KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2018年3月

kimutatsu

東大の発表

Posted on: 2018年3月12日(月) 22:01

todai1

結局、東大の合格者数は90数名だったそうです。そのうち
理三は15名ほど。これがいいのかどうかはわかりません。

教員としては不合格になった子もいるので、この数そのも
のにはあまり関心はありません。職員室でも東大の合格者
数についてはまったく話題になっていませんでした。

それより2020年度入試について、東大から発表がありまし
たね。合格発表があった3月10日に。

東京大学は2020年に始まる大学入学共通テストで導入され
る英語の民間資格・検定試験について、成績の提供は受け
るものの、合否判定には使わない方針を明らかにしました。

つまり現在のセンター試験に代わるマークシート試験及び
二次試験のみの成績で合否判定を行うとのことです。

民間試験の活用を巡っては、異なる試験の成績を同じ基準
で比較するのは困難との意見が根強く、東大の方針は他の
大学にも影響を及ぼすのは間違いありません。

東京大学さすが!という声がネットに溢れています。

僕も東大が常識的でよかったと思っています。

東大に右へ倣えの他大学もおそらく追随するでしょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
当たり前といえば当たり前なんですけどね。
まったく文科省にはしっかりしてもらいたいものです。

 


kimutatsu

2018年3月11日

Posted on: 2018年3月11日(日) 13:43

fukushima19

ご存知のとおり、福島でずっとボランティアで英語を教える
活動を続けています。あれから7年ですね。

帰還できる地域が広くなりました。それはいいことです。

でも帰還できないのです。町がないので、帰っても生活がで
きないという現実が待っているからです。

僕があの災害のあと、はじめて東北を訪れたのは翌年2月で
そのときはまだこんな風景がありました。

04

今はもうこういう風景に出会うことはありません。

でも神戸が2年から3年で復興したのに比べれば、まだまだ
だと思いますし、福島に行って前川君と車であちこちまわる
たびに「これではあかんなぁ」と思ってばかりいます。

現地に行けないという人はもしかしたら「いつか行こうとは
思っているんだけど」と思っているかもしれませんね。

でもね、いいのです。みんな忙しいのですから。

大切なことは「忘れない」ということです。それでいい。

そして時間とお金に少し余裕ができたら、僕たちの活動を少
しだけでいいのでお手伝いください。

きっと僕はいまの活動をずっと続けていきます。それだけは
自分自身にいつも言い聞かせています。足腰がしっかりして
いる間はずっと続けます。

皆さんのご参加をお待ちしています。

改めまして、2011年3月11日にお亡くなりになった方々に対
しまして、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
娘と一緒に墓参りに行ってまいりました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

それぞれの春

Posted on: 2018年3月10日(土) 21:27

todai3

いろんな人から「東大は何人合格だったのですか」といった
ご連絡を頂くのですが、知りませんねん。

だって期末考査中で、午前中で帰れるんですもん。

明日は日曜日やし、月曜日に行って確認はしますが、東大の
合格者数そのものにはあまり興味がありません。

そりゃ高3の先生方は把握されてるんでしょうが、他学年の
教員はほとんどが午前中で帰宅したので、合格者数を知らな
いですし、高3を教えている教員であっても「数」にはあま
り興味がないと思われます。

僕も高3生は野球部の子たちしか知らないんです。

野球部員からは連絡が入っています。キャプテンも合格した
という連絡をもらいました。

東大でも野球を続けるそうです。神宮球場に応援にいこう。

東大に限らず、志望大学に合格された皆さんはおめでとう!

