KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2008年9月

kimutatsu

活字文化を大事にしたい

Posted on: 2008年9月12日(金) 10:22

センターリスニング

元々ゼンソク持ちで喉に弱点を持つ木村です。一昨日から体調優れず
昨日は授業が終わってから帰宅して寝ておりました。

┐( ̄ヘ ̄)┌ ナサケナイ

無理したらあきませんね。ちょっと夏休みがハードやったこともあって、
疲れがたまってるなぁと感じているところやったのですよね。

何をしている時間が長いって、英語の勉強よりも、執筆の時間よりも、
野球をしている時間が一番長かったのですね。

自分では相当若いと思っているのですが、44歳の鍛えてない男が、
普通にじっとしているだけでも暑くて死にそうなグラウンドで、ノックを
しながらずっと叫んでるのですから、そりゃ疲れもたまるわな。

無理のないように頑張りますわ。

国立大学英語R

先日アルクの嵯峨さん(この人のお陰でアルクから学参が出せるように
なったのだ)が神戸に来られて、晩御飯を食べながら話しました。

やはり出版業界ってのは厳しくて、参考書や問題集で「これは売れてる」
っていう本はほとんどないということです。特に長文読解系はダメです。

僕が受験生の頃からあるような本のほうが売れていたりする。

僕の本はおかげさまで(売れてはないとしても)比較的大きい書店さんは
置いてくださっているので、ありがたいなとは思っているのです。

でも置かれてない本もたくさんありますよね。中・高校生のネット普及率は
まだまだ低く、アマゾンなどで買う生徒は少ない。書店で買う人が大半。

最初から「これを買おう」と思ってアマゾンで買う場合は別として、いくつか
比較してから買おうとすれば、書店さんに足を運ぶしかありません。

ところが書店さんに置かれていない本のほうが多いのですね。

全体のうち、長文読解系の売り上げは約20%程度。要するに長文系は
みんな買わないんです。長文の問題集なぁ。大事なんやけど。

学校が与えたものと赤本をやる程度なんでしょうねぇ。

英作文やリスニングになるともっと悲惨ということで、全体としてみれば、
学参はあまり売れないということでした。

では一般書は売れているかというと、一部の本を除くとやはり売れない。
不景気だからか、本を買わなくなっているんでしょうね。

売れないから今まで3色刷りだった本が2色刷りになったり、紙質を変え
たりしながら、より安く本を作ろうとします。

そうすると安っぽくなるので、またぞろ本から離れる人が増えたりする。

本って、著者が何年もかけて得たメソッドやスキルをたかだか2000円
や3000円で得られるのだから安いと思うんです。

ところが高いと感じるのは、本に対する認識が薄いんでしょうね。

携帯電話だと月に数千円とか、高い人だと1万円以上も使うのにねぇ。

書店さんもどんどん売り上げが落ちているものだから、特に雑誌が全く
売れなくなっているので、売れる本しか置かなくなっているのです。

日本の活字文化ってこれからどうなっていくんでしょうね。

携帯やネットのコンテンツを中心に新しい動きはすでに見られるんです。
でも本好きな人間からすれば、紙の本って大事にしたいなと思いますね。

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(追記)体調はかなり戻りました。やっぱり睡眠は大事やねぇ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

人を育てる

Posted on: 2008年9月10日(水) 16:45

やる気のでるお言葉

いろんな方々からインタビューなんかを受けると「好きな言葉は」とか「座右の銘は」
とか聞かれることが多いのですが、そのたびに言うてる言葉が違う木村です。

「精力善用 自他共栄」ですね!

とか・・・

「人生何とかなる 何とでもなる 何とでもできる」でしょう!

とか・・・

「大らかに 大らかに」が好きな言葉です!

とか・・・

「人事を尽くし、天命を待つ」は学生時代から寄せ書きに書いていました!

