仕事で英語を使うレベルということになると、様々な単語が必要です。
なのでチンタラやっていられないんですよ。
だいたい1冊の単語集を1か月で終わらせる感覚でやります。
そうすると多くの単語が頭に入ります。
何周するんだ?を常に意識することです。
詳細はメルマガや動画でお話をさせてくださいね。
かなり長くなりますし、具体的な方法は動画のほうがわかりやすいので。
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英字新聞を読む際にほとんどの単語を知っている状況を作りましょう。
大統領の演説を聞く際にほとんどの単語を知っている状況を作りましょう。
そうすればある程度は「使える英語力」が身についたと胸を張れるはずです。
ほとんどのネイティブが聞いてわかるものを最終目標にしましょう。
それはそれとして、久留米大附設の中3生徒、頑張ってくださいね!
ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
斎藤孝先生が仰るとおり、語彙力こそ教養です。
村上憲郎さんが仰る通り、英語力は語彙力次第です。