KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 人生論

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応援をするということ

Posted on: 2010年6月19日(土) 9:52

 

 

 

 

 

 

  
今日は関学と練習試合です。総体前の最後の練習試合なので気合が入ります。
背番号がもらえた選手もそうでない選手も全力で試合をしてほしいと思います。

背番号がもらえないと辛いものですが、だからと言ってスネてしまうのはアスリー
トではありませんよね。もらえなかったのであれば全力でサポートすべきです。

以前、東京に住んでおられる高山さんからこういうメールを頂きました。

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いつもブログからお力をいただいております。ありがとうございます。
今日の野球部のお話に感銘を受けました。
私は陸上部だったのですが、一年の時大学を卒業したばかりの新任の先生が
顧問としてやってきて、私が卒業するころは大所帯の部活にしてしまいました。

熱血の先生で私はその部に入ってとても運が良かったと今でも思っているので
すが、その顧問と木村先生が重なりまして、今日3年生だけで30人と読んで灘
に入るだけでも凄いのに野球部に入った子たちの運勢は強いと思いながら読ん
でいました。

(中略)

ベンチ入りできなかった話から思いだしたことがありまして僭越ながら書かせて
ください。

20年前にニューヨークマラソンに参加したのですがその時配られたパンフレット
に書いてあった事です。ニューヨークシティーマラソンには参加者の定員は2万5
千人。(スタート直後のスタッテン橋の許容範囲)

そのうち1万5千人が国内の参加者で1万人が外国からの参加者。

一番ニューヨークマラソンを走りたいと思っている人はニューヨーク市民らしく応募
数が多いので抽選があるそうです。(東京マラソンもそうですね)

走りたいのに抽選漏れてしまうニューヨーク市民があまりにも多いので、「一人で
も多くの完走者を作るために応援をすること」をニューヨーク市民の使命にしたそう
です。そしてその時点で世界で最も完走者のでるマラソン大会はニューヨークだっ
たそうです。

私はこのパンフレットを帰りの飛行機の中で読んだのですがものすごく納得できた
のです。とにかく応援がすごかったのです。

1マイルごとに公式にミュージシャンが音楽を演奏してくれてランナーが立ち止ま
って踊り出してしまうほどでそれ以外に非公式のミュージシャンも演奏をしてくれ
ていて走っている間音楽が絶えないのです。

下を向いていれば「顔を上げろ!きれいな脚だ!きれいな髪だ!結婚してくれ!」

…なんでもありという感じで応援してくれるのです。「あと12キロ、あと12キロ」と
一人ごとを言いながら走っていたら、私の前に黒人の青年が現れて後ろ走りをし
ながら私に向かって「独り言なんて言ってないで、言いたいことがあったら俺がき
いてやるから俺に言え!」(英語で書けなくてすみません)なんて言ってきました。

ゴールはセントラルパークで公園内に入ると和太鼓の音が聞こえてきました。
ゴールすると1輪の赤いバラが手渡されました。

荷物を受け取りホテルに向かって歩いているとすれ違う人が「やったな!おめでと
う!」と声をかけてくれるのです。それは、翌日も翌翌日も続きました。なぜならば
筋肉痛で脚を引きづっていたのでランナーだと一目でわかったようです。

今でもよく完走できたなと思うのですが、あの応援のマジックにかかったのだなと
思います。

ベンチに入れなかった3年生にエールを送りたいです。キムタツ先生、選手にマジ
ックをかけてください。

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高山さん、ありがとうございました。本当に感謝しております。応援ってのはこうで
ないとあきませんね。僕もマジックをかけるべく頑張りますが、何よりも控えにまわ
った選手たちが、背番号をつけた選手たちにマジックをかけてくれることを願って
おります。彼ら選手たちこそが主役なのです。

背番号をもらった選手たちも。

背番号をもらえなかった選手たちも。

7月4日の総体に向けて、全員でやるべきことをやっていこうと思っています。

  

(追記)受験生の応援をする保護者の皆さんにも今日の記事が役に立つことを
     祈っております。

(追記)試合が終われば、夜の新幹線で東京に向かいます。明日はセミナー。
     110名の先生方が待ってくださっています。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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TAKE A CHANCE!

