KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 日記

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英文法の授業に思う

Posted on: 2009年11月18日(水) 22:27

旭屋書店甲子園ららぽーと店さん
(旭屋書店甲子園ららぽーと店さんです)

僕が教えている中2生徒たちですが、10月22日から高校英語に突入しまして
しかし英語Ⅰの教科書エレメントには全く入らず、毎日英文法をやってます。

ある程度、英文法をやってから英語Ⅰの教科書をどんどんやります。

以前は英語Ⅰの教科書を読みながら「これがS、これがV」なんて説明をして、
まるで英語の授業なのか構造分析ゴッコなのかわからない授業をしていたの
ですが、今はもうそんなことはしていません。

もっと効果的に英語の成績を上げる方法がわかったので、構造分析は正直
必要最小限の、驚くほど構造の複雑な箇所だけにしています。

倒置構文のところとかね。

英文法もすでに時制→5文型(授業時間15分)→仮定法→助動詞→態まで
終わりました。週明けから不定詞です。終われば動名詞。

生徒たちは英文法を勉強していますが、僕の英文法は英文法なのか読解な
のかリスニングなのか英作文なのかわからないミックスタイプなので、恐らく
飽きずにやってくれていると思うんですけどねぇ。

今日は仮定法の5回の試験で不合格になった生徒たちを相手に追試をし、
さらに不合格になった生徒たちにおよそ3時間の補習をしました。

補習といっても、僕はほとんどウロウロして生徒と喋ったり、椅子に座っては
ぼけっとしていたり、また机間(きかん)巡視をしては生徒と喋ったり・・・

英文法って教員が解説ばかりしていては、あまり力がつきません。

もっと生徒たちにアクティブに勉強させることですね。そうすれば英文法の授業
だけで読む・聞く・書く・話すの4技能ともアップさせることができる。

否、『ユメタン』方式でやれば、単語の勉強だけでも、英語力を相当アップさせ
ることができる。実際そうやって成功してる先生方がいっぱいいらっしゃる。

というわけで、でも最近気がついたことがあるんです。

生徒らが僕をデビルだのイーヴォーだの鬼畜だの家畜だの言わなくなった。 
解説が終われば、当たり前のように音読をし、暗唱をし、暗写をしてる。

慣れたのか?\( ̄_ ̄)/

あんなハードな授業に慣れたっていうのか?\( ̄D ̄)/オイオイ

態を能動態から受動態に変換することを、文法用語で「変態」と呼ぶのだ・・・

なんて授業に慣れたっていうのかぁぁぁぁ!?

うーむ、当たり前のように黙々と音読をし(黙々と音読するってのはおかしいが)
さらにそれが終わると黙々と暗写をする生徒たちを見て、「なかなかやるやん」
と思い始めている木村なのです。

その調子、その調子。

 

(追記)大した授業でもありませんが、来月は北海道から授業見学に
     いらっしゃるということで、嬉しく思っております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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せっかちにつき

Posted on: 2009年11月17日(火) 23:22

メモ帳

昨日、メモについて書いたら、日本中のたくさんの先生方からメールを頂戴し
ました。前田先生もブログにメモのことをお書きになりました。
                     ↓
      こちらをご覧あれ!

上の画像は昨日書いた僕のメモ帳です。手の平サイズ。

そして後ろでひっくり返って寝てるのがモモです。コイツ、常に寝てるんよなぁ。
食ってるか、でなければ寝てるか・・・犬ってのはそんなものなのか?

それはさておき、メモ帳ですが、僕は何冊か使い分けております。鞄のなかに
3種類のメモ帳を入れていて、必要に応じて使い分けてる。

どれも小さいので嵩張らないですしね。

鞄を持ち歩かないときでも、上着やジーンズのポケットにメモ帳を入れてる。
そして飲み会なんかあると、テーブルの上に置いておいて、誰かが言ったこと
が心の琴線に触れたら、それを書きつけることにしております。

書きながら話を聞くので、喋っている相手は少しゆっくり喋ってくださいますし、
相手が喋っていることを聞いているというサインにもなるので、非常にいい。

ぜひとも実践あれ。

ところで蛍雪時代に連載しているコラムですが、旺文社のパスナビにアップ!
されましたので、よかったらお読み下さいね。
         ↓
      こちらへどうぞ!