とか・・・

エエカゲンなわけではないのですぞ。好きな言葉がたくさんあるということであって
決してどうでもいいやと思っているわけではないのです。いや、ホントに。

ただやはり普段「人を育てる」という仕事をしておりますので、上の画像にあります
山本五十六の言葉は常に意識しております。

 

やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

 

人を育てる立場の人ってのは相手より上にあることが多いですから、相手がミスを
したりすると「どうしてできないのか」と情けない気持ちになることが多い。

でもそこで責めて相手(生徒や子どもや後輩や部下)をやっつけても、伸びないこと
だって多々ありますからね。怒るのは大事ですが、根底に愛がないとダメです。

僕はまだまだ教員としては未熟なので、特にグラウンドでは頭ごなしに怒ることも
あるのですが、教室ではやっとそういうことがなくなったような気がします。

それで教え子に舐められていては意味がないんですが(笑)

最近は人がミスをすると、鬼の首を取ったかのように大喜びして、ブログや掲示板
などにそれを書き、またそれを読んだ人たちと変な喜びを共有する傾向がある。

そしてもしかしたらこの流れはインターネットという化け物が生き長らえる限り、もう
止められないのかもしれん。もしそうなら非常に残念な国になってしまった。

でも我々教員は単なる英語屋や数学屋になってはならないと思うんです。根底に
「自分たちは人を育て、国を作っているのだ」という意識が必要じゃないかと。

子供たちには人の痛みのわかる、人が失敗しても優しく見守ってあげられる人に
育ってほしいなと願っています。

横柄さや尊大さを誇示して自分の能力を見せ付けるのではなく、感謝の気持ちを
忘れないで謙虚な姿勢で努力を続ける人に育ってほしいなと願っております。

人を育てるのは簡単ではありません。しかし粘り強く、育てていきたいなと思うし、
人を育てながら自分自身も成長する姿勢を失わないようにしたいと思います。

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(追記)『東大英語基礎力マスター』Vol.4を学年で一括購入してくださった
     博多のM先生、ありがとうございます。感謝申し上げます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

ユメタン!完成間近!

Posted on: 2008年9月9日(火) 19:43

ありがとう(^-^)

現在、来月に出版する(できるのか?)単語集『ユメタン』 を作っております。
この単語集は僕が通訳学校に行ったときに学んだ方法を採用したものです。

もちろん灘の生徒たちに対しても同じ方法を使っています。

ちゃんとやらない生徒たちはどんな方法を使ってもダメなんでしょうけれども
普通についてきている生徒たちには効果を発揮しているんですね。

詳しく書くと長くなるのですが、どれだけ語法を理解し、どれだけ反復するか
ということが大事なのだということです。

反復回数が多ければ多いほど、忘れにくくなります。

それに目で見るだけでなく、紙に訳を書き、声に出して発音し、暗唱すること。
つまりいろんなアプローチをしながら覚えることで、忘れにくくなります。

すでに学校によっては「一括採用したい」という声も頂戴していますけれども
急ぐことなく、クオリティーの高いものを目指して作っていこうと思っています。

また日本中の高校の先生方に協力をお願いいたしました。

発音記号は付けるとして、発音のカタカナ表記についてどう思うか。
CDを聞かない高校生に対して、聞かせる工夫はどうすればよいか。
単語の学習をしながら、書いたり話したりする能力を高める工夫はないか。

そういうことを自分のネットワークを使い、メールなり電話なりでリサーチをして、
50人を超える先生方や生徒たちからの声を頂戴しました。

そういう声を吸収し、「覚えた単語を忘れにくい」単語集が出来つつあります。

いよいよ最終局面。手を抜かないで頑張ります。ご期待くださいませm(__)m

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(追記)英語の4技能を全て高め、英語を使いこなしたいという「夢」を
     叶える単語集にしたかったので、今回の書名は僕が決めました。

 


kimutatsu

厳しい言葉を投げてくれる人を大切に

Posted on: 2008年9月9日(火) 12:30

やる気のでるお言葉

僕は数年前からこうやっていろいろと活動していますが、応援してくださる方が
たくさんいらっしゃいます。しかしご意見を頂戴することも多々ありました。

そもそも今まで問題集を出すというと、メインは予備校の講師とか大学の先生
とかのフィールドで、中学や高校の教師で目立った活動をされている人ってのは
稀有でしたからね。それに「灘」という名前のインパクトがあるのも否定できない。

