おかげさまでマーク・ピーターセン先生との共著が発刊となりました。
上の画像の本がそれです。速読力養成のための本なのです。
長文は15個ありますが、どこかの大学入試からとってきたのではなく
すべてピーターセン先生がゼロから書き起こされたものです。
これがねぇ・・・
すっげぇ文章!
何人かの先生方に読んでいただいたのですが、よくこんな内容の文章
が書き起こせるなぁと思うようなものです。
特にこの「基礎レベル」は単語レベルを『ユメタン』でいうとゼロと①あた
りの単語ばかりにしていただいたので、書くのが大変だったとのこと。
でも内容的にはすごく面白い!
●犬型人間?それとも猫型人間?
●色が人間心理に及ぼす影響
●言語消滅とその対策
●日本が世界恐慌を切り抜けた方法
などなど、とても基本的な語彙だけでは書き起こせないんじゃないかと
思われるような内容の文章ばっかりなのです。
それを極めて平易な文章で書いてくださっていて、ほんまに凄い!
で、僕はその文章にスキミングやスキャニングの、言うなれば速読力を
養成するための設問を作って、解説や構造分析を書いたのです。
でね、私大入試なんかで文章中にやたら空所がある問題があるやん?
あれって困るよね。音読しようと思ったら空所や下線部が邪魔になって
復習がしづらい。あまり空所が多い問題は良問とは言えない。
というわけで、15長文全てに一切の下線を引きませんでした。それから
穴埋めの問題を作りませんでした。
どうしてもピーターセン先生の書かれた名文に下線を引いたり、ましてや
カッコを作りたくなかった。だから引かなかったのです。
したがってピーターセン先生のお書きになった文章はそのまま生きてる。
全訳はスラッシュリーディングができるようにスラッシュを引き、右側に
対訳という形で英語を再掲載した上で、全訳を載せました。
音読やシャドーイング用のCDは付いています。当たり前です。それも、
140wpmと180wpmの2種類が収録されています。
そして僕とピーターセン先生との対談も収録しました。
値段は950円。
今日出たのは「基礎レベル」ですが、これから「センター・中堅私大レベル」
と「国公立・私大難関レベル」が出ます。
設問を解きながら速読力を養成してほしいのですが、ぜひともピーターセン
先生の書かれた文章を堪能してほしいなと願っています。
ピーターセン先生と共著を出せたのは生涯の宝となりました。
旺文社編集担当の荒川さんには心から感謝しております。いつもありがとう。