Posted on: 2010年6月6日(日) 20:26

 

 

 

 

 

 

  
今日も試合でした。英語の教員というより野球部の監督としてのほうが(笑)
働いているような気がします。夏の大会が近いですからね。

高校総体も始まり、すでに「負けてしまった」というメールを頂戴しているので
すが、その人たちは気持ちを切り替えて、受験に向けて頑張りましょう。

神戸市の中学校野球部の総体は6月26日からスタートします。

野球のバッターには大きく分けて2種類ありましてね。

もちろん相手の投手にもよります。コントロールのいい投手とそうでない投手の
攻め方は違うのですが、それは横に置いておいてですね・・・

バッターA君の場合はイケイケドンドンで打席に立ちます。

初球ボール、2球目もボール。これで0-2。

投手は0-3にしたくないので、次はストレートを比較的甘いコースに投げてく
ることが多い。それを狙ってA君は1・2の3!でバットを振り抜きます。

もちろん選球眼は大事なのですが、ここではそれは置いておきますね。

それに対してB君。

初球ボール、次もボール。

ここで次は甘いストレートが来る可能性が高いのですが、もし次もボールなら
カウントは0-3になり、打者は四球の可能性が高くなります。

したがって0-2からのネクストボールを見送ります。

A君とB君、野球の力がどちらもだいたい同じだとすればA君のほうが恐らく
打率が高くなりますし、チャンスでもよく打つバッターだと思われます。

B君の場合、0-2からストライクが来れば1-2になり、まだまだ打者有利とは
言っても1つのストライクを取られたわけです。

チャンスはあと2回になりました。

バッテリーからすれば、後になればなるほど難しいボールを投げたくなります
から(三振が取りたいので)、自ずから変化球が増えることになります。

あるいは変化球を見せておいて、外角低めのストレートで勝負したりもします。

後になって考えれば0-2の次の真っ直ぐこそ、一番甘いボールだったという
ことがよくあるんですね。

 

 

 

 

 

 

  
人生においてはこういうことがよくあります。前に出れない人は「様子を見る」
という便利な呪文を唱えて、なかなか前に進めないんです。

例えば書店さんに立っています。

『ユメタン』もよさそうだけど、『システム英単語』も捨てがたい。あ、もしかして
『速読英単語』のほうが向いてるのかな、いや『ターゲット1900』も良さそう。

もちろん全部買わないにしても、何が良いのかわからない人は他人の評価に
頼ります。他人が使って良かったかどうかがキーになります。

自分に何が向いているのかは自分にしかわからないはずなのに。

それでもまだ買う人はええねんけど、結局は何も買わないで帰るという人が
非常に多く、そうなると単語学習のスタートが最低でも24時間遅れる。

 

 

 

 

 

 

  
「様子を見る」という言葉が便利なのは、ペンディングしている間に熟考を重ねる
というニュアンスが内包されてるからなんです。

が、本当にそうでしょうか。

単に状況を見続けているだけで、結局何もアクションを起こせないまま、きっと
次の機会のほうがベターなはずだと信じて待ち続けることのほうが多くなる。

次のほうがベターなはずだと思っている人は失敗もできません。

失敗を重ねないと成功なんて絶対にできないことは誰でもわかってるのに。

上に書いたA君は確かにミスショットも多くなりますが、しかしボールをとらえて
力のあるボールを外野に飛ばすことも多くなります。

B君は四球を選ぶ可能性もありますが、しかし「次こそ待っているボールに違い
ない」と思って待っているうちに追い込まれ、三振することも多いはずです。

しかも最悪の見逃し三振。

特に若い間はA君みたいな生き方でええと思うんです。僕はまだ46歳なので
A君みたいなイケイケドンドンな姿勢で生きていこうと思っています。

ここがチャンス!と見れば、それを積極的につかみにいこうとする姿勢がないと
あきません。失敗を恐れてはいけません。失敗したら、それこそ次の更なる機
会を待てばいいのです。チャンスを見逃して、次の機会を待つ人とは全く違う。

様子を見るのも確かに大事ではありますが、自分の夢に関しては、我武者羅に、
がめつく向かっていけばいいんじゃないかと思っています。

  

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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疲れず悪口や愚痴を言わず

Posted on: 2010年5月23日(日) 12:22

 

 

 

 

 

 

 

 

 
火曜日から野外活動(中学の修学旅行を灘ではこう呼んでる)に出かけ、
新潟、長野、飛騨の方々にお世話になります。金曜に帰ります。

新潟の妙高ではファームステイを行い、それぞれの農家の方々に泊めて
いただくのです。生徒たちも楽しみにしております。

長野は上高地で、飛騨では高山で宿泊します。

何の準備もまだできていませんが、きっと寒いんやろうな。長袖を持って
いきます。妙高が雨になるかもしれんけど、雨降っても田植えはできる。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

