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kimutatsu について

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kimutatsu

使える英語について

Posted on: 2013年3月9日(土) 22:36

 

 

 

 

 

 

 

 

 
沖縄の興南高校の宮城先生からメールがきて「パワフルメソッドを
英語科教員に買ってプレゼントしようと思っても、店頭には2冊しか
ありませんでした」と。

「改めてこの反響の大きさに英語教育の光が見えますね!
生徒が英語を道具として使えるように、そして私たちも謙虚に実践し
ていきたいと思います!」と書かれていました。

こういう若い先生が「使える英語」の涵養を念頭に置いて指導される
と、これからどんどん英語教育が変わっていくと思うなぁ。

たとえば構造分析。

基礎段階で短い文や文章を使って、英語の構造を教えるのは問題
ないと僕は思ってるし、そこはむしろ重要だと思う。

でも300ワードを超えるような文章でも構造を取りながらでないと読
むことができないとすれば、その人はきっと社会に出てからのビジネ
スシーンでも思わず構造分析をしてしまうことだろう。

それではダメですよと言っているのです。

構造はむしろ英作文を教えるときにしっかり教えるべきであって、読
む際には構造よりも「筆者は何を言ってるんだ」ということに注目しな
がら読む癖をつけさせたい。

そうしているうちに多少わからない単語があっても、多少わからない
構造の文があっても、前後から類推しながら筆者の主張が読み取れ
るようになってくるものです。

上から構造分析ばかりしていては、木を見て森を見ず的なリーディン
グしかできなくなってしまいます。

『パワフルメソッド(略称)』は社会人向けに書いた本です。

だからあえて「構造分析なんかするな」と書いたのです。

日本人がもっともっと英語が話せるようになれば、きっとこの閉塞感
も打破できるようになるように思います。

その点で茂木健一郎さんと意見が一致しているのです。

いま、安河内哲ちゃんも一所懸命になってる。みんなが「使える」と
いう点を第一に考えて英語の勉強や指導をすべきではないでしょう
か。大学側もやっと入試問題を含め、変えようとしてくれています。

きっと数年うちにセンター試験ももう少しまともになると信じています。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
いよいよ明日は東大や京大など、ほとんどの大学の前期
試験の発表がありますね。楽しみです。

 


kimutatsu

陸前高田へ

Posted on: 2013年3月9日(土) 1:10

 

 

 

 

 

 

    

  

(沖縄の北谷球場にて)

人を大事にしようと決めてるのです。評価なんて千差万別やからね。
以前はよく気にしていたamazonの評価も気にならなくなった。

わかってないなぁとは思うけど。

長嶋さんにだって王さんにだってアンチがいた。そしてアンチ以上に
ファンの数は半端なく多かった。そして彼らはファンを大事にした。

僕の本を大事にしてくれている人を、僕も大事にしようと思ってる。

ちゃんと読んでくれている人を大事にしたい。

それが1人しかいないとしても、僕はその1人を大事にしたい。

読者が困ってるのであれば、時間の許す限り、身の許す限り、そ
の人のところまで行ってやりたいなと思ってる。

終業式が終わったら陸前高田に行ってくるよ。

チャリティーセミナーで仙台といわきに行き、その後も東北のあち
こちに足を運んで、多くの人と会ってきた。

陸前高田にも気仙沼にも行きたかったけど、どうしても時間がなく
ってさ。でもやっと先方と時間が合った。

陸前高田にも『ユメタン』を大事にしてくれている人たちがいます。

CDプレーヤーのない人がいます。音声ごと単語を覚えたくても音
を出せない人がいる。仮設住宅にいて、音を出せない人がいる。

どうしたらいいでしょうかと問われたけど、考えがまとまらない。

どうしたらいいのかうまく説明できないけど、とりあえず行こうかと
思ってさ。著者が行って話をしたら、また違うかもしれへんやん。

なんと灘の生徒たちも駆けつけてくれるらしい。

嬉しい。嬉しい。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
20日の試合が終わったら空港に走ります。

 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

沖縄に行ってきた、その3

Posted on: 2013年3月8日(金) 16:50

 

 

 

 

 

 

(那覇にある国際通りです。)

