
ある方からメールをいただきました。自分も作家になりたい
という内容のメールでした。本を何冊も出したいと。
カンピロバクターと闘っている最中だったので返事を書くの
けっこう大変やったのですが、若くて情熱的な人かもしれぬ
と期待して返事を書くことにしました。
長いメールにひと言だけの返信というのも気が引けましたが、
「作家は貴兄でもなれます。ノートにひと文字目を書いて
ください。そうすれば誰でもなれます。」と送りました。
馬鹿にされたと思ったのか、その人からの返信はありません。

作家は本を書く人のことを言います。小説家のことも作家と
呼びますし、絵本を描く人のこともそう呼びます。
僕みたいな作家もいれば、ノンフィクション系の評論ばかり
書いておられる作家もいらっしゃいます。
作家には資格も免許も何もないのです。
自分で自分は作家だと思えば作家なのです。他人がどう言お
うと関係なく、自分がそう思っているかどうかがポイント。
本を1冊でも出せば作家と呼ぶに値するし、2冊目や3冊目
なんて1冊目を書いた人のほとんどが出せないことを考えれば
複数冊出している人は誰が何と言おうと立派な作家です。
ただ、上に書いたとおり、本を出さなくても自分は作家なのだ
と思っていれば作家になれます。
そういう人であってもノートに1文字目を書き、「実はいま本
を書いているんですよ」とでも言えばすでに作家なのです。
作家というのはつまりそういう存在。誰でもなれます。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
8月に2冊、9月に3冊、10月に3冊の本を出します。
よかったら手に取ってみてくださいね。