KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 勉強・受験

kimutatsu

東大入試に関して

Posted on: 2007年11月20日(火) 16:31

東大1 

日曜日のアルクのセミナーに参加された先生方からたくさんのメールを頂戴しておりまして、非常に喜んでおります。直接アルクからアンケート用紙を見せてもらえないので(個人情報保護の観点で・・・)参加された先生方からメールを頂戴し、直接的な声を聞けるのは嬉しいものです。

そのセミナーの前に東大の駒場キャンパスに行ってきましてね。文系2人と理系2人の教え子と話をしてきました。文系の2人が言うには「東大は数学の採点が甘いので、英語で取れればかなり合格率が上がる」とのことでした。

理系の2人が言うには「理科がかなりできれば英語は50点ぐらいでも合格する」ということでした。もちろん理Ⅲはそんなわけにはいきませんけどね。とにかく理科勝負とのことでした。

といっても英語もそこそこはできる生徒たちなんですけどね。

それから文系の社会に関しては2科目で80点は最低でも取っておきたいとのこと。社会ができないで合格した人が周囲にいないということでした。社会と英語が鍵を握るようですね。

2月25日の国公立大学二次試験まで100日を切りました。

先生方も生徒たちもいよいよ直前期ですが、風邪やインフルエンザにはくれぐれも気をつけて最後まで粘り強く頑張りましょう!インフルエンザの予防接種はMUSTですからね。僕も来週ぐらいに受けにいくよう予約してあるのです。

人事を尽くし、天命を待つ。

言うのは簡単ですが、本当に最後まで諦めない姿勢を貫いた人こそが神様に微笑んでもらえるのです。最後まで何が起こるかわかりません。Never give up your DREAMS! 

週間INの数字が・・・でも11月は1日も欠かさず更新している木村に愛のクリックを!
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(追記)こう書いている間にもいろんな先生方からお礼のメールが(嬉)

 

 


kimutatsu

東大実戦模試(駿台)ガンバレ!

Posted on: 2007年11月17日(土) 0:16

 東大1

今日と明日は東大実戦模試(駿台)が行われるね。もちろん他の模試も行われるのはわかってるねんけど、全部書いてるとキリがないのでご容赦してほしい。

一週間前にも書いたけど、模試と入試本番は全く異なるので、そりゃ今までの努力を試す場としての模試っていう位置づけがあるのは当たり前やけど、でも模試を本番と同じように考えて、結果に一喜一憂するのは愚の骨頂や。

模試は模試。本番までに埋めるべき穴を見つけて、それを何度も復習することで2月25日に間に合わせるわけで、現時点での順位ってのはあくまでも参考記録ってことやな。

最近は高2の生徒も受けるケースがあったりして、高2でAやBを出したなんて聞くとますます高3生徒は焦るかもしれんけど、まぁ人は人やから、自分の弱点を埋めるべく努力するしかあれへん。

まして業者に人生を決めてもらうのもどうなん?って僕は思う。

自分が行きたい大学なんやったら、業者の判定ではなく、大学自身の判定に任せるのが本筋なんやから、最後まで諦めないで頑張ろうぜ。まして「浪人覚悟」なんてアホなことはゆめゆめ言うべからず。

僕は明日の夕方から東京に入る。18日は朝から東大生たちとブランチを楽しむ。駒場キャンパスの時計台で待ち合わせしてるんや。楽しみでしょうがない。

彼らはもう入学してから半年以上が経つねんけど、どんなふうになってるか楽しみや。

来年は君たちが合格通知を受け取る番!最後までがんばれよ!