おかげさまで蛍雪時代のコラムも好評ということで、感謝申し上げます。
学校によってはLHRの時間に印刷して配布し、音読されているとのことでした。

私のコラムを音読・・・凄い!

最近、そういえば絵葉書を大量に買い込んで、いろんな方々に送っております。

いや、決して暇なわけではないのですが、空き時間や移動時間を利用して書い
ています。『ユメタン』を使ってくださっているお礼とか季節の挨拶とかですね。

あと1ヶ月もすれば年賀状を書かないとダメですね。

今年は年賀状を500枚注文しました。

年賀状ってメールが普及してから減っているそうですね。でも何となくメールって
私らの世代からすると、どうも年賀の挨拶をするのには適さない気がします。

今年お世話になった方々の顔をお一人ずつ思い浮かべながら、何時間もかけ
ながら、1言ずつ手書きで添えていこうと思っております。

昨年は父が亡くなったので、喪中につき、誰にも年賀状を出しませんでしたが、
今年はその分・・・ってわけでもないのですが、妙に張り切っております。

気が早い? ええ、意外とせっかちなのです。

  

(追記)生徒諸君、その前に期末考査があるなぁ。

 


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物を作るということ

Posted on: 2009年11月15日(日) 22:01

私の作品!

先週の金曜日に遠足があり、わが66回生は有馬富士公園に行ったあとに、
焼き物を作りに陶の里に行ってまいりました。上の画像は僕の作品です。

遠足で焼き物を作りにいくのは久々ですが、何度やっても難しいですね。

生徒たちもそれぞれのクリエイティビティを発揮して、楽しんでいたようです。

なににつけ、物作りというのは面白いものです。特に最近思うのは、こういう
形あるものを作ることの面白さと儚さですね。 

いつかは絶対に壊れてしまうのですが、それでも自分の頭の中にあるものを
具現化するために一所懸命に作ります。

それが世に残るものでなくても、ある種、自分の生きた証しとして作るのです。

本だっていつまでも残るものはほんの一部でしかありません。

江戸時代に作られたものだって、まだたかが数百年しか残っていないのです。
それを思えば「物を作る」という行為の面白さがわかるのではないかと。

儚いからといって作らなかったら何も始まらない。まさに「生きる」という行為そ
のものですね。「死ぬから」といって頑張らなかったら、何も始まりません。

1ヶ月後に届くであろう僕の小鉢に味噌か何かを入れて、そんなことを思いな
がら酒でも飲もうかと思っています。楽しみです。

 

(追記)ええ、これ、小鉢なんです。酒の肴を入れるための。
     見てくれは悪いですが、結構気に入っています。

 


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和歌山からのメールとご来訪と

Posted on: 2009年11月12日(木) 10:00

三原先生

昨日は近畿地方、特に大阪南部や和歌山のほうでひどい雨が降りまして、
和歌山の学校は軒並み臨時休校になったそうですね。

近大附属和歌山高の三原先生から「自宅の駐車場に置いていた物がいく
つか流されて行方不明なので、長靴はいて町中彷徨います」とメールが。

そこに添付されていたのが上の写真。

なんかそれほど大変でもなさそう・・・というか、どうも楽しんでる節がある。
ドランカー三原君、月末の教師塾では授業を頑張ってください。

夜は飲みましょう。

三原先生はともかくとして、大変な目に遭った人もいらっしゃると思います。
お見舞い申し上げます。後片付けが大変でしょう。お疲れの出ませんように。

昨日はチャートの方々がオフィスにご来訪。数時間の会議で方向性が固ま
りました。企画段階は楽しいですね。実際に書くのは大変やけど。

今日はアルクの編集長(お地蔵さん=田島君)が東京からいらっしゃる。
そのまま我が家にお泊りになる予定。

以前書いたけど、来春からのキムタツフェアを睨んで、ちょっと企画を考え
ていらっしゃるとのこと。その件があって、安河内先生に電話してたのです。

ちなみに秋のキムタツフェアに関してはすでに始まっております。

お勧め参考書・問題集のリストや実施されている書店さんのリストをご覧に
なりたい方はアルクのHPから見ることができます。
              ↓
    お勧め学参リスト・書店さんリストはこちら

