KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年10月8日

kimutatsu

リスニングの授業

Posted on: 2010年10月8日(金) 9:18

 

 

 

 

 

 

 

 

  
ジュンク堂書店さん(新宿)での様子です。本当にありがとうございます。
長いことお伺いしてないなぁ。12月に上京する際に顔を出させていただこう。

昨日は66回生を受け持って初めてリスニングの授業をしました。

先日、数研出版の『リスニング・ラボラトリー』という教材を採用しましてねぇ。
採用したというとちょっと違うのかなぁ、でも採用しました。

CDだけね。

本は買ってへん。CDだけ採用しました。生徒に1枚ずつ配布しました。

「このCDに入ってる全ての英語をディクテーションしてもらうからね!」と
笑顔で生徒たちに言うと、泣きそうな顔をして喜んでくれました。

簡単なものであればあるほどいい。

昨日は写真を見ながら、その写真に合う正しい英文を選ぶ問題でした。

男性がポケットに手を突っ込んで立っている写真がありましてね。

  A:  The hands are in the pocket.
  B:  The hand is holding a racket.
  C:  The man is getting into a rocket.

生徒たちはCで爆笑していましたが、爆笑できるということは聞き取れた
という証拠です。

こういう感じの問題が5題ありましたが、ほぼ全員5題とも正解しました。

しましたが、それがなんだって言うんだ?

3択でなかったら、たぶん間違っていた生徒だっているはずです。

ですから、じゃあCDを適当に流すから全部書き取れよと指示をしまして、
5題×3文の15文を生徒たちは書き取っていきました。

そうなると細かい部分で間違います。

本当はtheなのにaと書いている生徒。
本当はcapなのにcatと書いている生徒。
本当はsheetなのにseatと書いている生徒。

正解できても、それは3択やったからです。「なんていう英語が流れた?」
と尋ねられたら間違えていたわけですから、聞き取りの精度は低い。

というわけで、昨日はリスニング・・・というか、ひたすらディクテーションを
やってもらう授業でした。

宿題が増えましたが、生徒たちは大喜びしてた・・・のではないかと思います。

宿題はこういう形式で行います。

① 生徒たちに「明日までにUNIT3を書き起こしておいで」と指示をします。
② 翌日の授業でスクリプトを配布して間違いを訂正します。
③ その後、CDを流し、間違えた箇所に注意して何度も発音します。
④ CDの速度で発音できるよう、スクリプトを見ないでシャドーイングします。

聞き取れなかった箇所は、聞き取れなかった原因があるはずなのですね。
それを分析してもらって、その上でCDの音をそのまま丸呑みします。

毎日1UNITずつやれば、結構な力が付くのではないでしょうか。
授業の頭に10分ずつリスニングをしたことも何年か前まではありました。

でもそれだけでは絶対にリスニング力は付きません。

生徒に嫌がられるのを覚悟で、CDだけを配布しました。

CD1枚まるまるディクテーション。考えただけでワクワクしますなぁ。

 


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