KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2013年5月4日

kimutatsu

やり方さえ正しければ

Posted on: 2013年5月4日(土) 23:43

powerful method3

リスニングの勉強をする際、初期段階ではディクテーションがかなり大
事です。音の認識やミスの分析という点で欠かせないトレーニングです。

ある程度のリスニング力が付いてくれば、そうですね、センター試験の
リスニングでコンスタントに44点以上取れるようになってくれば、次の
ステップに移るのもええんやないかなと思っています。

センター試験のリスニングは超簡単ですが、それでも全国平均はとても
低いのです。これは完全にトレーニング不足なのです。

単に聞いているだけ、解いているだけではダメです。伸びません。

『パワフルメソッド』に具体的方法は書いたので、ここでは割愛します。

ディクテーションを皮切りに、いくつかの基礎トレをひたすら繰り返すこと
こそが、英語の達人への王道なのです。

一時期、時短って言葉が流行りましたね。

リスニングにはそういうものはあり得ません。

特に日本に住んでいる我々は。

だって日本では日本語さえ喋れれば普通に不自由なく喋れるわけです。
その環境下でリスニング力をつけるには、週何時間ものトレーニングが
必要となりますし、時間だけじゃなく工夫も要ります。

週に3時間や4時間しか英語を聞かない人がリスニングを得意にするの
なんて絶対に無理です。

特に高校生などの初期段階では。

英語にばかり時間や労力は割けないという人もいるでしょう。

そういう人はリスニングを身につけるのはあきらめたほうがいいと思うな。
だってどう考えても無理やもん。絶対に無理やと思う。

こうすれば突然聞きとれるようになったという方法があるのであれば、そ
ういう方法をトライしてみればいいと思います。

僕はそういうものはないと信じています。

yurindou_nishi
  

リスニングに大事なものはPPPルールなのです。

PPPルール・・・先日行ってきた千葉の和洋国府台女子高校の直井先生
が教えてくれました。英語が得意になる3つのPです。

皆さんは英語が得意になる3つのP、わかりますか。

僕は「うーん、発音(pronunciation)と・・・」と答えて、正解を外してしま
いました。

3つのPにpronunciationは含まれていませんでした。

英語が得意になるための3つのP。

皆さんは何かわかりますか。正解は僕のセミナーで発表しています。

大事なことは最低でも聞く時間とトレーニングする時間を増やすことです。
あとは方法さえ正しければ、普通にTOEICなら900近く取れるはずです。

  

今日もブログにおこしくださいましてありがとうございました。
3つのPがあれば、誰でも英語が超得意になります。

 


kimutatsu

まぁとりあえず

Posted on: 2013年5月4日(土) 23:19

nada132

今日の写真じゃないですけどね。今日の試合は12-11で勝ちました。
勝ったと喜ぶようなスコアじゃないけどね。まぁでも一応勝ちました。

春合宿が終わってからの練習試合は、これで3連勝です。

でもまぁたかが練習試合なので、夏の公式戦に向けて普段の練習をが
んばってほしいなと願っています。

力がないわけじゃないんですけどね。

メンタルの問題やと思ってるんです。

昨日、文化祭のダンスユニットで活躍した前田クンに聞いた話を選手た
ちにしました。ダンスも英語の勉強も何もかも同じですね。

またそれについては詳しく書きます。

とにかく勝ちました。文化祭あけでヘロヘロでしたが、勝ててよかったな。

  
  
今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
しかし長い試合やった。12-11の試合って考えれんわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

本を書くということ、その想い

Posted on: 2013年5月4日(土) 9:51

maru&junku_umeda

今日は午後から練習試合です。ゆっくり寝ようと思ってたのに変な夢を
見て起きてしもたので、PCに向かってますねん。

昨日と一昨日の文化祭にはたくさんの卒業生が来てくれました。

すでに大学も卒業して医師や官僚として働いている教え子たちの話を
聞いて、みな大変やなと思いながら「体に気をつけてがんばれよ!」と
声をかけてばかりいました。

彼らが学生時代とは違うなと思ったのは「はい」という返事だけではなく、
「先生もお体に気をつけて頑張ってください」が言えるようになっていたこ
とです。心が洗われる思いがしました。

中には「自分では本を書いたこともないくせに、評論家然としてアマゾン
などに悪いコメントを書いてばかりいた自分を今は反省してる」と言って
いた教え子もいました。

今は自分で本を書いているそうです。

そういうコメントを顔を隠して書くことは恥ずかしいことだということに気付
いただけでも人間としての徳というのかな、備わってきた証ですよね。

最初は売れないかもしれないけど、1人でも読んでくれはる人がいたら、
その人に対する礼だけは失してはならないという話をしました。

ファンは1人いてくれれば、その人が心の支えになるもんやと。

僕はお陰さまでたくさんの人たちに本を読んでもらえるようになりました。
知らない人からのファンレターをたくさん頂戴するようになりました。
春先には1日に僕の本が何千冊と売れる日もあります。

それでも「買いました」というおひとりおひとりを大事にしたい。

先生は何年ぐらい書いてはるんですかと彼が質問したので「原稿を書い
て、それをそのままゴミ箱に捨てていた時代も含めると20年ぐらいかな」
と言うと「じゃあ、自分の本が先生の本みたいに平積みにしてもらえるの
はだいたい45歳になった頃ですね」と。