今回は秋ということで、「直前バージョン」でした。春バージョンのは50冊で
すし、新入生も見るかと思うので、それぞれの本をいつどのようにやるかと
いう部分まで踏み込んでやろうと思っております。

和田秀樹先生のようにたくさん紹介するのもいいかと思うんですが、僕は、
だいたい各分野数冊に絞って、これはいいなと思うものだけを紹介します。

お楽しみになさってください。英語の勉強法も含めてご紹介しますね。

 

(追記)それを中高6年間のシラバスの中で紹介したほうがいいのか? 

(追記)森末さん、中谷さん、西さん、メールありがとうね。
     こちらのブログで回答しますので、お待ちください。

 


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メールありがとう!

Posted on: 2009年11月6日(金) 23:48

練習風景

甲子園にオフィスを移してから三宮に飲みに行く機会が激減しましたが、お陰で
仕事はどんどん進んでいきます。採点も早くなったし、言うことなし。

お世話になった三井のリハウスの高山さんから「ブログを楽しみにしています」と
言われ、また「ちょっとだけでも毎日更新してください」と言われ、「内容的に薄い
記事になっても?」と聞くと、「極端に言えば写真だけでも」と言われました。

そんなものかなと思いつつ、できる限り更新していこうと思ってる木村です。

コメント欄を廃止してからメールをいただく機会が増えましたが、先日このような
メールを頂戴しました。藤本クンという高3生徒からです。

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こんにちは。突然のメール失礼します

高校三年生のものです。以前キムタツ先生に講演に来ていただいた
学校に通っているものです。どこの学校かは気恥ずかしいので控え
させてください(汗

キムタツ先生の私大リーディングやらせていただいてます^^
国立大学のほうもやらせていただいてます。

他にも長文系の問題集をいくつかやってきたのですが、
先生の問題集が一番わかりやすかったです^^
解説の見やすさ、詳しさは本当にありがたいです。
さすがはキムタツ! と感動してしまいました。

長文が苦手で苦手で泣きたくなるような自分でしたが、最近では
長文の勉強が楽しくて。ユメタンも毎日続けています。

これからも素晴らしい著書を書いてくださることを期待しています!
寒くなってきましたのでお体に気を付けてください^^

*******************************

長文の勉強が楽しくてというのがいいですね。勉強ってのはし始めると楽しい。
勉強が苦痛というのは、要するにちゃんとやれてないからだと思うんですよね。

藤本クン、メールありがとう!

実はメールの返事を書いたんだけど、うまく送信できないのです。なのでこちら
のブログを使って返事を書きます。受験、頑張って下さいね。応援しています!

 

(追記)明日は試合。その後、同僚の結婚式で奈良までダッシュでいきます。
     同じ学年の若い先生の結婚式ですが、スピーチと歌を頼まれてる。
     真面目に歌うのもどうかと思うので、いつもどおり色物路線で参ります。

  


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日々の積み重ねこそ

Posted on: 2009年11月6日(金) 8:55

紅白戦の風景
(中3対中2の紅白戦の風景)

