KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

リスニングの基礎トレ

Posted on: 2016年10月21日(金) 6:08

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生徒たちに負けないように、日々ディクテーションとシャドーイング
を反復しているのですが・・・当たり前のことを書きますが・・・

ディクテーションって細部をしっかり聞き取りながら書いていきます。
それ自体はあまり力がつくという感じはありません。

むしろ書き終わった後にスクリプトと見比べ、知っている単語なのに
聞きとれなかった箇所をCDに合わせて何度もコピーするほうが
重要だなぁと感じています。

シャドーイングは毎日やってるとかなり力は付きます。

でもシャドーイングの前に、しっかりとリーズニングをして、英文を
精読することが必要です。特にピーターセン先生ご指摘のとおり、
前置詞と時制に最新の注意を払うことは重要だと思います。

われわれ日本人にとっては。

ディクテーションにしてもシャドーイングにしても、どの要素が抜け
ても効率が悪いように思います。あまり伸びないように思う。

最終的には日本語を見たら、CDと同じ速さでバックトランスレーシ
ョンができるところまで読み込むことです。

何度もやっているうちに速度は上がってきます。

それを楽しめるようにならないと伸びないし続かないと思いますね。

皆さん、頑張りましょう!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
まずは採点しないとあきませんねん。

 


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死ぬほど英語を・・・

Posted on: 2016年10月10日(月) 5:58

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「死ぬほど英語を勉強してきた」という人のブログを見つけまして
とても興味深く読んでおりました。

こちらです。

アメリカの大学院でAやA+をとる人でもこういう思いをするんだ
なぁと思いながら。

そういえば何年も日本にいらっしゃる外国の人でも、やはり少しは
日本語がおかしいことが多いですからねぇ。

ピーターセン先生のような方はかなり珍しい。

でも確かに限界はあるんだろうけど、できる限り頑張って勉強をし
て、自分の力をどこまで伸ばせるのかトライしてみるという意味で
勉強するのはいいことやろうなと思っています。

僕は英語のプロなので「英語を頑張る」っていうのは変です。

イチロー選手が「野球頑張ります」って言わないのと同じ。

でもまぁできる限り穴のないようにしようと思っています。

それと同時に自分としては物書きですが、文章を書くスキルについ
ては発展途上なので、そちらをむしろ頑張ろうと思っています。

面白いブログを見つけたのでご紹介させていただきました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
昨日は練習試合でしたが、ぼろ負けしました。無念。

 


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リスニングのトレーニング用として

Posted on: 2016年10月9日(日) 6:00

sokudoku

この本を中2で一括採用しました。とは言っても速読用ではなくて
リスニング用です。授業ではディクテーションをしてもらいます。

自宅学習ではCDを聞きながら音声をコピーしてもらいます。

そして翌日の授業でちゃんとやってきたかどうかの確認テストを
することになります。

自宅にCDがあって何度も再生しながらオーバーラッピングとか
シャドーイングとかを行う必要があるのです。

文章だけならプリントでもいいのですが、CDに合わせて音読しな
いと効果が半減どころか、かなり薄くなるので採用しました。
(僕に著作権があるので、僕がコピーしてプリントにして配布しても
法律違反にならないのです。)

まさかCDだけを採用することはできませんからね。

マーク・ピーターセン先生が書きおこされた英文が素晴らしくって
どう使おうかと思っていたのですが、全文ディクテーションからの
音読の上で全文暗唱、そして全文暗写をしてもらいます。

めちゃ力がつくなぁと思いながら、僕も生徒たちと一緒に何十回と
なく音読をし、一緒に暗写をしました。

オリジナルの文章と全文違わずに書けると、とても嬉しいものです。

プロでも勉強になる表現がたくさんあります。

ピーターセン先生に感謝しつつ、生徒らの英語力が伸びるように
授業と家庭学習の時間を上手く使います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
スクリプトを読んだあとは速いほうの音声で音読をします。
ディクテーションはゆっくりのほうの音声でやります。

 


kimutatsu

英作文の勉強法

Posted on: 2016年10月4日(火) 5:04

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英作文の勉強をする際に大事なことは、「この単語は知っておいた
ほうがいいな」と思われる単語はどんどん覚えていくことですが、
それと同時に「これは覚えなくても日本語を加工すればできるな」と
思う部分があったら、そのパターンを覚えていくことです。