昨日、ある先生からメールを頂戴しました。木村先生にお逢いするのを楽しみ
にしていると書いてくださっていました。

その先生はわざわざ長崎から、6月20日のアルクのセミナーにいらっしゃる
ということでした。終わってからゆっくり話せればいいなと思っています。
 

6月4日に京都で、京都や滋賀の先生方との会があります。

上記のとおり、6月20日に東京でセミナーをやります。

それと7月24日に博多で、九州の先生方との会があります。

7月30日には札幌でセミナーをやります。

8月17~19日は東京で英語教師塾とセミナーをやります。

8月21日には広島でセミナーをやります。

未定ですが、8月23日は浦和で講演ができそうです。

 

それぞれにかなり多くの先生方が参加されて、授業のスキルアップとか
あるいは教育の話で盛り上がりつつ、懇親を深めることができる。

メールをくださったA先生同様に、たくさんの友達ができればいいなぁ。

この年齢になって友達が増えるとは思ってなかったので、多くの先生方と知
り合え、酒を酌み交わすことができるのは、余計に嬉しい。

人との縁を大切にし、今までどおり疲れず、悪口や愚痴を言わないで前を
向いて生きていけば必ず良い事がたくさん待ってると信じております。

口で言うのは簡単ですが、人間すぐにため息をつき、悪口陰口をたたいて、
何かに対する愚痴をこぼしながら生きているものです。

習慣にすれば大丈夫なのですが、僕は5年かかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ご存知のとおり『センター試験英語リスニング合格の法則』を出したのが、
2005年5月20日です。

その前、具体的に言えば21世紀(2001年)になってから頑張ってその
姿勢を意識してきました。それでも気がつくと悪口や愚痴を言ってたけど。

5年ほど経ったときに、夢が叶って本が出せました。

本を出したときにいろいろ言われました。大したことない本だとか灘校の
名前を利用してるだとか。

それでもそういった声に鈍感に対応して、頑張って愚痴や悪口を言わず
わかってもらえる日が来ればいいなと思ってきました。

それとそういう声にもある程度真理があるので、アルクさんや他の業者の
方々にもお願いし、書名や講演タイトルから「灘校の」を外してもらいました。

そして嵯峨さんや山田君に、三宮の鉄板焼のお店「美作」のカウンターで
原田先生がやってはるような無料の教師塾をやりたいと言いました。

そこが第二のスタートだったと、今になれば言えます。

野外活動が終わったら、京都の会がありますが、そこから8月のセミナーに
至るまで多くの先生方とお会いして語り合えるのを楽しみにしています。

夢を見つけたい、あるいは叶えたいと思っておられる方々へ

騙されたと思って「疲れず、ため息をつかず、悪口陰口愚痴を言わないで
生きる」ということだけは最低限守ってみてください。

能力なんて関係ないし、今の偏差値も関係ありませんから。

そうすれば周囲に人が寄ってきます。その人たちはあなたを助けてくれます。
なぜならあなたに人間的な魅力が増すからです。

一度それを守って生きてみてください。きっと僕程度の夢なら叶いますから。
僕もまた次の目標に向かって動いていますが、どんなにチヤホヤされたって
「疲れず悪口や愚痴を言わず」という部分は守っていきます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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慢心するとすぐに堕ちる

Posted on: 2010年5月6日(木) 10:07

 

 

 

 

 

 

