KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2011年2月11日

kimutatsu

1月に読んだ本をご紹介

Posted on: 2011年2月11日(金) 17:39

 

 

 

 

 

 

そういえば1月末に今年初の練習試合を行ったのですが、1-0で勝ちまし
た。相手は桜ヶ丘中学校。結構強い中学なので、自信にはなります。

1-0の試合は観てるほうには面白くないでしょうが、やっているほうからす
ればドキドキしながら、したがって試合後は達成感でいっぱいになる。

 

 

 

 

 

 

ピッチャーがちゃんと投げて、攻撃にまわったときはランナーをできるだけサ
ードに置くことを意識することです。

軟式のボールは飛ばないので、守備も大事です。

19日は六甲中学と、20日は帝塚山中学と練習試合。そして26日からいよ
いよ大会が始まります。1回戦は御影中学とです。1試合ずつ頑張ります。

 

 

 

 

 

 

ところで1月に読んだ本のリストアップがまだではないかというメールを頂戴
しました。そうなのですが、なにせ毎日書くことがたくさんあって。

では2011年1月に僕が読んだ本を書いていきます。

 1.『人間失格』 太宰治 新潮文庫
  なんで今年の1冊目がこの本だったのかというと、久々に読みたくなった
  こともあるけど、他の理由がある。年末の最後の本が白石一文の本だっ
  たが、それが「現代の『人間失格』!」と帯に書いてあったのよ。

 2.『大人のための残酷童話』 倉橋由美子 新潮文庫
  面白かったけど、読後感はあまり良くなかったなぁ。

 3.『静かな木』 藤沢周平 新潮文庫
  時代小説を読もうと思っていたら、ある人に「それなら藤沢周平ですよ」
  と言われたので読みました。次は長編を読みたい。

 4.『英語の質問箱』 里中哲彦 中公新書
  こういう英語の基本的な質問がつまった本はたくさんあって、たまに読み
  返したりすると面白いし、思わぬ気付きがある。お勧め。

 5.『レインツリーの国』 有川浩 新潮文庫
  有川さんの本は初めてで、書店さんのレジの横のワゴンに積んであった
  のを、中身を読まずに買ったけど、すっごく良かった。耳が不自由な人に
  も3パターンあるということも勉強になった。お勧め。

 6.『生き上手 死に上手』 遠藤周作 文春文庫
 7.『死について考える』 遠藤周作 光文社文庫
  内容的にはほとんど同じなので、どちらかを読めば遠藤先生の死生観
  が手に取るようにわかるだろう。

 8.『何処へ』 正宗白鳥 講談社文芸文庫
  遠藤周作先生が正宗白鳥を『死について考える』の中で絶賛されていた
  ので、再読してみた。難しい。舞台が日露戦争前後やから、時代背景を
  よく知らないと理解できない箇所もある。

 9.『ルポ貧困大国アメリカ』 堤未果 岩波新書
10.『ルポ貧困大国アメリカⅡ』 堤未果 岩波新書
  生徒たちに今月推薦したのはこの本。アメリカがいかに生き難い社会か
  がよくわかる。医療に関しては世界ランキング下位のアメリカ社会では
  いかに健康に気をつけねばならないかがわかる。それと学資ローンと軍
  との関係。普通の大学生がどんどんイランやアフガンに送られている現
  状は怖ろしい。僕は今は手放しで「アメリカの大学に行きたい」と言う生徒
  にアメリカを勧めることはできない。盲腸の手術に250万/1日もかかっ
  てしまい、国民健康保険がないアメリカでは、日本の生活ができない。

11.『わたしが・棄てた・女』 遠藤周作 講談社文庫
  恋をした女は哀しい。お勧め。

12.『輝く夜』 百田尚樹 講談社文庫
  百田さんと言えばデビュー作の『永遠のゼロ』が大ベストセラーになって
  12月にここでも紹介したんやけど、この本もいいよ。5編の泣ける恋話。
  この人、本当に上手い。場面設定が半端なく上手い。お勧め。

13.『思い出トランプ』 向田邦子 新潮文庫
  直木賞受賞作「花の名前」を含む短編集。向田さんの文章もいいよなぁ。
  でも「かわうそ」がいいんよなぁ。普通は短編集でも結構完結するんやけ
  どね、向田さんのは「ここで終わるの?」な感じがいい。お勧め。

14.『鉄道員(ぽっぽや)』 浅田次郎 集英社文庫
  何冊目の『鉄道員』やろうか。誰かにやったり、どこかに忘れてきたりした
  せいで、手元になかったのでまた1冊買って読み返してみた。僕はこの短
  篇集の中では「角筈にて」が一番好きです。お勧め。

15.『見知らぬ妻へ』 浅田次郎 光文社文庫
  これも短篇集なのですが、「見知らぬ妻へ」は上に挙げた『鉄道員』の中
  に収録されている「ラブ・レター」と設定がほとんど同じ。あれ~浅田先生、
  それはないでと思ったら、それ以外の短篇がまた心にぐっと迫ってくる。
  「スターダスト・レビュー」、「かくれんぼ」、「踊子」など、笑いとペーソスと
  が同居した人間模様をここまでビビッドに書ける浅田先生は天才やなぁと
  思う。お勧めです。

というわけで、1月は15冊でした。2日に1冊か、んー読むのが遅いなぁ。

と言いつつ、実は2月はなかなか忙しくてまだ数冊しか読んでへんのやけど、
またこんなふうにリストアップします。読んだら感想を聞かせてほしい。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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