KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年9月16日

kimutatsu

自分に厳しく

Posted on: 2010年9月16日(木) 21:45

wayo03

この前、このブログがどれぐらいアクセス数あるのかなと思って調べてみ
ました。だいたい9000ちょっとでした。ありがとうございます。

忙しくてブログを更新する暇がないと「体調どうですか」というメールを
くだ さる方々がいらっしゃるのです。もしかして俺は病弱に見えるのか?
など 考えてたのですが、聞いてみると「多忙→倒れる」という推察らしい。

確かに・・・

ピーターセン先生との共著を3冊書いて(と言っても3冊目はまさに現在
進行形)相当な充実感があります。

それと同時に他にもやらないといけない仕事があるので、体には気をつ
けながらやっていかないとあかんなと思っています。

応援してくださる方々がいらっしゃるのは励みになります。

ありがとうございます。感謝しております。本当に。

ohgaki
先般、生徒たちに語ったこと。

人より上に行きたいとか何かを成し遂げたいとか思う場合、当然のことな
がらやる気はあるわけで、やる気があるのに勉強や仕事が手につかない
っていうことはあり得んのです。

例えば野球で絶対にプロに行きたいと思ってる選手がいるとします。

ところが特にこれといった理由もないのにあまり練習に身が入らんとする。
その場合、「やる気はあるんです」といくら言っても、周囲の人からすれば
「いやいや(笑)」ということになります。

だからやる気はあるのに勉強が手につかないという場合、それはやる気が
ないってことなのです。やる気があれば1秒も惜しいものです。

そのうえで「自分に厳しくできる」ということは、とても重要なファクターです。

例えば本を出したいと思っている先生がいるとします。昼間は授業をやって
放課後は部活動の指導、土日は練習や試合があって、お疲れ気味です。

この先生が、「夜ぐらい休みたい」と言って、ビールを読み、テレビをダラダラ
見ては爆笑し、風呂に入って寝ていたら夢は叶いません。

それでは「本を出したい」と考えているだけで、「夢を持っている」とは言わん。

Those pursuing their dreamsの場合、いくら疲れていても帰ったら即座に
PCを立ち上げます。ご飯は後回し!そしていくらか書いてしまいます。

ビールを飲むと執筆ができませんので、「1冊書き終わるまでは付き合い以外
は、いくら疲れていても、絶対に飲まない」と決めます。

眠くなったら君原作戦です。

あの電柱まで走ったら休もう、あの曲がり角で止まろう・・・そう思いながら走っ
た君原さんと同じ作戦をとります。

あと5分やったら寝よう、あと1節書いたら寝よう・・・そのうち目が冴えてくる。

土日に野球があってヘロヘロになっているときだって、夜はPCに向かいます。
そして1日20ページを目処にひたすら書き続けます。

読書も1ヶ月3冊から5冊を自分に課します。だって読まないと書けませんから
常にインプットをし続けます。評論、小説、戯曲、詩など多岐に亘って読む。

そうこうしているうちに、自分の思いが1冊の本になります。

todailistening4

●自分に厳しくできない人間は夢を叶えることなどできない。

これは僕が灘に入ったときに、ある先生から叱咤されて教えられたことで、
今でも「楽したいな」と思ったら、その先生の顔を思い浮かべて頑張ること
にしています。

***********************

木村なぁ、人から与えられた仕事、例えば生徒らでいうたら宿題やな。
それをやるだけで必死になってる奴が夢なんかかなえられるかいな。
人から与えられた仕事は笑顔でこなした後で、自分がやりたい仕事を
ちゃあんとやることが大事なんや。
お前、授業、部活、それとどこそこの会社やら予備校から模試を頼まれ
たり、いろいろな「与えられた仕事」があるやろ。
そんなん軽々とこなした上で、お前が書きたいって言うてる本を書けや。
眠いとか疲れたとか言うてるようでは、そりゃほんまはお前もその夢を
叶えようと思ってないねん。やる気はあるけど、勉強がなかなか手につ
かないんですよって言うとる、ほんまはやる気のない生徒らと一緒やで。
人が楽してる時間にこそお前は働け。人が寝てる時間にこそお前は働け。
そうしたらちょっとずつでも夢は叶うもんや。自分に厳しく生きやななぁ。

***********************

本を書きたいのに時間と体力が続かなくて「書けない」とぼやいていた僕に
灘の化学の先生がくださった叱咤でした。

激励なんてもんじゃない。かなり叱られたことを覚えています。

最後にその先生曰く、「まして頼まれた仕事、与えられた仕事もでけへん奴
が、授業もロクにでけん奴が、夢なんて語る資格もないわ」と。

「宿題もできないような生徒が受験や大学を語る資格もないのと同じやな」と。

そこから狂ったように本を、出す予定もない本を、書いてきました。それと並行
して「いかに授業をすれば生徒をひきつけられるか」を研究しました。

新校舎1Fの教員控室でその先生から叱咤を頂戴してから10年が経ちます。

夏の宿題をやるのに手を抜いた生徒が多かったので、受け売りではあるけれど、
僕なりの叱咤を生徒たちに投げかけました。彼らがわかってくれたら嬉しい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

ACCESS COUNTER

Total 38012738 Hits!

▲PAGE TOP