
昨日と今日は東大オープン模試(河合塾)です。受験する人は結果に一喜一憂するのでしょう。
しかしその結果が出るのは約1ヵ月後ですからね。何より帰るときにもらう解答解説集を熟読して、自分の考え方で間違えたところを復習しておくことです。
以前こういう記事を書いたことがあります。
東大受験者がほとんど受ける模試とはいっても、それでもやはり入試と模試とは違うわけでして、出てくる判定に関してもその試験に関するものであって、来年の2月25日に実施される問題に関してはどうなるかわからんのです。
復習を大事にしてほしい。弱点を潰すことを何より課題にしてほしい。社会や理科が追いついていないという人だっているはず。その人は焦らないで少しずつ進んでほしい。
特に社会や理科が追いついていないと英語や数学の勉強がなおざりになってしまうことが多々あります。そうなると黄信号が点滅することになります。
そういう人は焦る気持ちはわかるけど、受験は総合点で判断されることを思い出そう!

それから英語に関して一言。確かにかなり多くの文章を読んだり書いたりすることが要求されるので、京大に比べても英語の総合力が試されるのが東大英語です。
以前「リスニングは音響設備が悪いので捨てる」というコメントをもらったことがあるねんけど、その作戦は誰に聞いたのか知らないけど、合格した人に聞いたんじゃない?
捨てても合格するだけの数学や国語の力がある人かもしれないし、実はその人は捨てたと言いながら結構点数が取れていたかもしれない。だって問題別の得点は公表されてないねんから、わからんのです。
東大のリスニングって確かにそういう側面はある。でも大雑把に聞く問題と細かい英語を聞く問題があってね。後者はディクテーション問題やねんけどさ。
仮に後者が取れなくても前者で取れれば合格点はゲットできる。
東大の先生が言うてはったんやけど、「読めるだけの生徒は要らない」って。
だからあんなにたくさんのリーディング問題があるのにも関わらず、リスニングが約30点、ライティングも20~30点って言われてるわけやねんね。
120点中の30点を捨てて90点満点で勝負するなんて、僕には正気の沙汰とは思えません。教え子に聞いたけど、「確かに音響は悪いけど、取れる問題を取ろうとして聞けば20点は取れる」とのこと。
ライティングに関しては絶対に満点を目指そう。結果的に満点が取れなくても、姿勢として満点を目指すべき。自信のある英語を書くことと、作問者の意図を読み違えないことを第一に考えること。
添削していても、後者でミスしているケースもあるので、くれぐれも与えられたリード文や設問文をしっかり読むことです。作問者の意図を読み違えると、どんなに素晴らしい英語を書いても点数は低い。
リーディングは自分の自信のある問題だけは絶対にゲットすること。
たとえば大意要約問題が得意って人はそれは必ずゲットしにいこう。パラグラフ整序が苦手なら、それを最後に回して、それ以外の問題でできるだけ高得点を目指したらいい。
速く解かないとと思って焦るのが一番良くないので、今やってる問題にベストを尽くせばええねん。

来週の土日は駿台、その次は代ゼミがあるけど、風邪ひかんように気をつけて頑張ろう!
もちろん東大模試以外の模試を受験する人もいるやろうけれど、共通して言えることは「復習命!」ってことや。判定は気になるやろうけれども、模試の一番大事な点は復習やからね。
次に同じような問題が出題されたら絶対に解ける!
そういう状態を作るのが模試後の正しい姿勢なのです。勘違いしないよう。
まして判定が出て「やる気が失せた」なんて言うてるようでは最初から大してその大学に想いがあったわけじゃないのではないかと想わざるを得んわ。判定は気にするな。
大事なのは復習を大事にする姿勢と、そして気迫やな。
誰でもしんどい。A判定でもしんどいもんはしんどい。同じやねんね。
やることも同じ。AでもDでも結局勉強は継続してやることになる。違うのは気持ちだけやわ。それならDの人はDの人なりに、Aの人に負けない気迫が必要となるわな。
Dの人が「やる気が失せた」のであればAの人はますます有利になる。
そういうことなので、とりあえず模試は全力で頑張るとして、その後の勉強面と気持ち面の姿勢については他の人に負けずに頑張りましょうや。
来年の春に志望大学の桜の前で記念撮影をしてる自分をイメージしてやるこっちゃ。
ガンバレ!
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(追記)昨日の夜は久々にものすごい早く寝ました。気分いいです。