沖縄は時間がのんびりしています。セミナーも夕方5時からやったけ
ど、5時の時点では全く先生方が集まっていなかったな。

沖縄には「なんくるないさ」という言葉があります。

「なんてことない」という意味です。関西弁だと「どってことないわ」か。

時間がゆっくりと流れていますので、沖縄以外から来た人は、短期の
旅行ならいいのですが、移住となるとイライラするそうです。

それに車の数が半端なく多いので、那覇は信じられないぐらい渋滞し
ています。那覇空港から興南高校も、近いのに時間がかかりました。

普通の感覚だと「何やってるねん」とイライラする場面が多いように思
います。「早くしろよ」と言いたくなるような場面が。

でもこういうところで時間を気にせず、のんびりできればいいなぁ。

失敗しても「なんくるないさぁ」って笑ってる人たちはいいよね。

相手を責めるわけではなく、悪口を言うのでもなく、のんびりと「なんく
るないさぁ」って・・・いいなぁ。
 

 

 

 

 

 

 

(興南の宮城先生とベネッセの徳岡クン)

そういえば宮城先生(僕はすでに下の名前で呼んでる)が面白い
ことを言ってたなぁ。

東京ではエスカレーターに乗ったら左に立ちますよね。
関西ではエスカレーター、右に立つんでしょ?

「うん、そうやで」と僕。

沖縄はどうだと思いますか、と宮城先生。

答えにつまっていると「沖縄では真ん中に立ちます」と。

なるほどなぁ。真ん中かぁ!

急いで歩いて上ったり下りたりする人はいませんからと宮城先生。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
車を走らせていると2台の車が路上で少し立ち往生していて我々の
車が通れなくなりました。しばらく待たねばならないようです。

どうするのかなと思っていると宮城先生は悠然とその2台を見ていま
す。大阪だったら絶対にクラクションをけたたましく鳴らすと思うのに。

「あの2台、大丈夫かな。通れんねぇ」と僕。

すると「どちらもおじいちゃんなんで待ちましょう」と宮城先生。

少し経つと左側の車が、特にこちらに「すまなかったね」というサイン
を送るわけでもなく、トットコと走り去っていきました。

車なのにトットコトットコって感じで。

ブオーン!って感じではなく。

すると宮城先生はゆっくりとアクセルを踏み、僕を乗せた車が動きは
じめました。それまで何をするわけでもなく、他のことを喋りながら待
っていました。

沖縄に行くたびに自分のリズムを矯正したくなります。僕もたいてい
「かめへんかめへん!」と言っていますが、沖縄の人には負けます。

しばらくは「なんくるないさぁ」と言いながら生きようと思っています。

そしてまたイライラしたり悩んだりすることが増えてきたら、ゲリラ的
にでも宮城先生に連絡して会いに行こうと思っています。

あゆむクン、世話になったねぇ。また近々行くからのんびり飲もうぜ。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
イライラしたら「なんくるないさ」と言ってみましょう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

沖縄に行ってきた、その2

Posted on: 2013年3月8日(金) 16:32

 

 

 

 

 

 

 
翌朝は午前中に那覇国際高校さんにお邪魔しました。こちらでは啓
林館の『センター対策リスニング』を使ってくださっているのです。

そこで生徒たちにリスニングの授業を行いました。

いつもながら教室の後ろに英語科の先生方が陣取られ、メモを取り
ながら一緒に音読トレーニングをされていました。

英語科だけじゃないな、そういえば数学の教頭先生もいらっしゃった。

生徒たちは僕の話に爆笑しながら、熱心に授業を受けていました。
聞き流してるだけではリスニングは伸びないよという僕の言葉に頷き
ながら一生懸命に声を出してトレーニングしていました。

とてもノリがよかったです。沖縄はノリがいい。

その後は高2生徒全体に対して講演を。英語を伸ばして世界平和に
貢献できる人間になってほしいと訴えました。

彼らはそこでも爆笑しながら(世界平和云々に笑ったわけではなくて)
僕の話にかなり熱心に耳を傾けてくれました。

みんな、ありがとう。とても話しやすかったです。ありがとうね。

 
 

 

 

 

 

 

 
その後はまた興南を訪問して、まずは保護者の方々向けに「伸びる
生徒の親はここが違う」というタイトルの講演を。

そしてそれが終わると、集まっていた生徒たちに英語の勉強法の講
演を行いました。これまたノリが驚異的によかったです。

ここまでで朝から講演を4本。

お金はいただいていないけど、気持ちはとても充実していました。
交通費と宿泊費を出してくださったので、僕はほとんどお金を使って
いないし、この程度でお金を頂くのは気が引けます。

