KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2011年10月

kimutatsu

土曜講座「出版について」開講

Posted on: 2011年10月1日(土) 5:58

 

 

 

 

 

 

 

 

  
今日から10月ですね。今月も良い月にしましょう。先日、Mさんへの手紙を書い
たら、多くの方々からメールを頂戴した。全てMさんを応援するメールやった。

我が子に先立たれた悲しみ、それを背負い込む母親の気持ちの重さ。

体験したことのない自分には、さやかにはわからねども、しかしその辛さがどれぐ
らいのものなのかは想像できる。また僕のエントリーに対して、応援のメールがこ
んなにも届くというのは、人間ってのはまだまだ捨てたもんじゃないってことだ。

改めてMさん、頑張って。そしてメールをくれた全ての方々、ありがとう。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
今日は本校の土曜講座。土曜講座ってのは授業ではなくて、灘のOBや教員が、
普段の授業ではできない講座を開くという企画なのだ。

医者が来て現代医療についての講座を開いたり、弁護士が来て模擬裁判を開い
たり、あるいは中国語や韓国語の講座もある。

東大や京大の大学生が来て、ロケットを創ったこともあったな。

僕は今まで野球のほうが忙しくて登壇できなかったんやけど、何か一役買いたい
なという想いがあったので、はじめて自分の講座を開かせてもらうことにした。

「出版について」という内容の講座を。

本を出したいと思っている人は多いけど、どうやって出したらいいのかわからない。
あるいは企画書ってどうやって書いていいのかわからない。

なので僕が本の流通について簡単に説明したあと、本という商品をどのようにして
創っていけばいいのかという解説をし、実際に企画書を書いてもらおうと思ってね。

優れた企画書は出版社に持ち込んで、実際に出版しようという内容の講座なので
す。こんなん興味あるんかなと思ったけど、かなり多数の生徒が申し込んでくれた。

こんな本を書きたいっていう想いがあれば本は創れるんやけど、それが独りよがり
なものだったら売れないわけで、そうすると出版社に迷惑をかけてしまう。

出せばいいというものではない。

逆にそういう想いがないのに「儲けたい」という気持ちでは本は創れない。それに、
本を書く仕事は儲からない。なぜなら本はそれほど売れないから。

自分が死んだ後も、自分の分身を遺したいという気持ち。さらに自分の頭の中に
ある経験や知識が、他の誰かを幸せにするであろうという確信。

そういったものがないと本は書けない。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
本を出したいという人たちが、僕のところにたくさん企画書を送ってきてくれるけど、
それを拝見する際に僕が見るのはそこの2点なのだ。

こんなのは売れるだろう・・・だけでは実は全く売れないし、誰も幸せにできないよ。

生徒たちとの共著が実現すれば嬉しいなぁ。本当に。

中3生(67回生)、高1生、高2生、あわせて41名の受講生たち。彼らが優れた企
画書を創ってくれることを期待しているのです。

なお、この企画で本の出版が実現しても、誰も儲からない。印税は東日本の地震
の被災者の方々に全額寄付するのだ。だから純粋に本を創りたいという気持ちで
彼らには本を創ってもらうことになる。とてもワクワクしてる木村なのです。

 
(追記)と言っていたら某出版社さんから企画が通りましたという連絡が。
     あぁ嬉しい。また本が書ける。今書いてるのをまず頑張らねば。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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