KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2016年3月6日

kimutatsu

少しタフめにハードルを設定する

Posted on: 2016年3月6日(日) 6:30

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この1年間、生徒たちには『基礎英語』を必ず聞きなさいと指示して、
多くの生徒たちはスキー合宿の間も聞いていました。

『基礎英語』の内容って、中1には難しいんですよね。

授業より速く進むところもありますし、語彙レベルも高いのです。

よく「これはうちの生徒にはできない」と仰る先生がおられるのです
が、その考え方って間違ってると思うんですね。

できないから手を出さないとか、できないからできるレベルになって
からやるとか、それではいつまで経っても伸びません。

僕も以前は「そっち派」やったのでわかるのです。

じゃなくて、やったことがなかったり、語彙レベルが高かったりするの
であれば、それを優先的に教えたり覚えさせたりすることです。

そうすれば「うちの生徒にはできない」ことができるようになるのです。

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『基礎英語①』で仮定法が出てきたとします。中1で仮定法です。

「これはできないな」と一瞬思う。

でも次の授業で教えてやる。そうすると中1でも理解できるようになる。

誰が決めたのかわからないのですが、仮定法は高校に入ってから!
過去完了も高校に入ってから!というようなクダラナイことを言ってて
それでいて「中学でも英語で授業を」と言うのですから噴飯ものです。

できない子がどんどんできなくなるに決まってるのにね。

特に中高一貫校では変な線引きをするのではなく、生徒たちのレベル
より少し上にハードルを設定して、それを飛び越えられる喜びを
生徒たちに体感させることが重要で、それが学びのモチベーションに
つながるんじゃないかなぁと思っているのです。

低いハードルばかり設定して、「飛べたね!」と褒めても意味がない。

飛べるっちゅうねん!

特に教員にとって大事なのは、生徒たちの少し上のレベルがどの辺り
にあるのかを、見定める目だと思っています。

そこがわかれば、飛び越えるのが少しタフなハードルを設定し、数を
こなすことです。そうすれば絶対に伸びますし、数字は上がります。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕はできない生徒だったので、低いハードルを設定され、
それが飛べたら「飛べるじゃないか!」と褒められました。
先生の気持ちは痛いほどわかったけど、嬉しくなかったなぁ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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