KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2014年1月23日

kimutatsu

グローバル人材の育成に関して

Posted on: 2014年1月23日(木) 23:36

kimutatsu116
(首里城にて)

岡山のある学校の先生から、会議でお使いになる資料を送って頂
いて読んでいたのですが・・・

僕のブログの文言をあちこちに引用されていて感激しました。

グローバル人材を育てるってどういうことやねん?ということに関す
る資料でした。なんかこういうのって本当に嬉しく思います。

で、その資料の中にVIEW21の抜粋もあったのですけれども・・・

************************

◎スーパーグローバルハイスクールで育成を期待する人物像とは

▼神代浩 氏(文科省 初等中等教育局 国際教育課課長):

社会を取り巻くさまざまな問題に目を向け、それについて深く考えた
上で自らの意見を広く発信し、多様な文化、専門技能を有する人たち
と協力しながら問題解決へ導いていく力を持った人材、それこそが
グローバル人材である。

SGHに指定された高校に育成してほしい生徒像は、語学力と共に
幅広い教養や問題解決力などの国際的素養を備え、将来は政治や
経済、法律、学術などの分野で活躍することが期待されるグローバ
ル・リーダーの卵です。単に英語教育や国際交流に力を注いでいる
だけでは対象になりません。

********************

この文科省の神代浩って人が書いておられることは、僕がいっつも
セミナーで言ってることと全く同じじゃないか!

That’s the spirit!!!

You couldn’t have said it better!!!

いやぁ、特に「単に英語教育や国際交流に力を注いでいるだけでは
対象になりません」のところがいい。

英語力は付けたほうがいいと思う。

でもいくら英語力が高くても、世界に発信するコンテンツがない場合、
その英語力を使って何を伝えようとするんだ?ってことになる。

教員がテーマを生徒に与えてそれを英語に直し、暗唱して発信する
というようなことでも意味が全くない。

まず重要なのは、この神代って人が書いているとおり、社会に目を
向けて、自分に何ができるんだろうと考えることだ。

いろんなことを読み、聞いて、感動したり思考したりする中で、自分
はこういったことを世界に向けて発信したいという気持ちが出てくる。

あるいは社会の問題を世界に向けて伝えたいと思うようになる。

どうやってこの問題を解決してやろうか、どうやって自分の力を世界
に役立てようかと考えるようになる。

それこそがグローバル人材育成の土台となるはずだ。

英語 as No. 2なのです。コンテンツ as No. 1なのです。

英語ができなくてもグローバル人材にはなれる。

でも英語ができたからと言ってグローバル人材になれるとは限らん。

昨日の夜はこの資料を読みながら、勝手に興奮していました。

問題はそうなるとグローバル人材の育成には英語科だけで取り組ん
でいても意味がないってことです。

大事なのは理科や地歴公民のほうですな、むしろ。

それができて始めて英語力が生きてくるというものなのです。
というか、そのために英語をしっかり勉強するのです。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
「政治、経済、法律、学術」なんだったら、大学の入試に
TOEICを導入するのはナシってことになりそうですねぇ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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