例えば以前、京都大学の英作文で「文化財」を英語に直さなければ
ならない問題が出題されました。

英語ではcultural heritageやcultural resourceと言います。

これを別の表現にするのはなかなかきつい。

いろいろと考えて、traditional buildingsなんて書いたりする人だって
いらっしゃるかもしれませんが、それだと人形浄瑠璃や歌舞伎などは
どうなるんだという問題があります。

であればcultural heritageは覚えたほうがいいということになります。

yumesaku

でも「文化財は、それを維持するために尽くしてきた人々の多年の
努力の結晶である」という日本語だったらどうでしょうか。

Weblioで「努力の結晶」と打ち込むと、a monument to hard work
という英語が表示されます。

でもそれを覚えるよりも「人々は長い間、文化財を維持するために
努力してきた」と日本語を加工すればいいのですね。

英作文は日本語を英語に直す作業ではありません。

日本語で書かれた内容や著者の気持ちを、海外の人に伝わる英語
で表現する、いわば翻訳作業なのです。

覚えておかねばならない語彙はたくさんあります。

知らない語彙はどんどん覚えていかないと英作文での高得点は期待
できません。

だけれども、それと同時に日本語の能力を上げていかないとダメです。

日本語の言い換え能力を上げようと思うと、日本語の表現力が豊かで
なければなりません。

いろんな日本語を変形し、英語で表現しようとすることが役に立ちます。

日本語の加工を楽しんでください。

そうしているうちに英作文って得点源なんだなということがわかってくる
でしょう。英作文で点数を落とさなくなれば、成績は安定します。

受験生の皆さん、頑張ってくださいね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
浪人生のときに英作文の勉強法を教えてくれた
当時の駿台予備校の講師の先生に感謝しています。

 


kimutatsu

今週からは自宅で多読

Posted on: 2016年9月21日(水) 7:24

english

英語の勉強をしてると、このwouldはなんなんやろうとか、このfor
はどういうニュアンスで使われたんやろうとか気になります。

普段からそういうのに敏感になっておかないと、読むときはごまか
しながら(つまり細かいニュアンスがわからなくても)読めるのです
けれども、話したり書いたりする際にはそういうわけにはいきません。

この20年来、大阪にいるんです。

を、I have lived in Osaka in twenty years.

とすることはできません。最後のところはfor 20 yearsとします。

だから英語力がまだ低い段階では多読より精読しながら読みつつ、
英語の土台を形成しようとしたほうがいいと思います。

001

ある程度の英文法力がついてくれば、今度は語彙力を身に付ける
必要がありますので、多読することになります。

Graded Readersなどもいいのですが、授業で推進するとなりますと
結構なお金がかかります。週1冊とかのペースは無理があります。

それに普段から読書慣れしていない人ならば時事的なものであるとか
日本の風物詩であるとか、内容をすでに知っているようなものがいい
のではないかと思っています。

そういったものはネットで無料で読めます。

プリントアウトして生徒たちに配布することになります。

僕の生徒たちは今学期、授業ではリスニングを中心に行います。

ですので自宅学習では多読してもらおうと思っています。

今週は小池百合子さんが都知事になった際の英字新聞と、オリ
ンピックの閉会式が記事になった英字新聞を配付します。

中学生でも読めるようにいっぱい注釈はつけてありますので、参
考にしながら読んでもらいます。

でも読むだけではあまり英語力が上がりません。

この表現は知らないなと思ったら覚えていく貪欲さが要ります。

英文の内容をとらえたのであれば、今度は「知らないんだったら覚え
ようよ」という姿勢を大事にして、注釈も含めて知らない単語や表現を
覚えていってもらって、英語力を底上げしていきます。

そうしているうちに英語力はかなり上がります。数字が上がります。

そのための多読です。英文はすべてネットで拾えます。いい時代です。

数字が上がればやる気が上がります。主体的な学習姿勢が上がって
文字通りのアクティブラーニングになります。

そうなったら放っておいても伸びます。

そこまでは手助けします。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
多読は大事です。話すのと聞くのはトレーニングが大事です。

