KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年1月

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センター試験平均点比較

Posted on: 2010年1月18日(月) 1:46

あれから15年

あれから15年ですね。僕は何故か1月17日はかなり早い時間に目を
覚ましてしまいます。去年もそうでした。今年も。

お亡くなりになった皆さんのご冥福をお祈り申し上げます。

さて、センターの平均点速報です。2業者を比較しますね。

 

           ベネッセ(駿台)    河合塾     2009発表平均点

900点文系      546        547         555
900点理系      564        542         573
国  語         106        111         115.46
世史B          62         62          62.70
日史B          62         59          57.94
地理B          64         64          64.45
現代社          58         60          60.19
倫 理          70         71          71.51
政 経          63         59          69.31
数ⅠA          53         48          63.96
数ⅡB          58         55          50.86
生物Ⅰ          67         70          55.85
化学Ⅰ          57         53          69.54
物理Ⅰ          59         54          63.55
地学Ⅰ          62         60          51.85
英語筆         120        117         115.02
英語リ          29         29          24.03

 

河合塾!(笑)ちょっと!当日の速報で、数学ⅠAは「昨年並み」ってHPに書いて
たのに、平均点速報では大幅に難化になっとるやん!変わっとる!

河合塾の皆さんも不眠不休で頑張っておられると思うので、まぁ良しとしよう。

実際の平均点はどうなるでしょうね。それとベネッセと河合塾とでは、900点の
理系で大きい差がありますね。これも気になるところです。

とりあえず速報でした。

 
 


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3教科昨年度対比

Posted on: 2010年1月17日(日) 17:49

二次試験会場正門にて

センター試験の英語の問題を全部解いたけど、あれでは差がつかないなぁ。
逆に言えば、語彙的にもコンテンツ的にも良い内容やったんやないか。

2大業者のサイトで、昨年と比較してみると・・・

        ベネッセ(駿台)     河合塾

英筆記    やや易化(いか)   やや易化
英リス     やや易化        やや易化
数Ⅰ・A    やや難化        昨年並み
数Ⅱ・B    やや易化        やや易化
国 語     やや難化        昨年並み(古漢はやや難化)

となっておりました。英語は「やや」どころか、思い切り易化したんじゃない?
リスニングも易化でしょう。

センター試験はもっと平均点を上げたほうがいいよ。単なる資格試験にして
しまって、ある程度の点数を取ったら、二次試験を受ける資格を得るっていう
感じにしてしまったほうがいい。

まぁとにかく英語に関しては、難しい単語もほとんどなく、変な問題もほとんど
なかったので、来年以降もだいたいこういう感じでいってもらえればと願う。

というわけで、プチ速報でした。

 

(追記)新春プレゼントですが、締め切りました。100名を大幅にこえる
     申し込みがありました。抽選は厳選に行いますので。

 


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ユメに向かって頑張ろうぜ!

Posted on: 2010年1月17日(日) 8:32

TODAI

センター試験&中学入試2日目。受験生諸君は頑張ってくださいね。
英語の問題を見ましたが、筆記もリスニングも平均点はアップしそう。

第5問の出題形式が多少変わったけど、あの程度なら想定内やな。

むしろ昨年よりも取り組みやすいわ。

昨日の夜に焼き肉を食べに行って、ダイエット中とは思えないぐらい
肉を食べ、ビールと焼酎を飲んだ。

そこに、大阪の後クンからメール。

「センター会場でユメタンを試験前に見ている受験生がニュースに映
っていました。試験開始直前で緊張しているときにユメタンを手に心
を落ち着かせていると思うと、嬉しくなりますよね。ガンバレ!って思
います(●^o^●)」

もちろん他の問題集を持っていた受験生だっていっぱいいたんだろう
けど、こういう連絡はとてもうれしかった。

後クン、ありがとう!

これがアルクの人からのメールではなく、他社の人からのメールって
いうのがまた嬉しい。人と人とのつながりは大事にしたいな。

別件で全国640名の先生方にメールを流したら、昨夜だけで100名
を超える先生方から「協力したい」と返信があり、これまた感激。

やっぱ人やな。ストラテジーも大事やけど、人との縁を大事にしよう。

というわけで、何はともあれ受験生は今日もガンバレ!っていうより、
終わってからこのブログを見る人が多いと思うので・・・

とりあえずセンター試験、お疲れさん。でもこれは入試ではないので、
本番に向けてもう一度メンタル面での準備を整えよう!

