KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2011年3月

kimutatsu

進学実績だけではツマラナイ

Posted on: 2011年3月20日(日) 20:09

 

 

 

 

 

 
 
(西宮ガーデンズ内のブックファーストさんです)

今年は東大入試のリスニングが35分ほどになったせいで、リーディングや
ライティングなどに85分しか割けず、よってダメだった人もいたようです。

思うのですが、なんだかんだ言うて、東大ってのは学習指導要領にもっとも
沿った出題をする大学なんですよね。

それを考えて指導することで東大の合格者数は増える・・・と断言するのは
危険かもしれませんが、当たらずとも遠からじと考えています。

具体的に書きたいのですが、長くなるので、まぁそれは各種セミナーで。

先般ある先生から「学校としての進学実績の伸ばし方というセミナーをやれ
ば、ものすごい数の先生方がいらっしゃるでしょうね」と言われました。

が、なんかそういうのって違う気がするし、セミナーのあとの懇親会ぐらいで
戯言的にいうぐらいにとどめているのです。

それでも相当な数の先生方がメモっていらっしゃるのを見ると、どこの学校も
これから実績を伸ばそうとされているのは間違いありません。

進学実績を伸ばすのは難しくないと思うのです。そりゃ簡単ではないかもし
れませんが、でも決して難しくはありません。

問題は大学に合格した後に、その学校の生徒が伸びる方法でないと意味が
ありませんよね。

大学合格なんてたかだか18歳の一里塚に過ぎぬ。

そこからの伸び代こそが大事であって、そのために我々は教育しているので
すから。大学に合格してナンボという教え方ではツマラナイ。

明日から鹿児島に行きます。ラサールの先生方や駒場東邦の佐藤先生も顔
を出すらしいので、「実績の出し方」と「伸び代」について論じたいと思います。

あぁ、しかし鹿児島まで飛行機で行かなくて済むのが精神的に楽だ(笑)。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

嬉しいファックスが届いて

Posted on: 2011年3月19日(土) 11:39

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、北海道帯広市にあります合格堂書店さんの写真を掲載したところ、
店長の高沼さんからお礼のファックスを頂戴しました。

こういう人と人とのつながりって大事ですねぇ。感激しました。

今、日本の置かれている状況ってあまり良くありませんが、こういうときこ
そ人間同士のつながり、温かみ、絆というものを体感できますね。

普段から感じるべきなので、こういうときにしか感じられないようではダメな
のですが、それでも本当に嬉しかったです。

高沼さん、ありがとうございました。木村は本当に嬉しかったです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

仙台からのメール

Posted on: 2011年3月15日(火) 11:09

  

 

 

 

 

 

 

 

先日、TKの関東支部で「木村を囲む会」というのを開いてくださいましてね。
僕はお集まりになった50名の先生方の前で、この3年間に生徒たちに与え
た全ての教材や指導法を一覧表にして、いろいろ話をしました。

反省会という名の飲み会も大いに盛り上がりました。

で、その会にわざわざ仙台から日帰りで大槻先生が参加されていましてね。
仙台から日帰りで参加!!!凄いですねと声をかけたら、恥ずかしそうな笑
顔を見せていらっしゃいました。

その大槻先生と連絡がつかないでいたのですが、先ほどメールが来ました。
不覚にも職員室でウルウルしてしまいました。本当によかった・・・

テレビを見ているとあまり良いニュースが入ってきませんが、1人でもこうして
見つかったり助かったりすると、本当にほっとしますね。

原発で働いていらっしゃる方々も含め、救助にあたっておられる方のなかには
被災された方もいらっしゃると思うんです。絶対、思ってる以上に大変やと思う。

そういった方々のご苦労に感謝をしながら、わずかばかりであっても吉報を待
ちたいと思うし、自分にできることを模索したいと思っております。

大槻先生、ご連絡ありがとうございました。早速、TKのメーリングリストに流し
ましたら、多くの先生方から僕の携帯に連絡が来ました。

皆さん、大喜びでした。

(注)TK=チームキムタツ。全国1040名の先生方で組織しています。
   学校の教員であればだれでも加入できます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

書店さんとサイトのご紹介

Posted on: 2011年3月15日(火) 1:00

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道帯広三条高校の千葉先生が書店さんの写真を送ってくださいました。
書店さんのお名前は何ですか?とメールしますと・・・