いつも野球の試合や練習の風景の写真を使っていますが、これはすべて
先週の保護者の方が撮って下さるものを譲っていただいているのです。

去年は西川さんが撮って下さり、今年は玉村さんが撮って下さっています。

いつもありがとうございます。 

さて夜行バスのほとんど完徹状態から授業と面談をし、12時間寝た後に
公式戦(灘区東灘区大会)の1回戦が行われました。

私はふらふら。

なのに会場は灘でした。

会場責任者+監督+審判と、1人3役をこなさねばならなかったのです
が、部長の前川先生の助けもあり、なんとか乗り切りました。

さて、夏の公式戦では1勝もできずに涙を飲んだ灘中野球部でしたけれど
それ以来は基本的な練習、特に素振りを重視して取り組んできました。

守備についてはだいたい(まぁ、だいたいではいかんのですが)OKなので
問題は打撃なのです。それとバントね。

なのでバントの小テストなどを行いながら、練習してきました。

素振りは1日300スイングしようということで、生徒たちに課してきました。

結果、9-5で公式戦初勝利!をおさめることができました。よかった・・・

7-0までいったときはこのままコールド勝ちかなと思ったのですが、相手
の中学は市大会まで駒を進めた強豪なので、粘る粘る。

一時は7-5まで迫られましたが、最終回に2点を取って突き放しました。

よく打ちました。相手の監督さんも客席で観戦していた次に当たる魚崎中
の監督さんも「よぉ打ちますねぇ」と。

確かにスイングがかなり速くなった。

素振りを繰り返しただけなんですが、大事ですね、基本的な練習って。

速いのを打つために速いボールで練習するってのもいいんでしょうけれど
でもまずは遅いボールが打てないと速いのは打てないと言われます。

勉強もそうです。

速い英語を聞こうと思ったら、まずは遅いスピードのをいかに数こなすか
というのが大事なんですよね。

そこでどれだけディクテーションや音読を反復するかです。

基本練習を大事にしたおかげで勝てました。選手たちも基本的な練習の
繰り返しがいかに大事かわかってくれたのではないかと思います。

1番打者から4番打者までがクリーンヒットを続けることができ、守備陣も
ほとんどエラーがありませんでした。

逆に7-0から7-5にされるきっかけになったのは、やはり四球とエラー
でした。ミスをすると、次は精神力が強くないとつけこまれますね。

いろいろと勉強になった一戦でした。

プロ野球のほうでは星稜高校の卒業生である彼が海の向こうで大活躍。
ワールドシリーズのMVPを獲得しました。素晴らしいことです。

イチロー選手も松井選手も基本的な練習を大事にしていると聞きますが、
結局大きいことを成し遂げるためには、奇をてらうのではなく、当たり前の
ことがどれだけ当たり前にできるかが大事なんですね。

今日は保護者会の最終日です。成績の悪い生徒たちがどうして悪いのか
というと、日々の復習ができていないからの一言に尽きます。

直前の定期考査対策に失敗したからではない。

かく言う我々教員のほうは授業のクオリティを上げ続けないと駄目です。
現在の自分に満足することなく、日々の小さい努力を重ねることですね。

 

(追記)明日の2回戦に勝てば準決勝進出です。

 


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セミナー後の悲劇、その2

Posted on: 2009年11月5日(木) 10:59

東京

通路を隔てた隣で寝ている(かどうかわからない)大垣嬢を横目に見つつ、
僕は携帯でメールをピコピコやっていると、ぼろ雑巾2号からメールが。

山田:海老名という聞いたことのない駅にたどり着きました・・・
木村:おー!それはいいなぁ(笑)