出る杭は打たれるという言葉どおり、打たれたことも多々ありました。

匿名掲示板やブログでいろいろ書かれるのは、正直屁とも思わないのですが、
面と向かって批判されると少しめげたりしていました。

ただ面と向かっての批判というのは僕も相手の方に意見を言うことができます。
そうなると僕はこう思ってるということを話し、そこから議論へと発展します。

議論が始まると、物事は前進します。

相手が「なるほど」とわかってくれることもあれば、「それでもしかし」と仰ることも
あります。そりゃ人によってモノの考え方が異なるのは当然ですからね。

でも最近は僕にモノを言ってくれる人がほとんどいなくなりました。

なので気分よく仕事ができるといえばできるのですが、こういう時こそ気をつけて
自分の考えや取り組みを客観視する必要があります。

やりたいことを全てやると言いながら、裸の王様になってはダメですからね。

面と向かってモノを言ってくれる人がいるというのは幸せなことです。言ってくれる
人だって、やはり覚悟が要る。下手すりゃ人間関係が壊れてしまいますからね。

できれば摩擦なく、ニコニコ笑いながら生活するに越したことはありませんわな。

それでも面と向かって言ってくれるのですから、その方には感謝すべきだと思う。

自分以外に自分を見てくれる人がいて、忌憚なく言葉を発してくれるっていうのは
自分の成長にとっては必要不可欠なことなんじゃないかなと僕は思っています。

それと若い人たちへ。

若いうちは「なんだ、上からモノ言いやがって」という気持ちになりがちですけれど
上からモノを言うのも覚悟が要るんだということを覚えておいてほしいですね。

本当にその人の成長を願っていないとなかなか上からモノは言えません。

愛情や好意の反意語って、憎悪や嫌悪ではない。むしろ憎悪や嫌悪というのは
考えようによれば、愛情や好意の裏返しや一部であったりもします。

愛情や好意の反意語。

それは「無関心」です。

誰も自分に関心を示してくれなくなったら生きていけません。厳しいことを言うて
くれる人こそ、実はかなりの愛情を注いでくれる人なのだと覚えておいてほしい。

もちろん誤解されていることもある。そのときは議論すればよろし。そうすれば
またお互いに成長できるし、物事は前に進むのですね。

厳しいことを言ってくれる人を大事にしましょう。

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(追記)第4回英語教師塾ですが、11月8日(土)あたりになるかも。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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英語の先生応援団

Posted on: 2008年9月8日(月) 16:26

オールスターゲーム

夏休みにアメリカ旅行をしてきたという生徒にもらったメジャーリーグのオール
スターゲームのお土産です。いや、ホントに嬉しいです!ありがとう!

今年の夏休みも実質的に休みなんてなかったのですが、講演の依頼を頂戴
したお陰で、鹿児島とか博多とか鳥取とかに行くことができました。

さらに旅行に行った生徒たちからこうしてお土産をもらったりします。

本当に休みなく働いておられる会社勤めの皆さんに比べると、それでも休みが
多いほうだと思うので、文句を言わないで働いております。

それにまた今年も高3の生徒たちが英作文の添削をしてくれと持ってきてる。
そろそろ『東大英語ライティング&グラマー』をやり始めたようです。

今のところ理系の生徒が多いようですが、頑張ってもらいたいな。

AEDカード
(AEDの市民救命士講習を受けてもらったカードです)

さて、先日行った第3回英語教師塾にはアルク、ベネッセ、数研(チャート)の
方々も参加されたのですが、このたびアルクのHPで紹介がありました。

まずはこちらをご覧下さい。

今回は先生方だけでなく、業者の方々や教員志望の大学生たちも参加され、
大賑わいでした。灘の先生も見学に来られていまして、「勉強になるわぁ」と
おっしゃっていました。有料にしても参加するという声があるのは嬉しいです。

