KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

生徒たちからの多数のメール

Posted on: 2013年1月14日(月) 14:58

 

 

 

 

 

 

(新庄の懇親会で定期考査の問題について語る木村です)

さっきのブログに書いたとおり、生徒からのメールがかなりたくさん届く
ようになりました。旅先からも何通か返事をしていました。

というのも英作文の指導が始まったからです。

英作文の指導は黒板がいっぱいになります。かなり板書をします。

僕が解説するのは「どうやればこの日本語をスムーズな英語に直せる
のか」ということです。

こういうふうに和文和訳(日本語の言い換え)すればいいんじゃないか。
こういう単語や熟語を使ったらどうか。
でもその単語や熟語を知らない場合、どのように日本語を転換するか。

などです。そういう解説をします。

以前は生徒たちに訳例を板書させて、それを添削する授業方法を採っ
ていたんですけどね。でもそれやと不十分だと気付きました。

1つの問題に対して、複数の生徒の訳例を添削するのであれば問題
ありません。

いろんな書き方がありますから、その多くを紹介できれば自分の解答
と見比べて、判断することは可能だと思います。

でも1つの問題に対して1人を指名して書かせるのでは訳例不足です。
最低でも5~6の訳例(特に間違った訳例)がほしい。

そこで考えました。

 
 

 

 

 

 

 

 
生徒たちに英作文の課題を出しておいて、その解答例をメールさせる!
というやり方です。

これなら事前に届いた解答例をプリントにすることができます。授業で
そのプリントを配布して、多くの生徒たちの訳例を全員で読むことがで
きます。他のクラスの生徒の訳例を見ることもできます。

なので九州大学の英作文を先日は授業で配布し、解答を作ったら英
作文専用のアドレスにメールしなさいと指示しました。

全員がメールしてくるわけではありません。

ヤル気のある生徒たちだけで構いません。こういうのは強制するもの
ではありません。

それでもかなり多くの生徒たちからメールが届いています。

ある生徒は課題を出された瞬間に、つまり授業中に携帯で訳例を作っ
て送ってきていました。もちろんそれでも構いません。

英作文に必要なのは、基本的単語力と基本的文法力、そして日本語
の力です。それらがなければ大学入試レベルの英作文は対応できず、
いくら英作文の問題集を買ってきてもダメなものはダメです。

ここまで『ユメタン』①の単語は徹底しました。

ここまで文法の問題集は何冊も使って勉強してもらいました。

何冊もの本を紹介して、読んでくれよと言い続けてきました。

実はもう指導することなんてないんです。

でも英作文の考え方、翻訳の考え方を伝えたいので三学期は英作文
の授業をします。リスニングと英作文を鍛えます。

先日の授業後は今までにないほどの多くの生徒たちに囲まれました。

この表現ではダメですか!?
この単語は使えますか!?
このように日本語を転換させたらどうでしょうか!?

こうして彼らは英作文および英語を話す力をどんどん付けていってくれ
ます。そして大学に入るための力をあと2ヶ月で完成させます。

高3になったら理科と社会が中心になり、英語と数学は一歩引きます。

だから三学期の終わりまでに、入学したときの約束どおり、東大レベル
であれば対応できるだけの英語力を付けてあげようと思っています。

約束はどうやら果たせそうです。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
英作文指導の詳細についてはまたセミナーで説明します。

 


kimutatsu

英語を書く力、話す力

Posted on: 2013年1月7日(月) 11:18

 

 

 

 

 

 

灘校でのことをもっとたくさん書いてほしいと言われることもあるのです
が、それは逆に控えるようにしています。

使ってる教材とかは書いてもいいかなと思うけど。

生徒たち自身が生徒会のHPか何かで発信するのはアリだとは思うが
教員である僕が発信するのは違うなぁと感じています。

英語の教員の目線で自分の生徒たちが頑張っているということを伝え
る程度でとどめようと思っています。

というか、頑張ってなかったら頑張ってないって書くけどね。

今まで教えてきたなかで、今の生徒たちは一番英語が(平均すれば)
できるのは間違いない。

これは中学から高1ぐらいまでの暗唱量、つまり頭の中に蓄積するデー
タベース量が全く違うからです。

それが英作文やスピーキングの力に出てくる。

先日も「英作文ができないけどどうしたらいいのか」というメールを頂戴
したが、まずは単語や文法はどうなんや?と聞きたい。

あるいは文や文章を丸ごと頭に詰め込んできたのか?と聞きたい。

それがなくて、いきなり英作文をやり始めてもできるわけがないわな。
どんなにいい英作文の問題集をやっても意味がない。

その点で、暗唱を繰り返してきた66回生には期待しているのです。
 

 