いい名前ですよ。学習参考書専門書店「合格堂」です。

とお返事が。合格堂書店という名前の、十勝にある書店さんでキムタツフェア
をやってくださっていて、本当に嬉しくなりました。

本来なら足を運んでお礼を言うところなのですが、遠方につき、せめて画像を
アップさせていただき、書店さんのご紹介だけでもさせていただこうと思いまし
て、こうして先生方から送られてきた画像とともにアップしているのです。

合格堂書店さん、ありがとうございます。感謝申し上げます。

それから徳島の城南高の東谷先生が、チームキムタツのメーリスにご投稿を
されまして、次のサイトをご紹介くださいました。

読んでいるうちに、熱いものが込み上げてきます。

東谷先生がメールに書いておられたのですが、我々日本人は、人の温かさと
思いやりを生きる力に変えられる民族であると思います。

よかったらこのサイトを覗いてみてください。

思い起こせば、宮崎の口蹄疫のときも、先般の火山噴火のときも、全国の先
生方の声があちこちから届き、各地の力になっていました。

中国のサイトではこのような紹介が為されています。

今、具体的に直接はなにもできませんが、せめてできることからお手伝いをし
ていこうと思っております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

What can I do for you? 2

Posted on: 2011年3月13日(日) 22:55

 

 

 

 

 

 

福島の前田先生がブログを更新されまして、じっと読んでおりました。改めて
被災された方々の大変さを思い、何もできない歯がゆさを噛み締めています。

何らかの援助をしたいのですが、個々人がバラバラの援助をするよりも、政府
が「ここに寄付してくれ」という窓口を一本化してくれると助かるのですが。

まだ仙台の先生方とは連絡がつきません。それから相馬高校の先生とも連絡
がつかないでいます。無事でいてくれよという気持ちでいっぱいです。

お亡くなりになった方や、まだ行方がわからない方を合わせると、数万人規模
にもなるということで、その数字を見ては絶望的な気分になります。

が、希望を失わずにできる限りの援助をしましょう。

内田樹先生がブログでお書きになっていますが、今こそ一枚岩になって、オー
ルジャパンの強さを見せつけたい。

評論家然として誰かを批判したり非難したりするより、できる限りのことをしよう。
また前田先生がブログでこういうことを書いておられます。

********************

ライフラインがない状況で生きるには

1)ガソリンの確保
 なにはなくとも車の給油は最初にすべきこと。
 (沿岸部にいる場合はとにかく高台に逃げること)
 ガソリンがなくなったら田舎はどこにもいけません。
 地震があったら速攻でガソリンスタンドで満タン!

2)現金の確保
 コンビニのATMは停止してしまいます。また、
 コンビニそのものが臨時閉店してしまいます。

3)水の備蓄・確保
 風呂にはお湯を入れっぱなし。(断水時のトイレ用水になる)
 学校のプールなどで水をもらう。
 雨水などをためてもよい。
 容器に直接水を入れず,ビニール袋に水を入れ、くちをしばる
 行政はあてにしない。飲料水の備蓄は絶対.
 (コンビニ等はすぐになくなる)

4)食料の備蓄
 電気,水,ガスがなくとも食べられるもの。
 電子レンジでチンも、ゆでたりもできません。
 かんぱんなど冷蔵庫に入れなくてもよいもの。

5)通帳などの貴重品
6)着替え、懐中電灯の準備

なによりだいじなのが、家具の転倒防止のシール
などをはっておくこと。家の中が割れた食器で
めちゃくちゃになることをふせげます。
自分に倒れかかってくることを防げます。
うちは、これでずいぶん助かりました。

*********************

実際に被災された方のリアルな声というのは、今後のための役に立ちます。
それでも呑気で平和ボケした日本人は動かないのが現実なのですが・・・

前田先生、大変な中、本当にありがとうございました。

それから最後に・・・

自分とは関係ないわとテレビから離れている若い人たちがいたら、この未曾
有の大災害を次の、そしてまた次の世代に伝えるために、是非ともリアルな
映像を自分の目に焼き付けておいてほしい。それがまた力になる日が来る。

決して人ごとではないのだ。これこそが歴史の、現代社会の、道徳の、或い
は化学や物理の、生きた勉強なのだ。今こそテレビを見よう。

そして自分に何ができるのか、何かできることはないのか、受け身な姿勢で
テレビを見るのではなく、能動的にテレビの情報をキャッチしてほしい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

What can I do for you?