この瞬間、さっき僕をバス乗り場で見送ったときの山田君の笑顔が脳裏に
浮かび、おかしくておかしくて、もう笑いが止まらなくなった。

禍福はあざなえる縄のごとしとはよく言うたもので、人生はこれやから面白
いわな。順風満帆すぎる人生なんて面白くないわい。

山田:生まれてはじめて、途方に暮れております。
木村:踊れ!山田君、プラットホームで踊れ!
山田:いや、今まで聞いたことがない駅や線路で半泣きです。

どうも僕を見送ったあと、さらに佐藤先生と山田君は二人で飲みに行ったら
しい。そしていつもどおり佐藤先生は冷静に帰り、山田君は酔い過ぎたと。

彼の自宅の最寄り駅を遠く通り過ぎて、神奈川県のかなり奥のほう?まで
寝過していってしまったそうな。そして帰ることができなくなったと。

彼はこの春に東京に異動したばかりなので、実はまだ東京や神奈川の駅
や路線に詳しくないのです。

酔い過ぎたことと地理に明るくないという事実が相俟って悲劇は起こった。

MR. Yamada

木村:海老名って何県?
山田:わかりません!おそらくは東京ではない。近くのコンビニの店員に聞
    いたところ、神奈川県のようであります。
木村:いっそのこと、夜行バスで大阪まで来る?
山田:夜行バスさえない場末なエリアです(汗)。タクシーの待合室にいる酔
    っ払いが何故だか迷彩服を着ています。射殺されそうです。
木村:山田君!ポジティブポジティブ!
山田:ですね!またもや天才的なシチュエーションに追い込まれている自分
    に乾杯です!では飲みに行きます!
木村:え!?今から?おぉ、さすがや!(絵文字のOK)
山田:弟子ですので。
木村:その状況でなかなかでけへんで。大したもんや!
山田:いえいえ、今からハイボールをいただきます(すでに飲み屋に入って
    注文したハイボールの画像付きのメール)。神奈川最高デス!

僕と大垣嬢を笑顔で見送った彼が寝過ごし、そして海老名という駅にたどり
着いた後、茫然自失になりながらも、解決法が見当たらず、仕方なく飲みに
行った彼はまったくもって素晴らしい。

飲みに行っても何の解決にもならんのに。でも飲みに行くところが面白い。

若い人たちには、これが面白いと思える男になってほしい。女の人は無茶
せずに、いくら金がかかってもタクシーで帰ってほしいが。

もちろんそのうちその飲み屋も看板の時間となり、ぼろ雑巾2号は追い出さ
れてしまい、茫然自失againとなった彼が辿り着いたのはカラオケボックス。

もちろんあんなところで眠れるはずもなく、翌朝、つまり僕が大阪駅にようや
くたどり着いた頃に海老名駅からボロボロになった彼は電車に乗り込んだ。

スーツはヨレヨレ。髪の毛はグチャグチャ。顔は脂っぽく、そしてむくむ体。

悲しき二人。

前の夜の20時頃は誰よりも大はしゃぎしていた二人。

なのにそれから10時間後には誰よりもボロボロになっていた二人。

嗚呼、人生。

もちろん翌日、つまり月曜日は二人とも仕事があり、二人ともシャワーを浴
びてすぐそれぞれの職場に向かい、僕は授業と面談を、彼は・・・

夕方に山田君から電話があり、「仕事にならんかったです」と。

そりゃそうだろ。僕は生徒たちに「さっき帰った」と告白し、大喝采を浴びて、
いつもよりバカ高いテンションで授業を行い、保護者面談をこなした。

帰宅したら18時。それから晩飯を食べて19時就寝。変な寝汗をかきなが
らちょくちょく起きて朝7時起床。12時間も寝た!

そのまま3日は野球の試合。それについてはまた次に書くとして、監督と審
判をヘロヘロになりながらこなして、倒れるように帰宅。

12時間寝たぐらいでは、あの夜行バスの疲れは取れん。45歳にはきつい!

帰宅途中で大島君からメールを頂戴し、公立進学校の先生方の集まりで、
学校で一括採用した教材アンケートで、『東大英語リスニング』や『ユメタン』
との記載が多かったという連絡を頂戴し、恐縮しまくり。

帰宅して、風呂から出たらすぐに爆睡。

翌朝、つまり4日は6時半に起きて時計を見て、13時間ぶっとおしで寝たこ
とが判明する。ビビる。2日間でなんと25時間も寝とるが!!!

いやぁ、昨日やっと普通の自分に戻りました。さすがに25時間も寝たらね。
しかし一昨日の野球の試合前は気を失うんじゃないかと思ったわ。

恐るべし!夜行バス!

しかしありがとう!夜行バス!

矢部ちゃんや石川君から「夜行バスに乗るようなことになって、申し訳ありま
せんでした」というメールが来たが、いやいや、すべて僕自身の責任です。

悪いのは君らじゃない。

僕と、そして山田君なのだ。ぼろ雑巾ズなのだ!