持ち点は多ければ多いほどいいけど、少ないからといって諦めるな。
木曜日あたりに行われる各社の分析発表を待って、勉強しよう!

 

(追記)広島と大阪の学校で『ユメタン』の1をご採用頂きました。
     ありがとうございます。先生方の指示を守って、頑張って
     単語力を身につけていってくださいね。

(追記)ある電子辞書に『ユメタン』が搭載されました。またそれは
     追って書きます。ありがたいことです。

 


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プラスイメージを持って進め!

Posted on: 2010年1月15日(金) 13:34

センター前日!

いよいよ明日からセンター試験です。本校では中学入試がある。 受験生の
皆さんはどうぞ最後の最後まで、粘り強く頑張ってきてください。

問題を解いているときに「あぁ、もう無理かな」なんて思うと、どんどん無理な
方向に進んでいきます。あきらめたらあきませんで!

神様は熱く頑張る人が大好きです。

自分は絶対に上手くいくのだ!ミスなんてするわけがないのだ!と何度も何
度も口に出しながら(←ここ大事ね)試験会場へ向かいましょう。

具体的なアドバイスはこちらに書いてあります

緊張したり焦ったりするというタイプの人は、「成功しよう」なんて思わないで、
「今もってる力を出し尽くしたらいいや」ぐらいの気持ちで臨もうぜ。

ん?ドキドキしてる?

じゃあちょっと僕がいつもやってるちょっとしたオマジナイを。

目をつぶってみ。え?読めなくなった?お前らなぁ・・・笑わしとんかい。

先に読んでからやるんや。ほな、もっぺんいくで。

目をつぶってみ。そうしたらいろんな模様が見えるやろ。そのさらに向こう側
に自分なりの場面を作るんや。教室でもOKやし、大学の正門でもいいわ。

次はそこでガッツポーズしてる自分を立たせてみ。まるで満塁サヨナラHRを
打った新人のプロ野球選手みたいに、大きいガッツポーズを何度もしてる。

周囲でお前たちの両親や先生方が拍手してる。これは二次試験もいけそう
やなと叫んではる。

次は教室で自己採点のシートに記入してる自分や。そこに書いてる自分を
妄想するんや。英語の欄に197点と書き、数学には200点、国語には180
点、選択した地歴や公民、理科の欄には90点以上を書いていくねん。

先生が横で「英語、お前満点とらんかい、あほ!」と笑ってる。「しょうもない
ミスしましてん」とお前たちは笑ってる。

先生が「受験大学は変えへんか?」とお聞きになり、キミは「変えません」と
笑顔で答える。40日後の入試に向けて、また気持ちを入れ直してるねん。

僕はこういう妄想を何度も何度も寝る前に楽しんでから寝るようにしてる。

妄想と笑う奴は笑えばええやん。人は人、俺は俺や。俺の人生やねんから、
他人の目なんてまーったく気にしなくていい。迷惑かけてないんやから。

そのプラスイメージを持ったまま、試験会場まで行け!
余計なことは考えるなよ。失敗するイメージはほんの少しも持ったらあかん。

大丈夫? OK? プラスイメージの自分を持ったか? よっしゃ、行ってこい!

 

(追記)中学受験をする人たちも頑張ろうぜ!

 


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いよいよ待望の入試

Posted on: 2010年1月13日(水) 14:35

TODAI
(東京大学本郷キャンパスです)

いよいよ待望の入試が近付いてきましたね。また平均点の予想をアップ
しますが、そういうことを気にせずに最高のパフォーマンスを発揮できる
ように、準備を怠らず行ってくださいませ。

準備というのはつまり勉強のというよりもむしろ、メンタル面の準備とそれ
から体調管理とを意味しています。

前から同じことを書いていますが、仮に範囲を100%マスターすることが
できなくても、それはしょうがないのです。

100%マスターしている人のほうが少ないのですから。

むしろ70%なり80%なりの自分の力を出し切ろうと意識することですよ。
80%しかわからんかったら80点かというとそういうことではないはず。

たまたま合ったというところも合わせると、結構な高得点になるはず。

あいまいな部分が気になるとは思うけど、この時期は逆に、自信のある
部分に照準を当てて、そこをさらに強化するような勉強でいいのではない
かと思います。そこが出題されれば絶対に取れる!ようにしとくことです。

受験生諸君、頑張って下さいね。

 

(追記)新春プレゼントの締切は明後日です。
     かなり多くの高校生や先生方から申し込みがあります。

(追記)大矢復先生、メールをありがとうございました!
     感激しました!