予備校が主催しているものとは違い、先生方が授業をし、それを参加者が
分析したり批評したりするという勉強会にしています。

それぞれの先生方の個性を生かした授業を見学できますので、勉強になる。
僕自身も得られるところが多いので、有料にする気持ちはさらさらありません。

かかる経費は全て僕が出しますし、先生方に必要なのは旅費や宿泊費以外
特にありません。もちろんやる気負けん気向上心は必携であります。

こうやって連日にわたって参加されたアルクの皆さんによるレポートを読んで
いると、これからもがんばって続けていってやろうと思っています。

今回は長文読解でしたが、次回はまた英作文がいいかなと思ったりもします。
お題を普通の英作文と自由英作文にして、先生方に選んでもらうという形で。

12月にすると多忙を極めるので(なにせ文字通り、先生方が走る月なのだ)、
できれば11月のどこかの土曜日にやろうかなと考えております。

参加者が多いと土日に跨る形となりますが、灘でやるのと違って場所がなぁ。
場所代が高いと辛いしさ。無料で貸してもらえるところがあれば嬉しい(>_<)

まぁそれはそれとして・・・

九州の先生方とかなり仲良くなれましたし、関東の先生方とも縁ができればと
願っております。その節はどうぞよろしくお願いいたします。

熱心な先生方が増えればいいなと思われる方は愛のクリックを!
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(追記)予備校の教室とか貸してもらえんかなぁと。

 


kimutatsu

春こそ悲願の1勝を!

Posted on: 2008年9月8日(月) 13:08

笑い猫

「試合、負けたらしいね」と言われるたびに、顔こそ笑っていますが悔しさが
こみ上げる木村です。 「惜しかったんですけどね」と言う自分も嫌やなぁ。

やはり勝負事ってのは勝たないとあきませんな。

昨日と同じことを言いますが、春こそ勝てるように頑張りたいと思っています。

昨日は敗因を分析しておりました。僕の采配ミスも含めて。

負けたのは監督のせいなので、僕自身が分析し、それを生徒に伝えないと、
いつまで経っても勝てません。じっくりと考えてメモしておりました。

当然のことですが、試合に出ていた選手たちのせいで負けたのではない。
やはり練習方法も含め、監督自ら反省して取り組みを変えないとあきません。

強いチームと比較しながら、ではどうすれば強くなれるのかを考えたいなと。

英語の成績をあげるにはどうすればいいですかという質問には即答できます。
しかし野球に関してはずぶの素人ですから、よく勉強しようと思っております。

何とか公式戦で1勝したい!(>_<)

頑張る選手たちに愛のクリックをお願いします!(>_<)
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(追記)競争意識を強く持たせないとあきませんね。層を厚くします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

秋が終わりました

Posted on: 2008年9月7日(日) 18:00

灘中野球部

まだまだ残暑が厳しい日々が続いているのですが、灘中野球部に関しては
秋が始まる前に、早くも秋が終わりました。次は春を目指して頑張ります。

最終回の裏に同点に追いつく粘りを見せ、延長戦までもつれこんだのですが
最後の最後は相手の強打に屈する形となりました。

残念無念!(┬┬_┬┬)

ただね、生徒たちにも言うてたんですが、技術的には格段に進歩してるのです。
夏の最初に比べると上手くなった。今日もダブルプレーを1つ成功させました。

プロ野球や甲子園の大会では普通に見えるダブルプレーですけれども、正確さ
が要求されますので、こういう中学の地方大会レベルではかなり珍しい。

なのにどうして負けたのか。

僕はメンタル面にあるんじゃないかなと思っています。

相手が先制点を取ると一気に「負けるんじゃないか」と思ってしまったり、速球
投手と対戦すると、やる前から「打てないんじゃないか」と思ってしまったり。

勝負ごとというのは受験も含め、相手を呑むぐらいの気持ちが大事です。

もちろんそれは日々の練習(や勉強)によって培われる自信が根底にあります。
あれだけやったのだから絶対に勝ってみせるという気持ちが大事ですね。

そりゃ相手も必死にやってる。

必死にやってるもの同士なんだから気持ちの強い人が勝つに決まっています。

秋の大会は終わってしまいましたが、次は春の大会に向けて、メンタル面での
課題を克服するべく練習や練習試合に励んでいこうと思っております。

負けん気の強い木村は実はかなり悔しいのですが、気持ちを切り替えまして
「春」に向かいます。「灘が快進撃」と言われるように頑張りますから。

選手諸君、この無念さは3月の大会で晴らそうやないか!