保護者面談でことの顛末を野球部のある保護者に話をしたら「先生、本当
タフですねぇ」とおっしゃって、なんと返事をしていいかわからなかったけど。

でもまぁ何歳になっても落ち着きなく、動き回る自分に乾杯しよう。

今後は体にかなり気をつけながら。みなさん、ご心配をおかけしました。
木村と山田はとっても元気です。

 

(追記)昨夜、安河内先生と電話でいろいろ話をし、一度我が家に来て
     いただいて、一緒に飲みましょうなんて仰っていただきました。
     またまた楽しみが増えた木村です。

(追記)今月末の英語教師塾イン博多も楽しみです。かなり多くの先生
     がたが参加されます。プロの授業を楽しみにしております。

 
 


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セミナー後の悲劇、その1

Posted on: 2009年11月5日(木) 0:39

飲み会のあと・・・

男前の和田玲先生とある意味男前の山田君です。昨日書きましたとおり、1日の
アルクのセミナーは大盛況のうちに終わり、打ち上げも盛り上がりました。

が・・・

打ち上げの前にアルクの矢部ちゃんに「品川発最終9:27の新幹線で帰るから
それに間に合うように飲み会を閉めてな。」と人任せにしたのが失敗の元。

いつもどおり飲み会ではたくさんの先生方と、そして山田君と大いに盛り上がり、
やっぱり飲み会はこうじゃないといかんよなぁって感じで終わった。

矢部ちゃんも気を利かせて、8時半前にはお開きにしてくれた。

・・・だろうと思う。時計を見てないので、わからんのだが。

なのに東京の先生方と一緒にダラダラと店の前で過ごしているうちに、時間が
TIME FLIESな感じで過ぎていった模様。

永福町の駅から渋谷行きに乗り、駒場東大前の駅を過ぎた頃には9時前に・・・

今は便利やね。ネットで、このまま行けば品川に何時に着くかわかるらしい。

で、矢部ちゃんや山田君が調べてくれました。そして二人で楽しい顔をしてる。

「先生、何時の新幹線でしたっけ?
「9時27分発やで。急がないとあかんな」
「はい、このまま山手線に乗り換えて、品川に着くのが9時27分ですから」
「え?それって・・・」
「はい、電車が着くと同時に新幹線に乗らないと無理です」
「いやいや、無理やん。え?どうにかならん?」
「なりません。なのでこのままパッと飲みましょう!」

というわけで、飲みに・・・

行けるかぁ!朝から授業があるねん。休めるかぁ!

東京タワー

東京は怖い・・・やはり都会は怖い・・・新幹線に間に合わんがな・・・あな怖ろし。
というわけで、みどりの窓口へ行きました。

木村:すみません!この新幹線に乗りたいんですが、間に合いません?
窓口:はい。無理ですねー。
木村:これが最終ですか?
窓口:いえ、名古屋までなら行けますよー。

木村の心の声「名古屋まで行って、タクシーに乗って帰ったらいくらかかるんや?
かなり高いんやろうけど、いくらぐらいやろう。でも窓口の人に聞いても無駄か。
いや、どう考えても高いよなぁ。こういう場合はポジティブに考えてみよう」

木村:こういうことってなかなかないから、エキセントリックでいいよね。
山田:ですね。飲みにいきますかぁ!
木村:無理やってば。なんかええ方法あるかな。あ!深夜バスとかってある?

窓口:今からなら新宿22:10発の大阪駅行きのバスがありますよ。
木村:それって何時に着きますか?
窓口:朝の6時半ぐらいですね。
木村:おぉ!学校に間に合う。めっちゃ体はしんどいやろうが、間に合う!

というわけで、行きました。バス乗り場。若い人しかいませんでした。悲しいぐらい
オッサンなのは僕だけ。だってあれ、しんどいらしいんよね。

でも待てよ・・・

深夜バスに乗ったことがない。人生初の深夜バス!これも何かの話のネタにな
るんじゃないか?そう考えればこれも悪くはない。むしろいいかもしれん。

ポジティブに考えた僕は、一緒に最終で帰る予定だったチャート研究所の大垣嬢
と一緒にバスに乗り込む。

バス乗り場では見送りにきてくれた駒場東邦高の佐藤先生と山田君が缶ビール
を手渡してくれた。ありがたい。これで帰れる!