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(追記)つまらん官僚や政治家になるなと東大生に檄を飛ばしてきます。

  


kimutatsu

ヤル気が出る方法を考える

Posted on: 2007年11月13日(火) 15:39

 寄せ書き

オフィシャルブログがオープンしてから12日が経過しました。まぁ今までとそれほど変わることのない日々を過ごしている木村ですが、アクセス数が目に見えるのでやる気が出ますね。

今、来春に出す英語の勉強法について書いているのですが、やはり自分の勉強実績を明らかにしておくとモチベーションが上がります。これは僕が浪人時代に考え出したことなんですけどね。

僕、日本史が超苦手でしてね。どうやって覚える?みたいな。

ところが山川出版社の『一問一答』をやりはじめてから面白くなってね。あれを時代ごとにバラバラに切り離したのです。この冊子は平安時代。この冊子は江戸時代。この冊子は・・・って感じですね。

そしてそれぞれの冊子の上に「 /問題数」と書いて、分子の部分に確実に答えられる問題の数を書き、さらにその後ろに「.866」なんて感じで正答率を書いたのです。

たとえば平安時代の冊子の一番最初のページの上には「134/159 .843」などと書いてあるわけです。室町時代だと「149/203 .734」なんて形になります。

問題はここからです。時代ごとに正答率を比べるのですね。最初の石器時代とかが載ってるところは9割以上の正答率を誇っているのですが、近現代になると3割とか4割ということになって、そうなると全部をせめて8割以上にしたいもんやから、近現代を集中的に頑張ります。

ところがそのうちに平安時代をひさびさにやってみると正答率が落ちた!そうすると悔しいもんやから、また近現代をやりつつ平安時代も何回か繰り返して1.000に近づけたのです。

結果的に3ヶ月ぐらいで日本史の知識はほとんどつきました。その後で友達とふざけて受検した駿台の全国模試(今でいう難関模試)で日本史の偏差値が80を超えたのです。

高校時代に日本史の授業で先生に「木村、応仁の乱は何年に起こった?」と質問されても「ちょっとわからんのです。なにせ生まれてなかったので」なんて答えて立たされてばかりいた僕が偏差値80!

それから勉強ってのは目に見える形で残したほうがヤル気が出るんやなと思って、それが教員になってから生徒たちに指導する基礎となりました。勉強の実績表みたいなものを作るとヤル気が出ると指導したりしています。

このアクセスカウンターってのはそれと同じようなものですね。皆さん、ありがとうございます。受験シーズンはさらに増えると思われますが、またそれも楽しみです。

ところがこちらの数字が伸びないので残念です(泣)よろしくお願いしますね。
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(追記)その後、日本史に興味を持ち続ければよかったのですが・・・

 

 

 


kimutatsu

東大模試が始まった!

Posted on: 2007年11月11日(日) 9:07

 東大1

昨日と今日は東大オープン模試(河合塾)です。受験する人は結果に一喜一憂するのでしょう。

しかしその結果が出るのは約1ヵ月後ですからね。何より帰るときにもらう解答解説集を熟読して、自分の考え方で間違えたところを復習しておくことです。

以前こういう記事を書いたことがあります。

東大受験者がほとんど受ける模試とはいっても、それでもやはり入試と模試とは違うわけでして、出てくる判定に関してもその試験に関するものであって、来年の2月25日に実施される問題に関してはどうなるかわからんのです。

復習を大事にしてほしい。弱点を潰すことを何より課題にしてほしい。社会や理科が追いついていないという人だっているはず。その人は焦らないで少しずつ進んでほしい。

特に社会や理科が追いついていないと英語や数学の勉強がなおざりになってしまうことが多々あります。そうなると黄信号が点滅することになります。

そういう人は焦る気持ちはわかるけど、受験は総合点で判断されることを思い出そう!

東大2

それから英語に関して一言。確かにかなり多くの文章を読んだり書いたりすることが要求されるので、京大に比べても英語の総合力が試されるのが東大英語です。

以前「リスニングは音響設備が悪いので捨てる」というコメントをもらったことがあるねんけど、その作戦は誰に聞いたのか知らないけど、合格した人に聞いたんじゃない?