 

 

 

 

 

 
社会に出てる人たちで英語を使う必要性がある人ならなおさら。単に
TOEICの点数を上げるための勉強をしていても意味がないわ。

英語に限らず、言語は誰かの言っていることを聞いて、それに対して
自分も発信するというのが基本なのです。

読むだけの英語力。穴埋めの文法力。

こんなものは特に社会人にとってはほとんど意味をなしません。

常に発信すること、英作文をしたり英語で話したりということを考えて
勉強しないと、時間をかけたわりには伸びないことになる。

以下、ジョブズの伝説のスピーチより。

***********************
Thank you.  I’m honored to be with you today for your
commencement from one of the finest universities
in the world.  Truth be told, I never graduated from
college and this is the closest I’ve ever gotten to a
college graduation.
***********************

これを暗唱したとします。暗唱するのは5分から10分もあればできる。
問題はこれを使おうとするかどうかです。

僕は暗唱はだいたい風呂に入りながらやるんですけどね。

Thank you. I’m honored to be with you today for your
commencement from one of the finest universities
in the world.

今日は世界最高の大学で卒業式を迎えられた皆さんとご一緒できて
光栄に思います、という意味です。

暗唱しました? やってない? やろうぜ、何やっとん?

さて暗唱したら自分でこう考えるようにする。

「今日はお二人の門出にご一緒できることを光栄に存じます」ならば
英語でどう表現したらいいでしょう。

「今日は私のプレゼンにおいでくださいましたことを感謝すると同時に
皆さんとご一緒できることを光栄に存じます」ならば?

上のジョブズの演説を利用して作ってみてください。

Thank you very much for coming to my presentation
and I’m honored to be with you today.

ぐらいでしょうか。

暗唱したら、それを使っていろいろと文を作り変えようとする姿勢です
ね。それがないとなかなか英作文やスピーキングの力を付けることは
難しいんやないでしょうか。

暗唱はとても重要なのですが、それはあくまでも丸暗記です。

問題はそれを加工できる能力ですね。そしてそれをやろうとすると実
は大切なものが必要です。

そう、単語力です。

手元に必ず電子辞書を置いて、わからない表現が出てきたら調べる
ことです。調べたら、自分だけのメモ帳に書きつけておくことです。

明後日の授業ではこのようなことをやります。参考になれば。

 
今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
僕は英作文や英語を話すことが大好きです。
いつも鞄に電子辞書が入っています。英語の学習者としては
当たり前といえば当たり前なのですが。

 


 

 

 

 

 

 

 
66回生とともにいろいろ暗唱しています。暗唱すると間違いなく英作文
および英語を話す力がアップするので、自分の英語力がどんどん上が
るのが実感できています。

昨年、内田樹先生と対談したときに自分に最も欠けてるのはコンテンツ
やなと気付かされ、それ以来というものは自分のコンテンツを増やすた
めの暗唱をしています。

英語が話せるようになっても、実際に話せないことが多い。

たとえば「どうして日本人ってあんなに無宗教の人が多いのでしょうか」
と外国人に尋ねられたとして、どう答えますか。

英会話ができても肝心なことが話せねば全く意味がない。

そう思って昨年から日本史や世界史、政治や経済、海外との比較文化
などの英文を読んでは暗唱し続けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いま暗唱し終わったが上の1冊。