 


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授業が始まりました

Posted on: 2010年1月13日(水) 9:32

NISHIYAMA

今朝、メールをたくさん頂戴しまして、いろんな場所で雪が降っているそうです。
鹿児島の先生からも佐賀の先生からも広島の先生からも頂戴しました。

鹿児島の先生と佐賀の先生(いずれもオッサン)からは写真も送っていただき
ましたが、10センチぐらい積もっているということです。

皆さん、怪我のないようにご注意下さい。

その鹿児島の・・・

昨日から授業が始まりました。早速「動名詞」から入ったのですが、生徒たち
には来週からいよいよ『ユメタン ゼロ』の試験を行う旨を伝えました。

最初は単語だけ。日本語から英語の変換ができるかどうかを問う小テストを
1週間に100問ずつ。それが終わればフレーズを50問ずつにしようかと。

高校1年で『ユメタン 2』まで入る予定なのですが、中2から中3夏までにゼロ
を終わらせ、中3から高1の夏までに 『ユメタン 1』を、そして続いて2へ・・・

こんな感じで進んでいくことになりそうです。

単語の覚え方は生徒に指示しました。

最初は本編を見ながら「英語→日本語」で意味がちゃんと言えるかどうかを
チェックすればよろし。

CDが確認テストになっているので、それをipodなどに入れたりCDデッキにか
けたりしながら流すようにと。

「常に」と流れた直後にalwaysが流れるので、放送より前に発音せよと指示。
放送より先に言い終わらなかったら負け(笑)。言えたら「勝ち」だ。

次は各ユニットの最後に、それぞれの100語をバラバラに並べ替えて、左に
日本語、右に英語を載せたページがあるから、それを見ながらスペリングが
書けるように練習をせよと。これで完璧。

100語を1週間で何度も繰り返すことになりますから、絶対に覚えられるよと。
すでに『ユメタン 1』をやってる生徒もいるんだけど、とりあえずゼロからやる。

先へ先へ進める生徒はいいんだけど、僕は苦手な子に合わせてやりたい。

ちなみに冬休みの宿題は『ユメタン ゼロ』のUNIT00を覚えてくる、でした。
それだけ。他の宿題は一切なし!

試験問題は全て「日本語→英語」なので、スペリングを間違えると×なのです。

出題した問題の一部は以下のとおり。皆さん、書けますか?

*********************

蛇口が壊れている。
Something is wrong with the (   ).

冷蔵庫にモノを入れすぎてはいけません。
Don’t put too many things in the (   ).

僕の部屋にはカレンダーがない。
There is no (   ) in my room.

帰宅途中に救急車が通り過ぎた。
On my way home, I saw an (   ) passing by.

*********************

この『ユメタン ゼロ』のUNIT00に出てくる簡単な、あるいは身の回りの単語、
ここで覚えておかないと後になって困るはずです。

ほとんどの生徒が100題中80点以上でしたが、中には酷いのもいますので
楽しい再テスト攻勢をかけたいと思っております。

『ユメタン 1』になったら1週間50個にするかもしれませんが、無理ないように
その代わり全部完璧に覚えてもらうつもりです。

 

(追記)単語は同じ単語にいかに出会うか。その頻度で決まります。
     音声CDを使わないと、効果は半減しますからご注意あれ。

 


kimutatsu

この前、大阪で

Posted on: 2010年1月12日(火) 19:23

阿修羅が・・・

 

阿修羅の面をかぶって歩いていたら、客の呼び込みをしていらっしゃった

見知らぬお侍さん2人に切られました。

 

残念です。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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キムタツ堂書店:50冊ご推薦申し上げます