捨てても合格するだけの数学や国語の力がある人かもしれないし、実はその人は捨てたと言いながら結構点数が取れていたかもしれない。だって問題別の得点は公表されてないねんから、わからんのです。

東大のリスニングって確かにそういう側面はある。でも大雑把に聞く問題と細かい英語を聞く問題があってね。後者はディクテーション問題やねんけどさ。

仮に後者が取れなくても前者で取れれば合格点はゲットできる。

東大の先生が言うてはったんやけど、「読めるだけの生徒は要らない」って。

だからあんなにたくさんのリーディング問題があるのにも関わらず、リスニングが約30点、ライティングも20~30点って言われてるわけやねんね。

120点中の30点を捨てて90点満点で勝負するなんて、僕には正気の沙汰とは思えません。教え子に聞いたけど、「確かに音響は悪いけど、取れる問題を取ろうとして聞けば20点は取れる」とのこと。

ライティングに関しては絶対に満点を目指そう。結果的に満点が取れなくても、姿勢として満点を目指すべき。自信のある英語を書くことと、作問者の意図を読み違えないことを第一に考えること。

添削していても、後者でミスしているケースもあるので、くれぐれも与えられたリード文や設問文をしっかり読むことです。作問者の意図を読み違えると、どんなに素晴らしい英語を書いても点数は低い。

リーディングは自分の自信のある問題だけは絶対にゲットすること。

たとえば大意要約問題が得意って人はそれは必ずゲットしにいこう。パラグラフ整序が苦手なら、それを最後に回して、それ以外の問題でできるだけ高得点を目指したらいい。

速く解かないとと思って焦るのが一番良くないので、今やってる問題にベストを尽くせばええねん。

東大3

来週の土日は駿台、その次は代ゼミがあるけど、風邪ひかんように気をつけて頑張ろう!

もちろん東大模試以外の模試を受験する人もいるやろうけれど、共通して言えることは「復習命!」ってことや。判定は気になるやろうけれども、模試の一番大事な点は復習やからね。

次に同じような問題が出題されたら絶対に解ける!

そういう状態を作るのが模試後の正しい姿勢なのです。勘違いしないよう。

まして判定が出て「やる気が失せた」なんて言うてるようでは最初から大してその大学に想いがあったわけじゃないのではないかと想わざるを得んわ。判定は気にするな。

大事なのは復習を大事にする姿勢と、そして気迫やな。

誰でもしんどい。A判定でもしんどいもんはしんどい。同じやねんね。

やることも同じ。AでもDでも結局勉強は継続してやることになる。違うのは気持ちだけやわ。それならDの人はDの人なりに、Aの人に負けない気迫が必要となるわな。

Dの人が「やる気が失せた」のであればAの人はますます有利になる。

そういうことなので、とりあえず模試は全力で頑張るとして、その後の勉強面と気持ち面の姿勢については他の人に負けずに頑張りましょうや。

来年の春に志望大学の桜の前で記念撮影をしてる自分をイメージしてやるこっちゃ。

ガンバレ!

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(追記)昨日の夜は久々にものすごい早く寝ました。気分いいです。

 


kimutatsu

自由英作文の勉強について

Posted on: 2007年11月7日(水) 12:44

3年3組

先日、ある学校の先生が生徒たち全員に『東大英語リスニング』を買わせて、授業で使っているというのを聞きましてね。それならお逢いしたいなと思ったのですが、その先生も毎日添削地獄でとても時間が取れないとのことでした。

センター試験前なら時間が取れますので(高3になると3学期は授業がない高校が多い)その時期にぜひ逢いましょう ということでした。僕も楽しみにしております。

僕のほうも毎日かなりの英作文をチェックしているので、時間があまりありません。去年は担任だったので当然ですが、今年は高3にはヘルプで週2回行っているだけなのに、生徒たちが持ってきてくれるのは嬉しいものです。