とてもいい本で、暗唱のし甲斐があった。英語がところどころ間違えて
いたのは良くなかったが、あの程度のミスなら高校生でもわかる。

ただ最大の難点はCDがなかったこと。

CDがない本を暗唱する場合、とっても危険なんですよ。

我流で発音しながら暗唱するので、話す力は上がるのですが、せっか
く時間をかけてるのにリスニング力アップにはつながらない。

同じことがCDのない単語集にも言えるけどね。

リーディングの力はついてもリスニング力アップにはつながらない。
スピーキング力はついてもリスニング力はつかなかった。

そういうバランスの悪い勉強法ではいくら時間があっても足らんわな。
英語力全体が上がる勉強法でないと。

だから単語を覚えるときも本を読むときも、音声は常に必須なのだ!
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
この元日から暗唱し始めてるのがこの本の中に入ってる、ジョブズの
伝説のスピーチです。そう、スタンフォード大でのやつね。

この本ならCDが付いているので、カラオケの練習をするが如く勉強が
できるうえに、たったの1050円。安すぎるやろ、いくらなんでも。

というわけで1050円で英語力を思いっきり上げます。

もう何度もあの伝説の演説を聞き込みました。ここからは次のステップ。

そう、僕がジョブズになりきって演説をします。最終的には原稿を見なく
ても話せるところまで読み込んで暗唱します。

まずはオーバーラッピングから。そこからシャドーイング、そして速読み
に続きます。速読みはたぶん毎日やるけどね。

1冊暗唱し終わるのがたぶん今月中なので、2月頭には全部話せるよ
うになってるんやないかなと思います。

楽しみながらやります。

 
今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
鈴木先生、尾原先生、海外からの年賀状をありがとうございました。

 


kimutatsu

単語は音ごと覚えよう!

Posted on: 2012年12月24日(月) 12:13

 

 

 

 

 

 

 
ここのところ来年の打ち合わせ→忘年会という流れが続いていまして。
したがって肝臓がそろそろパンクしそうです。

今日はクリスマスイブですが、キリスト教徒でもないので飲みませんで。

と思ってたら流尾先生、尾原先生、吉村先生から嬉しい手紙や葉書き
が届きました。皆さん、ありがとうございました!

吉村先生のには中日新聞の中のジュニア中日という小中学生向けの
小さい新聞が同封されてた。

南山高等学校・中学校女子部が紹介されてるコーナーなんですけどね。

女子生徒2人が大きく写真に写っているのです。手には・・・

おぉ!『ユメタン』の赤を持ってるで!

吉村先生曰く「私が指示したのではなく、生徒に任せて自分で選ばせ
たものです。多くの教材がある中でユメタンを選んでくれたことがとても
嬉しかったので」と同封のカードに書かれていました。

いやぁ!これは嬉しいですね。記念にオフィスに貼っておこう。

 
 

 

 

 

 

 
 
吉村先生の学校だけじゃなくて、多くの学校さんからめちゃくちゃ嬉しい
メールや手紙を頂戴してる。

広島の生徒は「ユメタンの歌を作った」といって送ってくれた。
紹介するタイミングを見てるんやけど、これがえらい出来がよくってねぇ。

自分の作った本でこうやって生徒たちが主体的に盛り上がってくれてる
のはホンマに嬉しいことです。

ある先生からのメールには「これまで採用してきた単語集は名前で呼ば
れることがなかったけど、ユメタンだけは生徒たちが「ユメタン」と書名で
呼んだり、生徒によっては「ユメちゃん」と呼んだりしています」とあった。

こうして少しずつでも『ユメタン』が浸透してくれているのはとっても嬉し
いことです。

ただ・・・

やはり僕の願いとしては、ちゃんとCDを使って勉強してほしい。

『ユメタン』という名前は、今までみたいに目で見て覚えてばかりいるか
ら読むのにはよかったけど、リスニング(やスピーキング)が苦手やねん
という人たちのために「英語を聞き取りたい」という夢を叶える単語集で
あればいいなと思って名付けたのです。

単に生徒に配布してテストだけやってるんじゃなく、CDを最大限に活用
してもらえば、絶対にリスニングの基礎力が身につくのです。

多くの学校で「リスニングの点数が明らかに上がった」とか「発音やアク
セント問題の平均点が例年より高い」という声が出てるのです。

だから単語を覚えるのは言うまでもないけど、CDを使って覚えてほしい。
著者からの心からの願いです。

 
 