負けはしましたが、頑張った選手たちに応援のクリックをお願いします!
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(追記)応援のメールをくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。
     次こそはご期待に応えますので、ご支援ご協力をお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

頑張る人たちは素敵だ

Posted on: 2008年9月5日(金) 11:44

酒井さん

昨日は酒井社長と晩御飯を食べてきましてね。楽しかったのですけれども
笑いすぎてちょっとだけお腹の筋肉が痛いです。いやいや、ほんとに。

出版業界の現状や課題などについて議論していたはずなのですが、いつも
どおりに気がつくとはじけておりました。酒井さん、最高ですわ。

実は10月に単語集を出すのですが、それの話もしておりました。

それから来年にはある出版社から勉強法の本も出すのですが、その話も。

結局どういう本を出しても売れないとあっという間に書店さんの書棚からは
消えてしまうのが現状です。売れないのですからしょうがありませんよね。

僕の本はおかげさまで何とか書棚に置いていただいている書店さんが多く、
感謝しておりますが、それでもこれからどうなるかわかりません。

僕の本も「売れる」っていうても年間に各2000冊程なので、例えば一般書の
○万部突破!なんてのに比べると全く売れてないといってもいいのですが。

それでも他の問題集に比べるとまだ多少は売れているということだそうです。

一般書でも映画になるようなのは売れてますが、そうでないものは悲惨です。
まったく売れてない。本は売れないのです。なので専業作家は食えない。

書店に行く人は多いかもしれませんが、雑誌をはじめとして、本が売れない。

出版社サイドとすれば、ではどういう本を出せば読者や書店さんのニーズに
合うのかを考えるようにしないとダメだよねという話で一致しました。

僕の周囲は本好きが多く、年間最低百冊は読んでいるというケースもある。
物凄い人だと数百冊読むという人もいらっしゃる。

でも20冊も読まないという人のほうが圧倒的に多いのが実情なのです。

日本人は忙しすぎるんでしょうかねぇ。

晩御飯を食べ終わったら、ゆっくりと寝るまで読書を楽しむなんて時代は
もう来ないのかなと思いつつ、でも物書きの端くれとしては頑張ろうと思い
ながら帰宅いたしました。酒井さん、ありがとうございましたm(_ _)m

酒井さん2

それと酒井さんとは全く関係ない話ですが、「キムタツお勧め参考書フェア」
というのを複数の書店さんが同時に行って下さる企画を考えているそうです。

今はその参考書や問題集をリストアップしているんです。英語だけなんですが
それぞれ「英単語」とか「文法」とか「英作文」とか分野ごとに選んでいます。

あちこちの書店さんで同時に行うということですから、お楽しみに(^-^)

三省堂書店さん

僕のほうは日々の授業をちゃんとやって、野球を楽しくやって、そのうえで
自分の書きたい本をひたすら夜になると書くという日々がまた始まりました。

毎日のように仲間がメールをくれます。嬉しいことです。

昨日書いた桂枝雀さんの落語CDを買ったという東京の先生からは、次の
ようなメールを頂戴しました。

*********************

先生、桂枝雀さんのCD毎日聴いています。
通勤の行き帰り、私が購入したのは二話分しか
入っていないので、繰り返しなめるように
聴いております(^_^)v

面白いだけでなく、いや、勉強になりますね。

「間」があるからそれ以外の部分がより引き締まる。

そんな感じを受けております。

YouTubeでは動画も見られるみたいなので、
合わせて楽しんでいます。

今聴いている「落語大全」のシリーズを制覇する予定です。

と言っても、40巻もあるんだけれど…

楽しみながら、うん、うん、と言いながら、
40巻を「潰して」いこうと思っています!(^^)!