 
昨日の滝川中学校戦、第1試合は1-2で負けました。走塁ミスが多くって。
相手をなめていたのか、失礼なプレーが多かったように思います。

試合後は久々にかなり注意しま・・・否、かなり怒りました。

負けたからではない。相手に対するリスペクトがない試合やったから。

第2試合では気持ちを切り替えて?いいバッティングができていたようですが、
これも慢心するとあきません。練習を繰り返すことですね。

浪人していたときの話。

遠藤周作さんの後釜は自分しかいないという妄想のもとで、慶應(文)を目指し
毎日必死に勉強してた木村少年、当時18歳でした。

京都の駿台予備校に通っていましたが、通学時間も入れると1日15時間程度
勉強していたたように思います。

で、現役のときに全然ダメやったのが、浪人して最初の模試で慶應も早稲田も
どの大学もA判定。ついでに受けた東大模試でも数学0点なのにA判定。

東大模試やったかなぁ・・・全国公開模試やったかもしれん。

そこで舞い上がった木村は受験勉強を一切やめて、小説を書き始めました。

秋口にC判定に、直前にはD判定になっていたのですが、気にしませんでした。
理由は「夏にA判定をゲットしたから」という嘘みたいに呑気な理由でした。

第1志望の慶應に落ち、第2志望の同志社にも落ちた木村は呆然となります。
第3志望だった関学に通い始めた頃は、何をする気にもならなかったなぁ。

関学に行ったお陰でいろんな人たちとの出会いがあり、今の自分があるわけで
それはまた書きますが、人生至るところ青山ありなのですが。

人間、油断したり慢心したりすると、一気に堕ちます。

自分はできるはずという意識は何よりも大事ですが、「できるはず」という意識を
持って努力することが大事なのですね。「できるはず」だから今日ぐらいサボって
も問題はなかろうという気持ちがあると、それが明日のサボりにもつながる。

明日からやろう。

明日もダメだった。でもまぁ明後日からやればいいか。

今週はどうもダメだ。来週月曜になったら頑張ろう。

禁煙と同じで、先延ばしにすればするほど体に「サボり癖」が宿っていきます。
そしてそれが身についてしまうと、人間はなかなか上昇できないのです。

「できるはず」というのは「これだけやってるんだから」が土台になければいかん
わけでして、やってもないのに「できる」というのは自分の無知に基づいてる。

つまり他の人たちはもっとやってるってことを知らないのですな。

かく言う僕も何かに慢心したのか少し風邪気味です。気をつけて頑張ります。
気合いが入ってないから風邪ひくんやな。自分に厳しく、全てに臨みます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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変人考

Posted on: 2010年4月22日(木) 22:06

マスク画像

「あいつは変わった奴だ」とか「変わり者だ」と言う言葉があって、僕も以前はよく
言うてたんですけどね、誰かを指して「変わってるなぁ」って。

でもよく考えてみたら、変わってない人間なんてツマランですね。

だって「普通」なんでしょ? みんなとやっていけるんでしょ? 

そのくせ「変わってる奴」を指して笑うんでしょ?

そんな「変わってない人」が「普通」なわけないですよねぇ。

他の全員と一緒に仲良くやっていけなくていいから、自分の人生をちゃんと生きて
いってる「変わり者」のほうが、絶対に面白いですよねぇ。

それに「変わってる」というためには、そこにスタンダードがないといかんのですが
人間に「標準」なんてものは存在しえず、したがって「変わってる」と言う場合には、
その話者こそがスタンダードになってることが多いわけです。

だけど「あいつは変わってるなぁ」って言うてる人こそ、周囲から見たら「変わり者」
である場合だってあるわけです、当然のことながら。

例えば飲んで他人の悪口陰口を言う人って、絶対に誰かに言われてるんですよ。
いま隣に座って調子を合わせて誰かの悪口を聞いてくれてる、あるいは頷いてる
人に、別の場所では「あいつと飲むのはキツイ」なんて言われてたりすると。

「あいつは変わっていて、人の悪口ばっかり言いよる」なんて言われてたりねぇ。

何より大事なことはですね、仮に「あの人は自分とは違う」と思ったとしても、その
人を排除したり悪口を言ったりするのではなく、自分にない部分を客観的に見て、
学べる部分を吸収することではないでしょうか。

「はぁ、なるほど、そういう考え方もあるんやなぁ」と一旦は吸収することですねぇ。

もちろん全部は吸収できないにしても、です。

「変わり者」は哲学を持ってる場合も多いわけで、最近特に僕自身が「変わり者」
になっているからか、周囲に面白い人が多くて、たぶん若い頃なら受け付けられ
なかった人たちでも、今はちゃんと話が聞けるのは死ぬ前の成長かもしれぬ。

少なくとも誰かに迎合しながらニヤニヤ笑って他の誰かの悪口を言ったり聞いた
りするような人間であってはならんですね。ホントにそう思います。

「変わってるなぁ」と言われる人になってみればわかりますが、「変わってる」ため
には、普通であってはならないわけで、それはもしかしたら、長い人生の旅の道草
であったりもする可能性があるわけですねぇ。

丸山クン、そういうことでよろしいかね?

