KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2011年10月11日

kimutatsu

英語の4技能を等しく伸ばす

Posted on: 2011年10月11日(火) 20:49

 

 

 

 

 

  

先日ある出版社の方が職員室に営業に来られ、いろいろと話をさせていただいて
たんやけど、このブログである問題集をご紹介したら、な、な、なぁんと!それから
1ヶ月にその本が1万冊も売れたらしい。

まじっすか!?\( ̄_ ̄)/

だからと言ってやみくもに紹介するのも変なので、実際に使っている本を紹介しよう
と思ってるんやけど、1冊の本を紹介しようと思うと、ある程度は著者に気を遣う。

だって例えば今高1で採用して授業中に使ってるのが、桐原書店の『基礎英文解釈
の技術100』という本なんやけど、実は英文解釈としては使ってない。

なので英文解釈をさせようと思って著者さんは書いたと思うのだが、英文解釈として
使っているわけではないので、こちらで紹介していいのかどうか迷うのだ。

ただこの本、古いけど旺文社の『基礎英文問題精講』などに比べると使いやすい。

問題精講シリーズはCDがないので、単なる英文解釈の問題集としてはいいかもし
れないけど、その枠組みは出ないのではないか。

しかも英文解釈のがっつりした問題なんてほとんど出題されなくなったので、その点
では『基礎英文問題精講』も悪い本ではないが、ちょっと使いにくい。

重要なのは英語の力をアップさせるということなのだ。英語の力のある人は「和訳は
できるけど、英語は話せない」ということはない。

英語が話せないということは、その人の英語力はゼロだと言っても過言ではない。

隣のおばちゃんが「私、フランス語ができるねん」と言ったとする。普通そう言われたら
「なら喋ってみて」と言うはずだ。ところがそのおばちゃんがこうのたまう。

おばちゃんな、和訳とは穴埋めとかはできるけど、喋ったりはでけへんのや。

この時点でこのおばちゃんは「フランス語ができない人」だとみなされるのが普通では
ないだろうか。和訳や穴埋めしかできないフランス語なんて、要は使えないのだ。

つまりいくら偏差値が70あっても、英語が話せなくては英語ができないってことになる。
そういうことなのだ。

 

 

 

 

 

 

 
では『基礎英文解釈の技術100』を授業中にどう使っているかというと、翻訳とスピー
キングと英作文とリスニング用として使ってるのだ。

で、方法をここで書き始めるととっても時間がかかってしまうので、またそのうち勉強会
などで先生方に披露する日にその機会を譲りたい。

ちなみに音声CDが付いているので、それを最大限に利用し、生徒たちには「本は家に
持って帰ったら忘れるかもしれんから、学校に置いといていいよ」と言ってある。

授業50分。1週間に4コマ。計200分。これだけあれば相当な英語力が身に付く。

基本になるのは『ユメタン』のCDだ。単語を目で見て覚える生徒では時間がかかってし
まうし、忘れるのも早いし、リスニングの素地が作れないまま時間が経つことになる。

もちろん『ユメタン』でなくてもいいのだが、単語を覚えるのに目だけで見て、発音記号で
発音しながら覚えると、リスニングの際にそれが邪魔になることが多々ある。
なので『ユメタン』などのCDが付いたもので、授業中にちゃんと指導するという条件付き。

それに気付いたのは僕がリスニングが苦手だったからだ。発音記号には限界がある。

単語を音声で覚え、教科書をはじめとする様々な教材の特性を生かせば、4技能が全て
伸ばせる。特にリスニングの力は確実にアップする。

中間考査が終わったら高1も後半に入るけど、彼らの英語の4技能をまるまる伸ばしてあ
げて、大学に入ってから世界に飛び出していく素地を作ってやろうと思っている。

 


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