そうなるように頑張ります!ということでした。
  

sanseido02

こうやって書店さんで平積みにして頂いたり面陳にして頂いたりするのっ
て、本を書いてみればわかりますが、大変なことなのです。

当たり前のように僕の本が平積みになっていたり面陳になっていたり
すると、感覚が麻痺してくるようにも思えます。

でも書店さんの棚ってのはかなり限られた数やし限られたスペースなの
で、そういった置き方をしてくださることに心から感謝しているのです。

平積みや面陳には書店員さんの「読んでみてください」や「使ってみてく
ださい」という気持ちが表れています。

これから本を書こうとする人たちには、読者の方々だけではなく、書店で
働いている人たちのそういった気持ちも考えて、本を書いてほしいなと。

昨日も実は灘校の近くにあるジュンク堂書店住吉店さんに行ってご挨拶
してきました。いつもありがとうございますとお礼を申し上げてきました。

こうして考えると、クリエーターって感謝に感謝を重ねながら良いモノを
創るという意識がないと絶対にダメなんでしょうね。

それは本だけじゃなくて他のモノを創る全てのクリエーターにも当てはま
ることなんやろうなと、僕は思っています。

tehu

ちなみに僕は以前は買う人でした。アマゾンがなかった時代にはレビュ
ーを書く場所なんてなかったので、同僚に「この参考書はあかんな」とか
そういったことばかり言っていたように思います。

今は他の人が誰かが書いた本に対して言っているのを聞くと「それなら
もっといいのを自分で創ってみたらどうやねん」と言うようにしています。

するとだいたいが「いやー、なかなか自分では創れんでしょ」と言う。

そうかな。やってみたこともないくせに。

批判癖ばかり付いてしまって自分では動かない人になってるんですね・・・

それじゃあダメです。

「いつかは本を書いてみたい」という人は今すぐ書いてみるべきだと思う。
ある本がダメだなと思ったときがチャンスなのです。

書いても売れません。でも何年も書いてるとスキルが上がってきます。
自分の下手さに気が付いたときが2回目のチャンスです。

yumebun01

2年前に『ユメブン』を石崎君と佐藤君との共著で出しました。最初に彼
らの原稿を見たときは、正直ちょっと時間がかかるなと思いました。

編集者に連絡をしたり本人たちに話をしたりしながら、だんだん良くなっ
ていきました。

今ではとても高い評価を頂く本になりました。

暗唱例文が面白い!

「英文法ができるようになる → 英作文に活かせるようになる」という流れ
がよくわかった!

などという声を頂戴し、学校採用もかなり増えてきました。

でも最初の原稿ではまったくダメダメな本でした。

そんな感じでこれからも多くの「若い著者たち」のお手伝いができればと
僕は思っています。年齢が若いという意味ではなくて、著者としての経験
年数が若いという意味な。

「自分ならもっとこういう本が書ける」という野心的な人のほうが成功する
ものです。問題意識が高い人であればあるほど書けます。

受信しているばかりではなく、本という形で発信する人が増えればいい
なと思っています。

特に学校現場の先生方はたくさんの資料をお持ちなはず。

それを使って書いていけばいいのになと思っています。

大学や予備校の先生以上に多くのスキルと資料を持ってるはずなので
それを活用すればいいのです。時間なら捨てるほどあります。

人が寝ている時間にやればいいのです。
  

sanseido03
  

さて・・・

僕は最近は『FOREST』や『VISION QUEST』みたいな総合英語の参考
書を書きませんかと言われることが増えてきました。

分厚い英語の参考書です。問題集ではありません。

ああいう本って必ず何人かの手による共著です。単独の著者による本は
ほとんど聞いたことがありません。

名前はひとりしか書いていなくても、実際には数名の高校の先生方で書
いていることが多いのです。

よく読むと「時制」の説明の方法と「仮定法」の方法とにズレがあったりと
か、「5文型」の過去分詞の説明と「分詞」の過去分詞の説明とに大幅な
ズレがあったりとかします。

僕はそういうのを見つけるのが得意な「嫌な客」なので、見つけてはひと
りで付箋を付けては、他の本の正しい説明を探しながら勉強します。

でもあんな分厚い参考書を作るとなると、何人かで書かないとしょうがな
いですし、何より大事なのは監修の先生の取りまとめなのです。

監修の先生が「名前だけ」だとかなりダメダメなことになりますね。

で、ああいうのを書きませんかと言われるんです、これが。

いま一番売れてるのは啓林館の『VISION QUEST』です。『FOREST』
以上に売れています。シェアが46%ぐらいあるそうですよ。

啓林館の前田さんが僕に言うてました。前田さん、よかったなぁ。

で、その『VISION QUEST』を超えるような本を書くのは大変やと思うし
今は他の本を書きたい気持ちが強いので、断っています。

でも今から書き溜めて、5年後ぐらいをめどにひとりで書いていこうかなぁ
とも考え始めました。

全部ひとりで? いや、最初はそのつもりで。

もしかしたらラサールの丸山君や帝塚山の西山君や駒場東邦の佐藤君
あたりに手伝ってもらうことになるかもしれへんけど。

海外の文法書を読みながら、ひとりで書いていくと英文法の復習にもな
って、英語の勉強の集大成にもなるかなと思い始めたのです。

本の名前は『VISION QUEST』に負けないよう『VISION REQUEST』に
でもするか。意味不明やけどな。

その時点で出してくれる出版社がなかったら、原稿をコピーして無料でた
くさんの学校の先生方に配布します。要するに自費出版ですね。

そういうのはカネのためにやるんじゃない。

本を書いていますという教え子に触発されて、また新たなる「書きたい」が
生まれました。まだ先の話ですが、もし出すようなことがあれば「そういやぁ、
何年も前にブログに書いてたなぁ」と思ってください。

 

 
今日もブログを覗いてくださってありがとうございます。
それではそろそろグラウンドに行ってきますわ。

 


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