デコレーションケーキの形をした気球って面白いですね。飛行機が嫌いな
私にとって、乗るのは御免被りたいが、見るのは綺麗で心洗われる。
高いところが嫌いなんですか?
と聞かれるが、もちろん違う。それならホテルの最上階など大嫌いなはず
だが、最上階のバーやラウンジは大好きである(何を言うてんだか)。
嫌いなのは「落ちたら確実に死ぬ」という状態のほうである。だから飛行機
が嫌いなのではなく、高いところが嫌いなのでもなく、状態が嫌なのです。
完全に命を他人に預けているという状態。
それが嫌なのです。
ところが山田クンが嬉しそうに「鹿児島と札幌で講演をお願いします」と。
うむ・・・と声を出したきり、しばし沈思黙考。
講演そのものは全く苦にならないし、私みたいな人間の話を聞きたいという
奇特な方々がいらっしゃる以上、行かないわけにはいかぬ。
また人の前で話すという経験が無才な私の何らかの能力を涵養する部分も
あるので、講演は「東大の入り方」という無粋なタイトルの講演以外は受ける。
ところがね・・・
飛行機かぁ・・・飛行機な・・・あれに乗るのか・・・しかも山田クンと一緒に。
いろいろと考えるのです。「これは落ちるぞ!」という怖ろしい一瞬を考えて
そのときにどういう心持ちになるかを妄想してみることがあります。
携帯メールでいろんな人たちに「今までありがとう!」と送ったり、「わたしは
いなくなりますが、私の魂たる書物たちをよろしく!」と送ったり・・・
でも横には山田クンがいる。絶世の美女ではなく、一緒に逝くのが山田クン。
もしかしたらそこに引っかかってるのかもしれぬなと思いながらも、しかしまぁ
飛行機が落ちる確率ってとても低いのよという、なんの慰めにもならない言を
胸にいだいて、きっと搭乗口をくぐるのでありましょうや。
確率というのはそれが高かろうが低かろうが関係ないのでありましてですね。
100%と0%以外、全て「起こりうる」という意味なのです。
あぁ、みぜらぶる・・・
なんてバカなことを書いてると、きっとチームキムタツの方々から「大丈夫!」
と、これまたなんの慰めにもならないメールが届くのであろうな。
というわけで、来月は鹿児島に、12月には札幌に、行くことになりました。
いずれも先生方が対象の講演ですので、一般の方々にお会いする機会は
書店で偶然お会いする以外にはないかもしれませんが、とにもかくにも・・・
私の無事を祈っておいていただければ幸いに存じます。
今日も愛のクリックをどうぞよろしくお願いいたします。
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(追記)来月は博多と東京にも参ります。これは新幹線で参ります。