KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2012年4月11日

kimutatsu

あと1年で仕上げる

Posted on: 2012年4月11日(水) 23:41

 

 

 

 

 

 

 
授業が始まりました。と言っても週末には健診と宿題考査があるので、実質的
には来週からみたいなもんで、今日は今年1年の方向性について話しました。

そして教材を配布して、英字新聞の一節をreciteしておしまい。

明日はリスニングを行います。

リスニングはもうセンター試験レベルはクリアしたものとして、高2では『東大英
語リスニングBASIC』からスタートし、ちょっとずつ長いのを聞かせます。

最終的には10分ぐらい、集中して英語を聞ける状態にすれば、東大の英語は
5分間のリスニングなので(5分が3題、2回放送されて合計30分)10分ほど
続けて英語を聞けるリスニング体力があれば、東大レベルなら大丈夫。

と同時に5分以上英語を話すトレーニングも行います。

誰かに5分間英語を話させて、それをみんなで聞き、終わってから英語で質疑
応答をするという授業になります。

受験には関係なさそうに見えるでしょ?

それが大違い。

それを効果的に行うことによって、リスニング力が大幅にアップしますのや。

ただしその前に頭の中に巨大なデータベースを作っておかねばなりませんので
だから中学の時からひたすらrecitationを繰り返してきたのです。

言うなれば、今までの修行は今年のためにあると言っても過言ではない。

今までの修行がリーディングの礎となり、リスニングの礎となり、もちろんライティ
ングの礎となるんやなぁ。

というわけで、生徒たちにはあと1年で受験に関して言えば英語はおしまいねと
いう話をしました。もちろん高3でも授業はやるにはやるけど。

やるにはやるけど、高3になって英語や数学が足を引っ張ってる状態やと、残念
ではあるけど東大はちょっと現役ではきついからねという話をしました。

高3になると、どうしても英語や数学なんかやってられないぐらい、理系の理科や
文系の地歴をできるところまで伸ばしてもらわんとあかん。

なので、英語や数学は高2までで仕上げるつもりで取り組むことになる。

とにかく現役で合格したかったら、付いてきなさいという話をしました。英語に関
しては、たいがいの生徒は大丈夫。今年度も頑張ってもらいましょう。

必殺ツール:ユメタン②
        ユメジュク
        授業の教材(Ultra English)
        Why don’t you recite?の自作プリント
        ユメブン①および英作文のテキスト(自作)
        東大英語リスニングBASIC
        東大英語リスニング
        東大英語リスニングSUPER

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
いよいよ高2。この1年で仕上げます。楽しみでなりません。

 


kimutatsu

本をご紹介します

Posted on: 2012年4月11日(水) 19:07

 

 

 

 

 

 
久しぶりに本をご紹介。ここに挙げたもの以外も読んでるんですけれども、まぁ
推薦するほどでもないかなと思ったものは挙げていません。

1.『ママの狙撃銃』 荻原浩 双葉文庫
  荻原(Ogiwara)さんの小説は本当に軽快で、それでいて読み応えがあり、
  ストーリー展開が面白くてワクワクできます。この小説では「ママ」の苦悩が
  上手く描写されていて、しばらく間をあけて再読したいなと思わされました。

2.『風の中のマリア』 百田尚樹 講談社文庫
  ストーリー自体は平易なので、彼が『永遠のゼロ』で見せたようなストーリー
  の深さはありません。それなのにご紹介するのは、彼の日本語の使い方の
  上手さに感心するからです。それと小説を書くにあたって、かなり資料を読み
  こみ、勉強されたんだなということがわかります。小説って妄想ではないとい
  うことがこういった優れた作家の作品を読めばわかりますね。

3.『憑神』 浅田次郎 新潮文庫
  出かけるときには何かの小説を鞄に放り込むんですが、気楽な作品のほう
  がいいなと思って、書斎の書棚にあったこの小説を取って再読しました。
  やっぱり浅田先生は天才ですねぇ。どうすればこんな作品が書けるんやろう。
  ストーリー展開、日本語の美しさ、技巧など、様々な点で楽しめる作品です。

4.『霧笛荘夜話』 浅田次郎 角川文庫
  霧笛荘という古いアパートの住人が繰りひろげる人間模様を、時には涙を流
  しながら、時には笑い皺を気にしながら、そして時には人間の生き方ってのは
  結局は一元的ではないんだなということを確認しながら、じっくり読んでほしい。
  本当の幸せってのは何なんでしょうね。すぐにでも再読したい作品です。

若い人は本をあまり読まなくなったと言われますが、本当にそうなんでしょうか。
むしろ大人のほうが読まなくなったのではないかと僕は思っています。

教員や親が本を読み、本について語るからこそ、生徒や子供たちも本を手に取
るのではないでしょうか。

忙しい中でも本を開く気持ちの余裕を持ちたいものです。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
5月2日と3日は灘校の文化祭です。どうぞおこしください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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