Posted on: 2010年1月11日(月) 18:25

日教販さん

先日、アルクの中村さんから上の画像が添付されたメールを頂戴いたしました。

日教販さんの大市会が開催されるということで、その中にキムタツ堂書店のブー
スが作られていた!ということでした。 

慌てて日教販の河野社長に電話をしまして、お礼を申し上げました。びっくりしま
した。ありがとうございます。

大市会ってのは、取次さんの新年会&見本市で、宴会場とは別の場所に各社の
書籍が多数陳列されるということで、かなり壮観だということでした。

書店さんや出版社さんでごった返す会で、その中に日教販さんが僕が推薦申し
上げた本のブースを作ってくださったということです。ありがたいですねぇ。

ちなみにキムタツ堂書店の50冊ですが・・・

僕の本だけではありません。僕が推薦した50冊の本が陳列されているのです。

今度、その50冊の紹介、使い方などを書いた本を出します。よければご覧下さ
いね。出版は今月の22日ですが、おそらく25日ぐらいに店頭に並ぶはずです。

安河内先生や大矢先生、飯田先生、竹岡先生、和田玲先生といった先生方の本
が含まれています。

出版に際してご挨拶の手紙かメールを送らねばならないと思っています。
著者の先生方は著者の先生方で思いがあると思うのですが、僕なりに「こう使う
べきではないか」と思う部分を書いております。

 

(追記)金蘭会中学校・高等学校で『ユメタン ゼロ』をご採用いただきました。
     担当の宿口先生、ありがとうございました。中学1年生にお与えになり、
     生徒たちに単語力を付けさせるということでした。
     生徒たちは先生の指導に従って、どんどん英語の力全体をアップさせて
     いってください。必ずCDを使うように。でないと効果は半減します。
     先生、また何かお役に立てることがありましたら、ご連絡くださいね。

 


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多謝!関西支部の新年会!

Posted on: 2010年1月11日(月) 13:39

Wonderful!

9日にチームキムタツ関西支部の新年会が行われ、50名の先生方がお集まりに
なりました。加入されている640名の先生方のうち、これで関東支部、九州支部の
忘年会と合わせて、1/6のメンバーとお会いしたことになります。

上のケーキですが、僕は今月末が誕生日なのですけれども、それに先駆けまして
先生方がサプライズ企画ということで、作ってくださったものです。

ありがたいです。

途中で、ある先生の中高6年間の指導計画(シラバス)の発表会を行い、その先生
から、いつどの時期にどの教材を使ってどう教えるかの発表がありました。

また別の先生方数名を指名して、たとえば高2と高3の読解指導をどのようにして
行っているか、高3の直前期の指導をどのようにしているかなどを発表してもらいま
して、最後に僕から中学英語の定着について話をさせていただきました。

飲み会 includingプチセミナーという形で行いましたが、かなり好評で、今後の会の
プロトタイプになるのではないかと思っています。

参加された先生方は、当初は二次会の参加希望者が20名ほどだったのですが、
結局ふたを開けると、飛び入りで35名の先生方が二次会に参加されました。

そして英語の勉強法、授業法などについて、熱い熱い議論が各テーブルで行われ
ていたようです。僕はそれぞれのテーブルをまわって、少しずつ話をしました。

こういう形で、知らない先生方と交流が持てることを嬉しく思います。

徳島の先生、九州の先生、東京の先生など、関西以外からも多数参加されまして、
交流を深めました。ラサールの丸山先生と駒場東邦の佐藤先生は我が家に泊まり
ましたので、夜遅く(朝早く)まで議論し、また翌朝も議論しておりました。

このムーブメントがたぶん全国的に広がっていくと思います。

だって2008年の秋には50名しかいなかった先生方の輪が、2009年の秋には、
640名にもなっているのですから。今年の暮れには1000人を超えてるでしょう。

それぞれの先生方が「どうやって単語集を使えばいいのだろう」とか「どうやれば
英語ⅠやⅡの教科書を有機的に使えるのだろう」など、悩みを持っておられる。

それは学校の教員だからこそ持っている悩みなのではないでしょうか。

そういうことを隠すのではなく、むしろ共有しあうからこそ、その学校の生徒たちに
還元できるだけでなく、日本の英語教育全体がインプルーブしていくのです。

北海道から沖縄まで、この会が広がっていくのを生暖かく見守ろうと思っています。
参加された先生方、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!