そんなことよりも沖縄に友達がいっぱいできました。

夕方からアテンドしてくれていたベネッセの徳岡クンとホテルに戻り
そこで地元の先生方向けに、特に単語とリスニングの指導法につい
て講演を行いました。

那覇近辺の学校から50名ほどの先生が参加し、僕の話に耳を傾け
てくださいました。先生方、ありがとうございました。

終わったらまた何人かの先生方と打ち上げ。

また来てくださいという言葉に「おぉ、毎月来るで!」と調子のいいこ
とを言ってた木村ですが、毎月はきっと無理です。ごめんよ。

でも夏にはきっと来るよ。

ちなみに沖縄で凄いなと思ったことが2つあります。

講演中に飛行機の爆音が半端なかったということ。最初はナンだぁ?
と思いましたね。慣れてないと絶対に授業がストップするレベルです。

それからもう1つ。

こちらでは飲んだ後に「ラーメン食おうぜ」ってことがよくあります。

閉めのラーメンという言葉もあるぐらいです。

沖縄では2次会や3次会が終わった後に「閉めのステーキ」を食
べるらしい。真夜中にステーキ店に行列ができるそうな。

ステーキ食べにいきますか?と聞かれたので、「ソーキそばなら
食べたいですが」と答えました。あの時間にステーキは無理。

とても楽しい沖縄ライフでした。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

沖縄に行ってきた、その1

Posted on: 2013年3月8日(金) 16:13

 

 

 

 

 

 

 
先日、沖縄に行ってきました。大好きな沖縄。2年ぶりの沖縄。1年
半ほど前かな、ジョギングしていたらベネッセの大島クンから電話が。

どうしたのと聞くと「先生、沖縄の興南高校って知ってますか」と。

知ってるもなにも、野球をやってる人で興南知らない人はいない。

「そこの宮城先生っていう英語の先生と飲んでるんですが、興南高
校で講演お願いできないかって仰ってるんですけど」と大島クン。

言うまでもなく電話をかわってもらって「行きます」と答えました。

それから少し時間があきましたが、行ってきました沖縄へ!

興南といえば我喜屋先生ですよね。理事長兼校長兼野球部監督。
我喜屋先生の本を買っていってサインをしていただきました。

また一緒に練習を見ながら1時間ぐらいかな、話を聞かせて頂きま
して、いろいろと勉強をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 
これは興南高校が甲子園で春夏連覇したときの優勝旗です。あの
ときのメンバーの名前が入った石碑も校内にありました。

ピッチャーは島袋君ですよね。あと2年でドラフトかな。

しかし興南高校の練習は中身が濃いというか・・・ダラダラしてる生
徒が誰もいないってことがびっくりでした。

監督がいなくてもあれぐらいできればええなぁ・・・

ダラダラと喋ってる生徒も歩いてる生徒もうつむいて土をいじってる
生徒もいません。特に全体練習が終わった後の自主連の時間って
コーチもいないし自分たちだけでやってるのに、みな必死でした。

かくありたい。

夜は我喜屋先生を含め、たくさんの興南の先生方とビールや泡盛
や焼酎や日本酒を頂きまして、ひさびさにぶっ飛びました。

 

今日もブログにおこしくださいましてありがとうございました。
今日あたりから前期試験の結果が出てきましたね。
それと今日はTehuの本の発売日です。宜しくお願いします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

クーリエ・ジャポン4月号

Posted on: 2013年3月7日(木) 22:45

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今月号の『クーリエ・ジャポン』で木村が紹介されています。ていう
かクーリエの取材を受けたんですけどね。

今月号の特集は「ハーバード、ウォートン、オックスフォードで・・・
人生に必要なことをエリートはこう教わる」というものです。

で、僕は123ページの「あの人の英語勉強法が知りたい」のコーナ
ーで取り上げられているのです。

この雑誌、お洒落でとても人気がある雑誌でして、読んでいるととっ
ても勉強になりますし、海外に目を向けるきっかけになります。

世界1500メディアから記事を厳選してあるので、世界旅行をしてい
るような気分になることもあります。

『クーリエ・ジャポン』で取り上げていただくのは2回目です。

よかったら読んでみてください。宜しくお願いいたします。

 