2月の教師塾以来、私の中で何かが変わったと思います。

いいものはどんどん真似をして、
自分なりにアレンジして、ますます取り入れていこうと
考えています。

そのような機会を創っていただいた
木村先生には、本当に感謝しております。

**********************

この先生も第1回の英語教師塾に参加され、研鑽された後に第3回のにも
参加されました。第1回では僕から少し厳しいコメントをされた先生です。

ところが第3回の授業では驚きました。物凄く上手くなっていらっしゃった!

他の先生からも「すごく上手くなりましたね」というコメントがありました。

熱心な先生ってのはやはり結果を出しますね。英語の勉強だけではなくって
間の取り方や目線の配り方などの勉強をしっかりとやっていらっしゃいます。

我流でやってもダメです。人から指摘され、それを吸収して、自分でカネを
使って自分に投資しながらやるのです。でないと上達しません。

桂枝雀さんのCDも高いんですが、高いなぁと思って買わない人と、自分を
ちゃんと育てようとして買って勉強する人とでは大きな差が出ますよね。

僕もその先生に負けないように頑張ろうと思います。
頑張ってる受験生に負けないように、できる限りの努力をしようと思います。

酒井さんといい、その先生といい、教員をしているだけでは出逢えなかった
方々と出逢え、刺激を頂戴できるのはありがたいことだと感謝しつつ。

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(追記)ちなみに次の英語教師塾は東京かなぁ・・・と思いながら
     日が取れないので迷っております。
     関東の先生方にもお逢いしたいんですよね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

何ごとも勉強ですね

Posted on: 2008年9月4日(木) 15:42

教室

英語教師塾の反省会をデジカメの動画で撮っていた人がいらっしゃいましてね。
それをコピーさせてもらったのですが・・・ホントになんというか・・・

反省会の様子を見て、反省している木村です。

参加した先生方、アルク、ベネッセ、数研の方々、一緒に反省しましょう!(笑)
何人かの方々が反省会のビデオをほしいと仰ってるのですが送れません。

どうもファイルが重くてですね。なので逢ったときに見せます。

それから先般の倉吉東の講演を、ICプレーヤーを買ってきて録音したんです。
教師になった頃に小さいラジカセを使ってカセットに録音したのを思い出しつつ。

で、それを聞いているのですが、まだまだ改善点があるなぁと思っております。
自分の授業や講演を記録して聞きなおすのは非常に勉強になりますね。

特に教員って、職業柄? どうもクドイ。

同じことを何度も繰り返す習慣があります。授業では大事な点を繰り返しながら
説明する手法を取るのですが、それが一般的な会話でも導入されたりする。

結婚式のスピーチで、長々と同じようなことを喋ってる人が多いけど、よく聞くと
高校時代の恩師であるとか、要するに教員であることが多いんですよね。

だからこそ録音して、それを聞きなおすという作業は、自分の話し方や話術を
改善するためにも非常に有効なのです。

中旬にはまたまた企業の経営者の方々の前で講演する機会もあるし、他校の
生徒たちの前で話す機会もあります。

それぞれ録音しながら、話術を高めてやろうと思っております。

我々英語の教員にとって英語ができるのは当たり前ですからねぇ。
英語プラス何ができるかがこれからの課題かなと感じております。
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(追記)英語教師塾に参加されていた先生が、僕の話を聞いて
     桂枝雀さんのCDを買ったそうです。素晴らしい!
   