まるで宇宙戦艦ヤマトの乗組員みたいな気分で深夜バスに乗り込みました。

乗り込んだのですが・・・

狭い。狭いぞ・・・しかも深夜ってカーテン閉めるんやな。密室みたい。ご存知の
方はご存知やと思うが、僕は閉所恐怖症なのだ。狭いところが怖い。

隣の席に大垣嬢。しかし他の乗客が寝てるので喋ることもできず、それぞれ毛布
をかぶって寝ることにした。さすがに深夜バスで喋るほど非常識ではない。

寝ることにした・・・のだが、寝れるわけがない。

いろんな人からメールが来る。大方がお礼のメール。セミナーのお礼。

あぁ、この人たちはそれぞれ家なりホテルの部屋なりに帰って、暖かい布団の中
でこのメールを書いてるんだろう。僕は飲み会ではしゃぎすぎたせいで・・・

大好きな風呂にも入れず、ぼろ雑巾のようになって・・・何をやっとるんだ・・・

と思っていたら、悲劇のぼろ雑巾2号がもう1人いました。

続きはまた後ほど書きます。こういうことがあるから、人生ってのはオモロイね。
悲劇のぼろ雑巾2号は僕とは違う理由で帰宅できず、茫然自失になったとさ。

 

(追記)一応、本人の許可を得て書きますが、本人が許可しなくても
     許可したことにして書きます。なので必ず書きます。

 

 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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応援セミナー、お疲れ様でした

Posted on: 2009年11月4日(水) 9:53

アルクのセミナーにて

日曜日にアルクの地下ホールで英語の先生を応援するセミナーが開かれ
まして、満席。100名の定員があっという間に埋まりました。

参加された先生方、お疲れ様でした。

終わってから一緒に講演をした和田玲先生、佐藤仁志先生らと打ち上げ
を行いまして、そこにも多くの先生方がご参加されました。

先生方と喋っていたのですが・・・

やはり「これがS、これがV、これがO、先行詞がこれで・・・」というタイプの
読解授業では、英語の力がつかないということですね。

大昔からそういう構造分析がメインの授業や、問題集解説が行われてきて
逆にそういう解説がないと不安に感じる生徒さえいるというのが現状。

ところがそういうのでは、もう速読力も深い読解力も身につかないというこ
とがわかっているのに、そういう解説をすると楽なので、いまだに続いてる
というのも現状ではないかと思うのです。

その現状を変化させるのには勇気が必要です。

教員や予備校の講師が「これがS、これがV」なんてやるから、生徒たちも
試験会場で長文を解くときにそういう読み方をしてしまうのです。

われわれが止めればいいのではないかと。

もっと読解素材のコンテンツの深いところまで解説を加えることによって、
読解力はおのずからアップするのです。

国語の教員が現代文の教科書を読む際に「これがSでこれがV」なんてや
らないし、古文でもやらない。英語だけがやるのです。

僕も以前はやっていましたが、今はやらない。

訳読式の予習も不必要だと思っています。英語を英語のまま吸収する授業
こそが英語の授業ではないかと思っています。

詳細はまた書きますね。

とりあえず参加された先生方、お疲れ様でした。ありがとうございました。

それと・・・

12月20日に和田玲先生が開催される授業セミナーが面白そうなのです。
というわけで、僕も授業力をアップさせたいので、参加しようと思いまして。

和田さんやアルクさんから「ご招待します」と言われたのですが、前からも
言っているとおり、こういうのは自腹切って参加するからいいのです。

本と一緒で財布から金を出して勉強しないと身につかない。

僕もいま以上に授業力をアップさせたいのです。だから参加しようと思う。
和田玲先生、よろしくお願いいたします。

 

(追記)この上の写真のあとに悲劇が襲いました。それも後で書きます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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いつまで経ってもまだまだこれから

Posted on: 2009年10月30日(金) 23:54

ダイエーの薬局

2年1組の学級閉鎖がやっと解けたと思ったら、今日から2年4組が閉鎖に。
まぁしょうがないな。11名も休んでいたら閉鎖にせざるを得ない。

せざるを得ないが、3日の公式戦、選手たちは間に合うのか???

