ロンドンオリンピックが近づいてきましたね。今年も高1生徒たちはイギリスに語
学研修旅行に希望者が行くのですが、頑張ってきてほしいなと願っています。
石崎先生のブログに動作動詞をどう見分けるかという話が載っていました。
動作動詞を現在完了の継続の意味で用いるとhave been doingの形になる
ことが多くあります。必ずというわけではないですけど、そうしたほうが「躍動感
があっていい」んだそうです。ピーターセン先生と飲んだときに仰っていました。
したがってI have been playing the piano since I was five.という英語
になります。
状態動詞の場合にはI have lived in Kobe for 10 years.というふうになり
ます。つまりhave been livingとはならないわけです。
ということはその動詞が動作動詞なのか状態動詞なのかを見分けないとあかん
ということになりますね。
例文集などを見ると、It has been raining since last night.とある。
えぇ!「雨」が動作かよ!と思う人がたくさんいますので、rainやsnow等は空の
動作だと説明する人がいたり、例外だと教える人がいたりするそうです。
僕は授業をする際に昔から次のように説明するようにしています。
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動作動詞ってのはその内容を一旦ストップしてすぐにスタートできる動詞、
状態動詞は一旦ストップしたらすぐにはスタートできない動詞と覚えよう。
したがって「雨」の場合、止んだなと思ってもすぐにまた降りだすということ
がありうるので動作動詞、liveやstayなどは、それがある程度の期間に
及ぶ場合には、「神戸に住むのを止めて、また住みはじめる」ということが
一般的には考えられないので状態動詞ということになるのです。
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学者じゃないんだからこんな議論は不毛なのかもしれないけど、とにかく大事な
のはこういう理屈を理解したら、いろんな文例を見て体感することです。
それだけではありません。
なるほどねと思った人は自分で「過去から現在までずっと~してきた」という文を
20文ぐらい作って、それを誰か英語ができる人に見てもらってください。
そういった活動をすることによって、理解が血肉となります。
文法ってのは面白いけど、あぁだこぅだと理論をいじっている間はつまらない。
それに誰かが作った例文を暗唱している段階もあまり面白くない。
参考書を見て理解したら、自分で文を作って実際に話してみましょう。参考書や
例文集は助けにはなります。でも自分で英語を使うからこそ力が上がるのです。
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
このあたりの理屈については石崎君や佐藤君と作った『ユメブン』に
詳細を書きましたで、参考にしてくださいね。