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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読解力を高めるために、その4

Posted on: 2008年9月3日(水) 23:39

酒井社長

この写真がかなり好評らしいのですが、NEXTSTAGE社の酒井社長です。
明日のブログでは酒井さんとのツーショット写真が出るかもしれません。

長いこと会ってなくてメル友状態なのですが、明日は久々に会うのです。

こう見えてかなり忙しくしている上に、酒井さんも日本中飛び回ってるので、
二人が時間を合わせるのは至難の業なのですが、明日は偶然合いました。

というわけで、前から9月4日は予定を入れないようにしていました。

お互い「持ちネタ」は掃いて捨てるほどあるので、かなり盛り上がると思うが
まぁまぁ飲みすぎないように気をつけようと思っております。

国立大学英語R

お陰さまで好評の『国立大学英語リーディング』ですが、前回の記事の中で
長文を読むのにいちいち構造分析をしながら読んでたらアカンと書いた。

そして第3回英語教師塾でもそれについて説明をし、先生方の理解を得て、
実際に僕が授業をしたのですが、やはり反響が大きかったですね。

反響が大きかったということは、ほとんどの皆さんが「これがSで、これがV」
という形で長文読解の授業をされているだと思うんです。

でもそれではダメだと書きました。細かい点までこだわるという点ではOK。
だけどそれだと試験時間内にホントに解けるのか?という問題がある。

で、長文に入る前の基礎段階では、何でもいいから英文解釈の本を1冊か
2冊潰しておくことです。そんなに難しいのじゃなくってもいいけどね。

今月の中旬に『東大英語基礎力マスター』Vol.5が出るけど、そこではもう
最初から最後まで構造分析をし、全ての文に解説を加えてあります。

この手の解説は長文読解問題集では不要だ。
(ましてCDも付いてないということになると、僕は推薦しません。)

単語や文法を押さえるといった勉強とともに、英文解釈用の問題集を使い、
構造分析をする練習をしておくのです。長文用の問題集ではなくって!

たとえば阪大や九州大といった旧帝大レベルの問題でも、1題20分程度で
読み終えることができる。でも構造分析していたらそれでは足りないでしょう。

だから長文の勉強をする前に構造分析はできる状態にしておくのです。

え?矛盾しとる? だから「大事なところだけは構造分析をする」ためにね、
つまり下線部訳の問題対策みたいな感じで構造分析の練習だけしとく。

頑張ってるから悩むねん

つまり長文を読む段階で持っておきたい「力」は次の4つですね。

● 語彙力
● 基本的な文法力
● 構造分析力
● 日本語の本の読解力

これができることが準備段階です。そう、受験勉強を始めるための準備です。
語彙ができてないとか文法が不安だというレベルでは、読めるわけない。
それに日本語の評論文が読めない人に英語で書かれた評論が読めるか。

すでに日本の受験英語は英文和訳重視タイプからは脱却しているのです。
構造分析がいくら得意でも、それだけではまったく対応できません。

ですので、文法をやったり単語を覚えながら例文を覚えたりしつつ、文の構造
をチェックするのは非常に大事なのですが、それも準備でしかありません。

では次の段階ではどうするのか?

それはパラグラフ単位で「筆者のいいたいこと」を正確につかむ練習をする!
ということなのです。特に読書経験のない人にとっては大変なレベルです。

正直すべての教科や科目が「読書」のうえに成り立ってるのだということを、
我々中学や高校の教員はもっと声を大にして言わねばならぬ。

単語を覚えた。文法も理解した。構造分析もできる。

ところがそれだけでは英語は読めません。少なくとも長文は読めません。
読めるかもしれないが、恐ろしく遅いペースで読むことになります。

準備段階(構造分析をする段階)から「筆者の言いたいことをつかむ」という
練習を重ねておくのです。で、長文をやりながらも段落をしっかりと意識する。

長文を読み始めた時期にこういう練習をしているかどうかは大事ですね。

それこそ『国立大学英語リーディング』には構造分析図がついてないぞ!
なんて情けないコメントを言わなくても済むように練習をしておくことです。

やり方はまた今度書きますね。構造分析についてちょっと苦手という人は
長文をやる前に必ず練習しておきましょう。

上にも書きましたが、『東大英語基礎力マスター』Vol.5はちょっと構造の
複雑な文を載せてありますので、それで練習すればいいかと思います。

その段階が終われば、いよいよ読解力を高める練習に入るのです!

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(追記)西大和時代の教え子から何年かぶりに連絡がありました。
     東京で頑張ってるみたいです。田中君、手紙をありがとう!

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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