 

 

 

 

 
 
リスニングの最も土台になるのは、単語の発音をしっかりと自分でする
ことです。発音記号ではなく、CDのマネをして発音するのです。

発音記号だけでは単語の発音が身につかないのです。

waterの発音記号を見てください。これと実際の発音は違います。
littleも違います。これは簡単な例ですが、発音記号と実際の発音は
特に文中で用いられた場合は顕著ですが、全く違うものになり、だか
ら聞きとれないのです。

実際に音を流して、そのとおりに発音し、最終的にはクイックレスポン
スができるところまでやらないとリスニングの力は絶対に上がらない。

逆にそこをちゃんとやれば、かなり短期間にリスニング力は上がる。
早い子だったら2週間、遅い子で2ヶ月半ぐらい。

ディクテーションをやってみたらわかる。単語の聞き取りがちゃんとでき
ないからリスニングができないのです。

目で見て覚えてはダメです。CDを最大限に活用しないと。
耳で単語を音ごと覚えないとリスニングの力は伸びないのです。

今年、ユメタンとユメジュクを合わせて50万部を突破したそうです。
本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。

でもユーザーの方々にはくれぐれもCDを使って、耳で音ごと覚えても
らいたいと願っています。

そしてリスニングとスピーキングの得意な、本当の意味で英語ができ
る人になってもらいたいなと願っています。

CDを使って楽しく努力しましょう。それが何よりです。

 
今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
明日は鹿児島、明後日から福岡です。最後のセミナーと忘年会。

 


kimutatsu

これはええで!

Posted on: 2012年12月14日(金) 15:18

 

 

 

 

 

 

 

 

 
二学期はこの本と『ユメジュク』と『ユメブン』をそれぞれやったのですが
今回の期末考査を見るに、この『PLUS英語頻出問題』の出来が半端
なくいい!

三学期に英作文やるから最後の文法確認テスト頑張れ!と言い続けて
毎週4章ずつテストしたんですが、かなり有効でした。

石黒文雅先生の著作なのです。山口書店さんから出てる。

先生、あと3年早く書いてくれていたら、うちの生徒たちは今頃文法が
もっとできていることでしょう。(仮定法)

中2から文法らしいことを始め、簡単な解説のあとにネクステやってね。
中3の一学期にネクステ終わらせて、その後は何冊かやったんです。

そんな回り道せんでも、ネクステの次にこれを何周かやって、その後に
『ユメブン』やりゃ完璧やがな。
 

  授業・エクササイズ・簡単なドリルでインプット
      ↓
  ネクステやアップグレードなどで項目ごとのチェック(インテイク)
      ↓
  プラス英語頻出問題で項目バラバラのチェック(インテイク)
      ↓
  ユメブンで文法basedな英作文のトレーニング(アウトプット)
 

この流れで英文法はバッチグーやがな!

これはええ。マジでええわ。

問題数が多いのと解説が異常なほど詳しい。

それだけやありません。

文法・語法と言いながらイディオムもかなり収録されてる。だから『ユメ
ジュク』と合わせてやることで表現力がガンガンにアップする。

さらに一括採用したらデータCDが貰えた。これは大活用できました!

テストメーカーやと本の問題がそのまま出題されるけど、それよりもワ
ードデータCDを貰えたら生徒に合わせて加工できる。

そっちのほうがテストメーカーより力が付く。

石黒先生、ほんまおおきにありがとうございました。

問題数が多くって全文を暗唱させるまでには至っていませんが、それ
については次の回生のときにやらせたろうと思っています。

生徒と一緒に僕も文法の復習するのに使ってますが、僕は全文暗唱
してやろうと思っています。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
今日も甲子園五番町カイロプラクティック院でほぐして貰いました。
寒いと体が縮こまって肩が凝るけど、僕はかなり元気です。

 


kimutatsu

5STAGE英文法完成

Posted on: 2012年12月12日(水) 11:51

 

 

 

 

 

 