 


kimutatsu

『まるまる』賛歌

Posted on: 2016年8月19日(金) 6:37

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先日、広島でセミナーをやったのは書きましたが、そこの懇親会で
ある中高一貫校の英語科の先生方にこの本を絶賛されました。

『ユメタン』や『ユメブン』、最近では『ユメサク』を絶賛してい
ただくことは多いですし、中高一貫校では『5-Stage英文法完成』
を褒めていただくことが多いのですが、『まるまる』は春休みや
夏休みなどの採用品として使われることが多いからでしょうか。

あまり大絶賛というような感じではないのですよ。残念ながら。

三省堂によるとけっこうご採用は頂いているのですが、読者の方の
声を届けてもらったことがないので、どういう感想をお持ちなのか
実はまったくわからない本の1つなのです。

で、その英語科の先生方が「あれはいい!実にいい!」と褒めて
くださいまして、なんかえらい嬉しかったです。

これからも『まるまる』を使い続けます!こういう本を待っていた!
などなど、えらい褒めてくださいましてね。

中途半端なブリッジ教材では力が付かないだろうと思って作った本
なのです。でもその分、やはり僕の本だけあって?タフなのです。

大事なことは先生方が心から「これがいい」と思って採用すること
ですね。信念を持って採用し、それを生徒たちに使うことでしょう。

広島の先生方、ありがとうございます。

これからも僕の本をご愛用くだされば嬉しく思います。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日は20日ぶりに学校に行って補習を行います。

 


kimutatsu

基礎トレと実践トレ

Posted on: 2016年8月16日(火) 9:16

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夏の恒例行事となった英語教師塾とロングセミナー、それから
夏は広島!セミナーが終わりました。

結局のところ言いたかったことは、過去問やったり演習やったり
多読やったり多聴やったりするだけじゃ伸びませんよということ。

それらはスポーツで言えば試合のようなものです。

練習をしないで試合をしていても勝てるようにはなりません。

イチロー選手は試合だけをしているのではない。おそらく素人が
思っている何倍もの基礎トレをしているはずなのです。

基礎トレと実践トレとのバランスを考えて指導することが大事で、
生徒たちはつい実践トレに走りがちになりますから、教員サイドと
しては、授業で基礎トレを取り入れてはどうでしょうかということを
強く申し入れたつもりでおります。

英文(短すぎるフレーズでは役に立たないので、英語1文でやる)
を100文使ってやるような基礎トレは、長文いくつ分にも匹敵して
かなり有効です。

やり方についてはセミナーで説明しました。

誰でもできます。大学出たばかりの先生でもできる簡単な手順で
それを知っているだけで生徒たちはアクティブに勉強します。

ご参加された先生方、基礎トレをしつこく行いましょう。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
昨日は広島から帰ってお墓参りをし、結局そのあとで
また山田君の家族と一緒に焼肉パーティーをしました。

 


kimutatsu

スピーキング満点

Posted on: 2016年7月23日(土) 5:00

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生徒たちには今年中に英検準2級を取得するように言ってあり
ます。受けてない生徒は1月のを受けてもらいます。

今回の英検を何人かの生徒たちが受検したようです。

まだ中2なので、準2級は早いのです。仮定法とか出てきますし
教えてないことがたくさん出題されますからね。

その中で、ある生徒のお父さんがフェイスブックに書かれていた
ので知ったのですが、スピーキングが満点やったそうです。

600点満点。

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まぁ正直、あれだけやってりゃね、多くの生徒たちが大丈夫だとは
思っていましたが、スピーキングが満点ってのは嬉しいです。

2学期はリスニング力を鍛えてあげようと思っています。

読む力がまだまだなので、リーディングとリスニングの力を上げて、
それを通じて語彙力と文法力、英文の構成力をアップさせます。

『ユメタン⓪』の2周目は9月中に終わります。

今はフレーズの穴埋めをしてもらっているところです。これだけでも
かなり英語を話す力はアップしているんですけどね。

3周目はフレーズ全体のクイックレスポンスです。

それが終われば『ユメタン①』に入ります。

リーディング、リスニング、『ユメタン』を三種の神器として、しっかり
英語を話す力と書く力を伸ばしてもらいます。

インプットをしっかりしないと英語は話せませんからね。

何はともあれ、英検準2級のスピーキング満点、O君おめでとう!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
下手なスピーキングの授業をするより、リーディングや
リスニング、そして単語と文法の授業をするほうが
英語を話したり書いたりする力が伸びます。