Posted on: 2011年3月12日(土) 7:23

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日美容院に行った帰りに地震があり、大丈夫かなと思いながら職員室に
戻ってテレビをつけました。そのときは「津波に注意」というレベルでした。

他の先生方とテレビを見ていたら、釜石や気仙沼の港がどんどん水没して
いく様子が、そして仙台平野で車や人が水に飲み込まれていく映像が・・・

リアルタイムで海から街に水が入っていく様子を初めて見ましたが、本当に
恐ろしいですね。テレビで「新幹線ぐらいのスピード」とコメントされていました。

すぐに東北の先生方に連絡をしました。青森の吉川先生と福島の前田先生と
先ほど福島の木村先生からはお返事がありました。

が、他の先生方からは連絡なし。

あまり連絡すると込み合っている携帯電話がますます込み合うことになると
判断して、こちらからは連絡を待つだけにしました。

東京の先生方や茨城の中井川先生からは学校に泊まる旨の連絡がありま
した。また、アルクの石川君からも帰れないので会社に泊まるとのこと。

夜はずっとNHKを見ていましたが、とても直視できる状況ではありません。
津波だけではなく、火災が発生し、さらには寒波が襲ってきているとのこと。

一夜が明けましたが、東北地方のほかの先生方からの連絡はありません。
かなり心配です。

九州の火山噴火といい、東日本を襲った地震といい、日本はどうなってしま
ったのでしょうか。なにか自然が怒っているようにも見えます。

とにかく被災された方々は、特に今日は寒くなるそうですので、お身体には
くれぐれも注意されますようにお願い申し上げます。

それと東北地方の先生方、こちらで何かできることがありましたら手配しま
すので、遠慮なく僕の携帯を鳴らしてください。よろしくお願いします。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

合格おめでとう!

Posted on: 2011年3月10日(木) 20:56

 

 

 

 

 

 

 

 

今日で前期の発表が終わりまして、2日後の後期に向けて動き始めました。
合格した人たちはおめでとうございます。努力が実りましたね。

本校は99名が東大を受験し、うち70名が合格。浪人と合わせると、現時点
では95名が合格ということになっているようです。理Ⅲは17名だそうです。

僕は他学年の教員で、野球部の生徒たち以外は知らないのですが、多くの
生徒たちが職員室を訪れて、先生方と歓談しているのを微笑ましく見ており
ました。4月からそれぞれの生活が始まりますね。

不合格になった生徒諸君で後期を受験する人は気持ちを切り替えてガンバ
りましょう!もう浪人を決めた人は、今の今から再出発しましょう。

それと毎年言っていることですが、合格した人は今日ぐらいはご両親にお礼
を言いましょうね。そしてこれからの4年間もよろしくと伝えましょう。

それが言えるぐらいの大人であってほしいな。

それから今日は中3が1月に受検したGTECの成績が返却されてきました。
高3の全国平均点が460点なのですが、中3生の平均が510点でした。

まぁまぁ良かったのですが、リスニングで点が取れていない生徒がたくさん
いるので、これを4月から叩きなおしてやろうと思っております。覚悟しな。

というわけで、今日はいいニュースばかりで、気分爽快です。良かった良か
った。毎日がこうならどれだけいいやろう。

そろそろきっぱりと春です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

10日で前期発表も終わり

Posted on: 2011年3月9日(水) 21:59

 

 

 

 

 

 
何人かの生徒たちや先生方から「合格しました」というメールが届いています。
顔も知らない生徒諸君ではあるけど、「ブログは毎日チェックしてた」というメー
ルを受け取るにつけ、毎日更新しないとなと思わざるを得ません。

がんばろう。

明日は東大や京大などの合格発表があります。灘の生徒たちもそういった難
関大学を多く受験してる。今年は東大受験者が少なかったけど。

今年の高3生はいつにも増して医学部受験が多いみたいです。理Ⅲと京医を
あわせるとかなりの数が受験してる。

明日発表ですね。楽しみにしておこう。

ちなみに明日発売の『週刊文春』という文藝春秋社発行の週刊誌に現代東大
受験事情みたいな特集記事が掲載されるようです。

僕も電話取材を受けまして、いろいろ話をさせていただきました。おそらく名前
も載るんやろうけど・・・とにかく興味がある方はお読みくださいませ。

ここ数年は東大をはじめとする旧帝大の人気はうなぎのぼりですが、京大だけ
が不人気傾向になっています。前年度と対比して受験者が減り続けてる。

今年はどうだったんでしょうね。

各社の分析結果なども合わせて、今後の指導に生かしたいと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

僕の日常的意識(常なる意識として)