 

(追記)茶色っぽいマフラーの忘れ物がありました。私が預かっております。
     こちらをご覧の先生で忘れた先生がおられましたら、ご連絡下さい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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まだまだこれから

Posted on: 2010年1月9日(土) 11:06

東大英語リスニングBASIC

ご好評頂いている新春プレゼントですが、 やはり『ユメタン』と『東大
英語リスニングBASIC』の希望者が多いという報告を受けています。

締切は15日になっております。よろしくね。

昨日の夜に西南学院中高の田中先生と電話で話してたんやけれど、
人間というのはおもろいもんで、なんか上手く事が運んでる人を見て
自分もガンバろという人と「あんなん大したことない」という人がいる。

当然ながら、前者はどんどん伸びるし、後者はその「大したことない」
人よりもさらに大したことないわけで、前者でありたいと願っとります。

英語の他の先生方もあちこちでセミナーをやられているし、そういう
セミナーにどんどん参加して、自分の方法を膨らませたい。

どんなセミナーにでも自分の血肉にすべきものがあるはずや。

長渕剛の歌で「1つの山を越えたら、そこから下を見下ろす人がいる。
向こうにそびえる遥か高い山を忘れて、今の自分に酔う人もいる」と
いう歌詞の歌があります。

今の自分に満足していて、他の人たちを見下ろすようではダメです。
まだまだ自分なんて大したことないと、努力し続けないと。

今年は昨年以上に考えて考えて、授業の方法を構築し、それを他の
先生方に伝える一年にしたいと考えています。

ジュンク堂さん

僕もこうすれば英語の成績は上がるという、自信めいたものがある。
それを全国の英語の学習者や指導者、保護者の方々に伝えたい。

だからと言ってそれを僕が絶対視して、研究を怠ってしまうと良くない
と思うんですね。

例えば英語Ⅰや英語Ⅱの教科書がありますよね。あれを使ってどう
効果的に授業をすれば、生徒の力は伸びるんでしょうか。

あるいは教科書の指導用CDがありますが、あれをどう使うべきなの
でしょうか。まさか生徒たちが読む時に流すだけで力が付くわけがあ
りません。あれにはあれで効果的な使い方があります。

教科書会社でさえも、それをうまく伝えきれていないのではないかと。

あるいは文法の授業ってつまらないって言いますよね。でもそもそも
文法の授業ってもっとアクティブで笑いの絶えない授業なはずですし
新しい知識を身につけることは、人間にとって楽しいことなはずです。

つまらないわけがない。

だったらそういう授業をどのように展開するのか。あるいはそこから
英作文の力を伸ばすためにはどうするのか。英作文の授業だって、
単に楽しいだけじゃなく、どんどん力を伸ばすことができます。

楽しいだけ、アクティブなだけではだめです。力を付けてやらないと。

sayings

でも特に若い先生はわからないことが多いし、若くなくてもみんな多
忙だし、年齢がいくと疲れるし、新しい勉強をせず、昔の方法にしが
みつくことだって多いのです。

もちろん昔の方法だって良いところは取り入れればいいのです。

でももっと良い方法があるんじゃないかと模索し続けることって大事
です。ビジネスの世界では当たり前のことなんですが、教授法という
点でいえば、教え方も教材の使い方も、僕らが受験生だった頃から
あまり変わっていないんじゃないかと。

教える側が心を開いて、新しいことを受け入れ、今の自分を越えよう
と努力する姿勢を見せるから、生徒たちも刺激を受けて、自分たちも
頑張ろうと思えるのではないでしょうかね。

他の先生の悪口を言うのが上手いだけ、自分の自慢を話すのが上
手いだけという教員になってしまっては、害悪以外の何物でもない。

生徒たちにもっと本を読めというのなら、自分がまずは本を読まない
といけないのは言うまでもありません。

生徒たちに夢を持てというのなら、自分が夢を生徒たちに語らないと
いけないはずです。

うちの生徒たちはリスニングができないというなら、自分がリスニング
の神様になって、その体得方法を伝えるから、説得力が増す。

うちの生徒たちは英作文ができないと愚痴る前に、教員の側が英作
文の達人になって、その域に達した道筋を生徒たちに伝えることで、
教員の言葉にオーラが生まれるのです。

そう言っている僕はどうなんやろうと考えた時に、うちの生徒たちには
申し訳ないけど、まだまだ甘い。

もっと勉強しないとあかんし、もっと一般教養を身につけないとあかん
し、もっと話術を磨く必要があるし、もっとやることがある。

それを勉強し続けている限り、僕は大丈夫なんじゃないかなと思うし
逆に言えば、「自分はこれで大丈夫」と思ってフットワークが重くなり、
勉強にも研修にも出かけていかなくなったら、僕はダメになるなと。

昨日、田中先生と話しながら、そういうことを考えておりました。

未熟な自分をもっと磨こうと思っています。いつまでも「まだまだ俺は
未熟やな」と思い続ける自分でいたいと思っています。

 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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