ジュンク堂書店さん(新宿)での様子です。本当にありがとうございます。
長いことお伺いしてないなぁ。12月に上京する際に顔を出させていただこう。
昨日は66回生を受け持って初めてリスニングの授業をしました。
先日、数研出版の『リスニング・ラボラトリー』という教材を採用しましてねぇ。
採用したというとちょっと違うのかなぁ、でも採用しました。
CDだけね。
本は買ってへん。CDだけ採用しました。生徒に1枚ずつ配布しました。
「このCDに入ってる全ての英語をディクテーションしてもらうからね!」と
笑顔で生徒たちに言うと、泣きそうな顔をして喜んでくれました。
簡単なものであればあるほどいい。
昨日は写真を見ながら、その写真に合う正しい英文を選ぶ問題でした。
男性がポケットに手を突っ込んで立っている写真がありましてね。
A: The hands are in the pocket.
B: The hand is holding a racket.
C: The man is getting into a rocket.
生徒たちはCで爆笑していましたが、爆笑できるということは聞き取れた
という証拠です。
こういう感じの問題が5題ありましたが、ほぼ全員5題とも正解しました。
しましたが、それがなんだって言うんだ?
3択でなかったら、たぶん間違っていた生徒だっているはずです。
ですから、じゃあCDを適当に流すから全部書き取れよと指示をしまして、
5題×3文の15文を生徒たちは書き取っていきました。
そうなると細かい部分で間違います。
本当はtheなのにaと書いている生徒。
本当はcapなのにcatと書いている生徒。
本当はsheetなのにseatと書いている生徒。
正解できても、それは3択やったからです。「なんていう英語が流れた?」
と尋ねられたら間違えていたわけですから、聞き取りの精度は低い。
というわけで、昨日はリスニング・・・というか、ひたすらディクテーションを
やってもらう授業でした。
宿題が増えましたが、生徒たちは大喜びしてた・・・のではないかと思います。
宿題はこういう形式で行います。
① 生徒たちに「明日までにUNIT3を書き起こしておいで」と指示をします。
② 翌日の授業でスクリプトを配布して間違いを訂正します。
③ その後、CDを流し、間違えた箇所に注意して何度も発音します。
④ CDの速度で発音できるよう、スクリプトを見ないでシャドーイングします。
聞き取れなかった箇所は、聞き取れなかった原因があるはずなのですね。
それを分析してもらって、その上でCDの音をそのまま丸呑みします。
毎日1UNITずつやれば、結構な力が付くのではないでしょうか。
授業の頭に10分ずつリスニングをしたことも何年か前まではありました。
でもそれだけでは絶対にリスニング力は付きません。
生徒に嫌がられるのを覚悟で、CDだけを配布しました。
CD1枚まるまるディクテーション。考えただけでワクワクしますなぁ。