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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HUMAN to HUMAN

Posted on: 2010年3月1日(月) 9:15

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なんと!人文字で「ユメ」と描いてくださったのは、鹿児島県立出水高等学校の
生徒諸君です。生徒たち、本当にありがとうね。今吉先生から写真を頂きまして
感動しまくっております。ちょっと体がきつかったのですが、元気をもらいました。

授業見学に来られたラサールの先生、鹿島の先生、桃山学院高の先生がたと
話していたのですが、我々の全ての営みはHUMAN to HUMANですねぇ。

勉強の方法や授業の方法を論じる前に、人間としてどうか。そして人間同士が
どう支え合うのかを論じなければならないと思っています。

全員が手に『ユメ勉』を持って人文字を作ってくれている生徒たちと、彼らを校舎
のうえから撮影された今吉先生の間にも、人間同士の信頼関係があるんだろう
と確信しております。素晴らしいことです。

我々、何かにつけて他人を批判したり、他人の悪いところを挙げては「あいつは
わかってない」なんて言ったりします。

しかし自分はどうなのでしょう。自分は誰かを批判できるような立派な人間なの
でしょうか。どんな顔をして悪口を言っているのでしょうか。

誰もが未熟なのです。

未熟な人間同士ではあっても、良いところを見合いながら支え合いつつ、お互い
がより高みに向かって努力するプロセスこそ、重要なのではないでしょうか。

僕もまだまだこれからです。若い人たちに負けないよう、疲れず、悪口を言わず、
愚痴を言わないで、自分の未来を見つめながら前進していこうと思います。

 

(追記)今日から3月ですね。昨日は野球の審判を2試合もしましたが、
     お陰でとても勉強になりました。生徒たちに伝えて、またこれから
     強いチームを作るべく、鍛えていきたいなと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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ポジティブだからこそ成績は上がるのだ

Posted on: 2010年2月11日(木) 19:37

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今、生徒たちの多くはスキー合宿に行っておりまして、その間に高校入試が行わ
れており・・・違うな、高校入試の休みにスキー合宿に行ってるのか。

土曜日に帰ってきて、日曜日にいきなり試合があるのですが、まぁ関係なかろう。
月末から大会がスタートするので、合宿明けやから練習試合はしない!なぁんて
ことはあり得ないのです。That’s impossible!!!でございます。

明日は合格発表の後、東京に行きまして、15時から18時ぐらいまで池袋や新宿
の書店さんに挨拶まわりをすることになってるそうな。

というのも『ユメ勉』のフェアをやってくださっているので、空き時間を利用しまして
お礼を言ってまわるのと同時に、本にサインをさせていただいたりするのです。

土曜日は安河内哲也先生との対談があるのですが、先生にお会いするのは初
めてだし、いろいろ勉強させていただきたいなと思っているのです。

先ほど安河内先生の携帯に電話すると、「明日の夜に新宿に泊まられるのなら、
対談の前夜祭ってことで一緒に飲みましょう!」と言ってくださった。

対談だと他の方々もいらっしゃるので、なかなかホンネで聞けないこともあるが、
完全にオフで一緒に飲めるなんて、なんとラッキーなことか。

勉強させていただこう。ありがたい。

 
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安河内先生と言えば『できる人の勉強法』がベストセラーになりましたけれども、
あの本は勉強法について特化して書かれたものではありません。

例えば次のような言葉が載っています。

******************

ネガティブ人間と怠け者はまさに吸血鬼。
出会ってしまったら一目散に逃げるべし!

******************

一見すると勉強法とは関係ないように見えますが、実際にはとても大事なことで、
さらに性質が悪いのは、自分はネガティブ人間ではないと思ってる人たちが多い
ってことなのです。本当はかなりネガティブな人であっても。

自分だって悪口を言うのは好きじゃないが、しかしあの人はダメだよね・・・

などとのたまう。おい!言うてるやん!悪口言うてるやん!あかんやん!