Posted on: 2011年3月8日(火) 2:19

 

 

 

 

 

 

イライラしたりしますか?と聞かれて「あまり」と答え、悩んだりするのはどん
なときですか?と聞かれて「体重がうまく落ちない時とか」と答える私。

風みたいな人ですねと言われたり、お前は自然児かと言われたり。オイコラ、
人を北京原人みたいに言うな。

と言っても風みたいに爽やかな人って意味ではなかろ。私はそんなお洒落な
人間ではなく、むしろバタ臭い人間だ。

でさ、思うんやけど。

人間ってのは近いところを見てるとイライラしたり悩んだりするよね。上手くい
かなかったりして、どうしたらいいのかわからずに悩んだり。

で、私に関して言えば、あまり近くを見ていない。見ているのは一箇所だけ。
今際の際に満足できる人生でありたいと思う。

もちろん今際の際がいつ訪れるのかはわからない。明日かもしれへん。もし
かしたらあと40年ぐらい生きれるかもしれぬ。

わからないけど、人生のプロセスにおいて、自分の人生を豊かにすべく努力
できているなら、それはそれで良しとしようじゃないか。

他人の人生をどうのこうの言うことも不必要やし、他人の失敗を嘲笑うことも
不必要。大事なのは生きてるうちの自分の達成度のみだ。

自分をできる限り高めてから旅立ちたいのです。どうせ死んだら、カネなんて
持っていけないし、名声があっても死んだら自慢できん。

だけど死ぬ直前、まさに今際の際になって「あぁ、やり残した」とは思いたくな
いのです。最期ぐらいは自分を褒めながら旅立ちたいな。

意識が遠くなっていくまさにその時、「やったぜ」と思いながら逝きたい。

他人の評価は全く気にならなくなった。むしろ自分の評価こそ大事にしたい。
ただし独善的にはなりたくないから、これまで以上に人の意見に耳を傾ける。

生き急ぐこと勿れ。生き急ぐこと勿れ。今日失敗したなら明日やればよろし。
明日失敗しないように頑張ればよろし。連敗しないように。

失敗したからとて、刹那的感情の赴くままに行動してはならない。今日のミ
スは長い長い人生の中では、小さなかすり傷にもならないのです。

明日同じミスをしないように、明日こそダラダラしないように、前を向いて歩こ
うとする意識を持つこと、否、実際に歩いてみることが大事なのです。

そうすれば必ずや今際の際に笑える。少なくともその近くまでは行けるはず。
あとは人生の目的や計画を着実に遂行することです。

大局的に人生を見よう。ゆめゆめ生き急ぐこと勿れ。我々は確実に死ぬのだ。
だとすれば、笑って死ねる人生を構築することが、生に対する義務なのです。

ま、そういうことです。Y君、わかったかね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

期末考査採点中です

Posted on: 2011年3月7日(月) 23:58

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島天文館の商店街で見つけました。いや、僕の生徒たちも日本の将来
を見据えて学問やスポーツに励んでいただきたいものですな。

採点しながら思う。

先般から多くの先生方より「期末考査の問題を見せてくださらぬか?」という
依頼メールが多数寄せられまして。

幸いにして、僕のメーリングリストには1040名ほどの先生方が登録されて
いらっしゃるので、それを使ってお送りすることにしました。

今回の試験範囲は教科書と『速読特訓ゼミ 基礎レベル編』の11~15でし
たが、特に後者の自習教材からどのように出題してるのか見たいと。

さすがに1000名を超える先生方に送信するのはちょっとだけ勇気が要った
けど、まぁ「嗤われるなら嗤われてもよろし」と腹をくくって送信。

東大入試を意識した出題ですね?とある先生より。

うーん、そういうわけではないです。それよりちゃんと読み込んできてるかどう
かの一点に絞って作問しました。したがって和訳は1題もなし。

教科書の全訳は配布してあるし、『速読特訓ゼミ』には訳が掲載されています。
和訳問題を出したら、訳だけを読んできてお手軽な対策をしてきた生徒でも点
が取れることになって、それは英語の問題とは言えぬ。

英語をちゃあんと読み込んできてるかどうか。

試験を作るときには、その一点に絞って作問してるのです。「読み込み」こそが
彼らの復習におけるDUTYなのですから、そこを問うことになるのですな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

2/3123
ACCESS COUNTER

Total 37990349 Hits!

▲PAGE TOP