そりゃ添削の仕事がなければ身体は楽ですけどね。

でもほんまに信頼してもらってるんかなって気にはなりますわな(笑)

山のような答案を前にして、「よぉし、やるぞぉ!」と声を出し、自分を奮い立たせて彼らの書いた英語に向かいます。最近はかなりブラッシュアップされてきたので嬉しく思いますね。

英作文は数をこなさないとダメです。自由英作文も普通の英作文もそうですね。

そして何より大事なのは復習です。『ドラゴンイングリッシュ』のようなものを買って覚えても英作文はできるようになりません。あの手の例文集はあくまでも素材に過ぎません。

その素材を使ってどういう料理するかは、数をこなしながら身につけるのです。

コツはあります。でもそのコツを身につけるには、本来は英作文を教えるのが上手な教員について、手取り足取り指導してもらうのが一番いいと思います。なかなか問題集だけでは厳しいのではないかと。

でもそういうわけにはいかないので、個人指導的に添削をしてもらうことで、英作文のスキルをアップさせるわけです。だから添削は有効なのですね。

ネイティブに添削を指導してもらうのも有効ですが、ネイティブの場合だと「英語らしい英語」に生徒の答案を直してしまいがちになります。

生徒が知りたいのは、「自分の書いたこの答案でもいいのか。それとも減点されるのか」だと思うので、僕は最低限これはおかしいという箇所だけチェックすることにしています。

いろんな考え方の先生がいらっしゃると思うのですが、受験レベルの英作文に関してはそれでいいんやないかなと思っています。そのレベルの英語が書ければ、また大学でいろんな文献に当たることで、さらにスキルアップできます。

大学で英語力をアップさせる土台になるような英作文の力をつけ、英語を作る際のスキルというかストラテジーを身につけてほしいなと思っているのですね。

『東大英語ライティング&グラマー』では「生徒答案」が2つ、「合格答案」が1つ、そして「ネイティブ答案」が1つの合計4つの答案が書かれています。

まずは自分で解いてみましょう。その後に「生徒答案」を見て、どこがおかしいのかを考えて、「修正答案」を見てそれを確認し、最後に「合格答案」と「ネイティブ答案」とを読んで内容を理解した上で、何度もそれを音読します。

自分で作った答案は先生に添削をお願いし、戻ってきた赤ペンでチェックされた答案をまた何度も音読するのです。これがだいたい基本的な英作文の勉強法かなと思いますね。

気に入った表現や単語があれば、その都度覚えていきます。

こうして数をこなすことで、使える表現や単語が増えていきます。もちろん書き方というか構成の方法も同時に身についていくのですね。

どこの大学も自由英作文の問題は得点源です。しっかり勉強すれば確実に点数が取れます。「どうも苦手なんや」と言う前に、まずは上に書いたようなことを念頭に置いて、数をこなしていってください。

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(追記)昨日ソフトボールをしまして、今日は足がガクガクしとります。

 

 


kimutatsu

入試と模試とは全く違うぞ!

Posted on: 2007年11月6日(火) 9:13

東大入試1 

ホッと♪ホームルームのほうにも書きましたが、東大模試3連発が近づいてきましたね。

灘の高3生たちも、おそらくは浪人生たちも、準備に余念がありません。特に文系の人は社会を、理系の人は理科をここまでに間に合わせようとして頑張ってきたのですから、力を出してほしいなと思います。

まだ間に合わないとしても入試は2月25日ですから、そこまでに仕上げればいいのです。模試があると、どうもそれがゴールであるように勘違いする人が多い。親も子も。模試は模試です。業者が作ったものです。

入試と模試とはまったく異なります。

一番違う点は入試は返却しなくてもよいという点。

模試は復習がメインパーパスなので、答案を返却して生徒に復習することを促すわけです。そうなると採点基準はかなりしっかりしていないとダメですよね。

同じ模試を複数の人間が採点するわけですから、その採点にブレがあると大変です。

ところが入試の場合、たいてい同じ学部の受験者の答案は同じ人が採点します。全部を採点するというより、大問1はA先生、大問2はB先生という形で、特に記述部分はそんな感じになります。