こういうタイプの人ってのは、超ネガティブタイプの方々よりもある意味マズイ。
安河内先生もお書きになってるが、「ミディアムタイプ」の人たちの中から、たまに
ネガティブオーラに吸い込まれて、ネガティブに変貌していく人がいらっしゃる。

たまにはネガティブでもええやん!と仰る気持ちはよくわかるし、僕も以前は確か
にそうやったんやけど、人生哲学として人の悪口や何かの愚痴は絶対に言わな
いと心に誓っている人間にとっては、非常に付き合いにくいことになるのです。

 
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以前、ある人とこういう会話になりまして。この手の場面って遭遇率がかなり高く
とっても困ることになるのですが。

*******************

Aさん ●●さんって、悪い人じゃないけど、ちょっと空気が読めんよなぁ。
木村  まぁでも、常に空気読める人じゃないほうが人間味ありますからねぇ。
Aさん でも●●さんはちょっと読めなさすぎやで。
木村  でもかなり熱心ですよ。生徒たちへの指導なんかは僕ら以上ですし。
Aさん いやぁ、あれも考えものやで。生徒らのためかどうかわからんで。
木村  まぁでもほら、生徒たちは少なくとも喜んでますしね。

*******************

ここで僕がAさんとの人間関係を重視して、一緒にニヤニヤヘラヘラ笑っていたら
そりゃ確かに目の前の人間関係は築けますが、でもそれってどうなん?

そんな人間関係なんて築けなくていいよなぁと僕は思う。壊れたほうがいい。

こういう場面ってのは日常的にかなり多いと思うんよね。目の前の人と人間関係
を維持するために、プチ悪口を言うような場面って。

そういう場面であっても頑なに「悪口は言わない」と決めている少数派だけが、僕
は長い長い人生においては、とても魅力的な存在に成長できるのではないかと思
ってるのです。漫画の島耕作のような存在になれるのではないかと。

でね、そういう人って会社の実績であるとか学校の成績であるとか、あるいは教
師の場合だと授業の上手さとか、そういうものが悪いわけないと思いません?

絶対にそういう哲学を貫いている人ってのは、結局成績や実績があがってくるの
ではないでしょうか。僕はそう思ってるのです。

だから安河内先生がネガティブな人を見たら逃げろって、勉強法の本にお書きに
なったってのは凄くわかるのです。そのとおりだと思っているのです。

明日お会いするのが今から楽しみです。頑張っているポジティブな方にお会いで
きるのは本当に嬉しいし、対談企画を実現してくださった旺文社さんには心から
感謝しております。ありがとうございます。

 

 


kimutatsu

どんな土砂降りも10年は続かない

Posted on: 2010年2月7日(日) 16:41

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将来ある若い人が自ら命を絶つと、何ともいえない気分になるものですね。
以前はあまりこんな気持ちにならなかったのですが、やはり年齢を重ねると
いうのはこういうものなのでしょうか、諸先輩方。

オリックスの小瀬選手のことは、彼が近大の野球部に所属していた頃から
注目しておりました。とてもセンスのいい選手だと思っていました。

まだ24歳。これからなのにね。

数年前に僕の友達の三浦が亡くなりました。亡くなってからブログを見つけた
友達から、彼の死が自殺であることを知らされました。

かなりショックでした。

彼がギターを弾いて、僕がボーカルをしたこともありました。

人間というのは一人で生きているように見えるときでさえも、実は一人で生き
ているのではない。目には見えなくても自分を応援している人がいます。

決して一人ではありません。

命を大切にしましょう。そして辛いことがあっても、一所懸命に生きましょう。
もちろん大変なことです。大変なことですが、それが人生というものです。

僕も苦労した時代がありました。でもあの頃があったから、今どんなに「先
生、先生」と言われても感謝の気持ちを忘れずに生きていけている。

その点で例の件があったことも感謝できる。父親にも感謝してる。

もしかしたらあれがなかったら、天狗になっていたかもしれん。今みたいに
周囲の方々のお陰で今の自分があるとは思えなかったかもしれん。

エッセイにも書きましたが、人生というのは本当に「十年ひと昔」なのですね。
辛いことがあっても、10年経てば景色が変わるものです。

今の辛いことは10年後の肥やしになっています。

若い人たちよ、ご両親から与えられた命は大事にしましょう。そして一所懸命
に生きましょう。すぐに結果を求めず、10年後を見ながら必死に生きましょう。

どんな土砂降りの雨であっても、10年は続きません。いつかは止むものです。

小瀬選手のご冥福をお祈り申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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難関などない

Posted on: 2010年2月5日(金) 8:56

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全ての受験生の皆さんに次の言葉を贈ります。

 

******************

この世に難関などない。

難関というのはあくまでも本人の主観の問題なのである。

難関だと思っている自分があるだけだ。

塚本幸一(ワコール創業者)

*************** ***

 