4月からは新しいステージで頑張ってください。間違っても
これで遊べる!というツマラン気持ちは持たないようにして
ほしいな。バイトでカネを稼いでばかりいるツマラン大学生
にならないようにしてください。

どうせ数年後からは嫌というほど働くことになります。

むしろ学生時代は、僕の願いとしては、日本の行ったことの
ない場所、観光地ばかりではなくて福島第一原発の近くとか
沖縄の辺野古とか、そういったところにも足を向けてほしい
ですし、時間とカネが許すのであれば外国である一定期間を
過ごすのもいいのではないかと思っております。

生きていくうえで大事なものは1つには知識、そしてもう1
つは経験値です。皆さんは経験値が足りません。

部活やバイトばかりしている大学生にならないようにしてほ
しいと願っております。

志望大学に落ちてしまった人で後期を受ける人は最後までが
んばりましょう。もういいやと投げ出さないことです。

先生方は後期の分まで願いを込めて調査書を作ったのです。

浪人が確定してしまった人、1年後に「浪人してよかった」
と心から言えるように、勉強だけをし続けてください。

これ以上はできないと思えるぐらい、勉強してください。

「勉強もいいけど、たまには」というメンタリティーにな
ったら、来年もきっと不合格になります。断言します。

それぞれの春。

一生懸命に生きていってください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕は現役で関西外国語大学という大学に合格したのですが
どうも納得できず、浪人しました。人生は1度なのですから、
納得できなければ合格した人でも蹴ればいいと思います。

 


kimutatsu

届き始めた

Posted on: 2018年3月9日(金) 23:16

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散歩は楽しいはずなんですけどね。彼女にとっては生まれて
初めて見るものばっかりなんで、ずっとびくびくしてはるん
ですわ。自転車が来るとぶるぶる震え、車が来るとぶるぶる
震え、河川敷にやってくるとぶるぶる震えて歩けず。

僕が抱っこしてる時間のほうが長いんちゃうん。

生徒たちの合格通知が届き始めました。

滋賀大や信州大の医学部など、国立大医学部の合格の知らせ
が届きました。中には多浪していた子からの知らせもあって
職員室は「よかったなぁ」の声で溢れました。

明日で前期試験の合否がそろいますね。

楽しみにしています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
そんな中、僕は中3生たちの採点をしております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

仙台白百合学園さんにて

Posted on: 2018年3月8日(木) 22:16

shira

先日、仙台白百合学園のSGH中間報告会に参加させていただき
ました。正直、スーパーグローバルハイスクールがどういった
活動をしているのか知識がなかったので、興味がありました。

生徒たちが英語や日本語で活動報告をしているのを聞き、これ
を大学に入ってからの自分の学びに続けられれば面白そうだな
と思いました。

同時に、こういう活動の中から「これは自分にとってはどうも
興味がありそうだな」というものを見つけられればいいなとも
思いました。経験の中からそういうものは見つかりますからね。

僕は依頼されて英語の勉強法についてお話をさせて頂きました。

実際に仙台白百合学園の生徒たちに、『ユメタン』で語彙習得
の方法を説明し、その後はリスニングやスピーキングの力を
どうやって伸ばすのかについてお話をしました。

お世話になった先生方と生徒たちには感謝申し上げます。

仙台、まだ寒かったですが、とても温かいおもてなしを受けて
いい気分で帰ってまいりました。

また、他の学校のSGHの活動も教えていただける機会があれば
いいなと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
灘校は土曜講座の中でいろんな業界の人たちの話を
聞く機会を作っています。机上の勉強だけではなかなか
「将来はこれをやりたい」が見えてこないんですよね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

東大合格=成功とは限らない

Posted on: 2018年3月7日(水) 21:06

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東京大学に入った人が最近はもてはやされて「東大」という
言葉が記号化されつつありますし、努力した結果なので、
それ自体どうこういうつもりはありません。

でも東大に入った全員が全員、東大になじめるわけではなく、
なかには東大に違和感を覚えて去っていく人もいます。

東大なんか行かなければよかったと後悔する人もいます。

僕の教え子の中にも途中で東大をやめ、再受験して他大学で
頑張っている人が何人かいます。

去年の夏ぐらいか、教え子がひとり連絡してきて、東大には
入ったものの上手くなじめず、もうずっと行ってないのです
と報告してきてくれました。

で、どうするの?と聞くと、東大以外の大学の医学部を受け
て医者になろうと思っています。もともと医学部志望でした
し、そのほうが自分には合ってると思いますとのことでした。