 

 

 
この上の本は数研出版から出した『5STAGE英文法完成』です。先日
数研ではない他の出版社の方から、評判めっちゃいいですやんと褒め
ていただき、嬉しいことこの上なしでした。

僕もこれまではシリウスとか使ってたんですけどね。

なかなか定着しなくってね、中学レベルの文法が。

中高一貫向けに作ったのですが、BOOK3は公立高校でも新入生の
春休みの宿題などに使ってくださっているとのことです。

BOOK3は中学文法の総まとめと、それにプラスして高校英文法のこ
とも少し入れてあるので、公立高校の新入生にも使えます。

宣伝みたいですみませんが。

英文法、教員が必死のパッチで解説ばかりしていても定着しませんね。
こんなに教えたのに何で覚えてないねん!と多くの先生方が叫ぶ。

例文を覚えたりCDを聞いてディクテーションや暗唱したり和訳したり・・・
いろいろなインテイクの活動をした上で自分で英語を作るトレーニングを
しないと英文法は定着しませんのや。

アウトプットを意識したインプットとインテイクとでもいいましょうか。

その点で、この本が評判いいというのは、英語科の先生方もよくわかっ
ておられるんやなぁと思いました。結構タフな本なのに。

僕の本はどれもタフなものばかりやけどね。ユメタンもユメブンも。

でも力を付けてあげないと、せっかく入学してくれたのにまずい授業で
は生徒に申し訳ないからね。

心を鬼にして千本ノックを浴びせかけます。すると普通は伸びます。

適量では伸びません。力より上のハードルを与え続けないと伸びませ
ん。だから僕の本はどれもタフです。ちゃんとやれば絶対に伸びます。

また来年の4月から多くの中学1年生や高校1年生が『5STAGE』を
使って鍛えられるんやなと思うと、とても嬉しく思います。

頑張って下さい。英語ができると世界平和に貢献できます。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
そういえば教員免許更新制度を作ったのも安倍さんかぁ・・・
自民党は決して嫌いやないんやけど、安倍さんがなぁ・・・
昼から選挙に行ってきます。

 


kimutatsu

リスニングを得意にしたけりゃ

Posted on: 2012年12月7日(金) 21:55

 

 

 

 

 

 

 
明日は大阪の心斎橋(いわゆるミナミ)でカシオさん主催のセミナーで、
14時半から始まるから期末考査が終わり次第向かうのです。

難波の高島屋で西山君と待ち合わせて。

明日は「僕が紙の辞書から電子辞書に変えた理由」というタイトルのセ
ミナーです。

実際、辞書は電子辞書のほうがいいに決まっています。

紙の辞書が優れている点と言えば・・・

使ってる途中でいきなり電池が切れて表示が消えないということぐらい。

今では電子辞書にも付箋が貼れるようになってるしね。

電子辞書で調べた単語に付箋が貼れるというと、知らない人は笑う。

先日、灘の理科の先生と喋ってたんやけど、「電子辞書がダメって学校
があるんです」というと、目を丸くしておられた。

その先生曰く「電子辞書の使い方をその先生自身知らんだけちゃう?」

そうです。全くそのとおりです。

紙の辞書のデメリットはたくさんあります。

何より発音してくれない。単語を引いて発音してくれないから発音記号
を見て発音を知るしかない。これが最大のデメリットです。

発音記号を見たら発音がわかると思ってる人が多いけどね。
そんなことだからいつまで経ってもリスニングが苦手なんやろうけど。

発音記号を見るだけでは発音はわかりません。断言できます。
発音は目で見て理解できるものではありません。

電子辞書が良いのは何よりその部分です。

ただ、高校生は単語を調べたら絶対に発音のボタンを押し、その音声
のとおりに発声しなければいかんのよ。

それをしないといくら電子辞書を使ってもリスニングは得意にならんよ。

日本人がリスニングを苦手とする理由のひとつに、We are too shy.
と言う部分があるのではないかと思ってる。

日本人はナンダカンダ言って極めてシャイだ。

俺らぐらいのオッサンになると、電車の中でもシャドーイングできるしね。
速読みもしてるし、おかげでどんどん英語力があがっていく。

音を真似て自分も発声しながらどんどん覚えるという基本が、もしもそう
いう恥ずかしいという気持ちのために形成できないとすれば、それは悲
しいというしかないが、全く伸びる要素がないわな。