為せば成るという言葉がありますが、本当にそのとおりですね。

「あそこは難しいから無理なんじゃないか」とかね、そういうネガティブな
考えは捨てよう。阪大や一橋大を「楽勝」と思ってる人たちだっている。

難関は全て自分の主観です。

何も難しくはありません。前向きにポジティブに進んでください。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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縁と出会いを大切に

Posted on: 2009年12月27日(日) 14:32

lecture

こんなに長いことブログを更新しなかったのは、YAHOOのトップページでタヒチ
旅行が当たって行ってきたとき以来ではないかと思ってる木村です。

22日にプレゼントのブログを書いた翌日に博多へ移動して、九州の先生方と
恒例の大忘年会!全部で40名の先生方と一緒に飲んで大騒ぎ・・・

否、騒いだのは3次会のカラオケだけで、2次会までは英語教育について、また
英語の授業方法について、英語の勉強法について語り合った。

数名、自分で飲み過ぎて潰れた人もいたけど、それはそれでOK。

参加された先生方のお名前は書けないけど、佐賀西、大分上野丘、宮崎大宮、
都立八王子東といった公立の先生方、久留米大附設、ラサール、西南学院とか
筑紫女学園、東福岡といった私立の先生方が腹を割っていろいろと英語の話で
盛り上がりました。

都立八王子東? 東京からやん\( ̄_ ̄)/ ほんまに凄いなぁ。

来年もまた頑張ろうぜ!来年も忘年会やろうぜ!と言って、わかれていきました
けれども、先生方からお礼のメールを頂戴しては、良かったなと思ってる。

来年は先生がたによる、更なる企画を考えております。生徒たちが教育の主役
やし、それを支えるそれぞれの先生方がもっと前に出ていいと思ってる。

僕も含めて、ひとりでも多くの先生方が授業力を向上させ、自己実現できるよう
いろいろと考えているところです。来年もまた楽しみやな。

まずはひとりでも多くの先生方に本を書いていただく。すでに動き出してる。もう
大意要約の本を書いてくれと2人の先生方に依頼を出した。

もちろん僕も手伝うけど。

順次、いろんな本の依頼を僕が勝手に先生方に出していこうかなと。

書店さんがチームキムタツの先生方の問題集でいっぱいになります。2年後に。

皆さんが教わっている先生の本も並ぶかもしれん。なにせ僕の仲間は600名!
誰に書いてもらうかはわからないけど、とにかく書いてもらおうと思ってる。

中1から高3まで、この本をこの順番で使えば大丈夫というラインナップを揃える
から、楽しみに待っていてください。

本を書くってのは、頭に入ってる英語の情報を整理するところから始めないと、
まったくダメで、その点では書いているほうも勉強になるのです。

まずは動き出した。2010年はすでに動き出した。

with other teachers

九州から帰ってきた翌日、朝から野球の練習(といっても練習内容は相撲)を
終わらせて、群馬県高崎市へ移動しました。

お世話になっている(株)日教販の河野社長や山去取締役、林部長らと、恒例
の年忘れゴルフです。アルクの中台君、NEXTSTAGEの酒井社長、それから
日教販の前社長である森内さんも参加された。

僕のスコアはOUT53、IN47で、グロス100でした。まぁまぁ良かった。

優勝は森内さん。この人が口が悪くて大変なんだ(笑)。悪口とかじゃなくって、
人が構えてるのに、「キムタツさん、右に池があるからな」とか言う(笑)。

僕が構えてると「これは入らないな」と呟く。僕が打とうとすると何かやるんだ。

だいたいそういう時ってのは、僕は上手く打てる。そして森内さん、自分の番に
なると、ボールがまっすぐOBゾーンへ飛んでいく。池に向かう。ゴロになる。

僕が「神様が見てるんですよ」というと、「わかってるんだけど、やめられない」と
笑いながら森内さん。

楽しいメンバーで、キャディーさんも爆笑されていた。「こんなに面白いのはあり
ません」と笑っておられた。僕も笑いすぎて、顔が痛いわ(^-^)