今日もブログにおいでくださいましてありがとうございました。
おかげさまで『ユメタン』が大幅増刷されたそうです。
いつもありがとうございます。クイックレスポンスにこだわって
勉強してください。絶対に目だけで単語を覚えないように。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

Tehuの本が出る

Posted on: 2013年3月5日(火) 18:16

 

 

 

 

 

 

 
僕の生徒Tehuの話は前に書きました。彼が本を出します。角川書
店さんから。僕の『パワフルメソッド(略称)』と同じ角川書店です。

2年ほど前かな。

土曜講座で「出版について」という講座を開きました。

自分も本を出したいという灘の生徒たちが集まって、企画書の書き
方などを僕が教えました。

それらの企画書を持って角川書店の原さんにお見せしたところ、結
局Tehuのものが目にとまりまして、出版ということになりました。

グーグルの村上さんとの対談です。僕も原稿を読みましたけれども
かなり面白いです。刺激的です。

何よりも普通の・・・スーパー高校生らしいけど・・・でも普通の高校
生が合格体験談的なものではなく、ちゃんとした単行本を出せたと
いうまさにその事実が嬉しい。

そして担任教員としてその機会を与えてあげられたというのも自分
にとって嬉しいこととなりました。

きっと彼にとってのキャリアアップにつながると思っています。

ちなみに授業を通じて作られた本ということもあり、売り上げの印税
はTehuと相談し、東北の被災者に全額寄付させて頂くことになりま
した。親御さんにも了解を取りました。

というわけで、3月8日に出ますので、よければお読みくださいませ。

スーパー高校生らしいですが、でも僕にとっては普通の高校生です。
勉強も自分のやりたいことも、とても主体的にやれる高校生です。

本人も僕のブログをチェックしてるので褒めすぎたくはないけれども、
とても礼儀正しいし、級長としての役割も果たしている高校生です。

ちなみに英語はTOEICの途中で寝てしまったために895点だった
らしい・・・何やっとんねん。次は900オーバーでしょう。

アマゾンのほうで予約受付中となっています。こちらからどうぞ。

 
  
今日もブログにおいでくださいましてありがとうございました。
僕の『パワフルメソッド』もよろしくお願いいたします。
品薄で申し訳ありませんが、やっと重版分が書店さんに出て
アマゾンのほうでも品切れが解消されましたので。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

 

 

 

 

 

 

 

 

 
そういえば啓林館の前田部長と北野君が我が家に来たのは先週の
こと。啓林館といえば『Vision Quest』がえらい採用率だそうですね。

印刷が追いつかないらしいですよ。

あの手の参考書といえば『FOREST』や『Dualscope』あたりが有名
ですが、いまや『Vision Quest』がNo.1なんだそうです。

ふむ。

ところで先日ブログで『ユメタン』の学校採用が前年度対比130%の
増加ということを書きました。

すると前田部長が「ユメタンも凄いですけど、先生の『リスニングボック
ス センター対策リスニング』はもっと凄いですよ」と。

上の画像の問題集です。

そういって見せてくれた数字を見ると、前年度対比200%でした。

この景気の良くないご時勢に、130%増だの200%増だの、とても
嬉しい数字を見せていただき、感謝するやら恐縮するやら。

使ってくださってる学校さんには感謝していますが、単に聞き流すだ
けではなく、ついているトレーニングもしっかり行ってくださいね。

『パワフルメソッド』に書いたオーバーラッピングやシャドーイング、ま
たは速読みも合わせてやってもらえると最強のリスニングトレーニン
グとなります。

来年のセンター試験に向けて、しっかりリスニングに励みましょう。

 

今日もブログにおいでくださってありがとうございました。
採用してくださった学校にはお礼状を書きたいのですが
とにかく数が多すぎてとても書けません。
申し訳ありませんが、ご容赦ください。

 


kimutatsu

メルマガ

Posted on: 2013年3月1日(金) 22:48

 

 

 

 

     

  

  

   

 
上の写真は山口書店の『プラス英語頻出問題』です。書店さんには
売られていない学校採択品ですが、めっちゃいい本です。

ちなみに今は僕のメールマガジンで「基本的英文法勉強法」を連載
していますが、かなり多くの方々からメールを頂けるようになりました。

今年に入ってメルマガを始めたのですが、やってよかったです。

最初は有料にして本当にヤル気のある人だけに読んで頂き、まぐま
ぐ!さんから貰ったお金は東北に寄付しようかと思っていました。

でもロンドンで教えられた、大英博物館やルーブル美術館の入場料
が無料の理由を考え、そうや、カネのない人でも学びの機会を得られ
るようにしたほうがいいなと思って無料にしました。