京大なんかだと全てそんな感じになりますよね。全て記述なので。

そうなるとその先生の基準で採点が行われることになり、ブレがない以上、どんな基準であっても統一されているのですから別に構わないわけです。たとえば「こんな汚い字が読めるか」という理由で内容を読む前に×をつけたとしてもです。

なぜなら「読めない字は無理して読まない」という基準が統一されていれば問題ないはずですし、そもそも人に読んでもらうものである答案をそんな字で作成する受験生のほうが悪いのです。

ところが模試で同じことをやると大変です。その業者に苦情が来ます。

最も大事な採点でさえ入試と模試とは異なるわけですし、判定にも実は微妙な裏事情が働きます。

ですからあくまでも自分が2月25日に受験する入試と同じような層の人たちが、だいたい同じような基準で採点される、似たような問題の模試をやっているのだという感覚でいることです。

あまりにも模試をメインに考えすぎると、判定が出なかったときにショックを受けますし、良くありません。模試は入試までの一里塚なんだと考えて、気楽に臨めばいいと思うのです。

大事なのは復習です。自分ができなかった分野を抽出して、そこを入試までに徹底的に潰すことです。そのためには、答案や判定が返ってきてから復習するのでは遅すぎます!

必ず試験が終わった日曜日の夜にやること!絶対に!

点数なんてわからなくてもいいのです。だいたいどこが間違えたのかがわかれば復習はできるはずです。弱点を見つけて潰すためのものなのですから、模試に対する意識をとり違えている人はその意識を修正して、模試の問題を使ってどんどん弱点を補強していきましょう。

判定が出る頃に、D判定の人が「次に似たような問題が出れば自分は絶対にB以上取れる」という状態にしておけば、その判定も気になりません。復習の鬼になりましょう!

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(追記)ついに職員室で野球部用のグラウンドコートを着始めました。

 

 


kimutatsu

成績を上げる妙薬があります

Posted on: 2007年11月5日(月) 12:12

 キムタツ

今ね、英語の勉強法についての本を執筆しているところなのですが、昨日の夜にはたと気がついたことがありましてね。それは英語に特化したことではなく、そもそも成績を挙げるための条件をクリアしないとアカンやないかということです。

中学校からの英語の勉強法を第1章に、高校1年を第2章にという感じで書き始めているのですが、そんなわけで序章を作ろうと決め、それをまずは読んでもらおうと思います。もちろん計画についても書きますし、意識レベルについても書きます(というか、いずれもすでに書き上げました)。

成績をあげるためにはどうすればいいですか?

この質問には20年間ずっと付き合ってきました。そしてその生徒に応じて答えを使い分けてきました。だってこんな複雑な質問に一言で答えられるわけないですからね。

ただもっとも根源的な答えがあります。

逆に考えましょう。一生懸命に努力しても成績を上げないようにする妙薬があります。その妙薬を使えば、絶対に成績は上がらないし、努力も頓挫することになります。

その妙薬の名前は劣等感。

どんな成績であれ、「よし!これからホンマに頑張るぞ!」とポジティブに考えて努力し、そのプロセスにおいて優秀な指導者(もちろん親も含む)から自信を植え付けられた人は伸びます。これは生徒に限らない。大人だってそうです。

褒めることの重要性は確かにありますが、それだけではダメです。ちょっとした成功体験をさせないとダメです。自分で意識して、大きい成功をする前段階で、小さい成功体験を重ねることが大事です。

なぜ大事か。

自信がつくからです。劣等感を持ったままだといくら努力してもダメです。

親が子供の成績を見て「お前の人生なんかもう終わりやな」なんて恐ろしいことを言ってしまうと、それがいくら奮起させるための言葉であっても本当に終わりになってしまいます。

