KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年2月20日

kimutatsu

対症療法的な方法では上がらない

Posted on: 2010年2月20日(土) 23:05

画像1
(リブロ池袋本店さんの様子です)

昨日ある会社の常務取締役と飲んだのですが、「儲けたい」と思って頑張ってた
ときは全然儲からなかったけど、最近になってやっと儲かり出したと仰ってね。

対症療法的な経営をしていた時には上がらなかった数字が、日本の教育を変え
たいと本当に思い始めたら、上がり始めましたと言って、会社設立以来の収支を
書いた表と折れ線グラフを見せてくださった。

初対面の僕に見せてくれる度量にも驚いたけど、きっとそれは自信の表れなん
だろうと思う。そうでなければ普通は赤の他人に見せるようなものではない。

確かにグラフはある時期まで下降線を辿ってたけど、この何年間かでグググっと
上がっていました。物凄い上がり方でした。

勉強も同じようなことが言えますね。

対症療法的な勉強、楽を求めてやる勉強では成果が上がらないものです。

『ユメ勉』にもいっぱい書きましたが、着実にやる方法でなければダメなのです。
成果は決して1ヶ月やそこらでは上がらない。先を見て努力することです。

その意味では『ユメ勉』は中学1年になる生徒たち全員に読んでほしいと思う。
楽をしようとしてほしくない。英語を極めようとするなら、楽なんてできない。

しんどいかもしれんけど、英語を英語のまま吸収してほしい。そういう姿勢こそが
王道なんやと僕は信じてる。

英語が苦手な人は、何かにすがりたい気持ちはわかるけど、君が苦手やからこ
そ基本から叩き直したほうが、結局はうまくいくのだ。

これまた『ユメ勉』の第3章に英語が苦手な高3生徒向けに、言うなればギリギリ
ここまでは譲ってもいい「楽な方法」を書いてあります。

それでも決して楽ではないと思う。要するに一般的な意味での「楽な方法」では、
絶対に力が付かないのです。数字は絶対に上がらないのです。

僕はこれからの日本の若い人たちには、せめて英語ぐらいはちゃんと喋れるよ
うになってほしいし、センターリスニングなら満点取れるぐらい聞けてほしい。

そのために土台から着実に積み上げてほしいと願ってる。

いつまで音読をやるのか、そしてどうやってやるのかを理解した上で、基礎を積
み上げ、その上で多読多聴に移ってほしいと思っています。

若い人たち、頑張ってください!

 


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