人生は1回きりなので、自分で決めればいいよと言ったので
すが、その教え子から昨日連絡があり、国立大学の医学部に
合格したとのことでした。

医学部に合格しても、またなじめるかどうかなんてわからな
いわけで、それは灘校に合格した子が灘校になじめない場合
だってありますので、僕たちは一応おめでとうとは言うけれ
ども、心の中では「うまく適応できればいいな」と思います。

昨日もそうでした。

合格しました!という連絡があったのですが、そしてもちろ
ん「おめでとう!」とは送ったのですが、彼が次の大学では
うまくやっていければいいなと願っています。

東大合格=成功
灘校合格=成功

こんな単純なものではありませんわ。

光の部分があれば陰の部分だってあるのです。

彼には、東大になじめなかったからこそ弱者の気持ちがわか
る良い医者になってほしいと願っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
人生いろいろあります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

Flu Again

Posted on: 2018年3月6日(火) 23:49

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現在、期末考査中なのですが、実は数週間前に学年閉鎖を
したばかりの中3なのに、またしても増えてきたんです。

インフルエンザで欠席する生徒が。

本当は明日、考査3日目を迎えるはずだったのですけれど、
ちょっとこのままでは考査が成立せんだろうということで
水曜日は臨休となりました。

木曜日はもともと試験の中日で休校でしたから、生徒たち
(と教員たち)は思わぬ連休となりました。

体調が悪い生徒についてはこの間にしっかりとケアをして
また金曜日からの試験に臨んでほしいと思います。

予定が狂ったので、採点を頑張らないといけません。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今年はえらい流行っているんですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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木村とさくらのひな祭り

Posted on: 2018年3月5日(月) 22:55

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この写真みてくださいよ。仙台白百合学園のKさんが作って
くれたんです。高1の生徒です。

去年の福島での勉強合宿に参加してくれた生徒です。

今回、仙台白百合学園のSGHの報告会で講演を依頼されまし
てね。その後は高1生徒対象に授業もしました。分科会で。

その授業の生徒の中にKさんがいたんです。

僕とさくらの写真を使って、ひな祭りのお人形さんです。

帰ってから写真を見たのですが、心がふんわりしました。

Kさん、ありがとうね。また会いましょう!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
こういう人とのつながりが嬉しいものです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

新しい入試になると言っても

Posted on: 2018年3月4日(日) 15:27

kg3

大学入試が2020年度入試から変わるっていうんでいろいろと
話題になっているのですが、英語に関して言えばぶっちゃけ
国公立大学の二次試験に合わせた勉強をしておくべきです。

私立大学に入りたいというのであればセンター試験に合わせ
た勉強をしておけば対応できるわけですし、早稲田や慶應の
場合だって、4技能型もへったくれもないでしょう。

大学に入ってから重視されるのは読む力なのですから。

あるいはレポートや論文を書く力なのです。

英検2級レベルの英語力を持って「英語ができる」と思って
いる人なんて大学には誰1人としていないでしょう。

英検2級レベルの「話す力」なんて、実社会に出たら全然使
えないわけで、みんなそんなことわかってるでしょう?

それなのに、民間の試験を導入すると話す力が伸びるなんて
お馬鹿なことを言っている人がいるのが信じられないわ。

それなら民間の試験を最低でも英検準1級にしないと。

最低でもね。

kg6

僕の生徒たちは、いわゆる新タイプの1期生になります。

どうなるのですかと保護者から問われることもあります。

そういうときは「僕に聞いてもしょうがない。文科省に電話
をして聞いて、むしろ僕に教えてくれ」と答えています。

僕のほうはあの子たちがどの大学を受験しようとも、揺るが
ない英語力を身につけて卒業させてやろうと思っているだけ。

甲子園に出る学校の野球部の監督はきっと妥協しないで練習
しているんでしょう?それが「青春の姿」と言われます。

志望大学に入るために勉強するのだって同じですわ。妥協せ
ずに勉強してもらいます。それもあるべき青春の姿だと僕は
思っているのです。

勉強だと「やらせすぎ」とか言われる。野球だと「青春」な
どと言われる。馬鹿馬鹿しいことこのうえない。

東大に入りたい!という子にとっては部活動は単なる趣味に
過ぎないわけで、でも体づくりは大切なので僕はやってもら
いたいと思っています。体育の授業みたいなものです。