成績を上げる妙薬は自信です。自信をつけるためには小さい成功を重ねること。そしてそれを自分で実感することです。周囲は褒めればいい。自分でも自分を褒めれれば伸びます。

小さい成功を重ねるためには難しいことに手を出してはいけません。簡単なことからでいいのです。急ぐ必要はない。「ここまではできた!」とか、量的に「こんなにやった!」が自信になります。

そのうえでの「勉強法」なのです。勉強法の前の段階で失敗している人があまりにも多すぎるような気がしたので、ブログでも書いておこうと思いました。

いくらやっても伸びない・・・なんて肩を落としている人、ますます伸びませんよ。できることからでいいから、「できた!」という経験を何度も重ねるように意識しましょう。それがあなたのスタート地点です。

受験生でも同じ。壁にぶつかって苦しんでいる人は簡単な問題に戻りましょう。できたら素直に喜べばいい。そのノリノリの気持ちがないと、努力しても無駄に終わる可能性が高いのです。

人間は生き物ですから、単なる「方法論」だけではダメです。根底にあるのはハートなのです。

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(追記)今日は午後から雨が降るみたいですね。また寒くなるのかな。

 


kimutatsu

英語やり直しはゴール決定から!

Posted on: 2007年11月4日(日) 0:46

 講演会1

おかげさまで11月1日にオープンした個人事務所とオフィシャルサイトですが、順調にいっているようでして、サイトのほうはすでに1万アクセスを超えました。

カウンターが付く前に5000名ほどが来られたのを加えますと、現時点で13000アクセスほどになっているようで、大変喜んでおります。皆さん、ありがとうございますm(__)m

これからも内容の濃いブログを続けていこうと思っています。

それとB社Y君から教えてもらったのですが、携帯がauの皆さんにご連絡です。

auからアクセスすると一度表示してから画面更新しないと最新の表示にはならないので気をつけて下さいとのことでした。B社Y君、役に立ってるじゃないかぁ!

Y君が苦手なのは僕のアテンドだけか・・・まぁいいや。

  ┐( -”-)┌ ヤレヤレ

さて・・・

今日は英語の勉強をやり直そうと思っている、極めて一般的な人たちに向けて書きますね。社会人になって英語をやりたいなと思っている人たち向けの記事です。

先日、職員室の女性スタッフ(とでも言えばいいのか・・・事務員でもないし・・・職員室のお母さんみたいな人)から質問を受けましてね。

この方、ALTの先生に挨拶するのも、できるだけ英語で喋ろうとする方でして、とはいっても“GOOD MORNING”程度なのですが。
 
木村先生、私らみたいなおばちゃんが英語を勉強しようと思ったら何からやったらええんですか?ちゃんとやろうと思って!
 
素晴らしいねぇ。何歳になっても勉強するのに遅すぎることはありません。

で、僕が答えた内容を書いておきます。おそらく似たようなことを思っておられる一般人の皆さんも多いと思いますので。ご参考になさってくださいね。

木村: Oさん、一番大事なことはゴールを決めることです。
女性: ゴール?ですか?
木村: そうです。社会人の場合はゴールを決めることが大事です。
女性: 学生さんたちと違うのですか?
木村: いえ、同じなんですが、灘の子らはゴールがだいたい決まってるから。
女性: 東大とかですね。私らのゴールってなんですのん?
木村: たとえば僕も英語の勉強をしていますが、ゴールはネイティブ並みの英語力ですよね。だからいろんなタイプの英語を勉強するし、読むし書くし聞くし話すし、単語だって受験用では物足りないので、その上のものをやったりしてるわけです。わかりますよね。
女性: わかります。じゃあたとえば私らのゴールってどんなんですか?
木村: たとえば英会話をしたいとか?TOEICを受けるとか?
女性: いえ、身の回りのことを外国の人たちと喋りたいです。
木村: 試験とかを受けようとか新聞を読もうとかは?
女性: 今のところはまったくありません。楽しく会話したいです。
木村: あぁ、わかりました。ではこの本をやってください。簡単ですから。