4組でベンチ入りする選手たちには、今日の夕方に背番号を送りました。

2日まで閉鎖。3日から公式戦。練習すらできんがな・・・

どこも似たような状況とはいえ、最後は前日にフォーメーションプレーの練習
だけでもやっておきたかったなぁ。しょうがないか。前向きにいこう。

インフルエンザにかかった生徒たちは重くならないように気をつけてほしい。
そしてまた来週、元気な顔を見せてもらいたい。

加藤先生のデスク

最近はまたリスニングの勉強をしなおしているのですが、アルクのヒアリング
マラソンをやっていて、あれ?という箇所が出てくると悔しいもんですね。

毎日3時間という長い時間はできないにしても、原稿を書きながら、あるいは
何か作業をしながら、英語をできる限りインプットしようとしております。

この悔しさは長いこと忘れていたものだ。大事にせねばならぬ。

自分の知らないことを言われて怒る人は成長できないと、浪人時代に駿台予
備校京都校で表三郎先生が授業中に仰って、なるほどと思ったものです。

自分より上手くいっている人を見て、あいつは大したことないと批判する人は
要するにその人よりも自分のほうが下だと認めたのと同じだとも。

僕の場合は、自分で「僕は大したことない」と自己批判しているぐらいなので、
他の人を見て「あれは大したことない」なんて、絶対に言えないし、言わない。

時として「謙遜しすぎ」と批判されることもある。

でもそれはたぶん表先生の言葉がいまだに頭から抜けないからだと思う。

ヒアリングマラソンをやりながら、「やっぱり大したことないな」と思いつつも、
ちゃんとそういうふうに思える自分を嬉しく思ったりもします。

ちくさ正文館さん

明日は朝から東京に行きます。

日本中の様々な書店さんで「キムタツが選んだ英語問題集ベスト50」という
フェアをやってくださるんだそうです。

ありがたい。

学校の教員から見た「ベスト50」を発表してほしいと依頼を受けて・・・

ありがたいが、実は困ってる。

いや、去年も選んだ。選んだが、去年より今年はさらに増えてるでしょう?

問題集の数が。

僕は世間に出ているほとんど全ての英語の問題集を買って、ほとんど目を通
していると自負してるけど、「うまく作ってあるな」と思うものが多い。

自分の書いた本が小さく見えるものもあり、こりゃ素直に俺のを外してこの本
を選ぼう・・・なんて感じで選定しているんですが・・・

50冊は少なかろう?

単語集だけで、ぱっと手にとった「ベスト5」を書いてみると・・・

●ユメタン
●キクタン
●システム英単語(ただしCDを付けるという条件つき)
●ジーニアス2200 or ターゲット1900(同上)
●単語王(同上)

単語だけで6冊ということになると、50冊がいかに少ないかがわかると思う。
そこにきて、自分の本だけで20冊以上ある。

自分の本の紹介だけで終わるとなると、こりゃフェアが成立しないし、おそらく
読者のみんなもキムタツ本だけのフェアなんて面白くもなんともなかろ。

安河内先生の本も竹岡先生の本も中澤先生の本も大矢先生の本も入れて
使用時期や使用方法を解説すれば、かなり役に立つフェアになる。

でしょう?

明日は昼からアルクの本社に缶詰になって、数十冊の問題集と戦いますわ。

まだ発展途上の自分にこういうフェアを任せて頂ける幸せを噛み締めつつ、
先生方が魂を込めて書かれた本をじっくり拝読して参ります。

 

(追記)中学1年から高校3年までを意識して選ぼうと思っております。
     そうなるとこの本は外せんなぁ・・・とかさっきからやっとります。

 


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