 


kimutatsu

速読と構造分析について

Posted on: 2016年7月21日(木) 11:00

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福島の高校生無料セミナーで、終わったあとにある女子生徒が
質問に来てくれました。英語の質問です。

「速読ができないんです。どうしたらいいですか?」

僕の回答は「ゆっくりなら読めるのか?」でした。

ゆっくりとなら正確に意味をとって読めるのであれば、ぜんぜん
気にしなくていいので、あとはできるだけ速く読むことを意識
しながら多読すればいいよと言いました。

でもゆっくりとでも英文構造を正しくとって意味を理解することが
難しいのであれば、速く読むことは意識しないほうがいいよと
申し上げました。まずはゆっくりと正確に読めるようにしようと。

関係代名詞や接続詞が1つの英文の中に複数入ると、一気に
読めなくなるそうで、それならまだ高1なんだから速さを気にせず、
分析的に正しく構文を取りながら読めるようにしたほうがいいし、
そのほうが結果的には速く正しく読めるようになるのです。

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どうも誤解があるように思います。

速読と言っても目を速く動かして読むというわけではないのです。

速読ができるようになるための特別なスキルがあるというわけで
はなくて、そもそも正しく読めない人が速読しようとしても無駄で、
そんな人が速く読もうとすればするほど正しさが抜けていくのは
普通に考えればわかりますよね。

高3になっても構造分析をゆっくりしながらでないと読めないよう
では困ります。できるだけ早い段階で構造分析は卒業したい。

速く読んですっと意味が理解できるようにしておきたいものです。

速く読める人は「これがSでこれが先行詞で」なんて考えなくても
自動的に速くそれが行いながら読んでいるのです。

高3ではそこを目指したい。

でも、そこに至るまでの道を考えると、まずはゆっくりと逐語的に
読めばいいですよと言いたい。

特に中学生や高1生なんかは。

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ただし気をつけたい点が1つ。

構造分析は正しくできたけど、意味はわからなかったというような
すっとこどっこいなことにならないようにしましょうね。

英文の構造を理解するのはあくまでも、筆者の言っていることを
正しく理解するためのものです。そのための構造分析です。

構造がわかっても意味がわからないなんてナンセンスです。

むしろ「文構造はわからないけど、言っていることならわかる」と
いうほうが健康的なリーディングです。

英作文をする際には英文の構造を正しく理解している人の方が
しっかりとした英文を書くことができます。言うまでもなく。

動詞から始まったり、whichやwhoの前に先行詞がなかったりと
いったような英文を書いていて「自分の言っていることを理解して
くれ」と言っても、それはちょっと難しい。

その意味では比較的早い段階で英文の文構造を理解するのは
英作文の基礎トレにもなります。

現在中学生や高校1年生の人たちは、速読なんて気にしなくて
いいので、まずは文構造をしっかり取りながら、正しく英文を読み、
そして書けるようにしたいものです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
自分の書いた英文の構造が正しいかどうかを
英語の先生に見てもらうのは有効な勉強法です。

 


kimutatsu

まるまる

Posted on: 2016年7月2日(土) 2:30

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三省堂さんから、この1年間で『中学英語まるまる総復習BOOK』
をどこの学校さんが採用してくれはったのかというデータを
見せていただきまして、おおいに感謝しています。

先生のお名前まではわからないのでお礼状を出せないのですが、
こんなにもたくさんの学校で使ってくださってるのですね。

感謝しています。

この本は「高校英語に入る前に、この程度の知識は付けておいてね」
という意味で作ったのと、もう1つには「家庭学習の方法を知ってね」
を伝えるために作ったのです。

ページのいたるところに復習の方法を詳しく書いてあります。

決して問題を解いて終わりということのないようにしてもらいたい。

間違えたところ、わからなかったところは辞書をひいたり先生に尋ね
たりして①知識がなくて間違えたところは覚える、②理解がなくて間
違えたところは理解する、という復習をお願いしたいのです。

①と②を反復するのが家庭学習です。

生徒の皆さん、頑張って英語の土台を築きましょう!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
このレベルをクリアすれば、英語の勉強は楽しくなります。

 


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