というわけで、この続きはまたご希望があれば書きますが(笑)いや、なにせ延々と続くもんやからさ。とにかく大事なことは勉強のゴールを決めることです。

学生の場合だって同じなのですが、これはまた別の機会に必ず書きます。ゴールが違う人たちが同じ勉強法のわけないですよね。

社会人の場合は特にそうです。ゴールを決めずに走り出しても、道に迷うだけでして、必ずゴールを決める必要があります。

英語を勉強する皆さんは、自分のゴールをまずは設定して下さいね。まずはそこからです。英会話なのかTOEICなのか留学なのか・・・

ゴールが違うと勉強法は異なります。

社会人は忙しいですし、学生みたいな感じではなかなか勉強できないのが実情だと思うのです。できるだけ最短距離で力がつけられるようにと思いましてね。

来年には社会人向けの「英語勉強法」の本が出せると思います。ご期待下さい。

今は「中学生・高校生向け」を書いておりますが、それが年内には書きあがると思う。
それが終わったら取り掛かるつもりです。乞うご期待!

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(追記)暖房をつけました。そしたら咳が・・・掃除しやなアカン。


kimutatsu

センター試験で高得点!

Posted on: 2007年11月3日(土) 14:04

 木村達哉1

12月に新刊を出します。トップページに書いてありますが、本の名前は『センター試験英語合格の法則(語彙・語法・文法・発音編)』です。その名前のとおりの本になっております。

灘の高3の生徒たちはセンター試験に特化した勉強をしておりませんので、そういう本って直前にやると意外と役に立つんですよね。

詳細はまた追って書きますけれども、だいたい次のような本です。

●発音とアクセントの基本法則を紹介し、重要な例外を明示してある。

●語法と文法の全項目のうち、重要な項目のみをわかりやすく解説してある。

●目次を見れば、語法のうちの確認したい部分がひと目でわかる。
  (たとえばexplainやsuggestと同じ形で使われる動詞一覧がどこかすぐにわかる)

●語法は名詞・形容詞・動詞などに分かれていて、チェックしやすい。

●文法は重要と思われる箇所のみ項目ごとに挙げてある。

●別冊付録に以下のものが掲載されている。
 ◆発音問題頻出語一覧
 ◆アクセント問題頻出語一覧
 ◆センター試験重要1000単語集
 ◆センター試験重要400熟語集

●発音記号を知らない生徒のために、発音重要語を収録したCDが付いている。

●CDにはキムタツからの激励メッセージが生声で入っている。

別冊はそれだけで発音アクセント集と単語集と熟語集が1冊の冊子になっているので、本体と別々に持っておけば電車やバスの中で勉強するのにいいかなと思います。

CDはipodなんかに入れて聞いていれば、自然と発音アクセント問題に強くなれるんやないでしょうか。激励メッセージも入ってるし(^-^)

というわけで、12月1日に店頭に並びますので、しばらくお待ち下さい。

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(追記)今日はいい天気ですね。文化祭はどうでしたか?


kimutatsu

ライティングも声を出そう!

Posted on: 2007年11月2日(金) 11:02

ライティング&グラマー

ホッと♪ホームルームのほうにも書いたのですが、こちらにも書きますね。

今日はライティング(英作文)の勉強に関する話です。

皆さんはライティングの勉強をするときも声を出していますか?