メルマガをするってのは、僕のアドレスを晒すことになります。

だから最初はちょっと勇気が要りました。

でも今のところ特に何も起こっていないし、きっと読んで下さっている
方々は英語の勉強をしようと思ってる真面目な人たちやろうから、特
に不都合なことは起こっていません。

というよりもむしろ直接僕に質問を送ってこられる方が増えました。

これはこれでよかったと思っています。

僕もなかなか時間がないので、質問については順番に対処させて
頂いています。レスがない!とお怒りにならないようお願いしたい。

今日もメルマガを発行できました。第18回になりました。

今日のは『NextStage』や『UPGRADE』などをどう使って勉強する
のかについて書きました。

あの手の一問一答式問題集は反復用の問題集ではありません。

ですので一所懸命頑張っても生徒や教員が期待するような英文法
の力が付くということはあまりなさそうです。

あのような問題集は決して悪いわけではありません。

ただ使い方がまずいので、一所懸命繰り返しても英作文などの時
になると、文法的なミスをすることになってしまいます。

つまり本当の英文法の力というものはあの手の問題集では付かな
いと言えるでしょう。本は悪くありません。使い方の問題です。

それでは一問一答式の問題集はどう使えばいいのかということを今
日のメルマガでは書きました。お役に立ちましたでしょうか。

明日から野球の大会です。ようやく雨もあがったようですから生徒
たちには頑張ってほしいと思っています。

 
今日もブログにおいでくださいましてありがとうございました。
たくさんの方々のご来訪を嬉しく思っております。
なお、メルマガを自分も読みたいと思われる方はこちらから
登録をお願いいたします。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

東大入試

Posted on: 2013年3月1日(金) 16:17

 

 

 

 

 

 

 
暇やないけど、暇つぶしに東大の入試を解いてみました。解く前に
隣の前川先生(日本史)や森本先生(国語)、浜口先生(物理)から
「どえらい簡単やで」と聞かされてたので、英語はどうかなと思って
インターネットからダウンロードして解いてみました。

1番の大意要約・・・面白くない・・・読んでてつまらなくて途中で叫
びたくなるのをこらえながら読みきる。この大意要約は楽勝。

次の文章を埋めるやつは面倒やけど、昨年までのパターンに比べ
ればかなり心理的にも楽になった。

2番の自由英作文は・・・これってサービス問題やない?

東大受験して戻ってきた3年生に聞いても「GTECのライティング問
題のほうが難しかったぐらい」とのこと。超楽勝。

ただし自由英作文は正解という概念がないので、できるだけイディ
オムや慣用表現を効果的に使えたかどうかは素人にはわかるまい。

一見して楽勝に見える問題でも、採点する側からすれば基準を満た
してるかどうかの物差しを考えると楽勝とは言いがたい。

でもこの自由英作文は楽勝やろう。サービス問題と言えよう。

4番の並べ替えは楽勝。そして和訳も。

ただし和訳のあとの説明問題についてはちゃんと読めなくてテキト
ーに答えてしまうとonly afterwardあたりで減点されるかも。

最後の長い文章は普段からいろんな読書(英語の)をしていなけれ
ば対処しづらかったかも。論説ばかり読んでる人にとっては。

でも去年より読みやすかったと思う。完全に易化。

リスニングはスクリプトを見ただけで実際に聞いてないのでナンとも
言いがたいけど、スクリプトを見た限りでは例年どおりか。

ただ全体として速く読んで速く答える力が求められてるのも例年ど
おり。ある意味では「頭の良さ」が要求されると言えるな。

構造分析しないと読めないという人には合格できない。

とは言え、全体としては簡単な問題でした。やはりセンター試験で
失敗した人が逆転するのはきついな。

センターでスーパー高得点取れば逃げ切れる。この易しい問題で
点差がつくとは思えんなぁ。

というわけで、簡単な概況でした。東大入試は速読とリスニング力
が鍵を握ります。問題自体は全く難しくありません。

合格したい人は、まずはひたすらリスニング力を磨きましょう。

 

今日もブログにおいでくださってありがとうございました。
今月の30日に長野の松本市でセミナーを行います。
詳しくはアルクのHPのイベントページをご覧下さい。