KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

ちゃんと勉強しよう

Posted on: 2016年5月21日(土) 5:30

5stage1

『5-STAGE英文法完成』、作る前はこんなにも多くの学校で採用
していただけるとはつゆも思わず。

でも駒場東邦やラ・サールなど、多くの進学校で使って頂いてい
ますし、多くの公立高校さんでも使って頂いています。

今、中間考査の採点をしているのですが、問題をほとんどそのま
んま出した問題についてはさすがによくできています。

でもちょっと変化球を投げるとダメですねぇ。

この本をやったから文法力が身に付くというものではないのです。

他の問題集よりも反復回数はかなり多くできるように作ってはあり
ますが、たとえば提出のためにやっていても力は付きません。

どんな問題であっても、ちゃんとリーズニングをした上で、日本語
にできることと英語にできることです。

穴埋めであっても四択であっても、意味をちゃんと言えるようにな
ったうえで、全ての文を英語に直せるところまでやらないとダメだ。

英語ができるようになりたいならね。

いいかげんな英語力でいいならそれでもいいですけどね。

でもテキトーな英語しか話せないようではモチベーションも上がら
ないでしょう?

ネイティブ並みにとは言わないにしても、正しい英文が話せるよう
になるために、英文法の問題集であっても英作文をしたり英語を
話したりするためのトレーニングをすることです。

それをしないと肝心の英文法も定着しませんよ。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
東北英語教育学会で今日の午後から講演させて頂きます。

 


kimutatsu

ちゃんと勉強しよ

Posted on: 2016年5月18日(水) 15:00

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ここのところ授業準備や採点などに追われて、いまいち自分自身の
研究や英語のトレーニングに割く時間が少ないなと思ってたのです。

昨日は英語科に新しく入ったEnglish Nativeの先生のパーティー
が行われました。座席の関係もあって、英語で話していたのですが
う~ん、ちょっと自分のリスニング力が落ちてる?感じがしまして。

そんなわけで中間考査の作成と採点が終わったら、久々に本格的
にリスニングのトレーニングを再開しようと決心するいい機会に
なりました。人生、どこにきっかけが転がってるかわからんですね。

灘の生徒に教えるレベルのリスニング力はあるのですが、プロとして
もうちょっとブラッシュアップしたほうがいいかなぁと思いました。

Japan Timesを読みながら、リスニングは『English Journal』とか
『English Express』とかを使って楽しくやっていきます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
あるレベルまでくればリスニングは楽しいのですが、
そこまでくるのがしんどいんですよね。
以前はリスニングのトレーニングが苦痛で苦痛で。

 


kimutatsu

復習週間なう

Posted on: 2016年5月17日(火) 6:26

01

定期考査前はいつも復習週間にしています。毎回テーマを決めて
以前学んだところをもう一度やり直すことにしているのです。

先週は文型と受動態。

今日は現在完了。明日が分詞です。

現在完了だけ100英文が載ったプリントで勉強しました。

特に過去時制との区別ですね。そこは大事だと思います。

それと『5-STAGE英文法完成③』のユニット01~03に現在完了の
英文が300文載っていますので、今日のと合わせて400文。

現在完了だけで400もの英文に触れたのに理解できなかった・・・

としても、さすがにこれだけやったんやからあきらめもつくやろ?

と申し上げると、「鬼や」とか「悪魔や」とかいった褒め言葉を教室の
いたるところから頂戴しました。

今週の中間考査が楽しみです。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
英文法の基本は「理解したうえで数をこなす」です。


kimutatsu

中間考査が終わると

Posted on: 2016年5月13日(金) 4:38

093

中間考査が来週末にありますが、それが終わったら関係代名詞と
関係副詞を教えます。そこで中学英語の範囲はだいたい終わり。

そこからは多読多聴期に入ります。

使うものは
①『ユメタン⓪』のセンテンス。文が読めないと文章は読めない。
②『New Crown』。ただしリスニング教材としてしか使わない。
③個人的に購読している毎日ウィークリー。
④スヌーピーやサザエさん(英語版)