毎日多くの添削をしているのですが、ええところまで来てるのにもったいないなと思うような答案があります。このレベルまで来ていたら、あとはもう一息ですけどね。ところがそこから抜け出すのも実はちょっと時間がかかります。
 
信じられんかもしれんけど、灘の生徒たちでも、複数形の主語に対してbe動詞をwasにしていたりします。また、to不定詞の後ろに過去形があって、to hadなんてなってる。本人に言うと「あ、ケアレスミスや!」なんていうわけです。
 
読み終えたあとに見直しているらしいねんけど、どうもこういうミスが目立つ。
 
東大英語W&Gの中には生徒が作った答案があります。

灘の59回生たちに手伝ってもらって作った「残念答案」なんですけどね。
 
そこでもやはり上に書いたようなミスが目立つのです。
 
で、これを指摘するとまたまた「ケアレスミスです」と仰る。

確かにCARELESSの持つ本来の「うかつな」の意味ではそうかもしれません。
 
しかしこのミスこそが実力なんだというと、当該の生徒たちは怒るでしょうか。
 
読むという作業に関しては問題ない生徒であっても、書く段階だとそういうミスをします。書くことに関してはそれが実力なのです。不注意なミスをする、そのレベルなのです。それ以外の英語がしっかりしているから余計にもったいない。

で、これは読む段階でしっかりと読めていないからだとも言えます。
 
リーディングの復習をするときに、ちゃんと声を出して音読してない。しているとしても、質的にも量的にも少ないもんやから、英語がしっかりと定着していないわけです。

 東大本郷キャンパス

灘にはALT(ネイティブの先生)がお二人いらっしゃいます。

僕も英作文をしたら彼らに一応見てもらうわけですね。
 
ほとんど英語上のミスはないけど、We should change this ‘the’ into ‘that.’などと指摘される。そして僕も、’That’d be better, thanks.’なんて答える。そういう感じでチェックしてもらうのです。
 
でね、その僕の答案をチェックしているALTの先生が必ずされることがあります。

お二人とも必ずされます。どういうことをされるかわかりますか?
 
声を出されます。必ず。声を出して僕の作った英語を何度も読まれます。
 
小声でひたすら何度も何度もずっと読んでる。
 
We found the small islands that has a lot of tree on them two or three miles away.

たとえばこの英語を目で見ているだけの時には見つけられなかった文法のミスを、声に出して読んだ瞬間に、that節のhasがhadであることがわかることが多いのですね。なにせリズムが悪いからすぐわかる。
 
普段からちゃんと英語を喋っている(音読も含め)人には、英語がもつ特有のリズムが悪いことがすぐにわかると思います。ためしに皆さんも今から声に出して読んでみてください。

Small islands has a lot of tree.

なんだか気持ち悪くないです?すっごくイライラする!という人は素晴らしい。そのリズム感って英語にはとても大事なんです。リズム感はリーディングとスピーキングの時に培われます。
 
islands that has a lot of ・・・あれ?islands that has・・・あら?hadやがな。

a lot of tree on them・・・a lot of tree・・・あれ?treesやがな、とかね。
 
自由英作文でも書き上げた英語の文章を声に出すことで、かなりミスが減ります。

ただしこれは普段からちゃんと声に出して英語を読んでいる人だけに効果的です。
 
いくら言っても声に出さない人はわからないと思う。
 
音読やシャドーイングは非常に効果的で、リーディングをやってる人は必ずライティングの力もついてきます。もちろんリスニングのときもそうですが、リスニング以上にリーディングの時にそのリズム感をつけるのです。

読んだ英語は全て音読する!

それがライティングの力をも養うわけです。
 
自分が書いた英語は必ず声に出しましょう。また模範解答の英語も必ず声に出して読むこと。
 
それが総合的な英語力の向上jにつながるのです。

音読をしている人たちは今のまま続けましょう。継続しているととんでもなく力がつきます。

だから僕は高3になるまでライティングの授業よりリーディングの授業のほうに集中するのです。そして単語や熟語、文法といった基本的な力をつけた上で、英語を英語として身につけてもらうのですね。

よし!これからは英作文の時も声を出してやろうと思った人は愛のクリックを!
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(追記)寒くなりましたね。風邪などひかないように。


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