来年もやろうと言いながら、昨夜遅くに高崎から帰ってきました。

kyoai

高崎に移動した日に、ホテルの近くまで群馬県にある共愛学園の天川先生と
吉野先生が会いに来てくださいました。嬉しかったなぁ。

共愛学園さんには昨年と今年の2回、講演に行かせていただいています。

吉野先生からあるお願いごとをされて、快諾し、そして少し喋って別れました。
来年も会いましょうと言って別れた。

昨夜帰宅すると吉野先生からのメールが届いていました。これが嬉しくてさ。

*************************

木村先生も中台さんもおっしゃっていたように、人のつながりの大切さを
再認識する2009年のクリスマスでした。

ユメタンやセンターリスニングがいかにいい教材だったとしても、きっと
木村先生のこと(人柄など)を知らなけれ教材として採用していなかった
でしょうし、イコール生徒の英語の基礎力はつけられなかったのかなぁ
と思うと中台さんへの1通のメールから始まった先生との関係がどれだけ
多くの人にいい影響を与えているのかというのを考え直しました。

何百人、何千人と人脈のおありの先生が群馬の片田舎の一教師である
吉野のことを覚えていて頂いて、こうやって年に1回でもお会いできると
いうのは光栄なことです。

先生にはgiveばかりしていただいて、こちらからお返しすることはできて
いないですが、1人でもいいので先生の教材を使って先生の真似ごとを
した吉野の授業を受けた生徒が、受験で終わらない真の英語力をつけて
社会に出ていくことができれば、それが先生へのお返しになるのかと思い、
頑張っていきたいと思います。

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なんか読んでるうちに嬉しくってさ。涙が止まらなくなった。やっぱ人だよね。

なんか人間ってのはみんな優しくて、なのにちょっとしたことで傷つけあったりし
てさ。でもくっついてると暖かいんよね。

これからも縁と出会いを大切にして、何よりも人を大事にしていきたいなと思う。

with Mr. Wada

23日から続いた移動はこれで終わり。今日はやっと何日ぶりかにPCを開く。
200通を超えるメール。大半がお礼と相談。それと出版社各位から執筆依頼。

1月5日から7日まで補習をやるので、それの教材を作ろうかなと思っています。
生徒たち、覚悟しな。5日の追試で不合格になると、6日と7日は苦しむよ。

ただ・・・

追試を受けなくてもいい、要するに期末考査で平均点以上を取った生徒からの
メールも届いていました。5日の追試は受けないが、6・7日に行われるであろう
大暗唱・大暗写大会には参加していいか?と。

お前たち・・・そんなことしたら・・・えらくなっちゃうじゃないか。

あまり早く私に追いつくのはやめてくれ。それでなくても高2や高3になった時の
授業は大変なんだ。まぁでもいいや。6・7日、参加していいよとレス。

和田さんのセミナーでお会いした名古屋にある公立中学校の先生からメール。
年が明けたら木村先生の授業を見に行ってもいいかと。

もちろんOK。ただし、飲み会付きでないとダメだと返事。笑顔で返事が来た。

和田さんにその話をすると「人の輪が広がりますね。じゃあ僕も行こうかな」と。

今日は和田さんや目﨑先生が神戸で英語の達人ゼミを行うということで、おい
おい、神戸に来るなら連絡しろよってことで、結局今日も会いに行きます。

和田さんたちと英語の授業論について盛り上がること必至。

と言っていたら東山中・高の西山君から「行っていいか」と連絡があり、「断る理
由が見当たらない」と返事。大喜びで京都から来るそうな。素晴らしい。

また徳島北高校の先生からも「参加希望」とメール。もちろん大喜びでOKレス。

結果的に神戸・東京・岡山・京都・徳島の教員7名がプチ忘年会をすることに。
あぁ、こうやって人の輪がまたまた広がっていくのだ。

こういうフットワークの軽い先生方に教わる生徒たちは幸せなり。きっと何らか
のヒントをつかんだ先生方が各地に戻っていき、生徒たちに還元なさる。

素晴らしいことですね。

今年は去年以上に人に会い続けた1年でした。来年は9日に関西の先生方との
新年会が・・・と思ったら、東京から1名。九州から1名、参加されるとのこと。

現時点で40名近くの先生方と新年会。会ったことのない先生もおられるみたい。
新しい出会いも楽しみですね。高校時代の同窓生という先生もおられる。

西大和時代の同僚にもお会いする。なにかと人と人とが繋がっていきますね。
面白い。こうして人が集まると、当然何か新しい動きも始まります。

感謝の気持ちを忘れずに、疲れず、愚痴を言わず、悪口を絶対に言わないで、
自分にできる努力を重ねていこうと思います。結果は自ずから出るだろう。

来年も良い年になりますよう。

 

(追記)さっそく新春プレゼントの応募がどんどん届いているようです。
    


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