知らない文法事項が出てきたらその都度とりあげて説明します。

それから自分だけの単語帳を作ってもらって、知らない語句とか
表現とかが出てきたら書いていってもらいます。

多読だけしていても、日に数時間読まないと英語は上がらない。
比較的短期間で上げるためには自分だけの単語集を作って貰い、
それを徹底的に覚えていってもらいます。

読んで出てきた単語なので頭に入りやすいはずです。

単語は『ユメタン』と多読多聴で出てきたもののツープラトン方式。
とにかく知らない表現は全て覚えていくことになります。

そして日本語を見たら英語が出てくる迄、バックトランスレーション
を何度も何度も何度も何度も反復してもらいます。

授業中は暗唱と暗写が増えます。

個人差はありますが、単語量と暗唱文章のストックがたまったら
(文章でいえば100パッセージぐらい)お風呂からお湯が溢れる
ように英語が話せるようになってきます。

多読だけしていてもダメです。

ここまでやらないと英語は伸びません。

生徒たちと一緒に僕も『ユメタン』のセンテンスと毎日ウィークリー
および教科書とスヌーピーとサザエさんの暗唱を楽しみますわ。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
おそらく高1ぐらいでセンター試験ならば満点取れる
生徒が50人ぐらいは出てくると思います。
読んでるだけじゃダメなので、厳しくやります。

 


kimutatsu

どんどん落ちている日本人の英語力

Posted on: 2016年5月6日(金) 10:00

london37

どんどん落ちている日本人の英語力、その犯人は・・・という内容の
対談を見つけて読みましたが、言い得て妙ですねぇ。

灘校の英語の先生方は英文法の指導をしっかりされています。

単に英文法の理論や形を説明するだけでなく、英作文を出口として
指導されていると思います。

単に穴埋めや四択問題をやっても、あるいは『英語表現』の教科書
をやっても、ちゃんと英文法を学ばないと英語は伸びませんね。

断言します。

対談はこちら

どうぞお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
ロンドンに3週間いたときもほとんど会話しませんでした。
むしろ読む力は大事ですね。チケットを買うにしても
道案内にしても路線図にしても読む力が必要です。

 


kimutatsu

中学英語まるまる総復習BOOK

Posted on: 2016年4月23日(土) 6:00

TK210

先日、三省堂の営業の方が職員室に見えられまして、おかげさまで
『中学英語まるまる総復習BOOK』、好評なんだそうです。

皆さん、ありがとうございます。

中高一貫校は中3から高1にかけて、公立高校さんは夏休みなどの
宿題として、それぞれ使ってくださっているとのことでした。

著者としては、復習の仕方を覚えてもらって、生徒たちにはこの本が
終わったあとも、ここに書いた方法で語彙、文法、長文読解の復習を
他の教材でも行ってほしいなと願っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
採用校の先生は三省堂から貰えることになっている
全ての文のエクセルやワードファイルをご活用頂き、
加工してテストの際にお使いいただければと思います。

 


kimutatsu

英作文

Posted on: 2016年3月31日(木) 6:00

73_046

英作文の解説をするときに気を付けないとダメなのは、どうしても
その問題の解説そのものに終始してしまうってことです。

その問題の解説はそりゃ大事なんでしょうけれども、それ以上に
重要なのは、どうすればその問題を生徒たちは解けるようになる
のかということでしょう。

その問題自体の解説を教員ができるのは当然です。

場合によっては手元に解答や解説を教員は持っていますしね。

大事なのはどういうふうに考えれば、それを英語にできるようにな
るのか、普段はどういう勉強をしなければならないのか、今のキミ
たちには何が足りないからそれが解けないのかを解説することの
ほうが絶対に大事だと僕は考えているのです。

灘校で普段授業をしているときも、そういう形で解説するようにして
います。『ユメタン』を覚えたはいいけど、それを生かせていないと
いう生徒の場合は覚え方が悪いわけですし、英文法の勉強をした
のに冠詞や前置詞を間違えている場合は勉強法が悪いのです。

英作文の授業はとても奥が深いのですが、まずは問題の解説より
「解き方」や「勉強法」を解説することになります。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日の午後から久しぶりに神戸に帰ります。

 


kimutatsu

ま、これからこれから

Posted on: 2016年3月26日(土) 20:00

yumetan67

存じ上げない方からメールをいただきました。この4月からある県の
正教員として採用されて、教壇に立つそうです。

********************

キムタツ先生、◎◎県〇〇市の▽△と申します。
いつもブログを楽しみにしています。
実はこの4月から県の正教員として採用されまして
教壇に立つことになりました。
3年前から不合格が続いていたのですが、先生の
ブログで書かれていることを実践してみようと思い、
一昨年の不合格以来、『ユメタン2』と『ユメタン3』の
センテンスを全部ノートに和訳しました。できない文は
どうして訳せないのかを分析しました。
次は全ての文を英作しました。これはかなり時間が
かかりましたが、何度も繰り返して完璧にしました。
そのおかげで英語は満点に近かったと思います。
キムタツ先生と『ユメタン』に感謝しています。
いい先生になれるよう頑張ります。
ありがとうございました!

