KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2015年10月12日

kimutatsu

読書

Posted on: 2015年10月12日(月) 10:50

73-006

毎月、生徒たちには本を推薦しています。「73回生の本棚」という
ハンドアウトを配布し、そこに僕が読んだ本の中で、読んでほしい
と思う本を紹介し、それぞれにコラムを書いています。

生徒たちは読むことを義務付けられているわけではありません。

「読め」と言われてやる読書はつまらないです。

逆に読書が嫌いになります。

毎月、他の先生方と協力して何冊かの本を推薦していますので
そのなかで読みたいなと思う本を読んでくれればいいのです。

66回生のときも発行していました。当時は福島に移住した前川君
が編集長でした。いまは僕が編集長です。

先月は『夢をかなえるゾウ』を推薦しました。

生徒たちは本を読んだら読書カードを提出します。

心に残ったことと紹介者(僕です)への手紙を書いて出すのです。

読書感想文を書くと読書自体がつまらなくなることもありますから、
上に書いた2つを数行に書いて提出してもらうことにしています。

『夢をかなえるゾウ』を読んだある生徒から読書カードを貰いました。

心に残ったことの欄には「人の意識は簡単には変えられないから
行動を変えろ」というところが心に残っていますと書かれていました。

そして僕への手紙には「自分は思い切って自分のスマホからゲーム
を消してみました。これが自分の将来にとって良い結果になると
いいです」と書かれていました。

単に本を読むだけでなく、そこで学んだことを自分なりにかみ砕いて
行動へと反映させるのは素晴らしいことですね。

意識はなかなか変えられない。行動を変えねばならない。

『夢をかなえるゾウ』に書いてあったそのその部分を読んで、自分
はどうだろうと考え、「勉強に専念したいと思っても、ゲームがあるが
ゆえにいつの間にかゲームをとめどなくしていたというのが多々
あったので」ゲームを消してみたというのは、素晴らしいことです。

大人でも悪いとわかっていても流されることが多いのに。

自分が推薦した本が生徒たちの行動につながったことが嬉しくて、
これからも、彼らが卒業するまで本を推薦し続けようと思います。

推薦するのは毎月数冊ずつ。多いときは6冊から8冊になります。

全部読まなくていいと思うのです。

でも「これは」と思った本だけでも、彼らが読んでくれればいいなぁと
僕は思っていますし、うちの学年の他の先生方も同じだと思います。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
灘は明日から二学期中間考査です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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