高校生諸君、声を出そう。でかくなくてもいいから。音をよく聞いて、その
音どおりに声を出そう。カラオケと全く同じ要領で。

そうすればセンター試験レベルなら、普通は8割から9割は取れる。

TOEICのリスニング程度なら、満点狙える。うちの生徒でもTOEICなら
リーディングは単語の関係で満点取れなくても、リスニングは取れる。

問題をいくら解いてもダメでね。ひたすら声を出してトレーニングすべし。

その基礎の基礎になるのが「調べた単語の音を真似る」なのです。だか
ら絶対に電子辞書でないと英語の成績はあまり伸びない。

高校生諸君、とにかく真似て声を出そう。それが基本だ。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございます。
明日は160名を越える方々がおいでになるそうです。
感謝しています。一緒に声を出しましょう。

 


kimutatsu

はじめての英文速読

Posted on: 2012年11月30日(金) 9:32

 

 

 

 

 

 

 

 

 
そういえば大阪の金蘭会の宿口先生からメールをいただいてたなぁと
思って、スマホをスクロールしてたら、おぉ、あったあった。

返信はしてるな。よかった。

*******************

テスト後の授業で、『はじめての英文速読』を使いました。
水曜日に発注して金曜日には到着という速さでした。

今日は90分枠の授業だったので、はじめのストラテジー
を一緒にやりました。柴犬のとこ。
ストップウォッチを前に映して5回の速読は、どんどんタイ
ムが縮まるので嬉しそうでした。

ここで生徒が(職員室に)来たので伝言です。

打倒!キムタツ!いつか倒してみせる!

木村先生の教材を使う以上、頑張らないと!ということら
しいです。近いうちに様子を見にきてください。

*********************

金蘭会高校は大阪駅から近いので、よし、じゃあ打倒されに行ってや
ろうじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
おかげさまで『はじめての英文速読』が好評なんだそうです。

ありがとうございます。

この本は速読のスキルもそうですが、復習をしっかりして音読につぐ音
読を繰り返し、暗唱までいってもらいたいと願っています。

ここに載っているぐらいの簡単な文章ならば、日本語を見たらスラスラ
と英語が口をついて出てくるぐらいにしてもらいたい。

そうすれば英語の基礎力が身につくのみならず、きっと・・・

①今後も行うであろう英文の速読の方法がわかる。
②英語の読解の復習方法がわかる。
③なにより英語の基本的勉強法が体感できる。

というside effectsがあります。特に英語の文章の復習方法がわから
ないという人は、この冬休みにでも1冊潰してみてはどうでしょう。

CD付きで900円(+税)というスーパー大盤振る舞い。
旺文社、どうしたんや、えらい安いなこれ。

ピーターセン先生のオリジナルの文章が相変わらず好評で、音読→暗
唱にはぴったりだと思います。

僕が中3か高1の担任だったら冬休みの宿題にして、暗唱までやらせ、
三学期の授業で1つずつ暗写をさせるんですが。

というわけで、宿口先生、いつもありがとうございます。
生徒たちに突然訪問してやるから、しっかり暗唱しとけと伝えて下さい。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございます。
お天気がよくて、巡回日和やなぁ。生徒指導部の巡回。

 


kimutatsu

読んだら聞く!