********************

2000文の和訳と英作。地道な努力が実を結んだということですね。

採用おめでとうございます。

でもスタート地点に立っただけですからね。これからが大変ですよ。

これからも自分のレベルアップを楽しんでくださいね。

英語の先生なのに中国語やイタリア語やドイツ語が話せるように
なれば世界が広がりますし、日本史や世界史や物理や化学などに
精通している英語教員というのも目指されてはどうでしょうか。

英語ができるのは当たり前です。プラスアルファを目指しましょう。

ご報告ありがとうございました。

僕の著作を愛用してくれたことが嬉しいです。ありがとう。ありがとう。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
他にもいくつか採用されました!が来ているのですが
また折を見てご紹介しますね。

 


kimutatsu

英字新聞を使って

Posted on: 2016年3月14日(月) 15:29

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3月12日のThe Japan Timesの一面です。新聞を読んで英語を勉強
することってとても楽しくていいのですが、いつも言っているとおり、
いくら多読していても伸びません。多読の前に理解が要ります。

たとえば見出しのFive years onとありますが、このonって何ですか。

それを調べもしないで音読したり暗唱したりしても意味ないですよね。

そりゃonがわからなくても、全体の意味はわかるでしょう。でもその
人がこのonを理解しない限りは、X years onという表現を使って
英語で言いたいことを表現することはできないはずです。

意味がわからない単語があっても読み進めるというのは、あるレベル
を越えた人に対しては有効でしょうが、そうでない人は理解しようと
することが大事です。理解したうえで覚えてしまうことです。

そうすると少しずつですが英語力が伸びます。

全部の記事の知らない表現を調べながら読むとえらい時間がかかり
ますので、興味のある記事を使ってやればいいと思います。

04

次にこのAbe trumpets recovery, but progress still lags for many.
ですが、このtrumpetは日本人にはなかなか使えない動詞ですね。

「安倍首相は復興した復興したとトランペットを吹いているが」という
ニュアンスでとらえてもらえればいいと思います。

このtrumpetは「言い広める、喧伝する」というような意味です。

こういうtrumpetの使い方は自分にはないなぁと思ったら覚えることで
表現力がアップします。

「へー、こんな使い方があるんだ。」
「こんな使い方があるとは知らなかった。覚えよう。」
「このtrumpetを使って、自分で適当に英文を15文以上作ろう。」

この3通りの反応があるとすれば、脳に残るのは3番目の人だけです。

2番目の人もいいのですが、単に音読して覚えるだけではそのうちに
忘れてしまいます。

これはいいなと思った表現に出会ったら、自分で例文を作ることです。

自分で使うと単語や熟語は覚えられますし、自分の表現力が伸びる
のを感じることができます。

どうぞやってみてください。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみにAbeで始まる文ですが「安倍は復興した復興したと
声高に叫ぶけれども、多くの人たちにとっては、復興は依然
遅々として進まず」というような意味です。

 


kimutatsu

復習の鬼になります

Posted on: 2016年3月10日(木) 6:00

01

昨年4月から『攻略!英語リスニング』を定期購読してきました。生徒
たちに『基礎英語』を続けなさいと言っている手前、自分も新しいこと
をやってみようと思い立ったのがきっかけでした。

こういう教材を1年間続けたのは初めての経験で、とてもがんばった
なぁと自分をほめてやりたい。笑

でも昨日、職員室で上の2015年4月号を読み返していたのですけれ
ども、自分の取り組みが甘い箇所もあることがわかりました。

毎月きっちりやるのはきついのですが(特に8月あたりはきつかった)
甘えているとどうしてもそれが癖になってしまうんですよね。

甘えるのが。

なのでもう一度4月号からやり直して、何度も聞きこんで読み込んで
最終的にはコンテンツ全部を暗唱してやろうと思います。

12か月分をしっかり音読し、すらすらと英文が出てくるようにします。

今年も定期購読を申し込みましたので、新しい2016年度のものとと
並行しながら勉強していきます。

講師の柴原さんに連絡すると、とても喜んでくださいました。

毎月480円。

こんな安い値段で自己研鑽ができるのですから、本当にいい時代に
なりましたね。

サボらなければ英語なんか誰でもできるようになる時代になりました。

中国語の勉強も同じようにしていきます。

勉強して、自分のクオリティを上げるのって、本当に楽しいことですね。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は東京大学の合格発表です。楽しみです。

 


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