一方、甲子園に出る子たちでも、最低限の勉強ぐらいしてお
かないと社会に出たら困ることになるので、やってもらいた
いと思っています。

灘の子たちは大学に行きたいと言っているのです。それもみ
んな、びっくりするような難関大を目指しています。

であればこちらも妥協しません。

僕は英語のプロなので、アマチュアの人たちをプロレベルに
引きあげるのが仕事です。そう考えているので妥協しません。

僕が生徒のレベルに合わせて「あの子たちにはこういうこと
は無理」なんてアマチュアなことを言っていたら、彼らの
英語力は絶対に!絶対に!伸びないのです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
4月からは『ユメタン①』の総ざらい。9月からは
『ユメタン②』に入りますが、ロンドン組だけは
4月から『ユメタン②』をやっていってもらいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

この夏はロンドンです

Posted on: 2018年3月3日(土) 7:53

london2

今年は生徒たちと一緒にロンドンに行くんですよ。7月から
8月にかけて約3週間。楽しみにしています。

昨日ある生徒が僕に話しかけました。

生徒:夏にロンドンに行きたいんですが。
木村:申し込めばいいよ。
生徒:人数が多いとどうやって選ぶんですか。
木村:英語力とか普段のやる気とか、まぁ諸々やな。
生徒:僕、やる気はあるんです。
木村:いいんじゃない?人間みんなそうだ。
生徒:自分なりに頑張っているつもりなんです。
木村:それもほとんどの人間がそうだ。
生徒:僕、選ばれますでしょうか。
木村:そんな遠い未来のことはわからないわ。
生徒:まーじーかー!
木村:自分なりに頑張ってる程度の頑張りじゃ無理かも。
生徒:じゃあどれぐらい頑張ればいいんでしょう?
木村:誰が見てもあいつは頑張ってると言われる程度で。
生徒:確かに。自分なりにって便利な言葉ですよね。

行く生徒たちを対象にして、英語を話す講座を放課後にやり
ます。これは66回生のときもそうやったのです。

ロンドンに行く生徒たちじゃない子でも参加できます。

ただ、みんな間違ってるのは、英語を話すのはそれほど難し
いわけではないんです。『ユメタン①』をやったうちの生徒
たちも「英検2級は『ユメタン①』をやっていれば楽勝」と
言っています。要するにあの程度の語彙があれば、基本的な
ことなら英語が確実に話せます。

問題はですね。むしろリスニングなんですよ。

自分だけで勝手に話しているわけにはいきません。

相手が何かを話す。
自分がそれに対して話す。
相手がまたそれに返事をする。

こういうことを相手が言ったんだなと認識できない人が好き
勝手に話していると会話が成り立ちませんよね。

相手:Where are you from?
自分:I’ve never been to your mother country.
相手:No, I’m wondering where you’re from.
自分:Oh, I am here from morning till night.

会話にならへん。

したがって上に書いた英語を話すための放課後講座はリスニン
グ力を伸ばすために行うという意味もあります。

話す力を伸ばしたければリスニング力を同時に伸ばす必要があ
るんですよ。スピーキングだけなら楽なもんです。

いずれにしても楽しみです。

僕も生徒たちに負けないよう、リスニングとスピーキングの力
を錆びつかせないようにしておこうと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ロンドンに行く生徒たちには集中的に語彙や表現を
たくさん覚えてもらいます。
I want them to arm themselves with a lot of words and expressions.

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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