Posted on: 2012年11月23日(金) 19:35

 

 

 

 

 

 

 
リスニングが苦手っていう人の場合、間違いなくトレーニング方法が間違っ
てるので、それを正してやると一気に聞きとれるようになる。

間違いなく間違ってるってのも変やけど。

特に「ただ単に聞き流してるだけ」という人。

これはいくら問題集を解いても聞きとれるようにはなりませぬ。
問題集代がもったいないよ。問題を解いてるだけじゃアカンわ。トレーニング
をやらないとリスニングはできるようにはならん。

それからディクテーションばっかりやってる人。

それは音を聞き取るトレーニングとしては最適やけど、音が聞きとれたとし
ても、意味が理解できなければまったくナンセンスだ。

音が聞きとれたら意味もわかるんちゃうん?なんて言う人は、いっちゃ悪い
けど勉強不足やなぁ。

音を聞き取った。オーバーラッピングもした。シャドーイングもした。

それは音を追いかけるトレーニングであって、意味を取ろうとするトレーニン
グをやらないとホンマの意味でリスニングは得意にはならん。

音を追うのは基本中の基本やけどなぁ。

読解の問題集にCDが付いてるやろ?
それを使ってトレーニングをやるねん。読んだものを使ってやればコツがつ
かめるんやないかと思う。

逆に言えば。読解問題集にCDが付いていないものはあまり良くないなぁ。
昔の問題集はそういうもんは付いてなかったけどさ。

リスニングに対する必要性がなかった時代の問題集やからね。

読んだら聞く。聞きながら意味を追う。

これをひたすら繰り返すことによって、リスニングができるようになってくる。
嘘やと思ったら実験してみたらいい。

合言葉は「読んだら聞く」やね。

リスニングが特に苦手な人は必ず読んだら聞いてもらいたい。したがって
日本のほとんどの高校生は読んだら聞いてもらいたい。

センター試験レベルなら満点が狙えるよ。

ただし聞いてる間は黙って聞いてるんやなくて、シャドーイングを意識的に
行うこっちゃ。黙って聞いていてもトレーニングにはならんからな。

英語を喋りながら意味を追いながらCDを聞くねん。

これをひたすら繰り返そう。

もう一度。合言葉は「読んだら聞く!」やで。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
今日は私学大会でしたが、一回戦で敗退しました。

 


kimutatsu

土台を固めてこそ

Posted on: 2012年11月20日(火) 23:32

 

 

 

 

 

 

 
大藪先生から「忘年会は精一杯飲みます」というメールが届いたわ。よかよ。
そうでないとあかんわな。楽しくやりましょう。

久留米大附設といえば何人か友達がいるが、大藪先生もユメタンユーザー。
北海道と広島と九州のユメタン率の高さは半端ないのです。

広島といえば・・・皆戸先生から「生徒たちがユメタン頑張ってる」という手書き
の葉書きを頂戴した。修道の生徒たち、頑張れよ。

さらに言えば福山暁の星女子中・高の村田先生からは驚くほど感動的なメー
ルを頂戴した。それについてはまた別のメールで書こう。

かく言ううちの生徒たちも、月曜日に『PLUS英語頻出問題』で文法と語法の、
水曜日に『ユメジュク』の、金曜日に『ユメブン』の、それぞれテストがあります。

高2の秋になってやっとエンジンが暖まってきた気がするな。

何より大事なのは長文などの演習よりも、まずは単語や文法などの足場を
しっかりと固めることです。リスニングもリーディングもライティングも。

土台をしっかりと固めることで、砂の山でさえも高く積み上げることができる。
逆にいくら長文を解いてもそこがダメだと、出題傾向が変わった瞬間に沈没
するようなスカスカの英語力しか身に付かない。

すでに東大模試などでは英語で高得点を取る生徒が出てきているけれども
あまり慌てて演習的なことばかりやっても意味がないので、相変わらず基礎
をしっかりと固め続ける予定ですねん。

毎時間リスニングをして、音読トレを続けている日々なのです。

そのうえで週に3回のテストが彼らを待っています。

大変やろうなとは思うけど、入試まであと1年しかないので今こそがんばって
もらいたい。他校の生徒たちも上に書いたとおり頑張ってるんやから。

3学期はいよいよ発信力を鍛えます。英作文やスピーキングの力を伸ばそう。
偏差値80あっても英語力が低い人もいっぱいいます。そうであってはならぬ。

しっかりと英語で発信できるように、今はリーディングとリスニングのトレーニン
グを行いながら、単語と熟語と文法をセンテンスごと覚えてもらいます。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
かなり寒くなってきましたが、ご自愛専一の程、お願いいたします。

 


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